ザ・トゥルー・コスト ファスト・ファッション 真の代償

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JUGEMテーマ:洋画

真の代償

「ザ・トゥルー・コスト ファスト・ファッション
真の代償」
原題:The True Cost
監督:アンドリュー・モーガン
2015年 アメリカ映画 93分

ファッション業界では安価なファスト・ファッション
がもてはやされているが、そこには搾取される人々や
汚染される地球環境などの犠牲が払われていることを
多くの人々は知らない。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ 全く知らないことばかりで、
この映画を見て知って本当によかったと思います。


ファッションの真のコストなど考えてみたこともなかった
です。安価で丈夫、冬は暖かく、夏は涼しい衣服が出れば
それを競うようにして買い、来シーズンには、少しデザイン
の異なるものを目にし、再び買うということを何年も続けて
来ました。
しかしそれはどういう経路で作られていたのか、この映画
を見て初めて知りました。

人件費や物の値段は上がっているのに、なぜか価格が下降
し続けるファスト・ファッション。それがいつの間にか
当たり前のようになっています。考えてみればかつては
仕立て屋があり、職人が作った服を着たり、何かの催し
のためにだけ、高価な服を買っていた気がします。では、
今衣服の製造地はどこになっているのでしょうか。中国から
ベトナム、バングラデシュ、カンボジアへと工場は移って
いるのです。それは仕事を必要な国へ移ったと言えば聞こえ
がいいですが、販売側の価格で生産できないとなると、すぐ
違う場所へ移しているだけのことであり、そこには劣悪な
環境かつ低賃金で長時間働く人々がいるわけです。


真の代償

映画の中で「フェア・トレード」という言葉が出てきます。
これも初めて聞いたのですが、言葉の通り、作る側と売る側が
公平な取引である、ということです。
しかしバングラデシュでは、日給2ドルで働き、工場の安全
管理は不徹底であり、建物のの倒壊や火事で多くの人々が
亡くなっています。映画内でそこを指摘した評論家に
「もっと危険な仕事、つまり炭鉱や石油採掘などの仕事が
ある。」
と言い返す経営側の人が映ります。彼らは現地の工場を管理
しているわけではなく、あくまでも現地の法律に基づいて
働かせているので、労働組合もなければ、安全管理もなされて
いなくても構わないわけです。

さらに、原材料に遡ると、遺伝子組み換え種子で綿を栽培し、
その種子を独占的に販売、また大規模な殺虫剤散布が行われ
ています。それによって土壌、河川は汚染され、住民が病に
冒されると、処方される薬も同じ会社が販売しているという。
インドのバンジャブ地方では、先天的に障がいを持って生まれた
子供が多く、貧困ゆえ治療さえされずに亡くなっています。
その上、製造された服は、その多くがすぐに廃棄され、アメリカ
国内のチャリティーでは、ほぼ買われず、ハイチなどの国へ
運ばれると、結局地元企業は消滅せざるを得なくなるわけです。


真の代償

そういうピープル・ツリーの中で唯一豊かになるのは、
ファスト・ファッションの経営者であり、また消費者も
家や車といった、本当に欲しいものは「高価」と感じ、
安価な衣服を買うことで物欲を満たしていくわけです。
人権とか環境を守ることの大事さはずっと訴えられてきたのに
ファッションに関しては、こういう状況にあることに気づく
事さえなかった自分が恥ずかしいです。
安価な衣服は、どこから来たのかじっくり考えてみる必要が
あると思いました。



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