嘘を愛する女

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JUGEMテーマ:邦画

 

嘘を愛する女

 

「嘘を愛する女」

監督:中江和仁

2018年 日本映画 118分

キャスト:長澤まさみ

     高橋一生

     DAIGO

     川栄李奈

     野波麻帆

     吉田鋼太郎

 

食品メーカーに勤務する由加里は、5年間同棲

している桔平がくも膜下出血で倒れ病院に搬送

されたことを刑事から知らされる。さらに彼女は

桔平の身分を証明するものが全て偽りだったことを

知り、彼の正体を明かすため、探偵、海原に依頼

するのだったが..。


<お勧め星>☆☆半 面白くなりそうでならない。

最後まで見ても消化不良のままです。


「つなぐもの」松たか子の歌がいい


アメリカ人が何かを伝えるとき「良い知らせと悪い

知らせのどちらから先に聞きたい?」と言い始める

ことがありますが、この映画の場合にそれを活用します。


「良かったところと悪かったところのどちらから聞きたい?」


まず良かったところから。主役の長澤まさみさんと

高橋一生さんが、映画に出ているだけで魅力的です。

映画内では結構嫌な女を演じる長澤まさみさんの歯切れ

のいい口調と豊かな表情、そしてすらりと伸びた長い手足、

大きな口をあけて笑っても、少しも下品に感じられない

ところが素敵。そして高橋一生さんは言わずもがな「色気」

たっぷりなんです。うつむき加減の視線や、ふと顔を上げた

時に発する優しさオーラ、そしてあらわになったやや細めの

肩にズキュン!鼻にかかった声も低く響いて素晴らしい。

 

嘘を愛する女
 

それから瀬戸内の景色が本当に風景映画のように映し出されて

います。またエンディング曲の松たか子さんが歌う「つなぐもの」

はぜひとも聞いてほしいです。


では悪いところ。とにかくストーリーにほころびが多すぎるのです。

また登場人物の設定に何か意味があるのかと思うけれど、それが

あまり意味を持たず、ただ今の時代のトレンドを反映しているか

のよう。

 

 

ここからネタバレ

 

冒頭、由加里と桔平との出会いが映されますが、それが

東日本大震災時の東京での混乱の中であり、敢えてそれにした

意味がわかりません。次に母親と会う約束をした桔平が現れず、

怒る由加里のもとに刑事が訪れ

「この人はくも膜下出血で倒れて搬送されました」と語るのです。

それから桔平の素性が全く偽物だったことがわかっていきます。

しかし5年も同棲していて、カードも作らず、携帯電話も持たず、

自分の身内のことを一切語らない相手に不信感を抱かなかったの

かしら。

この時ピンとくるのが宮部みゆきさんの「火車」です。銀行員の

恋人が突然姿を消したきっかけは「クレジットカードを作る」
ということでした。それで全て納得がいくし、その後の展開も

ただただ不幸な身の上に同情するばかりだったのに、この映画

はそういう内容ではないのです。
バリバリ仕事をこなす由加里は、かなり嫌な女に描かれ、親友と

いうものが存在するもののほぼ添え物になっています。職場での

男女差別やパワハラを映像として見せているけれど、それが映画に
どう関係しているのか、まあ、桔平の後悔と重ならせたかったん

だろうな。

 

嘘を愛する女
 

また海原という探偵を雇うと、すぐに怪しい女、心葉が登場します。

この役は川栄李奈さんが演じています。で、このほぼストーカー女

の存在する意味はなんだろう。ただ勝手に思いを寄せ、由加里と
同棲しているマンションのポストを漁っていただけじゃないの?

