リトルデビル

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JUGEMテーマ:Horror

 

リトルデビル

 

「リトルデビル」

原題:Little Evil

監督:イーライ・クレイグ

2017年 アメリカ映画 94分

キャスト:エヴァンジェリン・リリー

     アダム・スコット

     サリー・フィールド

     クランシー・ブラウン

 

ゲイリーは美しいサマンサと結婚し、新しい生活を

楽しむつもりでいたが、彼女の連れ子のルーカスが

決して笑わず、彼の周りで悪夢のような出来事が

立て続けに起き、次第に不信感を募らせていく。


<お勧め星>☆☆☆☆ オカルト映画と思っていたら、

予想を覆すストーリー展開に驚きました。


最優秀パパボール


監督は「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないやつら」

(2010)のイーライ・クレイグ。この映画を製作

していたことを見る前に知らなかったので、題名と

あらすじから完ぺきにオカルトホラー映画と思って

いました。あ〜うっかりうっかり。

 

リトルデビル
 

主人公のゲイリー役は「LIFE!」(2013)の

アダム・スコット。彼が結婚した美人さんは「リアル・スティール」

(2011)のエヴァンジェリン・リリー演じるサマンサです。

誰から見ても美人さんだし、たとえ連れ子がいたって...。

いやこのルーカスは明らかに「おかしな」子供なんです。

全く笑わないし、人の目を見て話そうとしません。ところが

周囲の誰かが「おかしい」と進言しようとしても、たたみ

かけるような会話(特に人の会話にかぶせてくる)や大きな

勘違いの連続で、一向にその異常さが伝わりません。
コメディ映画だと気づくのは映画が始まって早々なんですが、

この前半が結構イラつきます。

 

リトルデビル

 

ルーカスは外見からしても「オーメン」(1976)のダミアン

だし、担任教師に「地獄に落ちろ」と言ったとたん、教師は

劇薬を顔に浴び、3階から飛び降りてフェンスにくし刺しに

なってしまう。ルーカスの誕生日が6月6日午前6時生まれで

もうすぐ6歳というのも怖いですね。わたしは「オーメン」を

見てから「6」という数字が怖く、何かに数字を使う時には

絶対に避けるようにしています。でも洗顔は16回。なぜか

というと、高校生の時に一番かっこよかった男子の出席番号が

16だから。この習慣はたぶん自力で顔が洗える間は続けるん

だろうなあ。何の意味もないのに。
ところが母親のサマンサは、とにかくルーカスは悪くない、

周りが彼を正しく認めないからだ、の一点張りなんですよ。

これはいわゆるモンスターペアレントの類かと思ってしまい

ますね。結局ゲイリーが継父としての心構え不足ということで

セラピーに行くことになるんです。

 

リトルデビル

 

そこで知り合う仲間がこれまた個性が強いメンツばかり。

そもそもそのセラピーを勧めたゲイリーの同僚で親友のアルは

レズビアンカップルで、その個性も際立つものがあります。

当然そのセラピーで得るものはなく、逆に自分の父子関係の

方がまだマシかと思うのです。でもこの仲間が終盤に活躍する

なんて誰が想像するでしょうか。かくいう私も全然予想して

いませんでした。
ゲイリーが頑張っているのをよそにルーカスの行動は不気味さを

増すばかりで、深夜に何も映っていないテレビに手を当てている。

 

リトルデビル

 

「ポルターガイスト」(1982)のパクリだな。この映画に

関して言うとトビー・フーパーのオリジナルは「呪い」という

点で大きな恐怖を植え付けました。ちなみに2015年の

リメイク版は個人的にはかなり評価が低いので、もし恐怖を

味わいたいならオリジナル版がおススメです。
さらにはおどけているのにホラー映画に欠かせなくなっている

ピエロも登場。誕生日パーティーに呼んだピエロが急遽来れ

なくなり、パパが代わりにピエロの扮装をしたら、そのメイク

と鼻がどうしてもとれなくなって、どんどん体が変貌していく

「クラウン」(2014)は実は大好きな映画なんですよ。

他にピエロが登場するホラーは1990年映画「IT/イット」

そのリメイクで2017年「イット それが見えたら終わり」、

「道化死てるぜ!」(2012)などは怖い映画が好きな人なら

絶対に楽しめると思います。
この映画のピエロは案の定ルーカスのせいで救急車搬送になって

しまうのですが、何が起きても子供は正しいと訴えるサマンサの

言葉が終盤になると納得できてきます。ルーカスの実父は誰なのか、

いやそもそもルーカスをどうやって授かったのかまで遡ると

この一連の出来事が全て繋がってきます。それもあんまり怖くない。
さらに家族になるためには「純粋な愛情」が必要なのだと当たり前の

ことを描いたヒューマンコメディでもあると気づくのです。

なんだか結構いい話だったなあ。

 

