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    • 2023.01.12 Thursday
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    Mr.ノーバディ

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      JUGEMテーマ:アクション映画全般

       

      Mr.ノーバディ

      出典:IMDb

       

      「Mr.ノーバディ」

      原題:Nobody

      監督:イルヤ・ナイシュラー

      2021年 アメリカ映画 92分

      キャスト:ボブ・オデンカーク

           コニー・ニールセン

           RZA

           マイケル・アイアンサイド

           クリストファー・ロイド

       

      金型工場に勤務するハッチは、ごく平凡な男で家でも主と

      して尊敬されていない。毎日同じことを繰り返す日々

      だったが、ある晩、家に強盗が押し入った時、武器がある

      にもかかわらず反撃できず金を奪われてしまう。そのことで

      家族や義弟からさらに見下されたハッチは、たまたま乗り

      合わせたバスに侵入してきたチンピラ5人に対し、遂に

      ブチ切れてしまうのだった。


      <お勧め星>☆☆☆☆ 痛快、爽快。たまにはこういう映画も

      観たい!


      「地下室はあるの?」


      冒頭、傷だらけの男が手錠をかけられた姿で椅子に座っており、

      不自由な手で煙草を取り出し、それに火をつけ、そして缶切りを

      手にして服の中から取り出したツナ缶を開け、さらに服の中

      から手品のように取り出した可愛い子猫にそれを与えます。

      この辺りでなんとなーく筋書きが読めるんです。
      さてシーンは変わり、ハッチ・マンセルという中年の男の日々が

      映ります。妻とはベッドは同じだけれど枕でダムが作ってある

      状態です。月曜日から金曜日まで朝起きて、朝食を食べ、

      ゴミ出しを忘れ、金型工場のタイムカードを押し、仕事をして

      帰宅すると、誰も彼に関心がない日々が映るのです。妻ベッカ

      と下の娘は口をききますが、長男はハッチを見下している感じ。

      そしてある晩それが決定づけられる事件が起きるのです。自宅に

      男女の強盗が押し入り、それに気づいたハッチは彼らに対峙する

      のですが、息子が強盗にタックルしている時に、彼はそれを

      止めた上、息子が殴られ、金と腕時計を奪われてしまう事態に

      なります。事件後現場に駆け付けた警察官にすら

      「ゴルフクラブがあったんですね。自分なら...」

      と言われてしまうし、息子には顔を背けられます。またハッチの

      車は三菱のSUVで、お隣のマッチョな男が親の遺品として

      乗り付けた1972年式ダッジチャレンジャー V8エンジンを

      見せびらかしつつ

      「昨夜は大変だったな。俺ならやっつけてたぜ」

      的な発言もゴクンと飲み込んで過ごすわけです。金型工場は妻の

      義父(妻の父)が経営しており、上司らしき妻の弟にも嫌味を

      言われてしまう。

      「これでも持っていろよ」

      と銃を手渡せてもハッチはそれを会社の冷凍庫にしまうのです。

      (これ、あとで大活躍)
      ハッチは時折誰かと無線?で会話しているのと老人ホームの入って

      いる父親がいるのが気になります。じいさんはボケてるのかなあ。
      さて、ハッチは唯一彼に懐いている娘が

      「猫のブレスレットがない」

      と訴えるのを聞き、ちょっとピキンとキレるのですよ。ハッチの

      父はかつてFBIの捜査官だったらしく、その身分証を持って、例の
      強盗犯の男のタトゥーを追います。タトゥー屋でハッチの手首に

      あるトランプのカードを見て青ざめるチンピラのボスの姿を

      見ると、ハッチの素性がなんとなく(いや、最初から想像できる)

      わかってきますが、ハッチは心が優しくて、強盗犯を見つけても、

      彼らに病気の子供がいると知ると、パクられた腕時計だけ

      取り戻して引き上げるのです。おお、心優しい男はこれ以上

      しないんだね。

       

      Mr.ノーバディ
      出典:IMDb

       

      いや、違う。帰りのバスで、ロシア人の乗った車が衝突したあげく、

      車内に乗り込んでくると、彼は、その傍若無人ぶりにブチ切れます。
      「キレたら怖い」
      バス内の格闘は5対1なので圧倒的に不利だし、奴らはナイフも

      持っています。ところがハッチはサンドバックになった後が

      ものすごく強いんです。もちろん最初から負ける気しませんけど。

      心優しいハッチは息も絶え絶えの相手には一応応急処置をして

      帰ります。そして傷だらけの姿で帰宅すると、妻に

      「ちょっと大変だったんだ」

      と告げるのです。普通、大人しい夫があれこれ傷だらけで戻って
      きたら心配すると思うけれど

      「そのようね」

      で終わり。ハッチについて深く知っているのか、それとも彼に

      関心がないのかここは少し疑問です。

       

      Mr.ノーバディ
      出典:IMDb

       

