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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:アクション映画全般
出典:IMDb
「メッセージマン」
原題:Message Man
監督:コーリ・パーゾン
2018年 オーストラリア=インドネシア映画
91分 R15+
キャスト:ポール・オブライエン
ヴェルディ・ソライマン
引退した敏腕殺し屋ライアンは、インドネシアの
小島で静かな暮らしを求めるが、そこには海賊が
やってきては若い娘や金品を奪っていくことを知る。
そして親しくなった少年ドーニが、彼らの車に
はねられ大けがを負ったことから、ライアンは、
復讐を企てる。しかし海賊はライアンと因縁の仲で
あるリーと繋がっているのだった。
<お勧め星>☆☆半 ストーリーはおいといて、
アクションをひたすら楽しむ映画です。
犬は殺さない。強い籠を作る。
「未体験ゾーンの映画たち 2019」の上映作品です。
R15指定だけあって、殺戮シーンは、結構な量の
血しぶきが飛ぶし、腕や頭も切れていきます。もう
死んでいるからいいだろうと思ってもかなりしつこく
攻撃するので、ちょっと主人公の人間性に疑いを
持っちゃう。
出典:IMDb
そしてストーリーはかなりわかりづらいというか、
ほぼ説明がありません。何やら訳あり感を漂わせる
ライアンが、インドネシアの小島へやって来て、
沖に止めた船からボートで買い出しに出かけます。
そこでドーニという現地の少年と知り合い、小遣い稼ぎの
仕事を与えると、その子が自宅に招待してくれます。
「俺は誰とも関わらない」とか言っていた気がしたけれど、
あっという間にこの家族と仲良くなるし、無口でありつつ、
ドーニや妹デビをかわいがるのです。都合のいいことに
ドーニには美人かつ未亡人である母親がおります。
出典:IMDb
さてここからもう一つの話、島へやって来ては若い娘や金品を
奪っていく海賊の姿が描かれるのです。引退した殺し屋
(この辺りでそうらしいとわかってくる)が安息の地を求めた
場所で、再び争いごとに巻き込まれ、仕事に復帰せざるを
得なくなるというパターンはとても良くある話。当然この
映画もその一つです。彼がどういう組織に所属していたのか、
見落としちゃったかしら。
国際的暗殺者組織「SENDA GROUP」とやらにいたということは、
後で映画の説明を読んで知りました。
とにかくすごいのは、ライアンの強さで、ナタで男3人を相手に
バッタバッタと切りつけて行くし、銃より早くナイフを使える
んです。暗闇に包まれた島を遠目に映して、銃声とそれが放たれた
ことを示す光が見えるシーンは、これも何かの映画で見たような。
海賊と繋がっている人物にたどり着いた時、ようやくメインの
ストーリーに入ります。かつてライアンに両親を殺されたリーが、
その人物で、海賊の仲間を殺されたと知ると、「生きたまま捕まえろ」
という指示を出すんですね。
出典:IMDb
この人すごーく悪い奴だけれどすごーくお金持ちらしく、
ライアンは三輪自転車「パジャイ」で移動するのに対し、
ポルシェで颯爽と帰宅します。リーはジャカルタ在住で、
本当に悪い奴なので、ライアンがどうしても自分の方に近づく
ように仕掛けてきます。こに手法は最初に親しくなったドーニ
たちの存在があったことから容易に想像できますね。ストーリーは
切れ切れだし、主人公への説明や個々の人物の紹介もろくに
ないけれど、ライアンの繰り出すアクションは華麗で、クラブ内で
使われる紙幣爆弾は、まさかそんなものを配っていたとは全然
気づかず、あっと驚いてしまいました。
序盤にライアンが弓を作るのをドーニに教えていたけれど、
それがちゃんと役立つということも判明したラストです。
JUGEMテーマ:アクション映画全般
「アイアン・フィスト」
原題:The Man with the Iron Fists
監督:RZA
脚本:RZA
イーライ・ロス
2012年 アメリカ映画 96分 R15+
キャスト:ラッセル・クロウ
カン・リー
ルーシー・リュー
バイロン・マン
RZA
中国のある村で、金塊を預かる任務を引き受けるはずの
猛獅会の金獅子が手下に暗殺される。そして金塊を巡り
武闘集団の争いが勃発するのだった。
<お勧め星>☆☆半 ひたすら戦いのシーンの連続です。
まあ一言で言うと、カンフー+hip-hop+きれいなお姉さん
の出てくる映画かしら。クエンティン・タランティーノの
バックアップを感じさせる内容になっています。
〇見どころ
ストーリーは超単純なので、ひたすら見事な戦いぶりを
見続けるのみです。そこかしこに武器を忍ばせた衣装をまとう
ゼン・イー。
あっという間に殺されちゃうけど、金塊を運んでくる双飛夫妻の
華麗なアクション。毒針攻撃。果ては両手を切り落とされた
鍛冶屋サディアスが鋼の腕を取り付け「気」を注入?して
戦います。
戦いによって、手が飛び、指が切れ、首も転がり、目玉がポーン!