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アナベル 死霊人形の誕生

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JUGEMテーマ:Horror

 

アナベル

 

「アナベル 死霊人形の誕生」

原題:Annabelle:Creation

監督:デビッド・F・サンドバーグ

2017年 アメリカ映画 110分 PG12

キャスト:ステファニー・シグマン

     タリタ・ベイトマン

     ルル・ウィルソン

     フィリッパ・パークルサード

 

自宅を孤児院として提供するというマリンズ家に

6人の孤児とシスターがやって来る。孤児の一人で

足が不自由なジャニスは、到着した晩から、その家

の不気味さに気づくのだったが..。


<お勧め星>☆☆☆☆ ああ、怖かった。

もう絶対に怖いんだから!


ビーはアナベルの愛称


2014年公開映画「アナベル 死霊館の人形」の

前日潭なのですが、その映画は2013年公開の

「死霊館」のエピソードの前日までの話であり、

2016年には「死霊館 エンフィールド事件」が

公開されています。「死霊館」シリーズが霊能力者

ウォーレン夫妻が手掛けた事件を描いているのに対し、

「アナベル」シリーズはその人形にまつわるエピソード

を辿っていくというもの。個人的には

「アナベル 死霊館の人形」は一番評価が低く、自分の

メモを見返すと、単体では怖いけれど、前年公開の

「死霊館」があまりにインパクトが強く、やや肩透かしを

感じたと書いてある通り、怖いと言えば怖いものの

ストーリーにほころびがあった気がします。
ところが今作はとにかく不気味なんです。オープニングが

明るいものほど終盤の恐怖大というパターンの典型ですね。

 

アナベル
 

人形作りをしているサミュエルとエスター夫妻(エスターと

いう名前も怖い)は一人娘ビーを事故で無くして12年。

孤児たち6人とシスターを家に招きいれることにしたのです。

 

アナベル

 

またこの家が大きくて豪華なのに、様々な仕掛けがあるんです。

孤児の1人ジャニスは足が不自由であるがゆえ、そこに

たまたま設置してあった階段の昇降機を使う。これがまた

まどろこしいスイッチの入り方だし、動きもぎこちなくて

いつ止まるかわからない感じです。さらに開けてはいけない

部屋がある。その上、いるはずの妻エスターは一向に姿を

現さないし、夫を呼ぶのにチリリンと鈴を鳴らします。

鈴ってこの間見た「ジェーン・ドゥの解剖」を思い出す

じゃないの!そして序盤から登場するのが例の人形です。

 

アナベル
 

いろいろな謎を見せながらそれを一つ一つ説明する映像が

流れつつ、静寂のあとの大きな音、光が点滅し消えた後に

突然起こる出来事は心臓がバクバクしっぱなしでした。
「アナベル」人形...そもそも「アナベル」の名前の由来を

知るとこれから起こる恐怖の出来事(知っているけれど)が

頭をよぎります。とにかくものすごく怖いです。

 

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ジェーン・ドゥの解剖

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ジェーン・ドゥの解剖

 

「ジェーン・ドゥの解剖」

原題:The Autopsy of Jane Doe

監督:アンドレ・ウーブレダル

2016年 アメリカ映画 86分 R15+

キャスト:エミール・ハーシュ

     ブライアン・コックス

     オフィリア・ラビボンド

 