      で、そのロシア人のチンピラの中にロシアンマフィア、ユリアンの

      弟がいたから事態は急展開します。ユリアンは、ロシアンマフィア

      の年金基金「オブシャク」(年金なんてあるの?)の警備担当
      当番で、そのスキルを仲間に見せつけるために殺人もいとわない

      らしい。だから自分の弟がひどい目にあわされた事に激怒するの

      です。そしてハッチの自宅を襲います。
      とりあえずハッチは妻子を地下室の押し込み、多くの敵とものすごい

      勢いで戦って、バタバタ倒していくのです。あー、スタンガンは

      気づかなかったか。でも拉致されて車のトランクに入れられても
      全然平気。逆に拉致した人物に車の消化器で攻撃し、事故を

      起こさせてしまいます。

      自宅の戻ってまずは妻子を家から遠ざけ、倒れている輩にあれこれ

      説明しているとみんな息をしなくなるんですが、そうなると、

      「What a wonderful world」のレコードをかけ、それが溶ける

      温度の火をつけてすべて消し去るわけです。

      この音楽が何とも言えません。さらにレコードですよ!
      家を後にする時、ハッチは隣の家のチャレンジャーをパクります。

      これが最高の走りを見せるので、この後展開するカーチェイスで

      ビクともしないんです。やっぱり70年代のアメリカの車は

      素晴らしかったんだとうっとりしていると、老人ホームに入居

      しているハッチの父のもとにロシアンマフィアの手下が向かいます。

      おいおいボケじいさんだよ。

       

      Mr.ノーバディ

      出典:IMDb

       

      いーや、違うんです。それとじいさんの枕元にあった写真には

      じいさんとハッチとアフリカ系アメリカ人が写っていることを

      覚えておきましょう。(何回も映るので意味があるはず)

       

      Mr.ノーバディ
      出典:IMDb

       

      終盤のハッチとユリアンの攻防は頭がパッパラパーにしていても

      楽しめます。さらにピンチになると加勢する頼もしい人たちがいる

      ことにも気づきます。
      バタバタ人が撃たれ刺され何かに打ち付けられて倒れていきますが、

      それが悪い奴だし、そのバックグラウンドは一切描かれていない

      ので、特に気にもならず、まさに痛快な映画でした。
      「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(2013)の

      ボブ・オデンカークがかなりトレーニングしたといわれる華麗な?

      アクションを見せてくれます。

       

       

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      オールド・ガード

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      JUGEMテーマ:アクション映画全般

       

      オールド・ガード

      出典:youtube

       

      「オールド・ガード」

      原題:The Old Guard

      監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド

      2020年 アメリカ映画 125分

      キャスト:シャーリーズ・セロン

           マティアス・スーナールツ

           マーワン・ケンザリ

           ルカ・マリネッリ

       

      歴史の中で秘密の特殊部隊として活動してきた

      アンディ率いる「オールド・ガード」はある作戦で

      罠にはまり、その「不死身の命」の複製を狙う謎の

      組織から追われ始める。一方アフガニスタンで敵に

      喉を掻き切られた海兵隊員フリーマンは、その傷が

      あっという間に消えてしまうという不思議な現象に

      襲われるのだった。


      <お勧め星>☆☆☆☆ あー爽快なアクション映画だ!

      セロンのキレのあるアクションと無駄のないストーリー

      展開が素晴らしいです。


      忘れることより忘れないことが苦痛


      シャリーズ・セロンといえば「モンスター」(2003)

      では体重を14kg増量させ、背中やお腹がだぶついた

      体で眉毛のないガラの悪いアイリーン役を演じ、

      「マッド・マックス 怒りのデスロード」(2015)では

      丸刈り、ノーメイクでフュリオサ大隊長役を演じました。

      どちらもクレジットを見るまで本人とわからないほどの

      変貌ぶりです。さて今作は彼女が率いる

      デンヴァ・アンド・デリク・プロダクションが製作に

      加わっており、「アトミック・ブロンド」(2017)に

      続いて彼女自身の華麗なアクションを見せてくれます。
      まずモロッコで落ち合うセロン演じるアンディ、

      マティアス・スーナールツ演じるブッカー、どうやら

      パートナー同士らしいニッキーとジョーが映ります。彼ら

      はかつて仕事を請け負った元CIAのコプリーからの依頼で、

      南スーダンで誘拐された少女たちの救出に向かうのです。

      学校が武装集団によって襲撃され、少女たちが数多く誘拐

      されたというのです。


      2011年の独立後も政情不安が続いていた南スーダンでは、

      2013年12月15日、武力衝突が発生。

      その後も続く紛争により、子どもたちは自宅や学校、生まれ

      育ったコミュニティを追われ、暴力や栄養不良、病気の危険

      に晒されています。村は焼き尽くされ、7歳にも満たない少女

      を含む多くの女性や女の子が家から引きずり出され、レイプ

      されて殺害されました。少なくとも19人の男の子と7人の

      女の子が殺され、なかには10歳未満の子どもも含まれて

      いました。その他にも、手足を切り落とされたり、戦闘員に

      するためや、奪った家畜の世話をさせるために誘拐された

      子どもたちもいます。(ユニセフ 2015年報告より)


      アンディたちは「不死身の肉体」を持っており、数百年に

      わたって生き続け、その時々の人類の危機を救う手助けを

      してきたらしい。どんなふうに不死身かというのは、冒頭の

      激しい銃撃を受けた4人が地面に倒れたのちに、瞳に生気が

      戻ると、少しづつ傷が治っていくシーンから理解できる

      ように、「死なない」んです。

      あー、違うな。年も取らないんです。

      映画の中盤でブッカーが手りゅう弾で腹に重傷を負った

      シーンは生々しい映像が流れます。ちょっと見るのが

      怖いかも。ただ撃ち込まれた銃弾が、傷が治って

      くるときにポロリと排出されるのはちょっとおかしいです。

      まずこの南スーダンでの任務は罠であり、何者かが彼らの

      不死身の姿を監視しているのが判明します。これは依頼主の

      コプリーと謎の組織が絡んでいるらしい。
      一方アフガニスタンで平和維持活動にあたっているアメリカ

      海兵隊のフリーマンは、女性を盾に潜んでいた過激派の男性に

      喉を掻き切られます。これまたリアル...。

      そして命を落とすのです。ところが彼女は死んだはずなのに、

      衛生兵によって運び込まれたテントの中ですっかりさっぱり

      生き返っているんです。この時にフリーマンも夢を見るし、

      南スーダンでの罠から脱出した4人も同じ夢を見るのです。
      もう1人同じ仲間がいると。

       

