招かれざる隣人

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招かれざる隣人

 

「招かれざる隣人」

原題:The Ones Below

監督:デビッド・ファー

2015年 イギリス映画 87分

キャスト:クレマンス・ポエジー

     ラウル・ビルン

     デビッド・モリッシー

 

ジャスティンとケイト夫妻の家の1階に、ジョン、

テレサ夫妻が引っ越してくる。互いに妊娠中の2人は

親しくなるが、テレサは階段から転落したことで

死産してまい...。


<お勧め星>☆☆ こんな不条理なサスペンスは

見終わっても気分が悪いだけです。


隣人は選べません


隣人というより、同じ建物の2階に住む夫妻の1階に

引っ越してきた夫妻との間のトラブルを描いた話です。

隣人がとんでもなかったというのは

「レイクビューテラス 危険な隣人」(2008)、
「ディスタービア」(2008)など割とよく見かけるし、

赤ちゃん関係のサスペンスは

「ゆりかごを揺らす手」(1991)、

「エミリー 悪魔のベビーシッター」(2015)など

かなり怖いものもあります。とはいえこの設定はわりと

よくあるので何となくどちらかの夫妻の赤ちゃんを

亡くしてしまうのだろう、そこからサスペンスが始まる

のだろうと早々に読めてしまう。

 

招かれざる隣人
 

ジャスティンとケイトは子供を欲しいと思ったとたん、

幸せにも授かることができたのに対し、ジョンとテレサは

7年かけてようやく授かったらしい。またジョンは子供が

できないことで前の妻と別れているというのです。
あらら、「わたしたち子どもを持ってよかったのかしら」

なんてケイトが思うのもなんとなくわかります。さらに

ケイトは弟が早くに亡くなっており(理由が分からない)、

母とは大きな確執があるらしい。(この理由も十分わかる

わけではない)互いに妊娠中ということでジャスティンと

ケイトは階下の夫妻を食事に招くのですが、そこで事故が

起きるわけです。切れた電球と猫と靴と階段。これは原因が

多すぎる。ケイトは子供を死産してしまい、2組の夫妻は

非難の応酬になるのです。

 

招かれざる隣人
 

「あんたが子供産むのは許せない」
ここまで言われた時点で、この住居を引っ越すべきでしたね。

その後階下の夫妻がいないまま、ケイトは無事にビリーを

出産するのですが、家に戻ると階下の夫妻がいるんです。彼らは

靴を脱ぐ決まりになっていて玄関に靴があるからすぐにわかる

んですよ。かなり金持ちなんだからこんな長屋暮らしをしなく

ても一軒家に住めばいいのになんて思っちゃう。
で、ビリーはよく泣く赤ちゃんであり、なぜか夜中に車の

アラームが鳴り響いたりして、ケイトは育児ノイローゼ気味に

なります。それを見てテレサが援助を申し出るんです。
客観的に見たら絶対に頼るべき相手ではないけれど、伏線と

して実母と不仲ということを序盤から入れているので、そこは

好意に甘えるケイトの気持ちもわからないではない。ただその後、

ガス栓が開いていたり、バスタブのお湯があふれていたりした

事実を考えれば、「いつ」それが起きているか、ということに

すぐに結びつくんだよなあ。

 

招かれざる隣人
 

最も気になったのが、ケイト役のクレマンス・ポエジーが、

あまり表情が作れないことで、泣いているのか怒っているのか

悲しんでいるのか悔しがっているのか、すっかりさっぱり

わからない、ただしわくちゃな顔をするんです。はっきり

言って不細工なんです。引き換えテレサはスタイルもいいし、

北欧美人の典型といった感じ。ルックスじゃないけれど、

どうもヒロイン側に感情移入ができないですねえ。
ラスト付近も、2時間ドラマじゃないんだから、ホテルに

泊まれよ!と思ってしまいました。相手は彼らよりもずっと

狡猾なことにとっくに気づいていたはずなのに、とても気分の

悪い終わり方です。

 

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ドント・ハングアップ

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ドント・ハングアップ

 