バージニア州の田舎町で遺体安置所を営むトミー

の元に嵐の晩、若い女性の遺体が運び込まれる。

彼は息子オースティンと共に通常通り解剖を

始めるが、その体内の異常さに驚くのだった。

そして...。


<お勧め星>☆☆☆☆ もう超絶怖い。最近観た

映画の中では群を抜いています。


17世紀 ニューイングランド


ジェーン・ドゥというのは人の名前ではなく、

身元不明の遺体につけられる名称だと初めて知り

ました。オープニングから凄惨な事件現場が映り、

そこで現場検証を行う幾人もの警察官があちこち

出入りし、そして地下で土に埋められた若い女性の

遺体が発見されるのです。警察官が動く部屋、廊下、

床、壁にはもうべったりと血のりがついていて、

何が起きたのかわからないけれど、とりあえず数名が

亡くなったことがわかります。うん、このくらいは平気。

一方ティルデン遺体安置火葬場では、トミーと息子

オースティンが、これまた焼けただれた遺体の検死解剖を

行っているのです。ポップな音楽を流し、ノリノリに動く

オースティンを見ると、慣れって怖いなあと思ってしまう。
かつてテレビドラマで「きらきらひかる」というのが

ありましたが、あの映像なんてちゃんちゃらおかしいくらい

優しいものに感じられます。でもあの漫画原作のドラマは

面白かったです。深津絵里ちゃんが若かったなあ。

 

ジェーン・ドゥの解剖
 

そしてこんな場所にわざわざ入り込むのがオースティンの

恋人エマで、あろうことか「遺体を見てみたい」なんて言う。

そこで彼女は遺体の脚につけてある鈴についての説明を

受けるわけです。「死んでいることの証明」というその鈴は、

昔の風習のままだという。つまり鈴が鳴ったら生きている

わけですね。(ここ強調)

 

ジェーン・ドゥの解剖
 

この鈴の音が一瞬でも可愛いと思ったら後半必ず後悔するし、

絶対にこの鈴が使われると確信してしまう。
さらに安置所が自宅の地下にあるのですが、その部屋に行く

までの通路の角にあるミラーが、これまた不気味なんですねえ。

わざわざトミーやオースティンをミラー越しに映したりして、

少しずつ恐怖の世界に引き込んでいきます。

 

ジェーン・ドゥの解剖
 

さあ、エマとデートに行こう!と思ったら、例の遺体が運び

込まれてきます。暴風雨だし、晩だし、それなのに

「明朝までに検死報告を」と求められ、トミーは「あいよ!」

と引き受けます。
「明日にすれば良かった」いえ「明日にしても同じだった」の

です。ここからそのぱっと見は美しい遺体を手順を踏んで

検死解剖を行うのですが、1つ1つのことがあり得ないこと

だらけなのです。ここはかなりリアルなので、グロ映像が

苦手な方はお勧めできません。ああ、そもそも最初から

すごいのでその時点で脱落した方がいいと思います。
終盤、ラジオが混線し、不気味な歌詞の陽気な歌が流れ、

安置所のドア、ジェーン・ドゥの遺体とオースティン、トムの

表情が次々に映り、電灯が点滅すると、恐怖はマックス。
さらに鈴も聞こえてきます。鈴の意味を思い出すと、ゾクゾク

しまくること間違いなし。最後までその恐怖は連続し、最初は

こんな映画とは思わなかったと感じてしまいました。

怖いのが好きな方にはお勧めです。

 

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哭声/コクソン

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JUGEMテーマ:韓国映画全般

 

哭声

 

「哭声/コクソン」

原題:The Wailing

監督:ナ・ホンジン

2016年 韓国映画 156分

キャスト:クァク・ドウォン

     ファン・ジョンミン

     國村 隼

     チョン・ウヒソウル

 

ソウル郊外の小さな村で家族を惨殺する事件が多発する。

警官のジョングは村人の話から、山の向こうに住む1人

の日本人が怪しいと考えるが、彼の娘ヒョジンの体に、

殺人を起こした人々と同じ発疹が出たことで、次第に

追いつめられていき...。


<お勧め星>☆☆☆☆  ホラー映画は大体平気なんですが、

この映画はとにかく怖かったです。人間の恐怖のツボを

ビシビシついてくる感じがしました。

 

何が起きたのか?

