
「エクソシズム」
原題:la posesion de Emma Evans
監督:マヌエル・カルバージョ
2010年 スペイン映画 100分
キャスト:ソフィ・ヴァヴァスール
ダグ・ブラッドレイ
スティーヴン・ビリントン
15歳の少女エマは、ある日自宅で泡を吹きながら倒れ痙攣し続ける。様々な検査の
結果も異常がなく彼女は帰宅するが、その後幻影、幻聴を体験し、さらに家族や友人にも
危害を加えるようになる。エマの叔父で神父のクリスは彼女に悪魔が憑りついていると主張し
悪魔祓いを始めるのだった。

「エクソシスト」のような悪魔祓いが主体の映画化と思いきや、ストーリーにあっと驚くひねり
が加えてあります。
泣いている少女エマはバスルームで鏡を割り、その破片で手の平を切ります。流れ出す彼女
の血...。これが終盤に大きな意味を持ってくるのです。
15歳の少女エマは、ホームスクール(つまり家庭学習)を両親から受けており、学校には
通っていません。何やら口うるさい母親と母親の言いなりの父親、そして小生意気な弟が
います。しかしエマは外部との接点が持ちたくて仕方がないのです。
とにかく母親ルーシーが過干渉で、そしてエマがいまいち可愛いくないです。それがこの映画を
面白くさせているのかもしれません。

高校に行くことを許してくれない両親に嫌気がさしていたある日、エマは泡を吹いて倒れ、
激しく痙攣するのです。病院では異常がなく、心理カウンセラーを受けることになるのですが、
そのカウンセリング中にカウンセラーは心臓発作で急死。そこへ彼女の叔父で神父のクリスが
やって来るのです。この人、わりとハンサム。彼には悪魔祓いで失敗し、少女を死なせてしまった
過去があり、何とかそれを挽回したいと考えているようです。
しかしエマの両親、特に母親は悪魔の存在そのものも全く信じていません。しかしエマが弟
マークに危害を加え始めたことから、とりあえず悪魔祓いを試してみようという流れになります。
目の前で娘が空中浮遊したらそりゃ信じるよねえ。

悪魔祓いの方法もドア超しに聞こえるクリスの声が主体で、悪魔が乗り移った時の得意の
背面歩きや大暴れをするわけでもありません。しかし転がっていくサッカーボールの小さな
動きとか突然現れる大量の虫などで静かな恐怖を増長させていきます。
そしてことごとくクリスの言いつけを破るエマと彼女の行動や言葉に翻弄される両親、友人達
が次々と映し出されていきます。
終盤に明らかになっていく意外な真実とそれに伴う大きな秘密は、あっと驚くものでした。

白目、痙攣、空中浮遊、ダミ声、虫などありきたりの方法で悪魔を描いたわりには、結構
面白くできていました。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆☆
グロ星
ゾクゾク星 ☆☆
エロエロ星
ダルダル星
お父さんトートバッグ、取りに行こうか迷うところ。もらっても使わないよね。
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

「チェックメイト」
原題:5150,rue des ormes/5150 elm's way
監督:エリック・テシエ
2009年 フランス映画 110分
キャスト:マルク=アンドレ・グロンダン
ノルマン・ダムール
ソニア・ヴァンション
念願の映画学校に合格したヤニックは、ビデオカメラを片手に街中を撮影していた。
ところがひょんなことから乗っていた自転車は転倒し、チェーンが外れ、彼もケガを
してしまう。彼は目の前の家に助けを求めるが、その家の2階から奇妙な声が聞えて
くるのだった。

フランスの同名ベストセラー小説を映画化したものです。なんとなくフランス映画らしい
香りがします。そして子供の映し方もヨーロッパ映画でしかできないものです。(アメリカ
映画ではありえない)
ヤニック・ベルベは、酒浸りの父親を持ち、心の闇をかかえながらも、あこがれていた映画学校
への入学が決まるのです。彼は恋人と大喜びをし、さあ入学だーと新しい町を自転車で
走りながら、あちこちを撮影し始めます。
このヤニック役の俳優さんがちょっとタレントのJOYに似ています。

