マギー

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JUGEMテーマ:洋画

 

マギー

 

「マギー」

原題:Maggie

監督:ヘンリー・オーブソン

2014年 アメリカ映画 95分

キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー

     アビゲイル・ブレスリン

     ジョエリー・リチャードソン

 

腐歩病感染者に噛まれた娘マギーを、ウェイドは

病院から連れ帰る。隔離を拒否し、自宅で娘と

過ごすことを選択した彼だったが、マギーの病状は

悪化していく一方で...。

 

<お勧め星>☆☆半 特に派手なシーンはなく、

静かな感染物映画です。静かすぎる。

 

アクションのないシュワちゃん、f言葉を連発しない

シュワちゃん、人間ドラマを演じるシュワちゃん。

貴重な映画です。彼が演じるウェイドの最愛の娘マギー役は

アビゲイル・ブレスリン。

 

マギー

 

マギーのみ先妻の娘で、弟妹は後妻キャロラインの娘らしい。

それでも家族は仲が良く、なぜマギーが家出していたのか不明。

 

〇見どころ

腐歩病発症患者の姿や傷口はリアルで、冒頭の病院での映像は

ゾクリとします。そして少しずつ感染が進んでいく姿も丁寧に

描かれ、噛まれた傷がただれる→血管が浮き出る→瞳が白濁する

→凶暴になる...までしっかり見られます。

 

マギー

 

マギー

 

マギー

 

また娘を溺愛する父親の気持ち、患者の恐怖など、普通の

感染物ではあまり描かれることのない内容にも触れられていて、

それをシュワちゃんの熱演と共に見られるから結構すごい。

 

●惜しいところ

序盤からずっと同じスローテンポであり、BGMも物悲しい

ものだけ。もう少し起伏のあるストーリーにしてもよかった

気がします。それとやはりシュワちゃんにはアクションを期待

してしまう。この映画では銃を向けられる方になっています。

また設定をこんな感染物にしなくても、ドラッグ中毒で悪い

仲間から抜け出せない娘のために立ち上がる父、という話の方が

彼に似合っている気がするなあ。あまりに単純すぎるか。

 

感染者は強制的に隔離され、それに従わないものが次々に警察に

捕らえられていく。そして治療と称し、初期も末期も大部屋に

放り込んでしまう。そこで始まるのは互いを食べ合うこと。他者に

少しでも脅威を与える可能性のある人間をことごとく排除していく

姿勢は、どこか恐怖を感じました。

 

 

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ドン・ジョン

1

JUGEMテーマ:洋画

 

ドン・ジョン

 

「ドン・ジョン」

原題:Don Jon

監督:ジョセフ・ゴードン=レビット

2013年 アメリカ映画 90分 R15+

キャスト:ジョセフ・ゴードン=レビット

     スカーレット・ヨハンソン

     ジュリアン・ムーア

     レニー・ダンザ

     ブリー・ラーソン

 

実際のSEXよりもポルノ鑑賞が趣味のジョンだが、一方で

外でナンパした女性と一夜限りの関係を楽しんでいる。

しかし彼はバーバラという美女に恋してしまい、彼女の

思い通りの男に変わろうとするが...。

 

<お勧め星>☆☆ 最後まで心に響くものがない映画でした。

 

ジョセフ・ゴードン=レビットが監督をし、自ら主演、さらに

ジュリアン・ムーア、スカーレット・ヨハンソン、

ブリー・ラーソンと豪華なキャストをそろえています。それで

この内容の映画を作るから結構すごいかも。

 

〇見どころ  

 

ドン・ジョン

 

自分に大事なものは、体、家族、車、家、教会、仲間、女たち、

そしてポルノというジョンの日常が冒頭から、どんどん繰り出され、

毎日同じことを繰り返している彼の姿が映ります。毎回教会で

告解するシーンでは、ポルノ云々、婚外交渉云々とやけに正確な

回数まで語るジョンの姿はとてもおかしいです。

 

ドン・ジョン

 