 

監督は「チェイサー」(2008)「哀しき獣」(2010)

で極めてハードな暴力描写と、スピード感あふれる

アクションシーンの連続で、ひと時たりとも目が離せない

映画を製作したナ・ホンジン。どちらの映画もとことん

残酷であり、人間の心の闇を、そう、ここは隠しておいて

ほしいと思う部分を露呈するという内容でした。
今回の映画の題名「コクソン」は主人公ジョング達が住む

山あいの小さな村、谷城(コクソン)と「泣き叫ぶ」という

意味の「哭声」をかけているそうです。
冒頭から血生臭い殺人事件が起き、警官ジョングが現場に

駆け付けると、血まみれで顔に発疹のできた親戚の男が呆然と

座っています。彼が犯人なのですが、その姿はまるで人間とは

思えない形相なのです。最初からドカンと衝撃をくらった

感じで、この先どうなるのか読めないストーリーに胸は

ドキドキするばかり。

 

哭声
 

そして一方、山の向こうには素性の知れない日本人が住んで

いて、彼はふんどし一丁で山を駆けまわりシカ肉を生で

食べているというにわかには信じがたい噂が広まっている

のです。この日本人役を國村隼さんが演じているのですが、

その迫力たるや「物凄い」に尽きます。日本の田舎町に

おいても「よそ者」=「不審人物」と思われがちなのと

同じで、ここでも多くの事件はこの日本人が犯人なのだと

信じられていくわけです。明確な根拠はないのですよ。

 

哭声
 

これが加速するのは、ジョングの一人娘ヒョジンの体に発疹が

表れ、様子が明らかに変になってから。この子役の演技も

凄いんです。笑い、泣き、悲鳴を上げ、雄たけびのような

声を出し、のけぞる..。ジョングは事件の犯人にみな同じ発疹が

出ていたことから、もう彼の頭では「犯人」=「よそ者」と

決まっているわけで、彼を懲らしめるため、山へと向かい、

彼を脅し、犬を殺したうえで「3日以内に村を出ていけ」と

言い放ちます。この辺りのスピードある映像はさすが

ナ・ホンジン監督と思うけれど、犬については関連性を

持たさなくても良かったと思ってしまう。

 

哭声
 

そしてジョングの義母は、孫可愛さにソウルから祈祷師を

呼ぶわけです。この役はファン・ジョンミン。彼も穏やかな

役から残酷な役まで幅広い演技のできる俳優さんで、今回は

何やら胡散臭いけれど、口は達者な祈祷師役を熱演しています。

この祈祷師の祈祷するシーン、日本人の何かを唱え続けるシーン、

それによって「エクソシスト」のリンダ・ブレア並みに

海老ぞるヒョジンの声や動きがくるくる順番に映り続け、見て

いる側はただただ圧倒されるばかりです。

 

哭声
 

ところがもう一人人物がいたことに気づくのは映画の終盤で、

そういえば火事になった家の警備にあたっていたジョングは、

白い服の若い女性を見ているのです。この人物は誰なのか?
悪や不吉の象徴である「カラス」が幾度も登場し、この村に

巣食う「何か」を印象づけます。それは何か?
ラストについてはいろいろな解釈ができると思うけれど、人と

いうものが「よそ者」に対し必要以上に警戒心を持ち、それが

「決定的な認識」に変わるのはいともたやすいことで、まさに

悪魔は「釣り糸を垂らしていてそれに食いついたら最後」と

いうことになるのですね。いや、もう1回見直してちゃんと

理解したくなる映画だけれど、見るたびに解釈が変わりそうな

すごい映画でした。

 

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IT イット ”それ”が見えたら終わり。

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it

 

「IT イット ”それ”が見えたら終わり。」

原題:IT

2017年 アメリカ映画 135分 R15+

原作:スティーブン・キング

監督:アンドレス・ムシェッティ

キャスト:ジェイデン・リーベラー

     ビル・スカルスガルド

     フィン・ウルフハード

     ジャック・ディラン・グレイザー

     ソフィア・リリス

 

1988年10月、ビリーの弟ジョージーが雨の日

突然姿を消す。彼の住む町デリーでは、子供が行方

不明になる事件が頻発しており、同時にビリーや

友人たちは恐ろしい「それ」を目撃するようになるの

だった..。


<お勧め星>☆☆☆☆ 音と映像の両方ですごく怖い

けれど、ラストはなぜか心が温まる内容です。

 

一番怖いものは今も同じか?