「ドント・ハングアップ」

原題:Don't Hang Up

監督:ダミエン・マセ

   アレクシ・ワジブロア

2016年 イギリス映画 86分

キャスト:グレッグ・サルキン

     ギャレット・クレイトン

     シエンナ・ギロリー

     ペラ・デイン

     パーカー・ソーヤーズ

 

イタズラ電話をかけては相手の反応を録音し、それを

ネット配信してアクセス数の上昇を楽しんでいる4人

の若者たち。しかしその中のサムとブレディがかけた

相手から返信があり「電話を切るな」と言われてしまう。

彼らは相手にせずにその電話を切ってしまうが、それが

恐怖の始まりだった。


<お勧め星>☆☆半 登場人物があまりにアホで自業自得と

しか思えず、スリルもあまりありません。


イタズラ電話はやめましょう


まずよくあるジャケットと内容が一致しない映画です。

この女性の登場はキーポイントであるものの最初と最後

しか出てこないし、それも彼女が怖い目に遭うわけでは

ないのです。いやそうだったかもしれないな。
さらに「Don't hang up」と言われると必ず思い出す

コリン・ファレル主演の「フォーン・ブース」(2002)

では、今はレトロと感じてしまう電話ボックス内外の狭い

空間を使ってのスリリングな内容でした。

「電話を切るな。切ったら撃つ」まさにその通りどこからか

銃弾が飛んでくるわけです。
ところがこの映画ではどうでしょう。登場人物はいたずら

電話をかけては、その反応をネットで配信し、恐怖に

うろたえたり、怯える人々の声を聞いておもしろがる人々の

アクセス数の多さで、得意になっているアホたちなのです。

冒頭の一軒の家でのイタズラ電話では、夫不在の家に侵入者

がいると警察を装って電話をかけるという極めて悪質なもの

なのです。これはもう犯罪じゃないの?
や ・ め ・ ろ

 

ドント・ハングアップ
 

主役っぽいのがこの集団の1人サムで、友人ブレイディが

突然押しかけてきて「今日もビール飲んでいたずらしようぜ」

と言う。恋人ペイトンと上手くいってないし、勉強するんだし、

そんな気にならないと断っていたはずなのに、両親が留守なの

をいいことに、ウハウハイタズラ電話をかけ始めてるじゃ

あーりませんか。この映画はイギリス映画であって、最後に

ロスアンゼルスのティーンと言うニュースが流れるのも皮肉。

アメリカの西海岸のティーンってこんなアホばかりかと思って

いるのかもね。
ところがイタズラしているはずの相手からの返信電話がかかると、

急にショボーンとするんです。いや返信電話の内容を聞いたから

ですね。リーと名乗るその人物は、ブレイディの名前も住所も

知っているし、なんと彼の両親を拘束している動画を流し始めた

のです。なんせ打たれ弱いものですから、2人はメソメソ泣き

始めちゃう。これだからゆとり世代は扱いづらいのよ。

(違うな、たぶん)

 

ドント・ハングアップ
 

ここでキミたちにアドバイスしたい。落ち着きなさい。考えなさい。

相手としっかり話しなさい。汚い言葉を一切使うのをやめなさい。
テンポ良く話は進んでいるように見えて、実は根本がグラグラ

しているのです。サムとブレイディは本当に親友か?ということ。

だってさー、だってさー、ペイトンがサムと距離を置いている

理由がさー。

 

ドント・ハングアップ

 

また、リーが出す条件を相手に知られないように実行しようと

するけれど、それは友情と愛情を天秤にかけているようには

とても見えないのよね。またリーに至っては、まるでエスパー

のように、ものすごいハッキング能力を持っているし、探偵か

と思うほどの調査能力、そして知恵もあります。この万能人間

にアホごときが太刀打ちできるはずもないのです。
ややわかりづらいシーンがあって、それは「ソウ」のような

感じなんだけど、どうやって入れ替わっていたのか思いつき

ません。まあ、そこはどうでもいいか。
とにかく「一生ダチだぜ」とブレイディが言ったところで、

彼の数々の行動からはにわかに信じられないし、どいつも

こいつもアホばかりで呆れかえる内容でした。

 

