新感染 ファイナル・エクスプレス

4

JUGEMテーマ:韓国映画全般

 

新感染

 

「新感染 ファイナル・エクスプレス」

原題:Train to Busan

監督:ヨン・サンホ

2016年 韓国映画 118分

キャスト:コン・ユ

     キム・スアン

     チョン・ユミ

     マ・ドンソク

     チェ・ウシク

 

別居中の妻の元へ娘スアンを送り届けるため、

ソグは高速鉄道に乗り込む。しかし列車内で奇妙な

姿の女性が介抱をする乗務員を襲い、そして襲われた

乗務員が他の乗客を襲って感染が広がっていく。

ソグはスアンや他の生存者と共に後方の車両に避難

するが...。


<お勧め星>☆☆☆☆ とても丁寧に作られた感染物で、

最後までスリルにあふれ、人間ドラマに感動します。


アロハオエを歌おう


感染物つまりゾンビ映画は、韓国ではほぼお初という

ことで、監督はアニメ映画出身のヨン・サンホ。

アニメ映画では感染物が人気のジャンルだそうで、

遂に実写化されたのかという感じです。
新感染→高速鉄道内での感染パニック...なんとなく

微妙な邦題。
走る列車内でのパニック映画で、はっと思い出したのが、

ポン・ジュノ監督の「スノーピアサー」(2013)

なのですが、あれは近未来の地球でずっと走り続ける

列車の中に暮らす人々の階層社会内の反乱だったと

思い出し、ああ勘違いです。
この映画の良い点は、それぞれのキャラクターが

はっきりしていて、名前を覚えなくても顔だけでどういう

人物かわかるというところ。

 

新感染

 

ソグ役のコン・ユは今回はファンドマネージャーに就いており、

儲けのためなら他人や家庭を顧みない極めて自己中心的な男

なのです。「トガニ 幼き瞳の告発」(2011)では

あんなに心の優しい教師を演じたのに、こうも違う役を

できるものかと感心します。

 

新感染

 

それは身重の妻を持つサンファを演じるマ・ドンソクも同じ

ことで、闇金の親分やら汚職警官やら今回のような根は

優しいのにすぐに手が出るような男性もバッチリ。
韓国映画の素晴らしいところは、脇役もしっかり演技ができる

ことと、子役も上手なことですね。スアンを演じる少女も、

笑うととても可愛いく、それが肝心なところで笑うのみ

なのでとてもいいポイントになっています。
さて序盤に列車内の異変に気付いたソグは、席を譲ったり

する心優しいスアンに「自分が大事」などと言い聞かせます。

おそらく仕事で上を目指す者は、この考えでないと生き抜いて

いけないのでしょう。他に身重の妻ソンギョンをいたわる

サンファ、野球チームのメンバー、ヨングクと応援団長ジニ、

バス会社の社長という横柄な男、初老の姉妹、ホームレス風の

男(この人が感染者かと思った)などが、大田駅で止まった

列車から避難しようとすると、待っているはずの軍人も感染

していて、逃げる逃げる。この感染者たちは大変足が速く、

目が白く変わるのが感染の証拠なのです。列車に戻る際の

混乱やトイレに隠れるシーン、列車内を感染者を倒しながら

移動する姿などどれをとってもスリル満点。それでいてよく

あるグロテスクな映像はほとんどないので安心して見られます。

 

新感染
 

そして絶対に必要な悪い奴はバス会社の社長であり、

パニックに陥ったとき、人間の本性はこうなるのかと

絶望感も味わってしまう。感染したくないから、その可能性が

ある者は排除したい、この論理は理解できるんだけど、「人間」

の持つ良心に鑑みた時どうなんだろう。自分が右に倣えとなる

人物にならないと断言できるだろうか。

 

新感染

 

日本でも2009年の新型インフルエンザ流行の時に感染源と

疑われた学校の生徒や鶏舎の持ち主はどういう風に扱われたか。

胸に手を当ててよく思い出してほしい。
一方でこの映画ではホームレスらしき男性が終盤に女性と

子供の命を救うのです。彼女たちをないがしろにしたのは

地位も名誉もあるだろう人物。格差社会の中で「善意」を

持つ人物は、その地位とは関係ないとも実感します。
感染パニックと人間ドラマ、そしてそれに高速で走る列車を

加えたスリルと感動にあふれる映画でした。
ただ1点、噛まれてから感染する時間が人によって異なるのが

気になりました。そこは本題ではないのでよしとしよう。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ

 


