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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「LOCK DOWN ロック・ダウン」
原題:Monolith
監督:アイバン・シルベストリニ
2016年 アメリカ=イタリア映画 83分
キャスト:カトリーナ・ボウデン
デイモン・ダユブ
ブランドン・W・ジョーンズ
最新セキュリティを誇るAI搭載車「モノリス」に
乗り、サンドラは息子デビッドと夫の実家へ向かう。
しかし夫カールの浮気を疑い、急遽彼が滞在する
ロスへ行くことを決意するが、途中鹿と衝突して
しまう。さらにサンドラが車外に出たすきにデビッドが
車を「防護モード」にしてしまうのだった...。
<お勧め星>☆ オーマイガー! イライラし続ける83分。
マミーと呼ばれるための試練
「未体験ゾーンの映画たち2017」にて上映された
作品で、まさに未体験のシチュエーションなのですが、
ジャケットにあるような「暴走者」「制御不能」
「孤立無援の荒野」となった原因はただ1つなのです。
「クリスティーン」(1983」のように車が意志を
持っているわけでもなく、車ではないけれど
「ゴーストライダー」(2007)のように悪魔絡みの
バイクというわけでもない。主人公の新米ママ、サンドラが
ただただ「アホ」なのです。手元のメモには、幾度となく
「サンドラ、アホ」と書かれているではありませんか。
最新セキュリティを誇るモノリス社の車には「リリス」と
いうAIが搭載されていて、なんと乗車した人の体重まで
わかるのです。
映画開始早々に、直前に乗った人物の体重をたずねるサンドラは
明らかに夫カールの浮気を疑っているんですね。どうやら
彼女もカールを元の奥様から奪った身の上らしく、歌手の
座を捨て妻の道を選んだことに少々後悔もある模様。前半は
立ち寄ったコンビニで歌手時代を知っている若い男性に声を
かけられているうちに、デビッドが姿を消し大騒ぎしたり、
ジェサという彼女の後釜で歌を歌い始めた女性とカールの仲を
疑ったり、それでいて泣き始めるデビッドをただただあやし
続けたりと、彼女の心の不安定さが露呈するばかりです。
それにしても最新鋭の車のデザインの悪さといったら、もう!
不細工だったらありゃしない。究極の安全性を追求すると
こうなってしまうのかしら。やだ戦車みたいじゃないの。
予想通りこのウルトラ安全な車の中にデビッド一人閉じ込められ
てしまうのです。そこは誰も通らない砂漠の中であり、
「誰か〜!」と叫ぶサンドラの姿に、まずアホ1点。いや
その前に何点も入っていたな。そもそもなぜこの車が
「防護モード」になったかをたどると、イライラして煙草を吸う
→AIが煙を探知しアラーム音を鳴らす→窓を開けてるでしょ!
とサンドラ怒り、AIを切る→鹿と衝突→外に出る→泣きべそを
かいたデビッドに携帯を持たせる→デビッドが携帯で車を
操作してしまうという流れでございます。カールに
「携帯で遊ばせるな」と言われていたのにですよ。さらに
デビッドは喘息持ちなのですよ。煙草吸ったらケホケホしています。
サンドラはおつむも弱ければ、手癖も口も悪いと来た。カール、
ちょっと可愛いくて若いからって血迷ったんだな。いやこういう
ことは言ってはいけない。サンドラ目線で映画を確認しよう。
それにしても助けを求めるにしてもノロノロ歩くし、自分だけ
水を飲むし、来た道を戻らないし、いろいろ見ていると灼熱の
太陽の下、車内に取り残され、クマの着ぐるみを着ている
デビッドが不憫でなりません。
結局何もしないんですよ。ただあれこれ騒いで泣きわめいて
眠って、はっと思いつくのが、この車が「最も安全である」と
いうこと。そして映画でなにを言いたかったかというのは最
後のワンカットでデビッドが発した言葉「マミー」。でもさ、
あれこれ話せるのになんで「マミー」は言えなかったんだろうね。
それとカールは浮気していたのかな。その辺りもふくめて前半の
シーンは全て無駄だったような気がしてなりません。
イライラするので気分が悪いときはお勧めしません。
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「バーン・カントリー」
原題:Burn Country
監督:イオン・オールズ
2016年 アメリカ映画 104分
キャスト:ドミニク・レインズ
メリッサ・レオ
ジェームズ・フランコ
レイチェル・ブロズナハン
アフガニスタンから亡命してアメリカにやって来た
オスマンは、友人の実家に居候することになる。
田舎町に溶け込もうとした彼は、1つの殺人事件に
遭遇したことで、危険な謎解きを始めるが...。
<お勧め星>☆半 不協和音のようなBGMの流れる中、
理解不能なシーンの連続です。
ココハ アメリカ アナタハ ナニヲシタイ?