 

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エンドレス 繰り返される悪夢

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エンドレス

 

「エンドレス 繰り返される悪夢」

原題:A Day

監督:チョ・サンホ

2017年 韓国映画 91分

キャスト:キム・ミョンミン

     ピョン・ヨハン

     シン・ヘソン

     チョ・ウヒョン

 

国際協力に参加する外科医ジュニョンは、

久しぶりの帰国で、娘ウンジョンとの再会を

楽しみにしていた。しかし待ち合わせ場所に

向かう途中、彼は交通事故現場に遭遇し、そこの

息絶えたウンジョンを見つけてしまう。そして

その後再び着陸の近づく航空機内で目覚めるのだった。


<お勧め星>☆☆半 ストーリーはよくできているの

ですが、冗長なシーンが気になりました。


タイムループの原因は?


韓国映画に出てくる子供ってなぜに親に溺愛され、

そして逆にマナーの悪いタイプが多いのでしょう。

血縁を大事にするお国柄なのに、親への尊敬はいつ

芽生えるのかしら。もっと素直にならんかい!

大体お菓子を食べながら、ヘッドホンを耳にはめて

道を歩くんじゃない!

親からのメールはすぐに返信すること!

電話を無視するんじゃない!(あ、これは日本も同じか)
いわゆる紛争地での人道的な支援を行っている外科医

ジュニョンが、娘の交通事故現場に遭遇し、その死を

嘆いていると、あららという間に時間が戻って航空機の

中に座っている。さすがに幾度か繰り返すうちに、夢で

はなくこれは現実が何度も再現されているのだと気づく

わけです。じゃあどうするか。娘を事故に遭わせない

ようにする。高速道路の料金を踏み倒し、一方通行逆走、

スピード違反をしてもやはり間に合わない...。そこに

登場するのが第二の人物なんですよ。そうか彼も同じ

身の上だったのか、と二人でなんとかその事故を阻止

しようとするけれど、どれだけやってもやはり事故は

起きるんです。このあたりのテンポの良さはいいですね。

次々と繰り返され、ことごとく失敗する。

「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)のように

戦闘と死を繰り返し、戦闘技術を磨いていくという単純な

ものではないのです。
そうなんです。実は第三の人物がいるわけですよ。それは

二人のどちらにも関係している人物で、しかし多分その存在を

忘れられている人物。けれど第三の人物こそ最もこの

タイムループの根源に関わっており、彼も繰り返される事故に

絶望的な気持ちに追いやられているのです。その「絶望」は

ジュニョン、第二の人物ミンチョルとは真逆のものかもしれ

ません。このからくりは興味深かったです。なぜにジュニョンが

大学病院の教授を辞め、紛争地の人道支援に回ったのかという

理由にもつながってきます。ではどうこの事故を止めるのか、

そもそもこの無限タイムループをどうやって止めるのか。

ラストには例の小生意気なウンジョンが可愛いく見えてくる

から不思議なものです。繰り返される事故現場やその他の

シーンでも結構血みどろ連続なので、ファンタジーなんて

期待していたらびっくりすること間違いなし。それと邦画

によく見られる冗長なシーンがしばしばあり、そこはあくびが

出てしまいました。

 

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九龍猟奇殺人事件

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九龍猟奇殺人事件

 

「九龍猟奇殺人事件」

原題:Port of Call

監督:フィリップ・ユン

2015年 香港映画 98分

キャスト:アーロン・クォック

     エイレン・チン

     パトリック・タム

     ジェシー・リー

     マイケル・ニン

 