絶世の美女とまで言わせたるバーバラはもちろん綺麗よ〜。

あの見事なくびれはトレーニングの賜物なんだろうか。また

ジョセフ・ゴードン=レビットのマッチョな体もすごいです。

 

●惜しいところ

本当にしょうもない内容なんです。バーバラの部屋に「タイタニック」

のポスターが貼ってあり、きわめて少女趣味なのが、イヤな予感を

漂わせ、それはバッチリ的中。

 

ドン・ジョン

 

でも唐突なエスターの登場はなんか納得できないわ。若い男子なら

少しはわがままでもバーバラのほうを選ぶだろうし...。ジョンの父が

言った通り、ジョンは「ガキ」のままだったんだろうか。

 

とりあえずキャーキャー喚くバーバラを演じた

スカーレット・ヨハンソンが実際もあんな感じなのかも?と思って

しまうほどリアルでした。これほどエロ動画が流れても当然、

女優陣のヌードはなしです。

 

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マーゴット・ウェディング

3

JUGEMテーマ:洋画

 

マーゴット・ウェディング

 

「マーゴット・ウェディング」

原題:Margot at the Wedding

監督:ノア・バームバック

2007年 アメリカ映画 92分

キャスト:ニコール・キッドマン

     ジェニファー・ジェイソン・リー

     ゼイン・パイス

     ジャック・ブラック

     ジョン・タートゥーロ

 

妹の結婚式に参列するため、息子と実家を訪れた

マーゴットは妹の婚約者マルコムにイラつく。夫と

別れる決心をしているマーゴットは、旧知のディック

と浮気を重ねるが、息子が隣家の子供に噛まれたりと

次々にトラブルが起こるのだった。

 

<お勧め星>☆☆半 登場人物が誰一人好きになれず

ウンザリしますが、大なり小なり家族ってこんな感じと

思ってしまいます。

 

ヒロインでニューヨークに住む40代の小説家マーゴット

役はニコール・キッドマン。きれいだし、聡明そうで、

自信に満ちた女性役がぴったり。

 

マーゴット・ウェディング

 

一方疎遠だった実妹ポーリン役は「ヘイトフル・エイト」

(2015)でぼっこぼっこにされたジェニファー・ジェイソン・リー。

この映画でも可愛いけれど、ドン臭くて、いちいち姉の癪に

障るイタい女を演じています。彼女は最初の結婚生活を姉が

小説の題材に赤裸々に使ったせいで、壊されてしまい、それが

原因で姉とは疎遠になっていたのです。でも不仲というわけでは

ないんです。女子同士の会話では大笑いするから、そこは不思議。

 

〇見どころ

妹の結婚式のため息子クロードと実家を訪れたマーゴットが

長姉の立場以上に、いつも人を押さえつけるように発言します。

本人は気づいていないけれど、自分には甘く、他人には厳しい

皮肉屋という酷い欠点を持っているとすぐにわかっちゃう。

ニコール・キッドマンが長身だから余計に似合うんだな。

彼女の攻撃の矛先は、妹の婚約者マルコムに向かい、散々こき

下ろします。

 

マーゴット・ウェディング

 

彼を演じるジャック・ブラックがまたダメダメ男を演じたら

天下一品だから、もう笑いを通り越して哀れになって来ます。

さらには不仲のお隣の家族に意見をし、ますます反感を買うし、

いとこの息子が発達障害だと決めつける。あっちでもこっちでも

トラブルばかり起こすんです。

 

マーゴット・ウェディング

 

マーゴットが別れを決意しているダンナとの間には子供が

2人いて、今回連れてきたクロードがまあできた子なんです。

もしかしたらダンナのジムは唯一いい性格の大人なのかも

しれません。ディックなんて調子のいい男とちゃっかり浮気を

する母に気づいていても、それはそれで納得しているらしい。

ディックの娘メイジーが淫乱で、それに誘惑されるマルコムやら、

秘密のはずのポーリンの妊娠を速攻皆に話すマーゴットやら、

ろくでもない一族、知り合いの中でも健気に耐えるいい子。

 