原作はスティーブン・キング。1000ページ超の小説で、

必死で読んだもののすっかり内容を忘れています。また

27年前に映画化された作品は未見。なのでほぼまっさらな

状態で鑑賞しました。実は同時期公開されていた

「ジグソウ:ソウ・レガシー」を先に選んでしまい、やっぱり

こちらも見たいと遅れて鑑賞。
監督は「MAMA」(2013)のアンドレス・ムシェッティ。

あの映画では空白の5年間姉妹を育てたものは誰か?が

分かったときとラストは切なさを感じつつ、映画全体では、

音と突然姿を現す何かにはドキドキさせられまくりでした。

 

it
 

この映画でも、少し言葉がもつれる兄ビリーがつくった舟を、

大雨の日水の流れる道路へ浮かべに行った弟ジョージーが、

いつどうなるのか、最初からドキドキさせられます。流れる

ような映像が、排水溝に舟が吸い込まれたとき、突然止まります。

 

it
 

ちなみに踊るピエロことペニーワイズ役はビル・スカルスガルド

というイケメン俳優さんで、メイクで全くの別人に変わって

います。
そして1年後、例のビリーは友人たち集まって遊ぶものの、

自他ともに認める「ルーザーズ」であり、不良のヘンリーたち

からしょっちゅういじめられているわけですよ。これ同級生かしら。

 

it

 

こんな不良のオヤジが保安官ってねえ。この田舎町では役に立つ

大人は誰一人としておらず、逆に子供たちを虐待したり、過保護に

したり、ビリーのように弟の話をしただけで叱られるという悲しい

生活を送っています。ここに「恐怖」が存在するんです。その

「恐怖」が誰も同じではなく、またおそらくは成長すれば解決

されるような代物なのですが、それはとにかく怖い。
わたしは子供の頃何が怖かったんだろうか。これって真剣に

考えないと思い出せないし、もしかしたらすっかり記憶から

抜け落ちているかもしれません。わたしが怖かったのは

「ミイラ人間」とかいうテレビ番組じゃなかったかな。姉が

ミイラの動きを真似してはわたしを泣かしたもんだ。くそう。

そうだ、姉はゴキブリが怖いのだ。へへん、そんなもの平気だーい。

とか言っているからいつまでもゴキブリの対処はわたし専門に

なっているじゃないか。ここでもくそう。

 

it
 

登場人物の家庭環境はかなり駆け足の説明なので、もう少し

細かくてもいいかなと思います。しかしながら本筋がこの

「ルーザーズ」がいかに「ペニーワイズ」に立ち向かうかという

過程が中心なので、ポイントが絞ってあって良いのかもしれません。
同じスティーブン・キング原作の映画「スタンド・バイ・ミー」

(1980)と同じでその時期だけ繋がっていた友情を描いて

いて、結構切なくもなります。
ただ終盤はたたみかけるようなシーンの連続なのでスリル満点。

これは観てよかった映画です。

 

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ジグソウ:ソウ・レガシー

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ジグソウ

 

「ジグソウ:ソウ・レガシー」

原題:Jigsaw

監督:マイケル・スピエリッグ

   ピーター・スピエリッグ

2017年 アメリカ=カナダ映画 92分 R15+

キャスト:マット・パスモア

     カラム・キース・レニー

     クレ・ベネット

     ハンナ・エミリー・アンダーソン

 

5人の男女が、バケツをかぶせられ、鎖につながれて

密室に閉じ込められている。目の前の壁には丸鋸の歯が

至る所にあり、「罪を告白しろ」というメッセージと

ともに鎖が巻き上げられていく。一方刑事ハロランは

連続して見つかる惨殺遺体から10年前に死んだはずの

ジグソウを思い出すのだった。


<お勧め星>☆☆☆☆ 個人の感想ではすごくおもしろかった。

エンドロールのときによく考えて納得。


「顔」だよ!