サスペンス映画...らしい。
冒頭、女性が何語かわからない(後にポーランド語と判明)
言葉を発しながら独演会をしています。ものすごく変な
ダンスをものすごく奇妙な写真を背景に見せてくれるのです。
まあこれがこの映画全編に漂う不協和音の始まりに過ぎない
のです。主人公のオスマンは、アフガニスタンで戦場記者の
仲介役をしていた経歴を持ち、亡命先のアメリカ、カリフォルニアで
夢と希望に満ちた生活を送れると考えている...らしい。
そしてオスマンがアフガニスタンで仲介した戦場記者ゲイリーの
母で保安官のグロリア(これがメリッサ・レオ←ほぼ素顔で老け
具合がすごい)の家に滞在することになるのですが、ゲイリーと
グロリアはほとんど連絡を取っていない...らしい。理由は知らん。
オスマンは、自分の経歴にやけに自信があるから、地元新聞社から
何とかもらえた退屈な作業では物足りないのです。
ここがわからないのよね。亡命して何かのキャリアがあるなら、
もっと都会に行けばいいのに、なぜにこんな超田舎町に来て、
即仕事があると思うんだろう。ゲイリーがほら吹いたとしか思えない。
そしてオスマンは、保安官の仕事をこなすグロリアに無理やりに
ついていくわけです。どう見ても邪魔。待っていてと言われると
待たない、するなと言われるとする、行くなと言われると必ず
行くという「困ったちゃん」。
そこに登場するのが町の鼻つまみ者リンジーで、この役は
なんとジェームズ・フランコです。よーく見ないと気づかない
ぐらいほどのやさぐれ感を漂わせています。
一つの遺体の発見と怪しげなソクーロフ兄弟、そして何かを
ひた隠しにする町に住民などサスペンス要素があるかのように
見せかけて、何のことはない結論。
ゲイリーが戦場からかける電話に耳を澄ませるオスマンは、
無音の中に何を聞き取ったのだろう。故郷のしばしの静けさか。
ふん、ちっともおもしろくないぞ。
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「CAVE ケイブ」
原題:Cave2
監督:ヘンリク・マルティン・ダールスバッケン
2016年 ノルウェー映画 78分
キャスト:ハイジ・トワニ
マッツ・ショーゴード・ベテルセン
ベンヤミン・ヘールスター
ヴォクトル、アドリアン、チャーリーは立入禁止の
洞窟探検に出かける。しかしそこには誰かが張った
テントがあり、中に血まみれの寝袋があるのだった。
<お勧め星>☆ 続編ありきにしても、まるで本の
前書きのような内容で、すっかりさっぱりです。
For What?
