スプリング・ブレイカーズ
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「スプリング・ブレイカーズ」
原題:Spring Breakers
監督:ハーモニー・コリン
2012年 アメリカ映画 94分 R15+
キャスト:ジェームズ・フランコ
セレーナ・ゴメス
バネッサ・ハジェンズ
アシュリー・ベンソン
レイチェル・コリン
フェイス、キャンディ、ブリット、コティの4人の
女子大生は、春休みを楽しむための資金稼ぎのため、
強盗を企て、まんまと成功。ウキウキ気分でフロリダへ
向かうが、はしゃぎ過ぎて警察のお世話に。そこを
助けたのが、エイリアンという怪しげな男で...。
<お勧め星>☆ 見る人を選ぶ映画で、私は94分が
苦痛にしか感じられませんでした。
第69回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で
金獅子賞を争った作品というけれど、それはストーリー
ではなく、幾度となく繰り返される映像をスローにしたり、
ちょっと色を変えてみたり、その中で蛍光色の水着が動き、
その派手なものと対比して、静かなピアノの音色が響くなど、
目で耳で楽しませるからでしょうか。
〇見どころ
唯一黒髪のフェイス以外の3人はパッパラパー。特に金髪の
ブリットとキャンディは、手の付けようがなく、敢えてピンク
に染めているコティは、そこまでは行っていないという、
髪色で、人物を表すのはおもしろい。
春休みを楽しみたい→資金不足だから水鉄砲で脅して強盗
→あっさり成功。バイトしてお金を貯めるとかそういう考えは
浮かばないらしい。
そしてフロリダで繰り広げられる「ピラニア3D」並みの
乱痴気騒ぎは、大サービスで若い娘のビキニやトップレス姿が、
嫌になるほど見られます。大音響の音楽に合わせ、酒、ドラッグを
あおり、男女が絡み合うのがいったいいつ終わるのかと思うほど。
あまりにバカ騒ぎし過ぎて、ハイ逮捕。
●惜しいところ
映画内の若者がはじけるほどこちらは冷めてきます。
逮捕された4人を助けるのが、ドラッグの売人で
ジェームズ・フランコ演じるエイリアン。これがそれほど
悪そうに見えないし、ただの女たらしに見えるのは、見る側が
若くないからかしら。(ふん)
途中で家に戻るフェイスの乗り込んだバスが、真っ青な空の下
から、再び曇り空に戻るとき、前と変わらない「つまらない生活」
を表しているように見えます。それはコティが戻るときも同じ。
戻る彼女たちにそれぞれ「君は特別だ」だの「愛しているのに」
だのほざくエイリアンは、とことんバカですか。
ラスト付近のあり得ない展開も含めて、こんな映画は見るんじゃ
なかったと後悔しきりです。
- 2017.01.21 Saturday
- 映画★
- 10:43
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- by マープル