●惜しいところ

いくつものエピソードが丸投げのままで終わっているので、

その先はどうなったのか知りたくなってしまう。それとなぜに

ラストは全速力で走ったのか、それをクロードに自慢する

マーゴットの胸の内もわからなかったです。

 

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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

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JUGEMテーマ:洋画

 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

 

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

原題:Fifty Shades of Grey

監督:サム・テイラー=ジョンソン

2015年 アメリカ映画 126分 R15+

キャスト:ジェイミー・ドーナン

     ダコタ・ジョンソン

     ジェニファー・イーリー

     ルーク・グライムス

 

若き実業家クリスチャンは、取材に来た女子大生

アナスタシアに関心を持つ。アナスタシアも彼に

心を惹かれるが、彼は「契約」を交わして、関係を

持つ話をし始める...。

 

<お勧め星>☆☆ 音楽や映像はおしゃれ感を醸し

出していますが、話は意味不明。

 

第36回ゴールデンラズベリー賞、最低作品賞、

最低主演男優賞、最低主演女優賞など見事5部門を獲得。

巷のレビューも低いので期待値を下げて鑑賞しました。

 

〇見どころ

原作は世界累計1億部を突破したベストセラー小説との

ことで、「マミーポルノ」とも呼ばれているらしい。ヒロイン、

アナスタシアを演じるダコタ・ジョンソンの体を張った演技は

「すごく頑張ったね!」と一声かけたいところ。

 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

 

●惜しいところ

WOWOW鑑賞なのでボカシだらけなのは仕方ないとして、

126分もの映画の間、20分がセックス描写で、それ以外は、

恋だの愛だの語る内容がほとんどで、胸焼けしてきます。

27歳の若き実業家クリスチャンに気に入られたアナスタシアが、

彼の提案する「契約」を交わさないうちに関係を持ったり(大学を

卒業する年なのに未体験)、彼のSM趣向を楽しんだりと納得が

いかない展開です。

 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

 

その上大学を卒業しても働くこともなく、豪華な生活を楽しみ、

車を卒業プレゼントにもらったくせに「わたしは違う」。

もちろんこんな生活は長く続くものではないし、

「キミこそ特別な女」

などとクリスチャンの口から発せられても、信用できないしね。

プレイルームと称する「SMプレイルーム」もそろえてある器具の

割には、大したプレイが行われるわけでもありません。

団鬼六先生の小説を参考にしなさい。(読んだことないけど)

 

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ

 

エレベーターのドアを挟んでの最初と最後の2人の会話と

行動が始まりと終わりを告げているということかしら。

評判通りつまらない映画でした。

 

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あるふたりの情事、28の部屋

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JUGEMテーマ:洋画

 

あるふたりの情事

 

「あるふたりの情事、28の部屋」

原題:28 Hotel Rooms

監督:マット・ロス

2012年 アメリカ映画 82分 R15+

キャスト:クリス・メッシーナ

     マリン・アイルランド

     ロバート・ディーマー

 

キャリアウーマンの女は夫がいながら、出張先で

宿泊したホテルで会った作家の男と関係を持つ。

2人はホテルの部屋内だけの関係を続けていくが。

 

<お勧め星>☆☆ 何が言いたいのか最後まで

分からない映画です。

 

とても珍しい構成の映画で、部屋番号が出てきて、

その中の人物の様子が淡々と描かれていきます。

なぜか序盤にホテルの1室で泣いている女が映ります。

その後、多分同じホテルのレストランで、男に声を

かけられるその女の姿に変わるのです。推測するに

会社の計理士としてキャリアを積んでいる女は結婚

しているものの、何か満たされていなかった。一方の

男は小説の1作目が成功したものの次回作に自信がなく、

これまた不安でたまらなかった。そんな2人が出会った

ということでしょう。

 

あるふたりの情事

 

ほぼホテルの部屋内が舞台で、2人の会話のみで彼らの

状況がわかるというもの。ラブラブの時もあれば、喧嘩を

する時もある。いったいどのくらいの期間の話なのか、と

考えると、男はその間に恋人ができ、結婚するし、女は妊娠し、

(誰の子供だろう)出産をします。

 