2010年、香港でバラバラ殺人事件が起こる。

被害者は、モデル死亡の16歳の女性で、犯人は

すぐに自首するが、犯行の動機が一向にわからない

のだった。


<お勧め星>☆☆半 いまひとつ入り込めない映画

でした。


孤独の共有は愛なのか


ちょうど世間で猟奇的な殺人事件が騒がれているときに

こんな映画を見ちゃってどうかしてる...。見終わって

まずそう思ったのと、香港のスラム街の酷さを実感しました。

観光で見る香港のきらびやかな風景とは全く異なり、

ヒロインのように夢を抱いて大陸から移住した人々が

行き着く先は、落ちて行って二度と這い上がることの

できない人生しかないのかと絶望感に包まれます。
映画は2009年のワン・ジェイメイの姿、高校に通う

ちょっとかわいいけれど誰にも心を開かない女の子と

2010年、香港でボロアパートの1室から大量の血痕が

見つかった事件が続いて映り、あの可愛い子が被害者なの

だなと知るのです。このアパートが本当にボロい。

わたしが学生だったうん十年前、トイレ、洗面所共同と

いうアパートがたくさんあったけれど、それよりもボロイと

思うな。ああ、そういえば、1階が何かのお店で、2階を

貸し部屋にしているところに住んでいる学生もいて、

玄関には住人の靴が散乱していたっけ。あんな感じ。

(と言っても伝わらないよなあ)
そして犯人ティンはすぐに自首するので事件はあっという間に

解決...というわけにはいかず、まず遺体がない。被害者の

身元は血液型や遺留品で判明したのでしょうか。それでも

犯人探しというサスペンス要素はなく、ティンとジェイメイ

(英語名カマ)の過去や、なぜか担当刑事チョン達の姿が

細切れに描かれるのです。チョン刑事が離婚している話は

いらないでしょう。
この映画ですごいのは2点。ヒロイン、ジェイメイを演じる

ジェシー・リーの脱ぎっぷりの良さと、後半裁判で明らかに

なる、犯人ティンが彼女をどのように殺害し、どのように

解体したのかが、まことにリアルな映像です。これはちょっと

苦手な人には無理かも。
ジェイメイはものすごく孤独であり、また背が低いことで

モデルの夢をあきらめざるを得なかった、さらになぜに

いくつも仕事を掛け持ちしていたのかがわかると、彼女に

同情しか覚えないのです。
ラストのチョン刑事とどうやらいい仲になったらしい

ジェイメイの姉の姿は余分だよなあ。作り方を変えたら

もっと面白くなったのに、これが香港では賞を獲得していたと

知ると、共感を覚える部分が多いのでしょうね。

 

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イレブン・ミニッツ

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イレブン・ミニッツ

 

「イレブン・ミニッツ」

原題:11 minut

監督:イエジー・スコリモフスキ

2015年 ポーランド=アイルランド映画 82分

キャスト:リチャード・ドーマー

     ボイチェフ・メツファルドフスキ

     バウリナ・ハプコ

     アンジェイ・ヒラ

 

ある日の午後5時から11分の間に10数名の男女が様々な

出来事に遭遇しながら、思いがけない出来事にたどり着く。


<お勧め星>☆☆ 群像サスペンスという触れ込みですが、

はい全然わかりません。


人生なんて黒いシミのようなもの


午後5時を告げる教会の鐘の音やビルの上を低空飛行する

旅客機、部屋に入り込みドレッサーの鏡にぶつかる鳩、

大きなシャボン玉がふわりふわりと浮き上がりそして割れる。

 

イレブン・ミニッツ

 

午後5時から11分間の出来事を10人余りの人々を介して

描いているのです。しかしその人物が完璧に接点がある

わけではなく、またそれぞれについて十分な説明は示されません。
嫉妬深い夫を持つ尻軽な妻は(昨日結婚したから心を入れ

替えたらしい)映画監督の面接のためホテルの1室に向かう。

この監督がいかにも下心丸出しなんだよね。

 

イレブン・ミニッツ

 

妻の実を案じホテルに向かう夫も幾度となく映りますが、

なぜに顔に傷があるのか、それは昨夜妻のおしりを触った男を

殴ったから。ふーん。

 

イレブン・ミニッツ
 

ホテルの前のホットドッグ売りのの男性につばをかける女性が

いて、なにやら訳ありだけれど全然解明されません。

 

イレブン・ミニッツ

 

そしてその息子はバイク便の仕事をしているものの、ドラッグの

せいで幻覚を見ているかのような世界にいたりする。

 