心葉が、桔平の過去に何か繋がっているのかと思えば、それは

全くなくて、「秘密」を見ていただけなんですよね。
そして最大の違和感は、桔平が書いていた私小説のようなものに

登場する場所が「瀬戸内」とわかったとき、あっという間に由加里は、

ある島へ行くんですよ。調べてみると瀬戸内海には島が727も
存在します。淡路島、小豆島、男木島..。男木島は「猫島」と

して有名ですよね。ここは一度行ってみたい。
由加里はいったい何を根拠にある島へ向かったのか全く理解

できないし、その後を追った海原は車で来るわけですよ。

ということはカーフェリーで行き来できるかもしくは橋が架かって

いる島なんだろうなあ。もうこの辺り来ると、ちょっと何やってる

のかわからないことだらけです。さらに広島から警察が桔平を

尋ねて来たと島の人が言うけれど、犯罪者ではないのになぜ警察が

追ってきたんだろう。

広島と桔平とのつながりは、この1点のみですよ!
もっと言うなら、桔平がずっと探していたロボット人形が

あそこにある意味が全く分からないし、それは自分の痕跡を

誰かに辿ってほしかったということだとしたら、誰に求めて

いたのでしょうか。
全てを知り桔平の病室を訪れて、由加里はわんわん泣くんですよ。

それも同じ角度からずっとわんわん泣く姿を映し続けます。

これ、見ている側は全く泣けないし、かえってしらけますよ。
エンドロールで流れる松たか子さんの「つなぐもの」でお口直しを

するしかないですね。

 

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キセキーあの日のソビトー

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JUGEMテーマ:邦画

 

キセキ

 

監督:兼重 淳
2017年 日本映画 111分
キャスト:松坂桃李
     菅田将暉
     忽那汐里
     平 祐奈
     成田 凌
     麻生祐未


人気グループGReeeeNのプロデュースを手掛ける

JINとその弟でリーダーのHIDEが大ヒット曲「キセキ」

を生み出すまでには、様々な苦労があったのだった。


<お勧め星>☆☆ 映画としては大変つまらない。


音楽だけ聴きましょう


口から出るのは文句ばかりなので映画館に観に行かなくて

よかった。まずCDショップの店員理香役の忽那汐里は、

大人っぽくなっていい感じなんだけど、存在が必要ないよね。

そもそもHIDEと交際していたのかしていないのかすっかり

さっぱりわからない。彼女のために歌を作ったとか、彼女が

HIDEを後押ししたとか、なにかエピソードの1つもあるかと

思えば何もない。交際しているそぶりもないのに、

「久しぶり」なんて言ったりして、あれ?別れていたのかしらと

疑ってしまう。ラブシーンの1つも入れろ〜!

 

キセキ
 

それと勤務医であるとはいえ、心臓外科医であるのに、なぜに

家が「家族はつらいよ」のような昭和家屋なのだ!中身は今の

一般家庭よりもボロいよ。さらになぜ兄JINは父に反発し続けた

のか、父があれほどまでに威張るのは、苦労して医者になった

からとかHIDEが語るのみで、全然説得力がないじゃない。
また頭がそれほど良くなくて医学部に落ちたから、歯学部を

目指す?それって失礼じゃないの?それも子供を産んで歯が

ガタガタになった母親のために?HIDEの気持ちなんて

これっぽちもわからないね。

 

キセキ
 

ということを考えながら映画の感想をまとめようと思うの

ですが、全くまとまりません。なぜだろう?それは、

GReeeeNの歌が素晴らしいし、JIN役の松坂桃李松坂桃李や

HIDE役の菅田将暉の演技も安定力抜群。ところが肝心の

ストーリーにリズム感がないのよね。ずーっと同じ調子で

映像が流され、あ、松坂君色っぽい!とか菅田君お茶目とか

思うけれど、エピソードのつながりが極めて希薄なのです。

それと冒頭に書いた文句も加えると、ミュージックビデオと

思って見た方がいいような気がしてきます。これに111分

使う意味がかわりません。

 

キセキ
 

心臓が悪い少女は、JINの父の患者で、彼女がGReeeeNの

歌を聴いて生きる意欲がわいたのなら、それをもっと有効に

活用しようよ。あれじゃあ平祐奈さんが可愛いね。姉妹

そろって美人でうらやましいねで終わっちゃうよ。
「音楽で医者に勝てるか」ということと結び付けたかったの

でしょうが、離れ離れで、糸の切れた凧のように飛んで

行っちゃったからね。

唯一好きなシーンは、最初のレコーディングの4人の4分割の

カットかしら。あれも歌が流れているからよかったのね、きっと。
続けたくても続けられないJINと続けられるけれど落第するから

続けられないHIDEのエピソードも、もやもや〜と消えて

いきました。

はい、GReeeeNの歌は好きです。

 

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溺れるナイフ

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溺れるナイフ

 

「溺れるナイフ」

監督:山戸結希

原作:ジョージ朝倉

2016年 日本映画 111分

キャスト:小松菜奈

     菅田将暉

     重岡大毅

     上白石萌音

 

少女雑誌のモデルだった夏芽は、親の都合で田舎の

旅館に引っ越してくる。彼女は海岸の岩場で1人の

少年を見つけ、その神々しさに惹かれていく...。

 

<お勧め星>☆☆ これはいけない。全然おもしろくない。

登場人物の誰にも感情移入できません。


「神」さんは航ちゃん?