あるふたりの情事

 

互いが一人しかいない部屋の時もあるし、一緒にいながら、

互いの連れ添いからの電話に出ている時もあります。

 

あるふたりの情事

 

ここまで夫や妻を裏切り続けて関係を断ち切れないなら

決断すればいいのに、最後に「6か月後に一緒になろう」と

語り合っても、この決心は絶対に確実に翻ると思ってしまう。

なぜなら彼らの関係は、本当にこのホテルの1室内だけの

ものだから。それを物語るように、部屋を出た2人が無人の

エレベーター内では、手を恋人つなぎするのに、誰かが乗って

くると、まるで他人かのようなそぶりを見せています。

これが現実なんだろうね。 

 

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マイ・ブルーベリー・ナイツ

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JUGEMテーマ:香港映画

 

マイ・ブルーベリー・ナイツ

 

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」

原題:My Blueberry Nights

監督:ウォン・カーウァイ

2008年 香港映画 95分

キャスト:ノラ・ジョーンズ

     ジュード・ロウ

     ナタリー・ポートマン

     レイチェル・ワイズ

     デヴィッド・ストラザーン

 

恋人にフラれたエリザベスは、近くのカフェに

立ち寄る。そこのオーナー、ジェレミーと意気

投合するも、彼女はある日部屋の鍵を預けたまま、

旅に出てしまうのだった。

 

<お勧め星>☆☆ 久しぶりに見たあくび連発映画。

豪華俳優陣がもったいないです。

 

多分、音楽や映像でおしゃれな映画だと印象づけた

かったのでしょうが、とにかくストーリーがだるい。

フラれた女とたまたま恋人に去られたカフェの店主が、

心の傷をいやして成長した1年後再会し、晴れて恋人に

なる話なのに、なぜか客が置いていった鍵の束やら、

カフェの防犯テープ、自分探し?の旅に勝手に出かけた

くせに、店主のジェレミーに手紙を書いて近況を知らせる

エリザベスの話が入り込むのです。

 

マイ・ブルーベリー・ナイツ

 

テネシー州では不眠症だから掛け持ちの仕事をし、交通警官

アーニーと知り合います。これがデヴィッド・ストラザーン。

 

マイ・ブルーベリー・ナイツ

 

彼は男と去った妻スー・リンが忘れられず、酒に溺れているの

です。彼の束縛に耐えられなかった妻はレイチェル・ワイズ。

 

マイ・ブルーベリー・ナイツ

 

とにかくアーニーの傍から離れ、町を出たかった妻と、強烈

すぎるほどの愛情を持ち続けたアーニーの話は興味深いけれど、

ストーリーに何の関係があるんだろうか。

 

マイ・ブルーベリー・ナイツ

 

アリゾナ州のカジノで知り合った客レスリー役は

ナタリー・ポートマン。「人を信用しすぎる」とエリザベスに

教えますが、信用しなかったことで彼女は親の死に目に逢えません。

なんじゃこりゃ。

訳の分からない未練女の手紙を楽しみに読み、彼女を思い続ける

ジェレミーっていったい...と思ってしまう。お人好しすぎる。

ブルーベリー・パイはいつも売れ残っているのに、毎日作っていて、

それを口の周りにいっぱいつけて食べるエリザベスが可愛いって

いう感覚も全然共感を覚えません。

別に自分探しの旅に行かなくても、ニューヨークで働いて新しい

生活をやり直したっていいんじゃない?と言ったらおしまいか。

 

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少女が大人に変わる夏

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JUGEMテーマ:洋画

 

少女が大人に変わる夏

 

「少女が大人に変わる夏」

原題:Very Good Girls

監督:ナオミ・フォナー

2013年 アメリカ映画 90分

キャスト:ダコタ・ファニング

     エリザベス・オルセン

     ボイド・ホルブルック

     エレン・バーキン

     クラーク・グレッグ

     ピーター・サースガード

 

リリーとジュリーは大親友。大学進学が決まった

リリーとの最後の夏を楽しんでいた時、ジュリーは

アイス売りのデヴィットに恋してしまう。しかし

デヴィットはリリーに心惹かれており...。

 

<お勧め星>☆☆ 一昔前の少女漫画の世界のよう

でした。音楽は心地よいものです。

 

Rotten Tomatoesでは、19%というかなり低い評価の

映画です。なんでも「古い時代の女の子の姿」だそうな。

だから原題が「Very Good Girls」?