イレブン・ミニッツ

 

橋の下の画家は、思わぬアクシデントで上手く書けていた絵に

絵の具のシミを落としてしまう。それは「黒い点」となって

映画の登場人物がそろって目にしたものとなるらしい。(これは推測)

また救急車に乗って何かの現場に急行する女性医師や犬を連れた

モヒカンの女性、ポルノ映画を見る男女などが、次々に映り

こみます。それらにつながりがあるかというと、ホテルや

ホットドッグ売りやバス停にいる人、すれ違うバイク、

救急車などが見られることで「ああ同じ時刻のことなんだ」と

思う程度で、会話をしたとか、なにかのアクシデントで

つながったとかいうことは一切ないのです。さらに映像自体が、

定点カメラだったり、ビデオカメラだったり、P.O.V.だったり

するので、見づらいったらありゃあしない。おまけにその映像が

斜めやスローになったりもします。そして最後まで何とか

見続けていると、ああこんな風になるのね、それもものすごく急に、

という感じ。人生なんて人間社会においたら黒いシミのような

ものにすぎず、大勢の中では見えなくなってしまうような儚い

存在なのだということでしょうか。
あのね、全然好きじゃない映画です。この映画が分かったら

映画通と思える内容で、分からないし好きじゃないから

映画通じゃありませんっ!

 

 

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シャドウ・エフェクト

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シャドウエフェクト

 

「シャドウ・エフェクト」

原題:The Shadow Effect

監督:オービン・オルソン

   アマリヤ・オルソン

2017年 アメリカ映画 94分

キャスト:カム・ジガンディ

     ブリット・ショウ

     ジョナサン・リース=マイヤーズ

     マイケル・ビーン

 

夫妻でダイナーを切り盛りするガブリエルは、

要人を暗殺し、自爆する夢を幾度か見る。妻ブリンの

勧めで医師リーズの診察を受けるが、状況は一向に

改善されず、逆に彼はある事実を知ってしまう...。

 

<お勧め星>☆☆ 面白くなりそうなんだけど、今一つ

乗り切れなかったな。

 

オープニングのビルの外壁をロープで降下し、州知事を

暗殺した上、爆破ボタンを押すシーンはスリルがあり、

この先の展開を大いに期待させるのです。

「一卵性双生児は互いの記憶を共有する」というニュースが

流れる中、朝をむかえるガブリエルとブリン夫妻は、ごく

普通の人のように見えます。でも待って、ガブリエルって

さっきあれしてなかったっけ?このニュースがすごく印象に

残るので、この映画のオチがとてもわかりやすくなってしまう。

そこは入れなくてもよかったんじゃないかな。

 

シャドウエフェクト

 

シャドウエフェクト

 

3か月前に父親を亡くし、ダイナーを引き継いだガブリエルは、

ひどい頭痛とともにフラッシュバックする記憶や、悪夢に

悩まされているわけです。

「あーた、知り合いのリーズ先生に診てもらって」

愛妻ブリンの言葉に渋々従うものの、医師からはただの鎮痛剤を

処方されるのみ。

 

シャドウエフェクト

 

このリーズ医師もなにやら怪しげだし、親しげに接してくれる

保安官ホッジ、さらに店の従業員ジェシーに至るまで、なにやら

胡散臭さが漂うのです。漂いすぎでしょう。

ガブリエルとブリンの日常が「緩」なら、暗殺シーンは「急」と

なるわけですが、この組み合わせ方がまずいのか、緊張感が連続

しません。派手な銃撃や逃走、カーチェイス、爆発シーンを入れた

ところで、大体の展開が最初にわかっているのが最大の難点かも

しれませんね。

そして、一番嫌いなのはモタつく終盤です。ありきたりなセリフの

連発には涙の1滴もこぼれないぞっと。まあ、あのスケールまでの

話だとは思っていなかったけれど、既視感バリバリの映画でした。

 

 

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エミリー 悪夢のベビーシッター

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エミリー

 