皇帝の密使ジャック役のラッセル・クロウの体がダボついていても
大したアクションはしないので、息切れしません。
またマダム・ブロッサム役のルーシー・リューが扇子を使い、
華麗に踊るかのようにして敵を倒していく姿もかっこいいです。
●惜しいところ
そんなに真剣に見るほどの内容でもないし、見終わっても
何も残りません。
JUGEMテーマ:アクション映画全般
「ダブル・リベンジ」
原題:Montana
監督:モー・アリ
2014年 イギリス映画 108分
キャスト:ラース・ミケルセン
マッケル・デヴィッド
ミシェル・フェアリー
ズラッコ・ブリッチ
ボスニア紛争時、仲間に妻子を殺害されたディミトリは
復讐相手がいるロンドンでその時を待っていた。彼は
ギャングの下っ端で働くモンタナという少年を救い、
その少年に戦い方を教えていくが...。
<お勧め星>☆☆ 何とも微妙な内容です。ストーリーは
散漫だし、アクションも地味。
主役のディミトリ役はマッツ・ミケルセンの兄
ラース・ミケルセン。この味わい深い顔立ちはこれまでの
苦労を集約しているかのようです。
原題は、彼が窮地を救ったギャングの下っ端で働く黒人の
少年の名前「Montana」。邦題はどう見ても後付けで、
2つの復讐劇とわかるのは、映画がだいぶ進んでからのこと。
冒頭のボスニア紛争時、仲間の民兵に妻子を殺害された男の
復讐をメインにするのであれば、その仇が今やロンドンで
ギャングのボスをしており、そのボスの座を狙う手下の動きや、
汚職警官とつるむ姿、ドラッグ中毒の姉を持つジェスとモンタナ
との恋話などは不要。
まずロンドンで起きる悪人ばかりを狙った連続殺人の意味が
よくわからない。多分、紛争時民兵だった連中が身を落として
いるのだろうけれど、その事件解決をせかす本庁から来た
女性警部補と汚職警官との対立も、なんか必要ない気がするな。
そして見どころである格闘シーンも、死体になった姿は手際よく
殺されたかのように見えるのに、ディミトリは、片足が義足
なので、スムーズに動けないんですよ。限りなくのろい格闘と
いう感じです。特にサウナでの格闘は、「イースタン・プロミス」
(2007)のヴィゴ・モーテンセンの足元にも及びません。
ディミトリがどうやってモンタナの素性を調べ上げ、彼を救い、
礼儀や格闘などを教える気になったのかもよくわかりません。
トレーニングシーンは、おふざけが入っているので、達成感が
ないし、実際体の小さいモンタナは、格闘が強くなっていません。
どうせ飛びかかって来るのに、「殺す価値もない」と父を殺した
相手にとどめを刺さず、襲われてから発砲って...。そこはさっさと
ズドンでしょうが。
孤高の男の復讐劇にした方がずっと面白かったと思います。