ところがある通りを走っている時、飛び出してきた猫をよけようとしてすってんころりん!彼の
自転車と携帯電話は壊れてしまうのです。ふと前を見ると、ボーリュー家の表札、そしてその
家の駐車場にはタクシーが止まっています。
「助けてくれませんか?」
「今日の営業は終わったけれど、電話をかけてあげるよ。」
親切なジャックの言葉に感謝しながら、ヤニックはその家の玄関で待っているのです。ところが
手や肘から出血しているのが気になる彼は、
「ちょっとすみませ〜ん。」
と勝手に家の中に入っていく。おい、こら、アメリカなら撃ち殺されるよ。
他の電話に出ているジャックは気づかず、このずーずー男はキッチンまで入って行き、勝手に
傷口を洗っているのです。すると彼の耳に入ってくるのが
「助けて。」
という2階から聞こえる男の声です。ずーずー男は2階まで確認に行く。すると大けがをした男が
一室に閉じ込められています。ずーずー男の好奇心が自らを危険に追い込んだのですね。彼は
ジャックに見つかり、逆に監禁されてしまうのです。
監禁の目的は何?
このボーリュー家には
長女ミシェル かなり凶暴につき取扱い要注意

妻モード 一人では生きていけないジャックだけが頼りの女

次女アン 心の病気を持っているが、監禁される前、ヤニックがちょっと親切をしている

と、主人のジャックが住んでいるのです。ジャックのイカレ具合とそれに追従するミシェル。
そして何とかモードに取り入ろうとすヤニックの姿がテンポよく映し出されます。さらにヤニックの
心の葛藤や苦しみが映像を使って、極めて抽象的に描かれていきます。
家族に「おれは正義を行っている」と公言するジャックが、人々を監禁する本当の目的は、
DVDのジャケットでわかってしまいますね。
「チェスで1度でも自分に勝てば、キミは自由だ。」
とチェス名人のジャックは中盤までヤニックよりかなり優位に立っているように見えます。ところが
ジャックの家庭がヤニックの存在によって少しずつほころび始めていくと、チェスでもヤニックが
猛追してくるのです。チェスに勝つこと=ヤニックの心の闇を解放する。
ラストは何となくモヤモヤしたものが残りました。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆
グロ星
ハラハラ星 ☆☆
エロエロ星
ダルダル星
今日は少しだけ寒さが和らいだかな。でも日本海側はすごい雪。
JUGEMテーマ:Horror

「ダスク・オブ・ザ・デッド」
原題:splinter
監督:トビー・ウィルキンス
2008年 アメリカ映画 92分
キャスト:パウロ・コスタンゾ
ジル・ワグナー
シェー・ウィガム
テントが壊れ、キャンプをあきらめたセスとポリーの車の前に見知らぬ男女が現れる。
男は彼らに銃を突きつけ、無理やり車に乗り込んでくるが、その後何かを踏みつけ
タイヤがパンクする。さらにラジエターも故障し、修理のために立ち寄ったガソリンスタンドには
誰もおらず、血まみれの男が転がっているのだった。

暇そうなガソリンスタンドの店員が外に出て、さて客でも来るのを待つか、という具合に椅子に
座っていると、後ろの草むらで何かの音がするのです。「なんだ?」すると瞬時に何かが彼を
襲ってきます。速い動きです。そのシーンとオープニングクレジットが交互に映し出され、
これがこれから始まる恐怖の正体であると想像できるのです。
さてポリーはアウトドア大好きな体力自慢の女性、そして同棲相手のセスは、生物学を学ぶ
頭でっかちな軟弱な男性。この2人が森の奥へキャンプに来るのですが、案の定セスが
テントを壊してしまう。「モーテル、モーテル!」と2人は車を走らせます。
「この木は樹齢300年以上あって...。」
「お願いだから少し黙ってくれる?」
そんなやり取りをしていると、目の前にいかにも怪しげな女が現れます。車を止めると同時に
隠れていた男が銃を突きつけ、彼らは車を乗っ取るのです。