主役は成長したけれど、いまいち色気が出ない

ダコタ・ファニングと「マーサ、あるいはマーシー・メイ」

(2011)のエリザベス・オルセン。リリーとジュリー

という気持ちが悪いくらい仲のいい友人を演じています。

 

少女が大人に変わる夏

 

リリーの家は父が医師で、門限がある厳格な家庭。一方の

ジュリーの家は、Hな話も平気で口にするオープンな家庭

なのです。これを対比させて描きたかったのでしょうが、

その意図がよくわかりません。これらがストーリーに大きく

関わることもなく、しょっぱなからリリーの父親は浮気が

原因で家を追い出されるし、ジュリーの父は急死してしまう。

その間に、2人で遊びに行ったビーチのアイス売り、デヴィット

にすっかり夢中になってしまうジュリーと、その彼がリリーを

気に入ってしまう、というベタな展開が繰り広げられるのです。

 

少女が大人に変わる夏

 

親友は失いたくないけれど、リリーもデヴィットが好きだから、

念願の初体験を済ませてしまう。でもダコタちゃん、全然色気が

ないし、ラブシーンとは到底思えないようなソフトなものです。

何が大人の演技だい!2人の関係を話せないまま、ジュリーの

恋話を聞くリリーはまじウザイ。今どきこんな子はいません。

ジュリーの父の死を聞き、彼女を支えるために、デヴィットを譲る?

ついでに、ジュリーが「デヴィットと寝た」と話したから、ヤケに

なって、以前からアプローチされていた職場の上司を誘うリリー。

 

少女が大人に変わる夏

 

ピーター・サースガードがおまぬけな役を演じさせられています。

映画内で流れる歌やエリザベス・オルセンが弾き語りする歌は

なかなか耳障りがいいので、このダサい話にはもったいないかも。

 

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美しすぎる母

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JUGEMテーマ:洋画

 

美しすぎる母

 

「美しすぎる母」

原題:Savage Grace

監督:トム・ケイリン

2007年 スペイン=フランス=イギリス映画 

97分 R18+

キャスト:ジュリアン・ムーア

     ステファン・ディラーヌ

     エディ・レッドメイン

     エレナ・アナヤ

 

1946年、ニューヨークで玉の輿に乗ったバーバラは、

夫ブルックスと毎日社交界に出入りしていた。夫妻の

息子トニーがやがて成長し、恋人ブランカができると、

ブルックスは彼女と家を出てしまう...。

 

<お勧め星>☆☆ 登場人物の心の中は理解できないけれど、

ジュリアン・ムーアの演技が素晴らしいです。

 

原題はSAVAGE GRACE 野蛮な優美

映画内のバーバラをさすものと思われますが、「美しすぎる母」

などという邦題にも合わないし、ジュリアン・ムーアが優美に

思えないのは、個人の好みの問題でしょうか。但し、彼女の

演技は素晴らしく、上流階級に身を置きながらも、実は育ちが

悪いということが、随所に現れるシーンがあって、そこがとても

上手く演じられているのです。

バーバラは、カネ=男であり、夫ブルックスと結婚したのも、

彼が大富豪ベークランド家の三代目だったから。ブルックスの

祖父レオが財を成し、二代目の父はそれを壊し、それでも今も

優雅に暮らしているのです。ブルックスの仕事は自称冒険家。

彼は妻が自分の家目当てで結婚したことはとっくに気づいていて、

さらに上流階級の人々とつながりを持とうとする姿に息が

詰まっているのです。

 

美しすぎる母

 

夫妻にはトニーという一人息子がいるんだけれど、互いに普通の

父性や母性を持ち合わせていないのは明らかで、したがって

トニーも、知性は溢れているものの、感受性が強く繊細な人間に

育ってしまうのです。成長したトニー役のエディ・レッドメインが

この役にぴったりなのよ。

 