「ソウ」シリーズも遂に8作目。大体7作目で終わったと

思っていたからどうやって話が繋がるのか、またあの

パターンかと思ってしまう。もちろん全作見ています。

大好きなシリーズの1つで、ほかには「ファイナル」シリーズ、

「スクリーム」シリーズとパッと口にできるほどです。

ネットの評価を参考にすると「IT」と同じくらいなので、

スティーブン・キング原作映画のいくつかの失敗を考えて無難に

こちらを選択しました。
始まりは予想通り、目覚めた5人の男女が目の部分だけ穴が

開いたバケツをかぶせられ、足を鎖でつながれて見知らぬ小屋

に閉じ込められています。目の前の壁には丸鋸の歯が、あっち

こっちにきらーんと輝いていて、これが動き出すんですよね。

怖いですね。わくわくしますね。鎖が巻き上がる歯車が映ると、

キャーキャーワーワー5人、いや4人が叫びまくります。1人は

気絶したままだったか。
そして一方で、街で発見される惨殺遺体の捜査シーンを映して

いきます。ハロラン刑事との話を望んだエドガーというワルが

「ゲームが始まる」と言い残して警察の銃弾に倒れます。

やっぱり「ゲームかー」そして発見された遺体は、きれいに

(いやきれいではない)上あごから上の顔がそぎ落とされて

いるんです。かぶせられていたバケツを外した時にそれが

現れても、劇場では悲鳴一つ上がりません。レディースデイで、

5分の1ほど埋まった観客席のほとんどが女性なのにですよ。
もちろんわたしも平気でしたが。これが何度も映るんですね。

そして小屋ではゲームが進み、参加者が減るたびに、街で遺体が

見つかるという流れです。もちろん次の遺体も今度は劇薬で顔が

半分以上溶けているんですよ。でもみんな平気。とはいえ、

考えてみると3,4,5作あたりのグロさに比べるとかなり

ソフトであり、血しぶきもそれほど上がりません。R15指定で

したが、これならほかの映画のほうがずっとすごいよなあと

思ってしまう。多く書くとネタバレになるし、そのネタバレを

しっかり理解すると、とても面白いのでお勧めです。人間が

開花したラストで暗転し、エンドロール。その字を見ながら、

考えると、ピキーン!ひらめいた。そうなんですよ、「顔」が

ポイントなんです。そしてあの人がなぜ出てくるのか、出てくる

理由を考えたらやっぱり面白いって。期待を裏切らない映画でした。

 

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ソムニア 悪夢の少年

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ソムニア

 

「ソムニア 悪夢の少年」

原題:Before I Wake

監督:マイケル・フラナガン

2016年 アメリカ映画 97分

キャスト:ケイト・ボスワース

     ジェイコブ・トレンブレイ

     トーマス・ジェーン

     アナベス・ギッシュ

 

最愛の息子を事故で失ったホブソン夫妻は、

コーディという少年を養子に迎える。しかし彼を

寝かしつけると、なぜかたくさんの蝶が現れ、

次には亡き息子も姿を現すのだった。

 

ソムニア

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 美しい色彩と恐怖の映像が

上手く組み合わさった、とても切なくそして心に響く

映画です。

 

映画内で「キャンカーマン」と少年コーディが語る

「悪い奴」が、「キャンディマン」のように伝説の

殺人鬼かと思ってしまいますが、実はとても悲しい意味が

あるのです。

 

〇見どころ

なんと言ってもコーディを演じるジェイコブ・トレンブレイ

の演技が素晴らしいです。

 

ソムニア

 

「ルーム ROOM」(2015)の時同様に、つぶらな瞳と

声変わり前の少年の美しい声で語る姿には、心惹かれること

間違いなし。

また突然現れる蝶の大群も色彩が豊かであり、ファンタジーの

世界のように感じられるのです。そしてマーク、ジェシー夫妻が

子供を亡くした後、微妙に食い違う心境も丁寧に描かれています。

 

ソムニア

 

●惜しいところ

特にないのですが、コーディにはなぜこのような能力があったのか、

説明不足ぎみだったかも。

 

ソムニア

 

この「キャンカーマン」の作りも不気味でよくできています。

子供1人1人の存在価値を認め、亡くした子供の代わりを求める

ことの愚かな思いを捨てることが、真実の親子愛の姿だと実感

します。

 

 

 

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ライト/オフ

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ライト/オフ

 

「ライト/オフ」

原題:Light Out

監督:デビッド・F・サンドバーグ

製作:ジェームズ・ワン

   ローレンス・グレイ

   エリック・ハイセラー

2016年 アメリカ映画 81分

キャスト:テリーサ・パーマー

     ガブリエル・ベイトマン

     ビリー・バーク

     アレクサンダー・ディペルシア

     マリア・ベロ

 