アフガニスタン従軍の際同じ部隊だったらしいヴィクトルと
アドリアン、そして恋人のチャーリーが洞窟探検に出かける
のですが、この3人の関係がわかりづらい。そもそものこの
探検の目的もわかりません。
話から推理するに、チャーリーはヴィクトルの元カノであり、
今は彼の友人アドリアンの恋人。1日目の晩から山小屋の
1つ屋根の下で休む3人なのに、2人はお楽しみ開始。
おいおい今から体力使ってどうするんだい。おかげでヴィクトル
はトイレで夜を明かすことになっちゃう。ちょいちょい入る
悪戯が全然笑えないもので、ユーモアのセンスを疑う。
そしてようやく地底にたどり着くかと思ったら、アドリアン
背中から落下する。まあ、この辺りの理由は何となく後でわかる
けど。
勝手に動き回るチャーリーが見つけたテントには血まみれの寝袋が
あって、ここに何かいるんじゃないかという期待が高まります。
「ディセント」(2005)もFor What?と思ったけれど、まあ
2まではそこそこ見られました。あれも男女関係の恨みが絡んで
いましたねえ。これもちょいちょいそれを思うシーンがあって、
3人の過去がちょっと知りたくなるのです。出し惜しみ過ぎだな。
洞窟ときたら、「抜けられない」「崩落」がつきもので、それは全て
ヴィクトル担当です。「俺とチャーリーを共有しよう」という
アドリアンの本気モード提案やらド変態丸出しのヴィクトルの姿ばかり
目に入り、肝心の洞窟の神秘性とか潜水中の美しい光景など全く
見られずなぜにこの設定にしたのか意味不明です。そもそもそういう
映画ではなかったことに気づくのは映画の中盤辺り。それも突然の
ストーリー方向転換なので、唖然茫然。
序盤とラストのこのシーンは構図が同じで、全ては続編で説明
します的なエンディングです。まあ短い映画なので時間の無駄
ではありません。いっぱい「謎」を残してどうやって回収するの
かなあ。
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「インビテーション」
原題:The Invitation
監督:カリン・クサマ
2015年 アメリカ映画 100分
キャスト:ローガン・マーシャル=グリーン
タミー・ブランチャード
ミキール・ハースマン
息子を事故で亡くしたことで妻と離婚したウィルは
元妻の招待を受けて、2年ぶりにかつての自宅へ向かう。
しかし元妻イーデンと恋人デヴィッドの様子は異様で、
ウィルは不信感を抱き始めるのだった。
<お勧め星>☆ ジャケット詐欺映画だ〜!
これをなんとお金を払って借りてしまいました。
か、ね、か、え、せ!!!
〇見どころ
終盤の展開が映画の序盤で大体読めるけれど、
ラストワンカットは、想定外でした。赤いランプ...。
●惜しいところ
ストーリーものろければ、登場人物の動きものろいときた。
映画が始まって早々にスロー映像になるのに何か意味が
あるのだろうか?そこを端折ったら20分は短縮できる。
最初に不気味な話のお決まりの車で何かをはねちゃうシーン。
そこでイラっとくるんだよね。何度なくフェイントがあって、
それでのクライマックスのはずが、そこでもスロー映像。
大体、こんなクソおもしろくもないパーティ、わたしなら5分で
帰りますけどね!!!
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「リメイニング」
原題:The Remaining
監督:ケイシー・ラ・スカラ
2014年 アメリカ映画 88分
キャスト:アレクサ・ベガ
ショーン・サイポス
ジョニー・ベイカー
イタリア・リッチ
ブライアン・リチャード
ダンとスカイラーの結婚式の日。披露宴の
参列者が突然倒れ始める。建物の外では空から
何かが落下し、衝撃と大音響が鳴り響いた後、
生き残ったトミーたちは教会へ向かうが...。
<お勧め星>☆半 とりあえず人生最高の日が
最後の日になってしまうようです。
〇見どころ
こんな日に結婚式を挙げる悲しい花嫁スカイラーが
とてもきれいです。「マチェーテ・キルズ」(2013)
や「シン・シティ 復讐の女神」(2014)に出演して
いたらしいけれど、全然印象に残っていません。
●惜しいところ
無神論者の「末路」を描いたということですが、信仰心の
強い人は世紀末を迎えると、「携挙」され、魂はイエスの
もとに行くとかなんとか、全然意味がわかりません。
避難場所として教会へ向かうも、そこのシェイ神父は偽りの
神父だとか言いつつ、この事態を皆に説明するけれど、聖書の
話をされてもちんぷんかんぷんです。
「堕ちた天使」=聖書のイナゴ?