美しすぎる母

 

バーバラの態度にイラつくとき、頬をぴくつかせたり、視線を

落とす。初体験の相手までバーバラにお膳立てしてもらう

なんて怖い。

そしてブランカというスペイン人の恋人ができるんだけど、

次のシーンでは、トニーはジェイクという男の恋人がいて、

ブランカはブルックスの恋人になっているんです。空港で、

2人を見つけたバーバラが、ものすごく汚い言葉で、ブルックス

とブランカを罵り、あげくに帰りのタクシーの運転手を自ら

誘って関係を持つ。多分既に彼女の心は普通ではないのでしょうね。

それを支えるのが、トニーだけになってしまったというのは、

ブルックスは逃げることを選んだということで、ブルックスの

ボンボン育ちを裏付けるものです。ブランカ役は「私が、生きる肌」

(2011)のエレナ・アナヤで、とても可愛いし、ヌードも

見せてくれます。そういえば、ブルックス役のステファン・ディラーヌ

も無防備な姿を晒していたな。だからR18なのかしら。

いやいやそれだけじゃないな。

 

美しすぎる母

 

その上、バーバラはゲイの友達サムとも関係を持つし、その

ベッドにトニーも入っていきます。まさにアンビリーバブルな

姿を笑い合う3人っていったい...。そして1968年パリで

バーバラは自殺未遂を起こし、トニーはブルックスに助けを

求めても彼は一切連絡をよこさないのです。この辺りから

トニーの言動がややおかしく感じられ、かつて可愛がっていた

愛犬ジオットの首輪に固執する異常な姿も描かれます。

「大切な物」彼はそれをさして言うのですが、トニーはさらに

インモラルな世界、いやバーバラとのつながりが強すぎたのか、

母子以上の関係になってしまう。ここは少し嫌悪感を抱きました。

そしてその首輪の件から始まり、あっという間にトニーはバーバラの

胸を刺すのです。この唐突なシーンは、トニーの壊れっぷりをもろに

描いているかのようです。救急車と中華料理のデリバリーを同時に

頼むトニー。エンドロールの前に字幕で彼のその後が語られますが、

つながりの強すぎた母子の悲しい最期のように思えてしまった。

やはり途中で逃げ出したブルックスが不誠実だと思ってしまうのです。

愛人がいたとしても心のよりどころとしてバーバラやトニーの傍に

いるべきだったのではないかしら。

 

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ランナウェイ・ブルース

5
JUGEMテーマ:洋画

ランナウェイ/ブルース

「ランナウェイ・ブルース」
原題:The Motel Life
監督:アラン・ポルスキー
ガブリエル・ポルスキー
2012年 アメリカ映画 85分
キャスト:エミール・ハーシュ
スティーヴン・ドーフ
ダコタ・ファニング
クリス・クリストファーソン

事故で片足を失った兄ジェリー・リーとその弟
フランクは、モーテルで暮らしている。しかし
兄が少年を轢き殺す事件を起こし、彼らの逃亡
生活が始まるのだった。

<お勧め星>☆☆ とことん不幸な境遇の兄弟を
描いていて、洒落た音楽を使っていても心は暗く
なるばかりでした。


ローマ映画祭などでの評論家の評判はいいのですが、
どう考えても納得がいかない登場人物の行動や言動
が多いです。


ランウェイ・ブルース

主役のフラナガン兄弟のうち、兄ジェリー・リー役は
「ブレーキ」(2012)のスティーヴン・ドーフ。かなり
あくの強い顔立ちなのですぐにわかっちゃう。弟フランク役
は「ある愛へと続く旅」(2012)のエミール・ハーシュ
です。この兄弟は10代で母親をガンで亡くしてから、不幸が
始まっているらしい。時系列はバラバラなのですが、つなぎ
合わせて考えていくと、死期の迫った母が兄弟に
「何があっても2人で生きなさい」