      オールド・ガード
      出典:youtube

       

      そしてロンドンの細胞の若返りや認知症防止などの薬を開発

      しているメリック社のプレゼンテーションが映ります。

      このCEOスティーブン・メリックがいかにもずる賢そうで

      強欲そうで鼻持ちならないタイプなのが特徴的です。大体

      こういう輩には最後に何かが起きるはずと期待が高まります。

      なんかやられてほしい!
      フリーマンを確保したアンディが彼女を移動の航空機に

      連れ込んだ時に、2人は格闘を始めます。その前にウォッカの

      瓶をラッパ飲みするアンディがかっこいいのなんのって。

      あのウォッカのアルコール度数は幾つでしょう。どうして

      欧米人はアルコールに強いのでしょう。なーんて考えていると、

      派手な格闘が始まり、狭い機内でキレッキレのアクションが

      見られます。手足を交互に使って相手の急所を狙いうちする

      アンディには若いフリーマンも及びません。手足がくねくねに

      折れてしまうんですよ。もちろん痛いけれど、その後メキメキ

      治っていきます。「ロシア語話せる?」は覚えておくべき合図。

       

      オールド・ガード
      出典:youtube

       

      そして男3人とフランスで合流したアンディとフリーマンは、

      彼らの秘密を話し始めるのです。この時にクインという女性が

      過去に存在したことを話しますが、その人物がアジア系であり、

      フリーマンはアフリカ系女性という人種の偏りがないように

      設定されていることに誰でも気づくはず。元CIAのコプリーも

      アフリカ系だしね。
      しかしその隠れ家を例のメリックが送った集団が襲撃します。

      刀と銃で華麗に相手をバッタバッタ倒していくアンディの

      かっこいいことと言ったらありません。

       

      オールド・ガード

      出典:youtube

       

      通り過ぎた後にはフル装備の遺体の山が築かれているのです。

      この時に流れる静かな歌も魅力的ですねえ。
      しかしこの隙にニッキーとジョーは連れ去られてしまいます。

      ここからロンドンのメリック社との戦いが本格的に始まるの

      です。しかしここで裏切るやつが現れるんですね。まあ、

      いつまでも死なない体で家族と別れを告げてきた身の上と

      しては、その孤独から逃れたい気持ちもわからないでは

      ありません。

      世界の窮地を救ってきたという自負だけでは生き続けるのには

      苦しすぎるんですね。大体その救えたという事実は、数十年後

      に判明するというかなりややこしいものです。つまり、ある事件

      で救った赤ん坊が成長して市民革命を成功させた、というような

      話になるんです。
      そこは置いといて、終盤のメリック社での銃撃シーンは

      ものすごく派手だし、倒した兵士の弾倉を奪って自らの銃の

      ものと取り換えるのもとても手際がいいです。さらに見つめ

      合って、ハラハラ涙が流れる..という最も苦手なタイプの

      無駄なシーンはありません。
      人類への貢献をしてきたけれど、今の世の中は悪意が多すぎて

      生きづらいーと語るアンディの言葉はものすごく重いです。

      爽快なアクションに加え、テーマがしっかり見えている映画

      でした。続編ありますよね、絶対に。

       

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      悪女/AKUJO

      4

      JUGEMテーマ:韓国映画全般

       

      悪女

       

      「悪女/AKUJO」

      原題:The Vilainess

      監督:チョン・ビョンギル

      2017年 韓国映画 129分 R15+

      キャスト:キム・オクビン

           シン・ハギュン

           ソン・ジュン

           キム・ソヒョン

       

      父親を殺されたスクヒは、朝鮮系マフィアの

      ジュンサンに殺し屋としての訓練を受けながら

      育ち、やがて結婚する。しかし彼がソウルの

      やくざ組織に殺害されると、彼女は復讐に燃え、

      単身その事務所に押し入るのだった..。


      <お勧め星>☆☆☆☆ とにかくすごい。

      それしか言いようがありません。


      平凡に暮らすのは到底無理


      監督は「殺人の告白」(2012)の

      チョン・ビョンギル。2017年に

      「22年目の告白ー私が殺人犯です」でリメイク

      されていますが、どう考えてもオリジナルの方が

      数倍おもしろい。

       

      悪女
       

      ピーピーピーと口笛が鳴り、ある人物の視線で始まる

      オープニング。銃をバンバン撃ちまくり、ヤクザ者

      たちがドスやナタで襲ってくるのをバタバタ倒して

      いきます。一通り終わると静けさが戻り、足元には

      死体の山が転がっているのです。弾倉を入れ替える

      手際の良さはもはや芸術的。そして銃をはたき

      落されると次は2本の刀を使って、切って切って

      切りまくるのです。暗い廊下から明るい部屋に
      移動し、初めて相手に倒された時、今までの視線の

      持ち主が若い女性であるとわかります。そこでも

      数十人と格闘し、最後には窓から飛び降りるアクションを

      見せ終了。この7分間がひと時たりとも目が離せない

      映像ばかりであり、揺れ動く画面にやや頭がくらくら

      するかもしれません。
      そして警察に確保されたこの女スクヒは、この腕を買われ、

      国家情報院で殺人請負人としての訓練を受け始めるわけです。

      ここでまず整形させられるのと、訓練の中に演劇やバレエの

      練習も入っているのは別人物として生きていくための準備

      ということかな。整形した割にはあまり顔が変わって

      いないスクヒ役は「渇き」(2009)