家族と疎遠になっていたレベッカは、弟マーティンの

「眠れない」という話を聞き、実家に向かう。彼女は

母親の住む実家に「何か」がいることを感じ、一晩

過ごす決心をするが...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ これはすごく怖かった。

暗闇って本当に怖いです。

 

予告編でも十分ドキリとするんですが、本編を見ると

さらに恐怖倍増です。夜一人で見たら、絶対にトイレに

行けなくなると思う。

映画化の元になったyou tubeの映像も一見の価値があり。

登場するおばさんは、映画の冒頭にも出演しています。

 

ライト/オフ

 

〇見どころ

電気がチカチカして消え、暗闇に何かが見える。あれ?と

思ってスイッチを入れて電気をつけると、姿はない。確認の

ため消すと、また何かがいる。それを繰り返すうちに、何かが

すぐそばにいる。あー怖い!

 

ライト/オフ

 

ジェームズ・ワンが製作に加わっているだけあって、音と光と

闇で表す恐怖の世界が映画から伝わってきます。足音、ドアノブ

をガチャガチャする音、床を削る音、点滅する電気スタンド

などは、定番のものでありながら、いつ見ても、聞いても怖いんです。

突然ベッドの下や闇に引きずり込まれていく姿も、わかっていても

怖い。

 

ライト/オフ

 

レベッカ役は「ウォーム・ボディーズ」(2013)の

テリーサ・パーマー。序盤のイケイケ姉ちゃんぶりはかっこいい。

 

ライト/オフ

 

母親ソフィー役は、マリア・ベロで、神経質そうな中年女性の

役がすごく似合っています。

光にもいろいろな種類があって、それを活用した終盤の展開は

見ごたえがあります。

 

●惜しいところ

冒頭に「何か」に殺害されるのが、マーティンの父親なんですが、

レベッカにとっては継父らしい。この家族関係が十分説明されて

いないので、なぜレベッカが家を出たのかもわかりづらいし、

今何をして生活しているのかも全然わかりません。

またイケイケ姉ちゃんが、突然家族思いになっていくのもやや

違和感がありました。

 

とはいえ、恐怖は十分味わえるので、ドキリとするのが好きな人は

ぜひ見てください。

 

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ドント・ブリーズ

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ドント・ブリーズ

 

「ドント・ブリーズ」

原題:Don't Breathe

監督:フェデ・アルバレス

製作:サム・ライミ

   ロブ・タパート

   フェデ・アルバレス

2016年 アメリカ映画 88分 PG12

キャスト:ジェーン・レビ

     ディラン・ミネット

     ダニエル・ゾバット

     スティーブン・ラング

 

ロッキー、アレックス、マニーは、不良仲間で

アレックスの父親が経営するセキュリティ会社が

管理する家に侵入しては窃盗を繰り返している。

ある時、マニーが盲目の老人が大金を持っている

情報を入手し、そこへ侵入することにするが...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ まず、怖い。そして何度も

心臓がドキリとすること間違いなしです。

 

〇見どころ

サム・ライミが製作に加わっているし、リメイク版

「死霊のはらわた」(2013)の

フェデ・アルバレス監督だけあって、「闇」と「音」を

駆使した恐怖はぴか一です。暗いシーンが多いので劇場の

大画面で見て大正解でした。そして盲目の退役軍人である

老人が...は予想だにできません。折しも大統領選が終わり、

ラストベルト地帯のプアホワイトに注目が集まりましたが、

このタイミングでデトロイトが舞台というのも意味深です。

不良3人のうちアレックス役は「とらわれて夏」(2014)

のディラン・ミネット。紅一点ロッキー役はリメイク版

「死霊のはらわた」のジェーン・レビです。

 

ドント・ブリーズ

 

ドント・ブリーズ

 

4ブロック先まで空き家というこの家。まるで悪霊が住んで

いるよう雰囲気です。

 

●惜しいところ

展開は必ず驚きますが、想定内のエンディング。あそこは

もう一捻りがあってもいいんじゃないかな。

 

特にグロテスクなシーンや無駄なお色気シーンはなく、

テンポよく進むので一気に見られます。少ない製作費で

アメリカ国内でスマッシュヒットした映画だけあって、

確かに面白いです。退役軍人の老人でしかも盲目=弱者という

浅はかな思い込みが、恐怖の始まりだとすぐに実感できます。

 