凶悪犯らしき男デニスと絶対にドラッグ中毒らしい女レイシー。へっぽこセスはポリーの車が
マニュアル車のため運転できず、ついでに何かを踏んでパンクしたタイヤ交換さえできません。
まあ、こういう場合女性ができない部分を補うから、これはこれでいいカップルかも、なんて
思ったりして。
それはそうとパンクの原因の謎の物体がなにやらトゲトゲで動いているのです。
「ジンジャーよ!生きているわ。」
レイシーがセスに救出を頼みますが、いやいやどう見ても肉片にトゲトゲがついて動いている
だけでしょう。それをぶつくさ解説するセスもえらいねえ。
そしてラジエターまで故障し、立ち寄ったガソリンスタンドには店員の姿が見えません。悪党の割
には、律義にお金を払おうとするデニスは、実はいい人なのかしら?ところがトイレに行った
レイシーが見たものは、あり得ない方向に手が曲がって転がっている血まみれかつトゲトゲ
だらけの男です。

トゲトゲだけは大映しになり、結構力を入れて描写しています。
「キャー」
というレイシーの悲鳴を聞きつけた3人が見たものは、トゲトゲに襲われていく彼女の無残な
姿です。逃げ込んだガソリンスタンドのドアガラスに何度でもぶつかり、もうぐちゃぐちゃの
レイシー。そしてそれに向かって
「まだ動いているんだ。生きている。」
とデニスは悲痛な叫び声をあげます。
ここからはトゲトゲVSポリー、セス、デニスの戦いです。体育会系のポリーはなぜかデニスと
気が合い短絡的な方法で助かろうとします。一方セスはこの謎の生物をあれこれ解説する。
「それより助かる方法は?」
なんてポリーに叱られてしまう始末です。
トゲトゲは店内にも入り込み、異様な形で彼らを襲います。

この動きもなかなかよくできていますよ、
最初は武闘派の2人に引きずられた形のセスでしたが、終盤では知力で物を言わせます。
自らの命の危険を冒してまで、車を取りに行こうと考えるセスはえらいよ!だけど「巨人の星」
で伴宙太が、飛雄馬の大リーグボールを打つことができたのに、1塁ベースまで走ることが
できなかったように、彼も走れないんですよ。そこは知力だけでは乗り越えられない壁ですね。

登場人物は約5人。シーンも森の中とガソリンスタンドだけという低予算の映画ながら、一気に
見ることが出来も面白さでした。約5人と書いたのは、もう1人女性保安官が出ていますが、
あっという間に犠牲になり、体が上下真っ二つになってしまったので、数に入れませんでした。
ちなみに原題「splinter」は「とげ、破片」という意味です。ゾンビとは一切関係ないので、この
邦題はダメダメですね。この邦題で見るのをやめる人が増えたと思うわ。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆
グロ星 ☆☆☆
ゾクゾク星 ☆☆
エロエロ星
ダルダル星
今日は初氷。冷たかったー!
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

「オープン・ウォーター 第3の恐怖」
原題:la piel azul/blue skin
監督:ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
キャスト:ミゲル・アンヘル・ムニョス
アレハンドロ・アルバラシン
マヌエラ・ベイチェス
ヘルマンは、親の主有するヨットで、恋人、友人達とともにセーリングに出かける。
見渡す限りの大海原で全員は船上の生活を満喫していたが、ヘルマンのいたずらから
梯子を下ろさないまま皆が海に入ってしまうのだった。

「オープン・ウォーター2」(2006年 ドイツ映画)の続編ではなく、途中までは、ほぼ同じ
ストーリーです。なのであれ?リメイクかしら、と思ってしまうほど。リメイクするほどの映画でも
なかった気がしますが。
地中海にセーリングに出かけたヘルマン、恋人アマヤら7人は、例のごとく、酒を飲み、バカ話
をし、中にはお楽しみを始める者、はたまたレズってしまうものまで出現します。ドイツ映画と
違うのは、船上に一人残っていたのが、赤ちゃんではなく、つわりのカルロタだったことです。
しかしその彼女がせっかく手にした梯子もろとも海に落ちてしまいます。

まずアホの第一人者ヘルマンがどんなに頑張っても船にははい上がれず、さらにせっかく
水着を脱いでまで作ったロープさえ、全て船に投げ込んでしまうドジなベルもいます。この辺りは
とても速く描かれているので、緊迫感があまり伝わらず、ヘルマンのアホさだけが目立ちます。

ここまではドイツ映画と同じ展開なので、さあ、サメが来るのか、嵐が来るのかと考えてしまい
ます。サメではなく大クラゲ、それも1つだけ登場し、ベルはアナフィラキフィキシー症候群を
起こしてしまう、さらには末期ガンのソフィが泳いで助けを呼びに行く=死へと向かいます。
う〜ん。人の減り方が速いなあ。

すると近くを一隻のボロ船が通りかかるのです。乗っている黒人たちは、どうやら不法移民の
ようですね。これが海賊ならもう少し面白いのに。
彼らのおかげで何とか海から上がることができたのに、「俺の船だから俺が指示する」なんて
息巻くヘルマンと「助けるからにはボスはわしだ」という移民との間で大きな不信感がうごめく
のです。
海上に取り残されていた時に起こったののしり合いが、船内でも仲間同士で起こり、遂には...。
かすかな希望の灯を自ら消していくヘルマンの姿は、まさしく人間の醜さそのものです。
映画的にはドイツ映画よりも少しおもしろかったかな。だったら後半のボロ船が通りかかる
シーンを主体にすればよかったのに、とも思います。
そうそう、お決まりのビキニを脱ぐシーンでは、スペインの女性の美しいバストがバッチリ
見られます。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆
グロ星
ハラハラ星 ☆☆
エロエロ星 ☆
ダルダル星

「アーバン・エクスプローラー」
原題:urban explorer
監督:アンディ・フィッチャー
2011年 ドイツ映画 88分
キャスト: ニック・エヴァスマン
カトリーヌ・ドゥ・ラン
ナタリー・ケリー
ブレンダ・クー
マックス・メルト
デニスと恋人ルシアは、旧ドイツ軍の地下トンネル探検ツアーに参加する。他2名の
女性と共にガイドに従ってトンネルを進んでいくが、思わぬ事故からガイドが重傷を
負ってしまう。助けを求めに行った女性2人は戻らず、見知らぬ男が救出に来るのだった。

ベルリンには今なお25000以上の地下トンネルが残っている。というオープニングです。
閉所恐怖症にわたしには到底理解できないそんなトンネルの探検ツアーに、デニスとルシア、
そしてハイク、オリンピアが参加します。ガイドはダンテというこのトンネルを遊び場にしていた
男です。

探検の途中、落ちていた空の薬きょうを拾うデニスに、ダンテが
「拾うと悪運を呼ぶ」
なんて意味深な発言をします。悪運が来るのはわかってますよ。
そこへマッチョな男2人が現れ、彼らを脅し、
「後で会おうぜ」
なんて言って、結構簡単にその場を去っていきます。ホッ。
そしてようやくたどり着いた目的の壁画を見て全員で記念写真を撮り、
「じゃあクラブへ戻ろう」
と来た道を戻るのですが、狭い鉄板の上を歩くダンテに
「ダンテ!」
なんてふざけて声をかけ、カメラのフラッシュをたくハイクによって、彼はあわれ、よろめいて
まっさかさまに落ちてしまうのです。ここからが恐怖の始まりですね。
彼が重傷であることを知り(結構リアルに解放骨折を描いている)ハイクとオリンピアが助けを
呼びに行きます。残ったデニスとルシアの元へ、小汚いオヤジが助けに来るんです。すごく
準備が良くて、担架までそばに持ってきている。
それでもオヤジに言われるまま、オヤジの部屋にダンテを運ぶと、部屋の中にはおいしそうな
煮込み料理ができています。怪しい...。そう、彼らは当然のごとくオヤジの餌食になろうと
しているのです。
この映画の特徴でしょうか一つ一つの動きが踏ん切りが悪く感じてしまいます。もう少しさっさと
シーンが変わってもいいのになあ。