「神」さんという言葉がしばしばでてくるのですが、当然

Godのほうの「神」ですよね。当然、髪さんでも紙さんでも、

カミさんでもないのです。それが微妙はイントネーションで

「神」と気づけないところもある。それは私の方言なのかしら。
原作はあったり前田のクラッカーの未読のコミック。

こんな話読むかいな!
まずティーン雑誌のモデルだった夏芽が、父親の実家である旅館

のある町に戻ってくるシーンから始まります。人気モデルだった

のになぜ?まあそこはいいとして、モデルだったらから、

掃き溜めに鶴のように可愛いし、スタイルも抜群。級友である

カナ役の上白石萌音ちゃんが、いかにもいも姉なので差がつく

というもの。しかし上白石さん、演技力は素晴らしいです。
さてそもそもの人物設定が口での説明程度で唐突に航一朗を見つけ、

彼の神々しさに惹かれていくのはかなり無理があります。そりゃ、

田舎の中学生で髪の毛がパツキンなら光り輝くというものです。

さらに、学校に居場所がないと打ち明ける夏芽の言葉の裏付けは

一切なくて、大人気じゃなかったですか〜。それが居場所が

ないということかしら。
そして、映画の話が持ち上がった時、レイプ未遂事件に巻き込まれ、

2人は別れる...らしい。ここの省略具合が大きすぎて、一気に

高校生になっている夏芽を見て、おお、時間がたったのだなと

気づく程度です。推理するに守ってほしかった夏芽と守り切れ

なかった航一朗の気持ちがすれ違ってお互いのプライドが、二度と

会わなくさせてしまったんだろうね。(極めて大雑把な推理)
高校生になってもずっと夏芽に優しい大友役は、ジャニーズWEST

の重岡大毅君。こんなにいい子を弄んじゃいけない。
退廃的な姿を見せる航一朗役の菅田将暉が、桃太郎の鬼ちゃんの

ように身軽に動き、光を浴びたり、水中の中では繊細さを感じ

させる少年を好演。同時期に公開された

「ディストラクション・ベイビーズ」でも小松さんと共演して

いましたね。彼が踊る火祭りのシーンのみ渾身の力が込めて

作られているようで、実際に起きたことんなのかどうか、夢か

現実か曖昧でありつつ、やはり事実なのだとわかるのは上手かった。

ここでも上白石さんの演技が光りました。
撮影機関が17日という短さの中で、これだけのものを作れたのは

素晴らしいというべきか。いやもったいないなあ。  

 

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SCOOP!

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scoop!

 

「SCOOP!」

監督:大根 仁

2016年 日本映画 120分 PG12

キャスト:福山雅治

     二階堂ふみ

     吉田 羊

     滝藤賢一

     リリー・フランキー

 

フリーのカメラマン静は、パパラッチをして

自堕落な生活を送っている。そんな彼は写真誌

「SCOOP!」の新人記者、野火とコンビを組む

ことを押し付けられてしまう。

 

<お勧め星>☆☆ リリー・フランキーのジャンキー

ぶりがすごいです。以上。

 

パパラッチにラブと正義は不要

 

パパラッチを描いた映画といえば、ジェイク・ギレンホール

主演の「ナイトクローラー」(2014)を絶対に思い出す

はず。あのギラギラしたまなざし、そしてとことんクズな姿に、

鑑賞後気分が悪くなりました。それでも「成功」のためには

「良心」など持ってはならない、という心意気が伝わったのです。
さて、この映画はどうかというと、あの美しい

(ふん、もう他人のものだけどね)

福山雅治演じる都城静が、冒頭からホテル代をケチり、車の

後部座席でコールガールと事を済まし、その直後ターゲットの

写真を撮影するというクズっぷりを映像で見せます。

口から出るのは下ネタと金の話、だらしない歩き方、

ボサボサ頭、無精ひげで汚さをアピールしたところで、

やはり福山雅治なんです。映画内で見せる元カノで写

真週刊誌のチーフ、横川定子役の吉田羊とこんな風な

美しい絵になってしまう。

 

scoop!
 