 

 

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クリスティーン

5

JUGEMテーマ:Horror

 

クリスティーン

 

「クリスティーン」

原題:Christine

監督:ジョン・カーペンター

原作:スティーブン・キング 

1983年 アメリカ映画 110分

キャスト:キース・ゴードン

     ジョン・ストックウェル

     ロバート・プロスキー

     ハリー・ディーン・スタントン

 

冴えない高校生アーニーは、1台の古い車に魅せられ

購入。その車クリスティーンを整備するうちに、彼の

人格も変わっていくのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ スティーブン・キング原作の

小説をジョン・カーペンター監督の世界観で見事に

映画化しています。

 

洋楽に全く疎いのですが、この映画内ではシーンごとに

クリスティーン、つまり赤い車を女性に見立てた心の動き

を表す歌詞のロックが流れている...らしい。翻訳された

歌詞を読むと、嫌味だったり、嫉妬だったり、甘えたりと

女性としての人格を持った存在であることを示しています。

もちろん口はきけないから、何か発信するときは、

カーラジオがついて歌が流れます。カーラジオがパンとつく

と緑の色が輝き、曲が流れるわけで、その唐突さはドキリ。

始まりは現在は全米一治安の悪い都市と言われ、廃墟のような

街になっているデトロイトが、自動車産業で潤っていたころの

1957年。自動車工場のラインで、白い車の中に1台赤い

車が混じっており、(プリマス フューリー)その車が工員の

手をつぶし、車内で煙草を吸った工員を窒息死させる。

そして1978年。ロックブリッジ高校に通う超ダサいアーニーは、

アメフトの花形選手デニスが親友なのです。ちょっと苦しい設定か。

こんなオタクはもちろんこの時代からいじめられるわけで、ママ

お手製のランチを、ワル4人に奪われ、助けに入ったデニスは

ぶん殴られてしまいます。とても分かりやすい善と悪の構図。

ナイフを取り出したワル、バディは退学。他の3人は謹慎となり、

デニスと帰宅途中、アーニーは1台の廃車にビビビとくるのです。

 

クリスティーン

 

どう見ても胡散臭い爺さんから250ドルで購入したこのボロ車。

ママにもパパにも叱られるけれど、今回は譲らないぞ。元々車の

整備が得意なアーニーは自ら整備工場に持ち込み、整備を開始すると、

その車が美しくなるにつれ、アーニーも変貌していきます。ビン底

メガネを卒業し、コンタクトにしたうえ、髪の毛だってリーゼント。

いつの間にやら転校生リーという美少女までGFにしているんです。

 

クリスティーン

 

この髪型懐かしいです。さらに懐かしいドライブインシアターで

逢瀬を楽しんでいると、なぜか車のラジオが突然つくし、

ハンバーガーを喉に詰まらせてしまうリー。その時もラジオが

急についていたな。

 

クリスティーン

 

そしてクリスティーンをバディたちがめちゃくちゃに破壊しても

一晩経つと自力で元通りに回復していきます。この時流れる音楽は

エロティックで、クリスティーンがアーニーに愛の告白をして

いるかのようです。それにうっとり見とれるアーニー。

もう明らかに目つきが変わっています。

クリスティーンを破壊した4人は、ハイビームのクリスティーンに

襲われ、デブのムーチーは下半身を壁との間に挟まれお陀仏。

バディ以下3人は逃げ込んだガススタンドの大爆発で燃えてしまう。

この時火に包まれたまま走り去るクリスティーンの映像はすごい。

ジョン・カーペンター監督特有の音楽、トントンと言いながら、

ポロロンポロロン、チャカチャカといったメロディが流れ、光や闇

で恐怖を表す手法は、この映画ではものすごく効果的に使われています。

ダレるシーンは一切なく、終盤のショベルカーVSクリスティーンは

目が離せません。

ラストの鉄くずに固められたクリスティーンから音楽が聞こえると

思ったら、作業員の持っているラジカセだったというおとぼけ付き。

でもバンパーらしき部分が動いたような...。

同じ車の最新型に刑事が乗っているのも、印象的でしたね。

 

 

 

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