と言い残した通り、かれらはずーっと一緒なのです。町を出よう
と列車に飛び乗ろうとした時、ジェリー・リーは、乗り損なって
足を失ってしまう。結局町から出られない。そしてフランクは
ジェリー・リーの世話をしながら、様々な仕事をして一応飲食
はできているものの、家はなく、モーテル暮らしなのです。でも
フランクはとても心の優しい人間であり、それはジェリー・リー
も同じなのでしょうが、中学すらろくに行かなかった彼らには
教養というものはなく、ただ兄弟の絆だけを大切に生きてきた
感じ。そしてある晩、ジェリー・リーが

「少年を轢き殺した」
と震えながら戻ってくるわけです。罪の意識は強いものの、
逮捕されると2人は別に生活をしなければならなくなる。で、
捕まりたくない→逃走→兄、勝手に車を燃やした上、自殺未遂。
この自殺未遂が、頭を撃つはずが、不自由な足の腿を撃つという
極めて不完全な行為なんです。これでまた入院し、フランクは
その付き添い等で仕事を欠勤したため、クビになります。でも
兄の枕元でいつものように兄弟が主役の創作話を聞かせるわけです。
どうも彼らはそうやって厳しい現実から目を背けてきたらしい。
その話にイラストを描くのが兄で、それはマイク・スミスによる
アニメーションになって、映画内で動き回ります。そうか、
モーテルの壁に貼ってあったのはジェリー・リーが画いた絵
だったのね。

それはさておき、ひき逃げ犯の容疑者とみなされ、警官が病室
を訪れた後、兄は弟に「連れ出してくれ」と頼むのです。
ちょっと待った。兄ちゃん、車を燃やしたから車はないのに、
どうやって逃げるんだい?そんな野暮なことを聞くフランクでは
ありません。亡き父の唯一価値のある形見のライフルを二束三文
で売り、おまけに友人らしき男トミーに、その金をボクシングの
賭けに使わせてくれと言われてしまう。まあ、すごい勝ち方を
したからいいけど、あれですったらどうしたんだろうねえ。
その上、兄は車の入手方法を聞くどころか、
「被害者の少年の家族に金を渡したい」だの
「雑誌の年間購読してあげよう」
だの、全くノータリンな話をするのです。そもそも轢いたのは
アンタだし、アンタが出頭すれば済む話でしょう?ここでいい加減
頭に来ますが、映画内でちょいちょい登場する、フランクの元カノ
アニー役がダコタ・ファニングで、この子も本当にかわいそうな
境遇と描かれているから、この2人が上手くいくといいなと思って
鑑賞続行。


ランナウェイ・ブルース

フランクに対し、かつての雇い主は「自分の人生を歩め」と
諭すわけです。そんなこと彼は百も承知だったでしょうね。
警察の追跡を逃れるため、フランクが選んだ逃亡先は、アニー
の住むネバダ州エルコです。
ジェリー・リーは、それを知ると、
「俺は愛されたことがない。人を愛したこともない」
などとジェラシーを爆発させます。兄ちゃん、足が不自由でも
立派に働いていれば、恋人くらいできるよ。なんてことは
言うはずもなく、ひたすら兄の世話をし、今は一人暮らしの
アニーの家で手料理を食べたりするのが、フランクのささやかな
楽しみになるのです。

なんでアニーをフランクが捨てたのかは、その理由が本当に
かわいそうなもので、よくぞ今はパン屋でまともに働けて
入るなあ、と思うし、よくぞフランクを待っていたなあ、とも
思ってしまう。
次第に自分で撃った足の傷が悪化していく兄。でもそれは決して
悲しく感じられないのです。兄弟で生きてきた分を、この後は
恋人と幸せに暮らしてほしい。そんなささやかな希望を感じる
ラストには救われます。



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チェリーについて

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JUGEMテーマ:洋画

チェリーについて

「チェリーについて」
原題:About Cherry
監督:スティーブン・エリオット
2012年 アメリカ映画 102分 R15+
キャスト:アシュレイ・ヒンショウ
ジェームズ・ブランコ
ヘザー・グラハム