「必ず、脱出しよう!Promise!」 byデニス
やっとオヤジの部屋から逃げられたと思ったら、ドジなルシアが穴に落ちてしまう。
「戻ってロープを取ってくるよ。Trust me!」 byデニス
死亡フラグが思い切りはためくデニスとくねくねピーピー泣きわめくルシアにイライラしながらも
その先に起こるショッキングシーンにはびっくり仰天です。見ていて正解だった。

そしてホラーの王道というべき、暗い方ばかりへ逃げるルシアはえらいよ!
ところで始めの方で再会を約束?したマッチョな2人組は、結局なんだったのでしょうか。
まあそれは目をつぶってもいいですけど。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆
グロ星 ☆☆☆
ゾクゾク星 ☆☆
エロエロ星
ダルダル星 ☆
今日は寒い朝。茶々はフミフミしながらチュチュ吸ってくる。
JUGEMテーマ:コメディ映画全般

「ウソツキは結婚のはじまり」
原題:Just Go With It
監督:デニス・デューガン
2011年 アメリカ映画 116分
キャスト:アダム・サンドラー
ジェニファー・アニンストン
ブルックリン・デッカー
ニコール・キッドマン
美容整形外科医のダニーは偽りの結婚指輪を武器に美女をナンパしては一夜を
共にしている。しかし彼はパーマーという女性に本気で恋をしてしまう。彼女と結婚を
考えるダニーだったが、例の結婚指輪を見られ、逆にフラれてしまうのだった。

2011年、ビバリーヒルズ医療センターの美容整形外科医ダニーは、独身にもかかわらず
結婚指輪をちらつかせ、相手を信用させて一夜を共にする、という毎日を送っています。
ダニーの助手キャサリン役はジェニファー・アニンストン。2人の子供を持つシングルマザー
です。上の娘マギー役は「マイブラザー」(2011)でイザベル役を演じたベイリー・マディソン。
この子の口の動きってすごく特徴的です。

さて、運命の人パーマーに出会ったダニーは、たまたまいつもの小道具である結婚指輪を
外してしたこともあって、独身だと思われてしまうのです。独身だけど。ところがお熱い一夜を
過ごした翌朝、彼のポケットに結婚指輪が入っているのをパーマーが見つけ、逆にフラれて
しまうのです。パーマー役のブルックリン・デッカーは超ナイスバディ!
「既婚者だが、妻とは別れる寸前なんだ。」
なんて常套文句も通じません。それでもあきらめきれないダニーのアタックに
「あなたの奥さんに会いたいわ。」
とパーマーが言い始めるのです。え、奥さんって言われても本当は独身なのに。じゃあ手ごろな
ところで、キャサリンに妻役を演じてもらおう。
とストーリーはテンポよく進み、癖のある子どもやこれまた癖のありすぎるダニーの弟エディ
まで巻き込んでハワイ旅行へ出かけることになってしまいます。

とてもよくあるコメディで先が読めてしまってもついつい笑ってしまう。
特にハワイのホテルで、よりによってキャサリンの学生時代の天敵だったダブリンに出会って
しまう時は、ダブリン役にびっくりです。なんとニコール・キッドマンがダブリン。

彼女に対してダニーが
「キミは二の腕をいじったね。」
なんて言っちゃうところは、ニコール自身の痛いところをついているようで、ちょっとハラハラ
ものです。
このダブリンという名前をダニーの偽の妻の名前として使っていたことから、話はどんどん
ややこしくなります。コメディの王道を行く展開ですね。
何も考えずに笑いたいときに見たらいい映画だと思います。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆
甲山のあたりの雲が真っ黒。あれは雪雲だな。
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