まあ、そこは仕方がないとして、前半は、リリー・フランキー

演じるチャラ源とつるむ姿や定子との会話もゲスで、こいつ

クズだなと思わせることには成功していると思います。

 

scoop!

 

どん臭い新人記者、行川野火を押し付けられ、彼女を

お荷物以外の何物にも感じない姿は、二階堂ふみの好演も

加わり、映画に引き込まれていきます。

 

scoop!
 

しかし、実は彼は元この写真誌の編集部にいた敏腕カメラマン

だったとか、「報道スクープこそ原点だった」などとストーリーが

流れ始めると、「ん?」と思い始めるのです。

まあ、日本の道路事情でできるはずもないカーチェイスに挑戦し、

銃の代わりに花火(よほど花火がお気に入りらしい)で追手を

振り切る辺りは、アイデアで乗り切った感じもします。

 

scoop!
 

最も冷めてしまったのは、野火とのものすごく中途半端な

ベッドシーン。二階堂ふみがヌードがアウトなら、始まりと

終わりだけ映像化すればいいのに、なにやら夢の中のような

雰囲気の画面に変わっても、そんなもの時間の無駄と思って

しまう。また、唐突にカメラマンを志したきっかけが「キャパ」に

憧れたと語り、この写真を取り出す。

 

scoop!

 

ああこれは絶対に使われるなと確信する瞬間です。
クズなら、何の恩義があるのかしらないけれど、情報屋らしき

男も利用し、大金を稼ぐことに専念すべき。終盤の強引な展開は、

ドキリとするものの、私の中ではこの映画の評価が下がる一方

でした。
前半の面白さが100とすると、後半は0で、結局50くらいの出来

だったなとブツクサ思うのです。

 

 

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ディストラクション・ベイビーズ

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ディストラクション・ベイビーズ

 

「ディストラクション・ベイビーズ」

監督:真利子哲也

2016年 日本映画 106分

キャスト:柳楽優弥

     菅田将暉

     小松菜奈

     村上虹郎

     池松壮亮

     でんでん

 

誰彼かまわずケンカを仕掛ける兄泰良が姿を消し、

弟翔太だけが彼の行方を捜している。その兄は町で

相変わらず強そうな相手にケンカを仕掛けていたが、

その姿に魅了された裕也は、彼と行動を共にし始める。

 

<お勧め星>☆☆ う〜ん。ひたすら続く暴力はどう

理解していいのかわからない。

 

○見どころ

無意味な暴力、卑怯な論理、ネットで拡散する動画、

それへのさらに無責任な書き込み。それらには全て何の

責任も伴わず、勝手に連鎖していく。その様を泰良という

18歳の少年を通して描かれていきます。柳楽優弥の無表情な

演技が、まさにそこになんの理由も存在しないことを物語る

のです。

 

ディストラクション・ベイビーズ

 

●惜しいところ

柳楽君を始めとして、弟翔太役の村上虹郎、そして泰良の

姿に便乗して大暴れしようと考える裕也役の菅田将暉、

 

ディストラクション・ベイビーズ

 

やくざの下っ端役の池松壮亮、

 

ディストラクション・ベイビーズ

 

キャバ嬢那奈役の小松菜奈、少年の育ての親役のでんでんと

そうそうたる配役なのに、暴力だらけの映画になっているのが

残念です。ヘタレの裕也が泰良にくっついたことで、途端に

暴力的になるのは、なんとなくわかる気がしますが、女性ばかり

狙うのが嫌。自分の弱さをかえって印象付けているのかも

しれないけれど、その映像だけでも嫌いです。

 

ディストラクション・ベイビーズ

 

小松菜奈さんは相変わらず、したたかで、うわべだけか弱く

ふるまう狡猾な女性役が似合います。こんな女性に男性は絶対に

騙されるのよね。

 

 

 

 

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捨てがたき人々

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捨てがたき人々

 

「捨てがたき人々」

監督:榊 英雄

原作:ジョージ秋山

2012年 日本映画 123分 R18+

キャスト:大森南朋

     三輪ひとみ

     美保 純

     田口トモロヲ

     遠藤憲一

 