      「高地線」(2011)のキム・オクビン。「高地線」でも

      狙撃兵として見事な腕前を見せていました。この映画では

      なんとウェディングドレス姿でトイレの換気扇の隙間から

      狙撃するシーンがあり、白いドレスと長い銃という

      アンバランスは絵が見られます。これは考えつかないな。
      国家情報院にこんな組織があるんかいな、と疑問を持つ暇も

      なくストーリーは進み、実はスクヒは妊娠していて、施設内

      で出産するのです。え?父親は誰?この疑問はこの後、回想

      映像を挟み込んで説明されていくので大丈夫。
      またソクヒ自身の生い立ちについても同じような手法で時系列

      バラバラに描いています。施設を出て娘と平凡に暮らすための

      最後のミッションで、彼女はターゲットと暗闇の中、刀と刀を

      ぶつけ合い火花を飛ばしながら戦い、とどめを刺すときに、

      ターゲットの娘がそれを見ている。そのシーンと自分が重なる

      ことで、ソクヒの父もこのように殺されたのだとわかるのです。

      もう容赦のない殺し方です。
      中途半端ではなく徹底的に叩き潰します。ここはすごいに

      尽きる。そして父を殺されたソクヒを殺し屋として育てる

      朝鮮系マフィア、ジュンサン役は

      「復讐者に憐れみを」(2001)

      「高地線」(2011)のシン・ハギュン。安定の演技力です。

       

      悪女
       

      晴れてミッションを終え、ウネと2人で平凡に暮らすために

      アパートに引っ越してくるのに、やはり彼女の行動を監視

      するヒョンスが隣の部屋に同時に引っ越してくるのです。

      この役はモデル出身のソン・ジュン。なかなかのイケメンさん。

       

      悪女

       

      2人の間のかなり緩いというかありきたりというか

      やっぱりね的な感じの恋愛模様も、それほどまどろっこしく

      ないんです。ラブシーンは皆無に近い。キス止まり。潔いです。
      個人的にこの手の映画に、男女間の真剣な恋愛は不要と

      思っているので、こんな感じがとても好き。このおまけの

      ような恋愛を終盤の復讐に活用するとは、見る側にとって

      感情移入しやすいというものです。いやこの展開は実は

      とても可哀そうで、ウネの気持ちになったらたまったもん

      じゃないと思う。子どもの流す涙は本当に心が痛みます。
      しかし想像もできないほどのアクション、例えばバイクを

      走らせながら、刀同士を戦わせたり、パトカーを踏み台に

      してバイクでジャーンプ!民族衣装を脱ぎ捨て、かんざしを

      使ってのアクション。

       

      悪女
       

      もっともすごいのはラスト付近のバスと車のアクションで、

      ソクヒったら、車のボンネットに乗り、ハンドル操作を

      するという神業を見せます。

      (エンジンブレーキかからないのかーい。いやしっかり見ると

      アクセルをペットボトルで固定しているシーンがありました。)

      そして斧でしがみついたバスの中での長い長いバトルは、

      これが永遠に続くのかと思うけれど、全然見飽きない映像の

      連続です。日本映画ならここで...だけど、そこは韓国映画!

      きっぱり、すっきりかたをつけるのです。
      細かなところではいろいろツッコミどころがあるけれど、斬新な

      アクションと、本当にどうやって撮影したんだろうというような

      映像の連続で、とにかく楽しめました。

       

       

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      ミッション・インポッシブル3

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      JUGEMテーマ:アクション映画全般

       

      ミッションインポッシブル3

       

      「ミッション・インポッシブル3/M:i:3」

      原題:Mission Impossible 3

      監督:J・J・エイブラムス

      2006年 アメリカ映画 126分

      キャスト:トム・クルーズ

           ミシェル・モナハン

           フィリップ・シーモア=ホフマン

           ビング・レイムス

           ビリー・タラダップ

           エディ・マーサン

           サイモン・ペッグ

       

      ナースのジュリアと婚約したイーサンに、かつての

      教え子リンジー奪還の任務が与えられる。リンジー

      解放には成功したものの、彼女の頭に埋め込まれた

      爆薬が破裂し、彼女は死亡。さらに潜入先の

      デイヴィアンについての情報は得られず、
      イーサンはIMF局長から責められるのだったが...。


      <お勧め星>☆☆☆☆ 3作目にしてベンジー登場。

      そしてやや複雑なストーリーとアクションがうまく

      融合しています。


      「無線を切って」

      リンジーの言葉を考えろ


      オープニングが素晴らしいんです。何がって、それは

      映画の終盤のシーンであり、まさに絶体絶命のピンチ!!

      10までカウントして「ズドン」。そしてあのテーマ曲

      が流れます。これぞスパイ映画の始まりにふさわしい。
      「1」ではブライアン・デ・パルマ監督らしいサスペンス

      要素が強く、アクションより謎解きに重きが置かれて

      いましたが、「2」ではジョン・ウー監督になり、もう

      フルスロットルのアクションシーンの連続です。その

      代わりにストーリーはものすごく単純で、個人的には

      このままの路線で行ったら、飽きられてしまったのでは?