「サンクタム」
原題:sanctum
監督:アリスター・グリアソン
製作総指揮:ジェームズ・キャメロン
2010年 アメリカ映画 109分
キャスト:リチャード・ロクスバーグ
リース・ウェイクフィールド
ヨアン・グリフィス
アリス・パーキンソン
ダニエル・ワイリー
ジョシュは、探検家の父フランクのいる洞窟へ父のスポンサーであるカールと彼の恋人
ヴィクトリアと共に向かう。彼らが洞窟に下り立った時、地上ではサイクロンが襲来し、
大量の水が流れ込んでくるのだった。

監督アリスター・グリアソンはジェームズ・キャメロンが見染めた方らしいです。
パプアニューギニアの孤島で、有名な洞窟探検家フランクはエサーラ洞窟の未知の水路を
探しているのです。そのスポンサーは実業家のカールで、いわば金持ちの道楽として探検を
させています。
そしてカールと恋人ヴィクトリア、フランクの息子ジョシュが現地にやって来ます。洞窟内での
大規模なチームでの計画と裏腹に彼らは物見遊山といった感じ。かなり違和感を覚えます。
概してカールやヴィクトリア的な存在はいずれ大きな邪魔になるであろうと想像できますね。

一方、ジョシュと父フランクの間にも大きな溝があるようです。
「冒険家たる者は...。」二言目には言い始める父は、ジョシュにとってうっとうしい存在にしか
映りません。そして「いつからそんな人間になったんだ。」などと甘っちょろい考えを真剣に
訴えたりします。ここでも有名な探検家と素人の息子とが対等に言い合う、というちょっと
緊張感に欠けすぎたシーンが連続して映ります。

そして地上ではサイクロンが到来し、連絡用の無線の不具合から、彼らは大量に水に
よって、帰る道を阻まれてしまうのです。別の出口を探すにはフランクの経験に頼るしか
ないのですが、ここで何か行動を起こすたびに、必ず事故が起こり、人が死んでいくのです。
思いがけない事故であったとしても、あまりに杜撰じゃなしですか?
するとフランクは「ルールを守らなかったからだ。」なんて言う。ストーリーが盛り上がりかけると
しょうもないセリフで興ざめします。これは脚本が悪いのか、それともセリフの翻訳が悪いのか。
また、地底の水の中、暗い闇の中がどれも中途半端に描かれています。潜水シーンもスリル
があるな、と思っているとあっという間に終わってしまうのです。狭い洞穴のシーンは「ディセント」
の方がずっと迫力があったなあ。

映画の途中から、父と息子の絆を取り戻す映画に変わってしまったのがとても残念です。
カールの存在は予想通りでしたが。
日本での劇場公開は、時期を考慮して見送られたそうです。別に劇場に行くほどでもなかった
と思います。もちろん3Dで見るほどでもなかったのでは?
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆
グロ星 ☆
ハラハラ星 ☆☆
エロエロ星
ダルダル星 ☆☆
天気予報は曇りだけど、晴れてるなあ。
JUGEMテーマ:Horror

「アイランド」
原題:siren
監督:アンドリュー・ハル
2010年 イギリス映画 77分
キャスト:オーエン・マッケン
テレーザ・スルボーヴァ
アンソニー・ジャブレ
レイチェルは恋人ケンと彼女の友人マルコと共にクルージングに出かける。ところが
遠くの島に人影を見つけた後、溺れた男を救助する。その男は耳から血を流し、叫びながら
死んでしまう。と同時に船は故障し、仕方なく島でキャンプをすることになるのだった。

原題は「siren」。これは映画の始めの方で、ギリシャ神話に出てくる美しく危険な海の魔物
という意味であることがわかります。
雰囲気が何となく「トライアングル 殺人ループ地獄」に似ていますね。しかしこちらの方が
かなりストーリーが間延びしています。
冒頭、ヒッチハイクの色っぽい女性をBMWの男が拾います。そして人里離れたトイレの中で
お楽しみを始める...何のことはない、2人は恋人同士で、単なるプレイの一種だったのです。
思わせぶりねえ。

そんなエロティックなシーンから映画は始まり、レイチェル、ケンのカップルは、彼女の
大学時代の元カレ、マルコとクルージングに出発します。
マルコに船の舵をまかせ、再び2人は船室でお楽しみ。マルコにまる聞えですよ〜!
ところが、マルコが遠くの島に女性の姿を見つけ、そちらへ向かうと、海の中で溺れている
男を発見します。ちょっと〜危険ですよ〜。

溺れていた男は、どこの国かわからない言語を話し、耳から血を流しながら息絶えます。
もうネタバレですよね。ちょっと早すぎませんか?
さらに一行の乗った船が故障し、その島へとりあえずキャンプを張ることになるのです。
どこまでも青い海と空、そして真っ白な砂浜が続いています。あれ?女性がいるじゃない。
かれらはその女性を助け、話を聞きますが、記憶がさっぱりないと言う。彼女の名前は
シルカ。

先がすっかり読めているストーリーの中に、シャワーシーンやら、女性2人が全裸で海に
入っていくシーンやらサービスカットを織り交ぜています。でもダルいんです。
レイチェル役の女優さんの声がとてもセクシーなわりに、大声を出すと野太くなるのも残念。
ラストも極めてありきたりでした。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆
グロ星 ☆
ゾクゾク星
エロエロ星 ☆
ダルダル星 ☆☆
来週は寒くなるんだって。湯たんぽもう1つ購入。

「ザ・マッドネス 狂乱の森」
原題:rabies
監督:ナヴォット・パプシャド、アハロン・ケシャレス
2010年 イスラエル映画 94分
キャスト:ヘンリー・デヴィッド
リアット・ハルレグ
アニア・バクスタイン
ヤエル・グロブグラス
森の中の穴に誤って落ちた妹を助けるため、兄は誰かの手助けを借りようと道路の
方へ向かう。一方、若者4人組はテニスコートへの道順を間違い、目の前に飛び出した
男を撥ねてしまう。その頃森の中では、怪しい男が穴から女性を引き上げていた。
冒頭、何者かが仕掛けた深い穴に落ちてしまった妹タリと彼女に必死で声をかける
兄オフェル。声だけが聞える真っ暗闇から、ライターの火によって、顔が映し出されます。
何とこの2人は兄妹でありながら駆け落ちをしてきたようです。そして上の方から響き渡る
兄の悲鳴。どんな殺人鬼が潜んでいるのか、胸がドキドキします。

そして森林警備隊メナシェと恋人ロナは、イチャつきながらいつものように現地に到着し、
犬ブバを放します。ところが彼が目にしたものは、首を裂かれたブバと女性を運ぶ男の
姿です。そこで麻酔銃で狙いを定めて、奴を撃ちます。
一方、マイク、ピニ、シール、アーディの4人組は、ホラー定番のアホな話をしながら
テニスコートへ向かっています。当然道に迷い、こんな森の中へやって来てしまうのです。
案の定、「オシッコがしたい」発言をする女シール登場です。この辺りはグダグダと続き、
面倒くさい流れだなあと思っていると、目の前に飛び出した男を車が跳ね飛ばしてしまいます。
それが冒頭の兄オフェルです。このように人物が全てどこかでつながっていきます。
さらにオフェルの頼みに答えて、マイクとピニは森の中へ向かい、残った女子は警察に連絡
するのです。あ〜これで何とかなるわ。と思ったのもつかの間。到着した警官ダニー、ユバル
のうちユバルは、明らかにセクハラいえ変態警官です。そしてダニーは逃げた奥さんに必死で
電話をかけ続け、職務に気が入っていません。

この変態ぶりがとてもいやらしく描いてあって、イライラしてくるほどです。ユバルに
セクハラ行為をされ続けても、口ぽかん女シールは、なぜか静かに耐え、逆にアーディは
怒りまくるのです。遂には、彼の銃を奪い取って発砲し、ユバルの指がぶっ飛んでしまいます。
この銃声を森の中で聞くマイク達。シーンが入れ替わって映り、なかなか面白くなって
きましたよ。
ユバルのイカレ具合、シールのアホさ加減、ダニー、ピニのどん臭さに愛想がつきながらも
先はどうなるのか結構楽しみになってきます。