自堕落な男、勇介は生まれ故郷の島に戻って来る。

そして唯一彼に笑顔を見せる、顔にあざのある

弁当屋の店員、京子と無理やり関係を持つ。やがて

2人は同棲し、京子は子供を身ごもるが...。

 

<お勧め星>☆☆ どこまでも暗い。見終わっても

心は一向に晴れません。

 

原作のジョージ秋山は「銭ゲバ」「浮浪雲」などで

有名な漫画家ですが、見事に1作も読んでいません。

敢えて避けてきた漫画家でもあります。その人の原作

の映画化だから、予想通りという感じでした。

 

〇 見どころ

前科持ち、ぐうたら、汚い、酒飲み、女好きのクズな男

狸穴勇介役の大森南朋が、まさにはまり役です。幾度と

なく見られる彼のお尻が結構きれいなのにはびっくり。

 

捨てがたき人々

 

何かの拍子に見えそうな女の子の下着をこんな嫌らしい

仕草でのぞき見します。それと後に彼と結婚する京子の

おば、あかね役の美保純が、相変わらず艶っぽいのです。

まだまだ現役という感じ!

 

捨てがたき人々

 

● 惜しいところ

原作漫画には勇介の悲惨な生い立ちが描かれており、なぜに

クズなのか、生きていることに飽きたと語るのか、理解できる

そうですが、そこは映画ではほとんど描かれず。だからただの

ぐうたら男に思えてしまうのです。さらに登場人物は全て悪い

人ばかり。ある意味、人間の本心をさらけ出しているのかも

しれませんが、見たくもない姿ばかり見続けるのは苦痛でした。

 

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小野寺家の弟、小野寺家の姉

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小野寺家の弟、

 

「小野寺家の弟、小野寺家の姉」

監督:西田征史

2014年 日本映画 114分

キャスト:向井 理

     片桐はいり

     山本美月

     及川光博

     ムロツヨシ

 

40才の姉より子と暮らす弟、進は32才。失恋

から立ち直れないでいる弟をより子は、誰よりも

気にかけており...。

 

<お勧め星>☆☆ ほっこりする話と思っていたのに

思いのほかつまらない映画でした。

 

両親に死に別れ、姉が親代わりを務めて成長した進と

彼の幸せを何よりも先に願う姉。より子役は片桐はいり。

進役は向井理です。片桐はいりはいつも通りの役どころで、

根はやさしく真面目な女性なのに、その外見で独身のまま

40才突入したという設定。自分の辛さや悲しさは笑いに

変えて周りの人から気づかれないようにしてしまう。これって

すごくよくある設定です。一方の進役の向井理が、必死で

ダサさをアピールしたところで、どう考えてもイケメン。

無理があり過ぎる...。

 

小野寺家の弟、

 

〇 見どころ

ムロツヨシ演じる役者を目指す床屋の息子が、思いの外いい。

彼が進に対して、飲み屋で発する言葉も極めてまっとうなんです。

 

● 惜しいところ

映画ではより子が、勤務先のメガネ店に営業に来る浅野に

恋心を抱き、彼から誘いを受けると、天にも昇る気持ちに

なってしまう。その先が読めてしまうだけに、ここは一発逆転が

欲しかった。

 

小野寺家の弟、

 

さらに、進が前の恋人と別れた理由が、

「姉を取るか、自分を取るか」

いくら姉に世話になってきたからとはいえ、いつまでも同じ

屋根の下で暮らしたいと思うなら、一生結婚できないぞと思って

しまいました。

 

小野寺家の弟、

 

そして最も嫌いなシーンは、山本美月演じる絵本作家の卵、

薫が進と食事した際、彼のコーヒーに砂糖を入れてあげるんです。

あれは最高に嫌い。バイキングで男に料理を運んでくる女子と

同じ臭いがして、あのシーンを入れ込む監督の心が許せません

でした。あれを女らしいと信じている男はアホだ。

あれは計算ずくなんだよ。

 

 

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最後の命

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最後の命

 

「最後の命」

監督:松本准平

原作:中村文則

2014年 日本映画 110分 R15+

キャスト:柳楽優弥

     矢野聖人

     比留川游

 

桂人と冴木は少年時代、集団婦女暴行事件を

目撃し、互いに大きなトラウマを抱えてしまう。

そんな時桂人の部屋でなじみのデリヘル嬢が遺体で

発見され、犯人として冴木の名前が上がるのだった。

 

