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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:Horror
「ロミーナ」
原題:Romina
監督:ディエゴ・コーエン
2018年 メキシコ映画 74分
キャスト:フランシスカ・ロサノ
オリベル・ナパ
アランツァ・ルイス
クリスタル湖キャンプ場にやって来た6人の
男女は、夜、森の中で何かの物音を耳にする。
翌日彼らの車は何者かによって破壊されており、
助けを求めに行く仲間が1人また1人と姿を
消していくのだった。
<お勧め星>☆ 既視感のある映像が流れ、どう
つじつまを合わせたらいいのかわからないけれど、
やけにグロい。
君を捜すって...。
「クリスタル湖キャンプ場」って「13日の金曜日」
のクリスタルレイクキャンプ場のパクリなんじゃない
かしらと冒頭から思っていると、一応看板には5km先
とあるので、例のキャンプ場の近くという設定らしい。
ありきたりの始まり方で、車に乗った若者がまあ、
うるさいのなんの。これは定番ですね。ほーら
ガソリンスタンドに寄ったぞ。あれ?ここは簡単に
スルーだな。大概、ここに気味の悪い老人とか浮浪者が
いて何か不吉なことをいうんだけどなあ。もしくは
何かのトラブルを招きそうはことをやらかしてくる
んだけどなあ。
冒頭の美しいソプラノの歌声はあっという間に変な
BGMに変わります。時々湖の水面が映ることに何か
意味があるのでしょうか。「クライモリ」(2003)
のようにその水が何かに汚染されて..。いやこれも違った。
精神鑑定を受けるロミーナとそのキャンプ場に転がる
数人の男女の遺体から始まるこの映画は、絶対に
ありきたりだけど、そこに殺人鬼がいたのだと思い込み
ますが、誰でも予想できる通り、ロミーナが殺人鬼と
何か関係があるということは、始まって10分で
わかります。ものすごくわかりやすいホラーです。
メキシコ産のアホ若者キャンプ場殺人鬼ホラーなのに、
あらゆる設定がアメリカやカナダ産のこの手の映画に
似ています。それも下手くそに似せてあるのです。
そこに「美女がいる」「美男子がいる」というなら
まだしも、どう目を凝らしてもいない。さらには、
B級ホラー定番のお色気シーンもほぼなくて、ロミーナが
なぜか全裸で湖を泳いでいたり、バストに自信がある
のでしょうね。ちょいちょい目の保養をさせる程度です。
そもそものあらすじにある
「ロミーナは学校で仲間外れになっていて」
という事実は、車の中での会話で知るのみで、せめて
その仲間外れシーンを1,2カット入れたら少しは
納得できたのになと思ってしまう。と言いつつ
ディエゴとヒメナはロミーナと親友なんだって。
「あんなブスのどこがいいんだ」
と悪口を言いまくる仲間も自分の恋人を「デブ」と
言ったり「男の友情と女の友情は違うんだよ」などと
聞き捨てならないことを発言します。え〜、それって
差別じゃないの。おまけに「デブ」発言の男は、自分が
すでにおっさん体型なんですよ。
若者の蛮行が血なまぐさい惨劇を招く...いや違うよ。
そういうストーリーではなくて、ただただ血生臭い
映像がそこかしこに映るだけで、内容はないようです。
(つまらないシャレです)
JUGEMテーマ:Horror
「キャビン・フィーバー・リブート」
原題:Cabin Fever
監督:トラビス・ザルーニー
製作総指揮:イーライ・ロス
2016年 アメリカ映画101分
キャスト:ゲイジ・ゴライトリー
マシュー・ダリオ
ナディーン・クロッカー
ダスティン・イングラム
夏休みを山小屋で楽しもうと考えた5人の若者は、
その晩血まみれの男の侵入を阻止した挙句、火を
つけてしまう。そして翌日カレンの体に変調が
起こるのだった。
<お勧め星>☆半 無駄にグロイだけで、人物像や
ストーリーに感情移入できませんでした。
「三人寄れば文殊の知恵」と言うけれど、アメリカでは
五人寄っても一人前の知恵は出せないようです。
製作総指揮がイーライ・ロスなので、一応期待して鑑賞。
「ホステル」「ラスト・エクソシズム」「クラウン」
「グリーン・インフェルノ」等監督作品は個人的には好み
だけれど、彼が監督しないで製作側に回った作品は時々
外れちゃう。「アフターショック」(2012)はその
典型例かもしれません。
○見どころ
この映画は2002年のイーライ・ロス監督「キャビン・フィーバー」
の完璧リブート版です。2002年映画は「キャビン・フィーバー」
のその本来の意味『へき地や狭い室内で生じる異常過敏症』を
そのまま低予算で映像化していました。山小屋の中で次々に異変を
起こす若者の姿は、もうね、すごいんです。それでいて有名ホラー
のパロディも詰め込み、ホラーコメディのように仕上がっていました。
そして2009年「キャビン・フィーバー2」では監督がタイ・ウェスト
となり、今作で登場するウサギのお面や(2では着ぐるみ)
パンケーキという言葉も使われますが、内容はいまいち。
さらに2013年「キャビン・フィーバー ペイシェント・ゼロ」は
同程度のつまらない映画になり下がってしまいました。そして満を
持してのリブート版。
定番のお馬鹿5人のうち、特に馬鹿なのが向かって右のバートです。
そもそも男女奇数の組み合わせという場合、こういう要員が必ず必要で
大概死亡フラグがすぐにたちますが、オリジナルからすると違う。
ストーリーは少しの違いはあれどほぼ同じなので、先が読めてしまう
のです。
この無意味は保安官補は、1作目に出ていたか忘れちゃった。まあ
とにかく誰も役に立たないし、かといって5人に同情すべき点は全く
見当たらず。
お色気担当のマーシーが全然きれいでいないのが残念。彼女が
バスタブで脚のムダ毛処理をしていると...は既視感があると思ったら、
オリジナルで見たんだわ。
血みどろシーンが多く、血が苦手な方はやはりお勧めしません。
それとホラーの定番セリフ「確かめてこよう」が登場しても決して
イライラしないように。2002年なら何とか納得できたのだから。
で、結局どこがどうなったのかとか、原因とかはわからないのも
オリジナルと同じで、だったら何か新しいオチをつけたら
良かったのにと思ってしまいました。
「何がリゾート地だー!」って、山に来た若者の口癖で、じゃあ
海に行けばよかったのにね。