「エミリー 悪夢のベビーシッター」

原題:Emelie

監督:マイケル・セーリーン

2015年 アメリカ映画 83分

キャスト:サラ・ボルジャー

     ジョシュア・ラッシュ

     カーリー・アダムス

     トーマス・ベア

 

ダンとジョイスは、結婚記念日を祝うため、

ベビーシッターを依頼する。しかしいつもの

シッターの代役でやって来たアンナは、夫妻が

出かけると態度を一変させるのだった。

 

<お勧め星>☆☆ 怖くなるはずなのに、いまいち

イライラの方が強いです。

 

○見どころ

冒頭にシッターの代役アンナが拉致されるシーンは

ものすごく上手く実行されて、この後の展開に期待大。

そして靴についた血を指でふき取った女性をピックアップ

するのが、今回の家の主、ダンなんです。

 

エミリー

 

見ている側は既に「こいつはアンナじゃない」とわかって

いるから、能天気にはしゃぐ夫妻やいつも通りやんちゃな

子供たちに、もどかしくてたまらない。いつものシッター、

マギーの代役アンナである確認をしないことなどは、大して

気になりません。夫妻が出かけてから、小出しに意地悪を

し始める偽アンナ=エミリーの行為が、極めて不快です。

その不快さがだんだん大きくなっていく...かな。

 

●惜しいところ

とても大きな違和感を持ったのは偽アンナことエミリーが

この計画を企てた理由があまりに雑に描かれすぎていること。

 

エミリー

 

死人を何人も出すならばとっとと誘拐した方は早い気がする。

またジェイコブの親友でツリーハウスから無線連絡するハーウィの

役割は、アレが必要だったからだけ?それと父親の愛車の説明が

あったのも、ラスト用だったのね。もう少し心理的な恐怖を

与える映画かと思っていました。

 

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ネイバーズ

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ネイバーズ

 

「ネイバーズ」

原題:The Neighbor

監督:マーカス・ダンスタン

2016年 アメリカ映画 87分

キャスト:ジョシュ・スチュワート

     メリッサ・ボローニャ

     アレクサンドラ・エスノー

     ヒル・イングヴァル

 

ジョンはドラッグの密売をする叔父ニールを手伝い、

その恩恵に預かっている。しかしこの道から足を洗い、

恋人ロージーと町から逃亡しようとした矢先、彼女が姿を

消すのだった。

 

<お勧め星>☆☆ 悪い奴VS悪い奴なのに、どちらもスキが

ありすぎる。くそう。つまらなかったぞ。

 

〇見どころ

特にないです。よーっぽど暇だけど長い映画は無理、という

ときに見てはどうでしょう。

 

●惜しいところ

冒頭のシリアスな映像は特に大きな意味はなく、ただのビジネス

の過程というらしい。もったいぶっているな。

 

ネイバーズ

 

叔父の仕事から足を洗い、恋人ロージーとどこかへ行こうと計画中の

ジョン役は「ワナオトコ」(2009)のジョシュ・スチュワート。

ヘタレな役が良く似合います。さあ、ロージーと逃げようとしたら

彼女は姿を消し、怪しい隣人トロイの文字通り「とろい」返答で

どんなにアホでも彼女は監禁されたと丸わかり。

 

ネイバーズ

 

普通の映像から、3分割、ビデオカメラ越し、モノクロ、望遠鏡越し

果てはスローモーションまで登場しますが、そこまでする価値のある

内容とは到底思えません。BGMも使い方が悪く、何の効果音なのか

すっかりさっぱり。

さらに予告編ではすごく怖そうに描かれていたトロイの家の地下室も

「ドント・ブリーズ」(2016)の広さに比べたら、甲子園球場と

市民運動公園ほどの違いがある狭さ。なのでジョンは出たり入ったりと

忙しいのなんの。

結局は互いの家をのぞき見し合う趣味の悪い隣人が、どちらも悪く、

のぞき見のせいで起こったイザコザという感じです。

とりあえず強いのは女性、アホは男性ということでトロイのセリフが、

全くもってとろいので笑っちゃいます。

 

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あいつだ

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あいつだ

 