おまけにダンとスカイラーカップルの友人ジャックとアリー、
ビデオカメラ野郎トミーの痴話げんかが始まったり、背中に
深い傷を負ったスカイラーの容体が悪化したり、病院は略奪者
だらけだったり、もう意味不明。
事あるごとにそれぞれが録画を始めるのはなぜだろう。
「REC3」のような結婚式の会場で事が始まり、
「クローバーフィールド」のような展開になりつつ、
救われた者は何かが体をぶっ刺したり、背骨を折られたり、
結局残った者もわずかな時間しかなくて、さらに酷い状況に
なっていくとかなんとか。はい、「真の信仰」を持つことが
大切で、それは自分中心でなく神を受け入れることなんですよ。
と言われても全然ピンとこないんですけど。
JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「キッズ・リベンジ」
原題:The Aggression Scale
監督:スティーブン・C・ミラー
2012年 アメリカ映画 85分
キャスト:ファビアン・テリース
ライアン・ハートウィグ
レイ・ワイズ
ダナ・アッシュブルック
デレク・ミアーズ
再婚したビルとマギーは、それぞれオーウェン、
ローレンという子供を連れて郊外の一軒家に転居
してくる。しかしビルはマフィアの金を盗んでおり、
その金を追ってロイドたちが家を訪れるのだった。
<お勧め星>☆ 無駄に残酷だし、それを子供が行う
ので、全くお勧めしません。
<ネタバレ>
原題のthe aggression scaleはそのまま「攻撃性尺度」
という意味で、映画に登場するオーウェンは、なんと
99.5%をたたき出した、明らかに異常性格の持ち主で、
いじめた相手を失明させたり、半身不随にしているらしい。
本来なら隔離病棟で治療すべき少年を、能天気な父
ビルは、トラックで息子と移動中。一言も口を利かず、
ひたすらダッシュボードの開閉を繰り返し、その代わりに
与えられたパズルはあっという間に解けてしまう。
で、これが何か意味があるの?
一方こちらも能天気な母マギーと車で移動中の娘ローレンが
ぶつくさ文句を言っているのです。なぜか腕を骨折している
マギーとビルは、子供の了承を得ないまま再婚し、田舎の
一軒家に引っ越してきたのです。とにかく脚本が悪いのか、
翻訳が悪いのかバカ夫婦の会話にイラつくこと間違いなし。
引っ越しの荷物は、すぐに使う物から下せばいいのに、
飾りランプやら洗剤やら、どうでもいい物を優先している。
あ、そうか洗剤類は最終兵器で使うから、下していなかったら
ダメなんだ。
骨折している役に立たないマギーに代わって、ローレンとビルが
めっちゃ重いベッドマットを2階に上げようにも上がらない。
当たり前だ。引っ越し業者に頼むんだよ、普通は。おまけに
オーウェンの世話までローレンに任せ、夫妻で思い出話で盛り
上がる。
「キモーイ」
これローレンが言ったんだけど、わたしも画面に向かって言い
ましたわ。とことんバカなんで、マフィアの手下が金のありかを
聞きに家を訪れ、玄関ドアをバーンと開けた途端、マギーが
ぶっ飛び、両鼻から鼻血を出したときは大笑いしちゃった。
冒頭、問答無用に人を射殺し、そのポラロイド写真を撮影していく
シーンを2件ほど見たし、マフィアの弁護士の拷問された姿も
見たから、どんな冷徹なマフィアかと思っていると、結構とろい。
マギーはズドンなのに、ビルは金のありかを聞こうと即射殺は
しないんです。ここにあるとわかっていたのかしら?ああでも
どこに隠しているか、すぐにわかっちゃうよ。わからないのは
とろいマフィアの手下のみです。
ルンルンシャワーを浴びていると、銃声が響き、ローレンは
異変に気付きます。バスタオル姿はサービスカットかしら。
この娘オーウェンに引けを取らないくらい攻撃が上手いんです。
そのくせ逃げるときはヒーヒー、キャーキャーうるさいの。
その分オーウェンは一言もしゃべらないけれど。
森に逃げ込んだ2人に追手が迫ると、さすが軍事オタクの
オーウェンです。ものすごくややこしいトラップを仕掛け、
相手を待ち伏せしますが、結局とどめを刺すのは、ローレン。
もしかしたらローレンの方も「攻撃性尺度」が高いんじゃね?
終盤にはオーウェンは銃撃され、その弾をナイフで自ら取り出す
という離れ業をするけれど、とにかく痛い、グロいの映像の
連続の割には、ラストのマフィアのボスに護衛が1人もいないと
いう詰めの甘さ。そしてトラックでその小屋に突っ込む直前で
終了です。この2人これからどうするのかね。過剰防衛の罪は
免れないし、手にした金で逃亡するには若すぎるよなあ。
まあどうでもいいけど。子供が銃を乱射するのは見たくない。