<お勧め星>☆☆半 とても分かりづらい内容で、

原作を読んでいたら理解できたのでしょうか。

 

主演は柳楽優弥と矢野聖人で、柳楽君はもちろん

知っていますが、矢野君は「リーガル・ハイ」で

生瀬勝久の弁護士事務所のちょっと間抜けな助手だと

気づくのは、なんと映画が終わってからのこと。どこかで

見たなあ〜とずっと思いながら鑑賞していました。

 

最後の命

 

映画の中で、時系列や人物がバラバラに映り込むのは、原作に

忠実なのでしょうか。それとも敢えてそういう構成で製作した

のでしょうか。しかしそれがとても話を分かりづらくしている

のです。

 

 

<ネタバレ>

 

「世界が」   「終わる」を合言葉にしていた孤独な少年、

桂人と冴木は、ホームレスの男たちが集団で、廃工場に住む

女性を暴行する現場を目撃するのです。

 

最後の命

 

このシーンは幾度となく映り、少年時代の出来事なのに、

そこに成長した桂人がいる時もあり、どこまでが真実なのか

極めてあやふやなのです。ただ、その事件後桂人は「人と肌

が触れ合うことは穢れる」と感じ、冴木は、暴力的な性衝動に

とりつかれてしまうという、大きな心の傷を残します。

ここでキーになるのが、高校の同級生の香里という少女なんですが、

バイオリンやピアノをたしなんでいたのに、なぜその道を

あきらめたのかとか、思いを寄せていた桂人ではなく冴木と

恋人同士になったのに、なぜ別れたのか、そして彼女が精神に

異常をきたしたのは何が理由だったのか、一切分かりません。

そもそも孤独な2人の家庭環境すらわからないのです。とりあえず

大学まで行けたから、貧しいわけではないようです。

ある日桂人のなじみのデリヘル嬢エリコが、彼のアパートで

遺体で発見されます。当然桂人が疑われるのに、部屋中に残って

いた指紋は、なんと冴木のもので、彼は連続婦女暴行事件の容疑者

として全国指名手配中だったことから、一挙に犯人とされるのです。

ここから2人の歪んだ心と、精神病院にいたはずの香里が、その時

桂人の部屋にいた証拠、(彼女は押入れを爪でひっかく癖があった)

を見つけた桂人が知った真相は、ちょっと驚くかな。

金をせびりに来たデリヘル嬢と香里が鉢合わせし、格闘になって、

デリヘル嬢は頭を強打して倒れ、それを見つけた冴木が、自分の

罪にしようと首を絞め、指紋をべたべたつけたということなんです。

2人ともきっと歪んだ心を持つ自分を殺したかった。けれどその

きっかけがなかったのか、それとも生きることに未練があったのか。

なんだかよくわからない内容でした。そして暗い。

 

 

 

 

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欲動

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欲動

 

「欲動」

監督:杉野希紀

2014年 日本映画 97分 R18+

キャスト:三津谷葉子

     斎藤 工

     杉野希紀

 

重い心臓病の千紘を夫に持つユリは、千紘の妹の

出産に立ち会うため、妹夫婦が住むバリ島を訪れる。

しかし死の恐怖に直面している千紘は、ユリに辛く

当たるのだった。

 

<お勧め星>☆☆ 別にR18にするほどの過激な映画

でもないし、心に響くものもなかったです。

 

<ネタバレ>元々斎藤工さんが好きではないので、冒頭

から違和感なくインドネシアの地に溶け込むような風貌、

髪型、リラックスしすぎのファッションには、ちょっと

戸惑ってしまう。重い心臓病を患っている割には、食欲は

あるし、妊婦の前でプカプカ煙草を吸います。この監督は

喫煙者なんだろうか。で、斎藤さんが演じる千紘の妻ユリ

役は三津谷葉子さん。とてもきれいだし、スタイルもいい

のに、もっとメジャーにならないのはなんでだろう。

 

欲動

 