「あいつだ」

原題:Fatal Intution

監督:ユン・ジョンヒョン

2015年 韓国映画 109分

キャスト:チュウォン

     ユ・ヘジン

     イ・ユヨン

     リュ・ヘヨン

 

両親を亡くし、ひたすら妹ウンジを気にかけるジャンウ

だったが、彼女はある日姿を消し、惨殺体で発見される。

ジャンウはあてにならない警察を頼らず、霊の見える

女シウンの助けを借りて犯人捜しに奔走する...。

 

<お勧め星>☆☆半 サスペンスにオカルト要素を入れて

面白味が増す映画もありますが、これは全くそうではないです。

 

〇見どころ

相変わらず無能な韓国の警察の姿には吐き気を催すほど。

 

あいつだ

 

溺愛するウンジが惨殺された兄ジャンウが必死で犯人を捜す姿は

鬼気迫るものがあります。蜘蛛の巣のようにあちこちに広がる

小道や屋台を駆け抜け、怪しい男を追うシーンは、この先の展開に

期待感を十分持たせます。このウンジ役の子がいまいち可愛く

ないんだよな。売り出し始めの演歌歌手みたい。

 

あいつだ

 

ジャンウ役のチュオンは歌手出身で、韓国ではとても人気が

あるだけあってイケメン。一方薬剤師ミンホを演じるユ・ヘジンは

安定の演技です。

 

●惜しいところ

霊が見えるというか、人の死に方がわかる女シウンの存在の意味が

いまいちわからない。丁寧なストーリーなはずなのに、ところどころ

綻びがあって、そこはオカルトで補っている感じ。

 

あいつだ

 

大体この事件は結局どうなったんかいな。また、立ち退き問題を

ねじ込んできたけれど、ほとんど意味がないのでそこは割愛しても

よかった気がします。

 

それにしても警官に反抗したら公務執行妨害、逆に警官は民間人に

暴行し放題って、本当だったら怖いなあ。本当なんだろうか。

 

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ハイヒールを履いた女

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ハイヒールを履いた女

 

「ハイヒールを履いた女」

原題:I,Anna

監督:バーナビ・サウスコーム

2012年 イギリス=ドイツ映画=フランス映画 

93分

キャスト:シャーロット・ランプリング

     ガブリエル・バーン

     エディ・マーサン

     ジョディ・メイ

 

ロンドンで1人の男が遺体で見つかる。捜査に向かった

バーニー警部は、そのマンションで1人の女性とすれ違い、

心を惹かれ彼女に接近しようと考えるが...。

 

<お勧め星>☆☆半 謎めいた展開の割にはわかりやすい

オチだし、謎が残ったままでそれが余韻にもなっていません。

 

シャーロット・ランプリングは年齢相応の顔立ちで、いつも

不機嫌そうですが、「さざなみ」(2015)同様に味わい

のある雰囲気を持っています。ハイヒールを履いた足がとても

細くきれいなのは魅力的です。監督はランプリングの実子の

バーナビ・サウスコーム。初監督映画だそうです。

 

〇見どころ

公衆電話、自宅の固定電話、バスタブ、骨折した手のギブス、

ベビーカー、ブランコなど、ヒロイン、アンナの謎を紐解く

手掛かりになりそうなものが、しばしば登場し、これが意味

するものが何だろうか、見ている側は好奇心にかられます。

 

ハイヒールを履いた女

 

殺人事件の捜査を担当するバーニー警部役はガブリエル・バーン。

 

ハイヒールを履いた女

 

彼の部下でフランクス警部補役はエディ・マーサンと実力派を

そろえています。

 

●惜しいところ

殺人事件の被害者ジョージの元妻の子供スティービーやアダムの

存在は必要だったんだろうか。さらにバーニーは、睡眠薬だか

精神安定剤だかを飲んでいますが、その理由はわからないし、

映画には全く関係なし。このバーニーが「任せろ」なんて独自に

捜査をしていくのは、すごく不思議。大体、一目ぼれしたアンナの

個人情報を私用に活用するなんて、アウトでしょう。いろいろな

小道具に深い意味がないところも残念でした。深読みしすぎたな。

 

 

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