      と思ってしまいます。そして「3」はJ・J・エイブラムス

      監督に変わり、ストーリーもアクションも十分堪能できる

      映画に仕上がっています。

       

      ミッションインポッシブル3
       

      いつの間にやらナースのジュリアと婚約し、イーサンが鼻の

      下を伸ばして真っ白い歯キラーンで笑っていると、

      「使い捨てカメラ」でミッションが届けられるのです。

      「2」で恋仲になったナイアとはもう終わってしまったのね、

      などとどうでもいいことを考えてしまう。
      それは別としてミッションは、ブラックマーケットのボス、

      デイヴィアンに捕まったかつての教え子リンジー奪還と

      デイヴィアンの情報入手なのですが、なんとか彼女を解放した

      ものの、頭に埋め込まれた爆薬が破裂して彼女は死亡するし、

      デイヴィアンについての情報は全く得られなかったことで、

      IMF局長に思いきり責め立てられるのです。だってもへった

      くれもない、それが任務だ!ちょっとパワハラじゃないの?

       

      ミッションインポッシブル3
       

      ところがリンジーは亡くなる前にイーサン宛てに謎のハガキを

      送っていたのです。ということで勝手にバチカンに乗り込む

      イーサンのチームは、イーサンの地上すれすれ中吊りアクション

      あり、ぺりぺりマスクあり、大爆発ありで派手の一言に尽きます。

      チームの紅一点ゼーンの真っ赤なドレスのデザインは衝撃的です。

      1回パンツが見えちゃったな。

       

      ミッションインポッシブル3
       

      そうそうイーサンがデイヴィアンのマスクを被り、彼になり

      すまして排水溝内を移動するけれど、それは

      フィリップ・シーモア・ホフマンが演じているから、どうしても

      動きがノロイのです。そこは笑ってしまいました。

       

      ミッションインポッシブル3
       

      さらに舞台は上海に移り、高層ビルから高層ビルへの飛び移りに

      振り子の原理が使われるのは、「ゴーストプロトコル」の

      ドバイでのシーンの原形だし、今作で始めて登場する

      サイモン・ペッグ演じるベンジーが2Dナビでイーサンを誘導

      するのは、「フォールアウト」の原形かしら。一番感動?したのは、

      遂にトム走りが見られたことでしょうか。
      それにしてもジュリアがナースで良かったし、ジュリアが一瞬で

      銃の扱いを覚えられる勇敢な女性で良かった。

      あーめでたしめでたし。

       

       

       

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      ミッション:インポッシブル

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      JUGEMテーマ:アクション映画全般

       

      ミッション:インポッシブル

       

      「ミッション:インポッシブル」

      原題:Mission:Impossible

      監督:ブライアン・デ・パルマ

      1996年 アメリカ映画 110分

      キャスト:トム・クルーズ

           ジョン・ヴォイド

           エマニュエル・ベアール

           エミリオ・エステベス

           ジャン・レノ

       

      キエフでミッション遂行中、チーム全員を失った

      イーサンは、CIAからスパイの疑いをかけられ

      追われる身となる。もう一人の生存者クレアと共に

      CIAの退職者とチームを作り、逆に情報を盗み、
      本物のスパイを捜す計画を立てるのだったが...。


      <お勧め星>☆☆☆☆ 時代を感じる情報機器が数々

      登場しますが、ストーリーはテンポがよく、手に汗を

      握るシーンの連続です。


      やっぱりナイフ


      最新作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」

      を鑑賞したので、未見だった1〜3をどれ、どんな風

      だったんだろうと興味がわき、さっそく見ることにしました。

      監督は「キャリー」(1976)「殺しのドレス」

      (1980)「アンタッチャブル」(1987)などの

      ブライアン・デ・パルマ。わたしの中でのイメージは、

      金髪美女、殺しにはナイフ、閉鎖空間で起きる殺人、

      真っ赤に飛び散る血などのイメージがあり、この

      「ミッション:インポッシブル」でもやはり序盤にナイフが

      使われます。キラーン!またその直前にはエレベーターの

      昇降機の上に乗ったジャック(懐かしいエミリオ・エステベス)
      がその閉ざされた空間でせっせと作業した後に、突然動き

      出したエレベーターと天井のとがった金属に挟まれるという

      シーンもありました。
      一番の見せ場になるラストのトンネル内でのアクションは、

      調べてみると、監督がトム・クルーズに提案し、彼も快諾

      したそうで、あのスリル満点のアクションは今でも十分通用

      するし、大体、ヘリコプターは最新作でも使われていた

      じゃないですか。あ、でもこの映画では大爆発するんですよね。

      (普通するだろう)

       

      ミッション:インポッシブル
       

      IMFの任務を遂行中に、チーム全員を殺害されたイーサンは、

      CIAからスパイの疑いをけかられ追われる身となるのです。

      そしてもう一人生き残っていたクレアと共に、CIAから
      逆に情報を盗み、自分たちをはめた本物のスパイをあぶり

      だそうと計画するわけです。この時に集められるのが

      CIA退職者のルーサーとクルーガー。クルーガー役の

      ジャン・レノがこれまたいつも通りちょっとトロそうに

      思えてしまうし、あれを持っていたら、イーサンが疑うと

      いう決定的なものを持っているわけです。この、アホちん!
      この頃のトム・クルーズは、まだ白い歯キラリの爽やかな

      青年であり、ちーっともシリアス感を漂わせていないの

      ですが、情報を盗み出すときのワイヤーアクションや、

      タイムリミットが迫る中でのファイルのコピー、そして

      伝わる汗がもう1滴落ちて...。というシーンなどはドキドキ

      ハラハラ。

       

      ミッション:インポッシブル

       

      ミッション:インポッシブル

       