メトロ42

4

メトロ42

「メトロ42」
原題:Metro
監督:アントン・メゲルディチェフ
2012年 ロシア映画 132分
キャスト:セルゲイ・プスケパリス
     アナトーリー・ベル
     スベトラーナ・コドチェンコワ

道路工事ラッシュが続くモスクワ市内のトンネル
で、地下鉄職員が水漏れを発見する。上司に報告
したものの、全く相手にされなかったが、その後
地下鉄車両42号は濁流化した地下水に飲み込ま
れるのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 単なるパニック映画かと
思いましたが、人間ドラマも盛り込まれ、見ごたえ
がある映画になっています。


117mもの地下鉄トンネルを建設し、実際のメトロ
車両と2000トンにも及ぶ水を使用した、ロシアが
25年ぶりに作ったパニック超大作です。予告編は
アルバトロス系のB級映画の匂いがプンプン漂いますが、
実際は全く異なります。

交通渋滞緩和のため、あちこちで道路建設工事が続き
その無計画さゆえに地盤沈下、さらに1935年建設
のトンネルに十分な補修、点検を施さず使用し続ける、
といういい加減さ。そもそも地下鉄職員や現場の作業員
の怠慢ぶりは、大惨事の前ふりとして、十分すぎるほど
描かれます。
その一方で、肝心の地下鉄に乗り合わせる予定の乗客
の説明も始まります。


メトロ42

外科医の夫アンドレイの夜勤中に、ヴラトと浮気をする妻
イリーナ。この女優さんはとてもスタイルがいいしきれい
です。そして夜勤明けなのに一人娘クシューシャを学校へ
送っていかなければならないアレクセイの車の前に、邪魔
な車が止まります。
「すぐだからさ!」

このアレクセイはガツンと言えない気弱な男性らしい。
そしてイリーナとしばしの別れを告げたヴラトはビルの入札
のため、地下鉄の乗り込むのです。そこには、鉄道オタクで
意中の少女をナンパしようとするデニスやら、飲酒禁止区域
での飲酒を警官にとがめられ、逃げ込んだガリーナと共に
アレクセイ、クシューシャも乗っています。
そして満員の乗客を乗せた地下鉄車両42号は、おまぬけな
運転士の姿を映しつつ刻一刻と危険に近づくのです。大量の
濁流に気付いた運転士が急ブレーキをかけた途端、列車は
脱線し、火花を散らして疾走します。この時の車内外のスロー
シーンは、ちょっと日本で公開するのはどうかと思ったけれど
一応劇場公開はあったようです。


メトロ42

水没した車内から逃げ出した乗客の一部は、後続の車両が
引き返し、電源を落とした途端に感電死します。何とか
それを免れて駅まで歩き着いた人々を見て、ホームの人々

や駅員までもが大パニックになるのです。想定外の事故の
マニュアルなど存在するはずもないし、そもそもこの地下水
を封鎖しなければ、モスクワの街の半分は水没するという
危機的状況になります。おまけに非常事態省の車両は交通渋滞
でちっとも現地に着かない。いやどこで事故があったのかさえ
なかなか把握できないのです。

その一方で地下で何とか古い防空壕に逃げ込んだ先述の6人は
どんどん増えていく地下水に怯えながらも救いの手を待ちます。
こういう時に絶対にいる喘息持ちはデニスが狙っていた少女。
この子が喘息の吸入器をよくなくすんですよ。またアレクセイ
とヴラトの因縁の対決も見られちゃう。こんな時になにやって
んだか。娘を取り合う2人の姿には少々飽き飽きしますが、
終盤の救助隊の進む姿と6人の動きは手に汗を握るものでした。
鉄道オタクの知識は絶対に活用されると思ったよ〜ん。


  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ


1

カレンダー

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< May 2018 >>

ブログ村

今日のわんこ

powered by 撮影スタジオ.jp

アマゾン

遊びにきてくれてありがとう!

カウンター

祝日カレンダー

Sakura Calendar

最新記事

categories

過去の記事

コメントありがとうございます!

トラックバックありがとうございます!

recommend

お友達

ミス・マープルについて

書いた記事数:2795 最後に更新した日:2018/05/21

あの映画を探そう!

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM