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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
出典:IMDb
「ランペイジ 巨獣大乱闘」
原題:Rampage
監督:ブラッド・ペイトン
2018年 アメリカ映画 107分
キャスト:ドウェイン・ジョンソン
ナオミ・ハリス
マリン・アッカーマン
ジェイク・レイシー
エナジン社が開発を進めていて宇宙空間でのゲノム
編集実験の失敗により、そのサンプルが地上に落下
する。サンプル内の細菌を吸引した動物たちは巨大化し、
次々に破壊活動を開始するのだった。
<お勧め星>☆☆半 ドウェイン・ジョンソンが好き
なので楽しめましたが、深く考えると「?」が湧き出ます。
世界を救ってはいない
映画内に登場する白いゴリラが「ジョージ」という名前で
あることは、冒頭のサンディエゴ野性保護区でのシーンから
わかります。そのジョージが手話を駆使し、知能がかなり
高いことも理解できるのです。しかし他に巨大化するワニは
リジー、オオカミはラルフという名前であることは、原作で
ある1986年のアーケードゲームを知らなければ、全然
わかりませんし、それゆえに何の感情も抱かせないという
ゴリラとの扱いの差が大きすぎます。
最近じっくり考える必要がある映画を見ていたので、
頭パッパラパーでも楽しめる作品を探していたらこれにたどり
着きました。ビンゴ!です。
この映画の良い点と良くない点をまとめました。
<良い点>
肉体派ドウェイン・ジョンソンが、その肉体を駆使して
アクションを繰り広げます。霊長類学者でありながら、軍の
特殊部隊に所属していたという経歴は必須項目です。
出典:IMDb
心が優しく密猟者からジョージを救ったものの、その際に
密猟者は射殺したとさらりと言ってしまいます。彼が演じる
デイビスは、結束バンドなんて、一気にぶち切ることができるし、
銃弾が当たっても「急所」から外れていて全然平気なんです。
銃を持った兵士2人相手なんておちゃのこさいさい。
強い、強すぎる。
出典:IMDb
ストーリーはとても簡単な勧善懲悪物なので、悪役がいるわけで、
それが見るからに悪そうな人相をしたワイデン姉弟です。気が
強く悪知恵が働く姉ちゃんと、姉ちゃんの頭が上がらない気弱
だけれど、虚勢を張る弟というのもわかりやすい。
さらにデイビスを手助けする元ワイデン社の研究員ケイトや敵か
味方かわからないけれど最終的に力を貸す政府機関のハーベイ
などそれぞれ人相、個性が異なり、一度目にすれば、
「この人はあの人」
と判別がつくので混乱しません。
そしてクライマックスのシカゴでの巨獣の大暴れシーンは「ゲーム」
を見ているかのように派手で、出動する軍の攻撃機の姿も
ミリオタにはたまらないんでしょうね。
<良くない点>
まずサイズ感がおかしい。巨大化したゴリラとワニとオオカミの
うち、元のサイズがオオカミより大きいはずのゴリラが一番小さく、
ワニには奇妙なたてがみが付いているし、オオカミは空を飛べるし、
背中にトゲが生えている。
出典:IMDb
ゴリラはただ大きくなっただけなのはなぜだろう。
出典:IMDb
ワニとオオカミは巨大化したというより「怪獣」になったと
言った方が正しいと思う。それと他にたくさんの動物が影響を
受けたはずなのに、どうしてこの3匹しか登場しないのでしょう。
また終盤のシカゴでの大乱闘で、多くの市民は避難していたはず
なのに、全て終了後、破壊されたビルから出てくる多くの人々が
いるのもおかしいな。あれだけ壊れたら助かるはずもないのに。
さらにさらに、デイビスがジョージに
「お前は世界を救ったんだ」
と言うけれど、いやいや世界規模の話ではないでしょう。アメリカの
それもサンディエゴからシカゴ辺りの話にすぎないと思ってしまいます。
本当に意地の悪いクレアの最期は上手くできていたとは思います。
でもいくら悪い奴とはいえやっぱり残酷だわ。
JUGEMテーマ:SF映画 一般
「ジオストーム」
原題:Geostorm
監督:ディーン・デブリン
2017年 アメリカ映画 109分
キャスト:ジェラルド・バトラー
ジム・スタージェス
アビー・コーニッシュ
アレクサンドラ・マリア・ララ
ダニエル・ウー
異常気象により幾度となく危機的状況に陥った
世界各国は、共同で人工衛星「ダッチボール」を
開発し、気象をコントロールすることに成功する。
しかし世界各地のダッチボールが暴走し始め、
かつて管理者だったジェイクがそれを修理するため
に宇宙ステーションへ向かうが...。
<お勧め星>☆☆ パニック映画と思っていたら
親子や兄弟愛、サスペンス要素など入り乱れ盛り
だくさんです。
ジェラルド・バトラーは無敵
予告編では、何かの理由で地球の気象が激変し、
香港では地底から炎上、東京では巨大な雹が降り、
ドバイでは大洪水などが起き、全世界の人々が逃げ
惑う終末期のような内容に感じられました。しかし
実際はそうではありません。
それでもその自然災害のシーンはCGながらかなりお金を
かけており、1番最初に出てくるアフガニスタンの砂漠内に
突然出現した凍った村の姿はゾクリとするのです。
一方ジェラルド・バトラー演じるジェイクは、国際宇宙
ステーションで「ダッチボーイ」を管理していたものの
度重なる無許可の操作でクビになった...らしい。それには
ちゃんとした理由がある...らしい。
(ここはとてもわかりづらい)
そして弟マックス役は「鑑定士と顔のない依頼人」(2012)
のジム・スタージェスで、この兄弟に何か確執があったようで、
兄のあとちゃっかり政府職員に収まっているのです。そして
3年後「ダッチボーイ」の暴走を止めるためにマックスが
ジェイクの元を訪れ、その修理を依頼するわけです。どうも話が
兄弟の仲直りっぽいストーリーになってきました。それでいて
宇宙の「ダッチボーイ」はあちこちで暴走をし、そこには予想外の
展開が待っているのです。もうね、予想外というか、これは
ないだろう的な話です。
そこに大統領のSPをしているサラとマックスの恋愛も放り込ん
じゃう。具だくさんのごった煮状態ですよ、全く。
とりあえずいろいろなシーンであり得ないことが起きるけれど、
カーチェイス、銃撃戦、爆発シーンと共に宇宙でのスリリングな
映像が見られるのでエンターテインメントとしては楽しめるかも
しれません。ただ「ゼロ・グラヴィティ」(2013)
「オデッセイ」(2015)に比べると格段の差を感じるのです。
ネタバレ感想注意
「シャトルの乗組員は全員無事に帰還しました。ばんざーい!
やったー!」
すみません。その数よりはるかに多くの数の人々が世界各国で
亡くなっていることをお忘れじゃないですか。