      そういえばカーチェイスや格闘はなかったような気がします。

      それでもスパイ映画、アクション映画として秀逸に感じるのは
      ストーリーがしっかりできていることと、閉鎖空間での死闘が

      スリル満点だったことだろうなあ。

       

      ミッション:インポッシブル

       

      TGVの上でのイーサンの姿は、アクション映画さながらで、

      TVドラマ「スパイ大作戦」シリーズのオリジナルキャストたち

      からは否定的な意見があったのもよくわかるけれど、そのまま

      6作まで作られ、結構人気を博しているのを知ってどう

      思ったんだろう。今やトム=イーサン・ハントというイメージに

      なっていると思う。

       

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      バーフバリ 伝説誕生

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      JUGEMテーマ:アクション映画全般

       

      バーフバリ

       

      「バーフバリ 伝説誕生」

      原題:Baahubali:The Beginning

      監督:S・S・ラージャマウリ

      2015年 インド映画 138分 R15+

      キャスト:ブラバース

           ラーナー・ダッグバーティー

           タマンナー

       

      巨大な滝の下の村に住むシブドゥは滝の上に

      上ることばかり考えて育つ。そしてある時遂に

      滝の上にたどり着くが、そこで見かけた美しい

      女戦士アバンティカに恋をしてしまう。しかし

      彼女は大きな敵に戦いを挑む集団の1人だった..。


      <お勧め星>☆☆☆☆半 もう映像に歌に地響きに

      圧倒されます。


      なにはさておきバーフバリ!


      古代インドの叙事詩「マハーバーラタ」を元にした

      歴史アクション大作でインド史上最大の製作費を投じ、

      かつ歴代興行収入最高額を記録したというこの映画を

      知ったのは、ほんの2か月前くらい。今月初めの

      「バーフバリ 伝説誕生」「バーフバリ 王の凱旋」の

      一挙上映のチケットは、ネットではあっという間に

      売り切れ、早朝から窓口販売の列に並んだものの、

      前の人で完売という悔しい思いをし、さらにアンコール

      上映もネットでは秒で完売ということで、ようやく

      雪辱を果たし鑑賞できました。ふふん。
      いつもはそれほど賑やかではない劇場が人であふれて

      おります。「お席は決まっておりますので、早く

      入られる必要はありません」その通りです。そのお席が

      取れなくて3度目にして獲得したのです!
      この映画の監督は「マッキー」(2012)の

      S・S・ラージャマウリ。

       

      バーフバリ

       

      恋人を横取りする富豪によって惨殺された男が

      なぜかハエに生まれ変わって(ウジ虫も出てくる

      のよ。きも!)その男に復讐をするという奇想天外な

      話です。なぜ奇想天外かということはラストに

      しっかり説明されており、人が嫌うハエの習性を丁寧に

      描いていてめちゃくちゃ笑えました。「マッキー、

      マッキーマッキーマッキーマッキー」だったかな。

      その歌が当分頭から離れなくなります。

       

      バーフバリ
       

      肝心の「バーフバリ 伝説誕生」は、冒頭スリリングな映像

      から始まります。かなり高貴な方と思われる女性が背中に

      矢を受けた状態で川に逃げてきます。両腕には赤ん坊を

      抱えており、背後から追手が迫るのです。なぜ彼女が

      このような状況に追い込まれたのかは「王の凱旋」の終盤

      まで持ち越しというとっても上手な作り方。
      そしてその赤ん坊は小さな村の村長夫妻に助けられ、シブドゥと

      名付けられて、順調に成長するのですが、なぜかこの男、

      「滝の上に上りたい」という気持ちが抑えられません。

      そこに滝があるから、なんて理由ではないことは確かです。

       

      バーフバリ
       

      滝に上るシーンでは、VFX映像が駆使され、水滴の1滴1滴

      まで本物のように描かれています。さらに成長したシブドゥの

      マッチョな肉体には、速攻ロックオン!すごいんです。でも

      お茶目なところもあって、遂に上った滝の上で見かけた

      女戦士アヴァンティカにちょいちょいいたずらするシーンは、

      「いたずらするほど好きな証拠」的に微笑ましく感じられます。

       

      バーフバリ

       

      この肉体とのアンバランスな姿にまたまた胸キュンとなるの

      です。細かく書くと楽しみが失せるのでカッツアイしますが、

      後半の怒涛の戦闘シーンの迫力は、ハリウッド超大作のはるか

      上をいくものだと感じたら、なんと3万人のエキストラを

      使っていたとのこと。さらに戦術も正当な根拠に基づくもので、

      その場しのぎの戦い方ではないのです。ここは絶対に目が

      離せなくなること間違いなしです。
      余談ながら「バーフバリ 伝説誕生」を観てから「王の凱旋」を

      鑑賞すると、登場人物の顔と名前とその立場がよりよく把握

      できます。もちろん単体で見ても楽しいですが、「伝説誕生」

      のみでは絶対に終われない内容になっています。(続く)

       

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      ワイルド・スピード ICE BREAK

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      ワイルドスピード

       

      「ワイルド・スピード ICE BREAK」

      原題:Fast&Furious8

      監督:F・ゲイリー・グレイ

      2017年 アメリカ映画 138分

      キャスト:ビン・ディーゼル

           ドウェイン・ジョンソン

           ミシェル・ロドリゲス

           タイリース・ギブソン

           シャリーズ・セロン

           スコット・イーストウッド

       