夫妻は千紘の妹の出産に立ち会うため、妹九美がオランダ人夫

と住むインドネシア、バリ島を訪れるわけです。バリ独特の

ガムランという音楽とケチャと呼ばれる舞踊が、序盤から

ふんだんに盛り込まれ、異国情緒たっぷりの映像になっています。

こんなエキゾチックな雰囲気の中でビーチ・ボーイと呼ばれる

現地のナンパ男に優しくされたら、旅の思い出を作ってしまう

(色っぽい意味で)のもわかる気がします。そうだ、わたしが

学生の頃は、新島はその手の島として有名だったわ。古い記憶。

しかしそんな島の良さに気づきつつも、自分の死後のことを気に

かける千紘は、とことん甘ったれた言葉を言い放つし、ユリは

看護師であるがゆえに、つい事務的な世話になってしまう。

そんな彼女の姿を見て千紘は「人の死に慣れている感じがする」

などと言うのです。その気持ちもわかるけれど、ユリも頑張って

いるのよ。監督が描きたかったという性愛と人の生死というテーマは、

ナンパ野郎と一夜を共にするユリの姿やあっという間に終わる九美

の出産、そして病床に伏せる千紘に突然乗りかかって激しく関係を

求めるユリの姿に描かれているのでしょう。

 

欲動

 

わたしにはあまりわからなかったけれど。

とにかくラブシーンの時の斎藤さんの背中が黒くて小汚いのが

気になって仕方ない。

ラストは夕暮れのビーチで、海に入っていく千紘がユリに

「ユリ、こっちにおいで」と手を振るものの、ユリは微動だにせず、

座り続けます。それはユリはこれからも生き続けるという意志の

表れでしょうかね。バリ島に行ってみたくなる映画です。

 

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きみはいい子

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キミはいい子

「きみはいい子」
監督:呉 美保
2015年 日本映画 121分
キャスト:高良健吾
     尾野真千子
     池脇千鶴
     高橋和也
     喜多道枝

新任教師の岡野は、学級崩壊しそうなクラスの
児童たちに毎日頭を悩ませている。夫が単身赴任
中の雅美は、娘あやねに対し、毎日手を挙げて
しまう。そして学校の近所に住む独居老人あき子
はスーパーでの支払いを忘れ、店員の呼び止められる
のだった。

<お勧め星>☆☆ いい映画だと思いますが、知って
いる問題を描き、ありきたりも結論にアプローチした
だけの歯がゆさを感じます。


この映画には、幼児虐待、学級崩壊、認知症の独居老人、
モンスターペアレント、ママ友付き合い、知的障がいの
ある子供を持つ親の心など、様々な問題が詰め込まれて
いるのです。原作は本屋大賞を受賞した中脇初枝さんの
同名小説。本も映画もレビューは高評価ですが、映画を
見た後で、原作小説を読む気は全く起きませんでした。
主要な登場人物は3人です。


きみはいい子

/掲ざ技奸_野匡
心は優しいけれど、全く言うことを聞かない児童やうるさい
保護者、給食費を払わす、午後5時にならないと帰宅できない
児童などの対応に、日々疲れ切っています。


キミはいい子

夫がタイに単身赴任中の主婦 水木雅美
夫がいないことや本音を話す相手がいない寂しさに加え、
虐待を受けて育った過去から、娘あやねに毎日暴力を加えて
しまうのです。尾野真千子が氷のような冷たい表情で娘を叱り、
娘に暴力をふるった後、トイレで泣いている。彼女もそんな
自分が嫌いなのです。


G知症気味の独居老人 佐々木あき子
スーパーでレジの支払いを忘れ、店員に呼び止められます。
彼女は実の弟を空襲で亡くし、毎日墓前に語り掛ける日々を
送っているのですが、家の前を通る1人の児童がいつも
挨拶をしてくれるのがうれしいのです。その児童は軽い知的
障がいのある子ですが、あき子は何も気づきません。


きみはいい子

この3人に少しずつ関連する人が登場し、群像劇のような作り
になっています。しかし一番嫌いだったのは、ラスト。見る側に
その先を考えさせる手法は別段新しくもなく、さらに無駄に長い。
そこまでテンポよく進んでいた映画が急にスローモーションに
なったような感じになります。

岡野が「誰かに抱きしめてもらう」という宿題を出したのは、
自分としては素晴らしいと思ったのでしょうが、それができない
子供は次の日から欠席しています。それはその子をひどく傷つけた
と思うのです。
あまりに多くの問題を提起しすぎると、すべてに浅さを感じて
しまい、共感できない内容へと変わってしまうと思います。


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