また凶器が「クマ用のワナ」「地雷」「拳銃」「大きなカナヅチ」「その辺の杭」など種類に
富んでいるのも見ものです。地雷に至っては、この国の映画だからこそ使うことができましたね。
ラストはうまくまとまっていますが、結局殺人鬼というものは存在したのでしょうか。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆
グロ星 ☆☆
ゾクゾク星 ☆
エロエロ星
ダルダル星 ☆☆
今日も雨だよ。でもしっかり東京は雪らしい。
JUGEMテーマ:Horror

「ゾンビ処刑人」
原題:the revenant
監督:ケリー・プリオー
2009年 アメリカ映画 117分
キャスト:デビッド・アンダース
クリス・ワイルド
ルイーズ・グリフィス
エミリアーノ・トーレス
バートは、兵士としてイラクに駐留中、銃撃に遭い死亡する。しかし、彼は棺の中から
生き返り、親友ジョーイの元を訪れる。半信半疑だったジョーイも状況を理解していく
のだが、バートの腐敗を防ぐためには、人血が必要であることがわかるのだった。

イラク、バスラで戦死を遂げたバート・グレゴリーは、親友や恋人の待つアメリカへ無言の
帰宅をする。この戦死のシーンは意味深で、ここに本題があるのかと思ってしまいました。
そして「彼なしの人生なんて考えられない」と悲嘆にくれる恋人ジャネットと彼女を
慰める親友ジョーイ、そしてジャネットの友人マティは、無事にバートの葬儀を終えるのです。
しかし、バートは腐敗し、目玉の色が白く変わった状態で棺から出てきます。彼の向かった
先は、親友ジョーイの家。とりあえず彼を家に招き入れ、
「まあ、食えよ。腹が減っただろう。」
と冷たいピザを差し出し、バートはそれを食べるのですが、すぐに大量に血を吹き出します。
ジョーイの徹底した能天気ぶりがピントのずれた発言につながっています。

これは命に関わる重大事だ、となぜか病院の救急センターへ駆け込む2人。もう死んでますって。

「腐敗しているんだ。」 顔をそむける女性医師。
「じゃあ胸の音を聴きますね。」 彼の胸にはいくつもの銃創と検死の傷跡。
女性医師の悲鳴が響き渡ります。バートとジョーイの間の抜けた会話や、行動が1つ1つ
笑いを誘います。
あれこれ試すうちに彼には人血が必要であることがわかってくる。じゃあそれをどう調達する?
何とか盗み出した人血で元気回復したバートは、ジョーイとコンビニに入ります。すると運悪く
強盗に遭遇。銃撃戦の末、倒れた強盗の血をすっかりいただくバートは、撃たれたって死にません。
ゾンビとヴァンパイアの組み合わさったものに変わったようですね。
「undead」になったバートに、お調子者のジョーイがタッグを組んで、犯罪の溢れる夜のロスで
悪党をやっつけては、血を吸い取る行為を始めます。何気にかっこよくなるバート。
これが邦題の由来ですかね。なんともお粗末...。

しかしジョーイが撃たれ、
「俺も仲間にしてくれ。」
と言われるまま彼の血を吸い、最強コンビになります。でもそうなるとややこしい問題が山積
し始めるのです。彼らを「夜回りガンマン」ともてはやすマスコミ、犯罪者として彼らを追う警察、
真実を知ったジャネットとの別れなど、笑いあり涙ありの痛快なストーリーでした。
頭だけになったジョーイの動きやもげたバートの腕の指先が動いていたり、と細かなところまで
技術を駆使して作ってあります。
バートの正体をマティが知っても、2人で寄り添う時に流れる音楽がとても素敵でした。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆☆
グロ星 ☆
ゾクゾク星
エロエロ星
ダルダル星
今日は宝塚観劇。これ無理やりです。でも嫌いじゃないけど。


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