      ハバナでレティとのハネムーンを楽しんでいた

      ドミニクは、突然現れた女性に1枚の写真を

      見せられる。一方ファミリーはサイバーテロリスト

      を追う任務を請け負うが、その中にドミニクの姿を

      発見し驚くのだった。


      <お勧め星>☆☆☆☆ 空の次は氷の上で次々と

      繰り出される様々なアクションシーンを堪能しました。


      一番効果的なママのビンタ


      「ワイルド・スピード」シリーズ第8作目で、シリーズ

      最終章三部作の一作目だそうです。
      毎回登場する車に目を見張り、あとで車種名を調べるの

      ですが、今回注目したのは、ドミニクがハバナで乗って

      いた車、シボレー・インパラ スポーツクーペ61年式(赤)

       

      ワイルドスピード

       

      と彼がニューヨークの任務で使用したプリムス・ロードランナー

      GTX72年式(黒)です。他にもこんな車絶対に壊しちゃいけない

      と思えるものが、どんどん登場し、ぼこぼこになっていきます。

      死ぬまでに1回は運転してみたい..。しかしマニュアル車は

      自動車教習所で乗ったきりだったか。
      ストーリーは前作まで全て見ていた方が絶対に面白いという

      もので、忘れていた内容も登場人物の会話を聞いているうちに、

      ああ、あの時の...と思い出さるから不思議です。そうそう、

      レティは死んでいなかったんだわ。(自分の確認)

       

      ワイルドスピード
       

      ハバナでレティとラブラブだったドミニクが、サイファーと

      名乗る女性に1枚の写真を見せられると一気に敵側につき、

      ファミリーと戦う展開になるのです。その写真には何が

      写っていたのか。サイファー役のシャリーズ・セロンは

      美しく、どこまでも無表情で冷酷で「スノーホワイト」

      (2012)の女王と雰囲気がそっくりです。

       

      ワイルドスピード

       

      カーアクションはどんどん進化し、内容も核ミサイルの

      発射コードやら潜水艦の登場とスケールは世界規模に

      なっています。それでも大味にならないのは、魅力的で

      個性的なキャラクター達の存在あり、彼らがちょいちょい

      やらかすドジが憎めないのです。

       

      ワイルドスピード

       

      ワイルドスピード
       

      特にデッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムがママ

      (ヘレン・ミレン)に平手打ちされるシーンは大笑いでした。

      「兄弟仲良くしなさい!」だって。
      ドミニクがなぜ裏切らざるを得なかったのか...それを知ると

      ある人の存在を思い出し、またラストにはポール・ウォーカー

      を思い出して少し涙が出ました。

       

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      マグニフィセント・セブン

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        JUGEMテーマ:アクション映画全般

         

        マグニフィセント・セブン

         

        「マグニフィセント・セブン」

        原題:The Magnificent Seven

        監督:アントワン・フークア

        2016年 アメリカ映画 133分

        キャスト:デンゼル・ワシントン

             クリス・プラット

             イーサン・ホーク

             ビンセント・ドノフリオ

             イ・ビョンホン

             ヘイリー・ベネット

         

