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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:邦画
「セトウツミ」
監督:大森立嗣
原作:此元和津也
2016年 日本映画75分
キャスト:池松壮亮
菅田将暉
中条あやみ
瀬戸と内海は放課後川原で雑談するのが日課に
なっている。瀬戸があこがれる樫村さんは実は
内海を好きなのだが...。
<お勧め星>☆☆☆☆☆ 今年見た映画では一番
おもしろかったかな。
監督は「まほろ駅前多田便利軒」の大森立嗣さん。
とにかく脚本が素晴らしいのです。そして瀬戸役の
菅田将暉と内海役の池松壮亮の息がぴったりで、セリフの
掛け合いや微妙な間が抜群!
イケメンでクールかつ頭のいい瀬戸とお調子者で元サッカー
部員の内海がなぜに親しくなったのかは、75分の間に流れる
8話のストーリーから何となくわかってくる感じ。「これだ」
という理由はないのです。多分シンパシーを感じた、くらいの
曖昧なもので、それがとても居心地のいい映画に仕立て上げて
います。「ザ・男の友情」なんてクソ熱いものは微塵も感じられ
ません。
映画に華を添えるのが樫村一期を演じる中条あやみ。原作には
もう1人女子がいるようですが、そこはカッツアイ。
内海をビンタした時「どう思った?」とたずねる樫村に、彼は
「メガネが飛ぶのを絶妙に外す樫村さんの技がすごい...。」
このストライクゾーンを微妙に外すセリフがいいんです。
川原での2人の会話はつまらない遊びから始まり、毎回何かの
オチがある。そこに少しだけ悲哀もあるけれど、それは笑いで
吹き飛んでしまいます。
一番笑ったのは、2人をいじめる不良の先輩、鳩山の前で
フクロウが小さくなった時の姿に瞬時に擬態する瀬戸と内海です。
ああ、「神妙な面持ち」も笑ったなあ。いや全て笑えました。