        ボーグの暴力的な支配下で絶望的な生活を送る

        ローズ・クリークの町民。ボーグに夫を殺された

        エマは、賞金稼ぎのサムに町を救うように依頼すると、

        彼は7人の仲間を連れて来るのだった。


        <お勧め星>☆☆☆☆  時代劇と西部劇をうまく

        融合させた見ごたえのある映画です。


        崇高な男の姿


        黒澤明監督の「七人の侍」(1954)、それの

        ハリウッドリメイク「荒野の七人」(1960)は

        いずれも未見。つまり全く前知識のないままの鑑賞です。
        最近では最も敏感に扱われる人種面では、ボスとなる

        サム役がデンゼル・ワシントン、ナイフの達人ビリーが

        イ・ビョンホン、ほかにも先住民族、ヒスパニックなど

        7人のうち白人は、ファラデー役のクリス・プラット、

        グッドナイト役のイーサン・ホークというバランスを

        とった構成です。また紅一点、依頼者である未亡人エマも

        戦いに参加するという、前2作にない設定も出てきます。

        エマ役はどこかで見たと思ったら

        「ガール・オン・ザ・トレイン」(2016)で殺されちゃう

        メガンを演じたヘイリー・ベネット。勇敢な女性なんだ

        けれど、やっぱりドレスのバスト部分が開きすぎよね。

        色恋が一切描かれない内容なのでそこだけがサービスなの

        かしら。
        ストーリーは私欲を肥やすために、善良な町民を襲う

        「悪者」ボーグ(ピーター・サースガード)を追い払うために、

        賞金稼ぎを雇い、彼らとともに死闘を繰り広げて、遂には

        町に平和を取り戻すという勧善懲悪物なのです。つまり内容は

        いたって単純。しかしながらCGをできるだけ少なくしたと

        いう戦いのシーンは本当に見ごたえがあります。序盤から

        手配書きの人物を捜し酒場にやって来たサムが銃に手を

        かけるシーンが大写しになり、そこから絶妙な間で撃ち合いが

        始まり、そして静けさが戻るというのは、西部劇の真骨頂の

        ようです。時代劇なら刀に手をかけて、間合いをとって一気

        にスパリかしら。(実は時代劇は全然好みでない)
        銃でナイフで弓矢でナタ?で相手を倒しつつ、終盤に登場する

        ダイナマイトの爆発は勝利を確信するのですが、そこに黒光り

        する「ガトリング・ガン」投入。この銃は当時ダントツの

        威力を誇っており、ばたばた人が倒れていくのです。

        ずるいよ、ずるいよ。お金がある者はこんな武器まで手に

        入れちゃうんだよ。
        しかーし、そこは知恵と根性を振り絞るファラデーの捨て身の

        行動が、実を結び、遂には、へん!この諸悪の根源ともいうべき

        ボーグをサムが教会に追いつめるのです。ここはこの町が

        ボーグの手に渡った最初の場所であり、本来なら神聖な場所で

        あるはず。そこで神に赦しを請うボーグがいかにさもしいことか。

        いやここでサムの私怨が露呈するんだけどね。つまりは町を

        救うという目的以前に自分の恨みを晴らすということが根底に

        あったことがわかっちゃう。
        少し残念だったのは、7人の集まり方があまりに唐突だったことで、

        馬を取り戻す金が欲しいファラデーにしても、サムについて行かず

        とも馬は取り戻せたわけだし、それぞれの心情がもう少し描かれ

        てもよかったかなと思います。エンドロールに流れる

        エルマー・バーンスタイン作曲の「荒野の七人」はものすごく

        かっこよかったです。

         

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        ボーン・アルティメイタム

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        ボーン・アルティメイタム

         

        「ボーン・アルティメイタム」

        原題:The Bourne Ultimatum

        2007年 アメリカ映画 116分 R15+

        監督:ポール・グリーングラス

        キャスト:マット・デイモン

             ジュリア・スタイルズ

             ジョアン・アレン

             デヴィッド・ストラザーン

         

        いよいよ第3作目。ロシアからニューヨークに戻る

        までとニューヨークでのボーンのアクションが見ら

        れます。

         

        <お勧め星>☆☆☆☆ めちゃめちゃおもしろい。

        3作目なのに全く飽きることないストーリーです。

         

         

        しつこいけれどネタバレ&急いでおさらいシリーズ3

         

         

        ロシアでの刺客を倒したボーンをCIAは再び追い始める。

        同時にイギリス人記者がCIAの極秘計画情報を入手して

        記事にし、ボーンは彼からその情報を得ようとするも、

        CIAのスナイパーに殺されてしまう。彼の持っていた

        資料からスペインに向かうとそこでなんとニッキーに再会。

        ニッキーのサポートを得つつ、ボーンは情報提供者を突き

        止めるが、またまたCIAに殺され、燃え殻の中からCIAの

        ロゴを見つけたボーンは遂にニューヨークに現れる。そして

        彼の経歴の秘密が少し明らかになるが、追手から逃れるため

        ビルから飛び降りると同時に銃撃音が響く。3日後、その

        ニュースを見てにこりと笑うニッキーと水中を泳ぎだす

        ボーンが映るのだった。同時にCIA極秘計画の首謀者が逮捕

        される。

         

        ボーン・アルティメイタム

         

        2作目の最後に電話でパメラと話していたボーンは実はCIA

        から追われる身の上だったんですね。そしてパメラはなんと

        「暗号」を言っていたんです。いやに事細かに言うと思った。

         

        ボーン・アルティメイタム

         

        マリーと同じパターンで逃走するには、まず髪をはさみで切り、

        カラーリングするのです。でもニッキーとはラブはないのよ。

         

        ボーン・アルティメイタム

         

        モロッコでのバイクアクションもすごいし、様々な日用雑貨を

        使っての格闘シーンも素早く見ごたえがあります。

        でもニューヨークでの駐車場からの落下逃走シーンはすごい!

        それとニューヨーク市警のパトカーとフォルクスワーゲン、

        トゥアレグのカーチェイスは、どう見ても勝てそうにないのに、

        やはりパトカーに軍配。もうボロボロになっています。

        毎回見られるビルの壁伝いアクションも登場し、スケールアップ

        した面白さがあふれる映画でした。

         

         

         

         

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        ボーン・スプレマシー

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        ボーン・スプレマシー

         

        「ボーン・スプレマシー」

        原題:The Bourne Supremacy

        監督:ポール・グリーングラス

        2004年 アメリカ映画 108分

        キャスト:マット・ディモン

             フランカ・ポテンテ

             ジョアン・アレン

             カール・アーバン

             クリス・クーパー

         

        さて2作目です。前作から2年後の設定。

         

        <お勧め星>☆☆☆☆ 1作目の謎がほぼ解ける

        面白さとカーアクションの醍醐味を味わえます。

         

         

        これもネタバレ

         

         

        1分でおさらい(ちょっと苦しいくらい内容が濃い)

         

        マリーとインドへ逃げたものの、悪夢に悩まされ早2年。

        ボーンは突然ロシア人に襲われ、マリーは死亡。一方CIAの

        パメラは、CIAのロシアへの不正送金調査に失敗し、上層部

        にかけあってCIAの過去の極秘記録を入手すると

        トレッドストーンとボーンの存在が明らかになる。現場に

        残された指紋はボーンのもので、アボット局長の横やりを

        無視して捜査を進める。ボーンはマリーの仇討ため少しずつ

        戻る記憶を頼りにロシアヘ向かうとそこには最強に刺客が

        待ち構えており、それを倒して真実をパメラに知らせ姿を消す。

        そしてニューヨークのパメラに電話をかけ

        「顔が疲れているからまた今度」

        などと言って姿を消すボーンが映るのだった。

         

        ボーン・スプレマシー

         

        インドでの2年は楽しかったろうね。狭い路地でのカーチェイス。

         

        ボーン・スプレマシー

         

        アボット局長はあと少しで任期満了。なんでボーンが出て来るんだい!

         

        ボーン・スプレマシー

         

        CIA内でも身内の捜査をするんだね。パメラは最後はボーンが

        何者か本名を教えてくれます。デビッド・ウェップさんです。

        ロシアでのボロタクシーとメルセデスベンツのSUVのチェイスは

        すごいです。

         

         

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