アンジェリーナは、洗濯店で働いて一家の生計を
支えている。父は留守がち、母はアル中なのだ。
彼女は恋人からヌード写真撮影の話を聞き、多額
のギャラ欲しさにそれに挑戦する。そして新しい
生活を求めてサンフランシスコへ向かうが...。

<お勧め星>☆☆ 今一つ言いたいことが分からず
話も散漫です。


チェリーことアンジェリーナの家庭環境はまさに最悪
なのです。父は家を空けることが多く、母はアル中。
生活のために洗濯店で働き、何とか家族の食費を
まかなっている模様。ちなみに彼女には妹ジョジョが
いるのですが、暗く狭い一家の家の古いテレビでゲーム
をしているところから、彼女もちゃんと学校に行って
いるのか疑問です。
彼女には男性でありながら親友であるアンドリューが
おり、外国人である彼の不遇な家庭環境と共感するのか
悩みをなんでも打ち明けている。アンドリューは絶対に
アンジェリーナに気があるし、そんなセリフを吐くのに
映画内では彼の存在には特に意味はないみたい。


チェリーについて

彼女には地元のバンド歌手ボビーという恋人がいて、
「キミの肌は美しい。その写真を撮らないか」
なんて胡散臭い話を持ち掛けられるのです。多額のギャラに
惹かれ、その仕事をしてみると、なぜかお姫様になったような
気分だし、自分が確かに美しいと実感し始めてしまう。
カメラマンって被写体の最高の姿を撮るために、気分が良く
なるようなセリフをたくさん言うんだろうなあ。だけど
きれいな人は世の中には山ほどいるのよね。それは別に服を
着ていてもきれいなのよ。
この仕事を勧めたボビーは、なぜか彼女にこれで止めろ、と
止めるのです。でもちょっとの時間で何百ドルも稼げたこと
は18歳のアンジェリーナには、もう手っ取り早い収入源と
思えたに違いありません。

これが発端でズルズル深みにはまっていき、転落人生をたどる
のかと思いきや、アンジェリーナ自身がとても楽しげだし、
危険な目に遭うこともないので、なんだかもやもやします。
アンドリューとサンフランシスコに出て行き、クラブでバイト
を始めると、もっと稼げる仕事→ポルノ出演を聞かされます。
1度で500ドル、600ドルも稼げるのなら、時給15ドルの仕事
などばかばかしく思えてきますよね。


チェリーについて

おまけにセレブな弁護士フランシスなんて恋人もできてしまう。
フランシス役のジェームズ・ブランコは、イケメンだけれど
この映画ではクズですわ。
そして登場するのがヘザー・グラハム演じる、元ポルノ女優で
今は撮影監督をしているマーガレットです。マーガレットは
弁護士である女性のパートナーとセレブな暮らしをしている
みたい。
この時点でルームシェアをしているアンドリューの存在は
アンジェリーナの頭から消えていますね。大体異性なのに1つ
のベッドで寝ることができるのが不思議なのよね。
アンジェリーナは、最初は1人での映画、そして女性同士の

絡み合い...とどんどん激しい内容に挑戦していきます。
アシュレイ・ヒンショウの美しい体は存分に見られるので、
そこは見る側は楽しいかも。しかし居場所を突き止めた母が妹
と彼女の元を訪れ、なんやかやと母親らしき説教をしつつ、
結局は金をせびって帰っていく姿を見ると、この母親はきっと
娘に寄生し続けるのだろうと思ってしまう。そこも深くは
描かれません。
その上セレブな弁護士のフランシスは、ドラッグ中毒だし、
男性相手の仕事も始めたアンジェリーナをぼろくそにけなす
のです。まあ、そうだ。職業に貴賎はないとはいえ、胸を張って
答えられる職業とは言いがたいです。

「5人の男と寝た女を抱けるか!」
「1人よ」
「お前の仕事はくずだ」
そしてハイ状態のまま運転し、事故。アパートに帰れば、彼女
のエロ動画を見て興奮しているアンドリューがいる。


チェリーについて

家を飛び出したアンジェリーナがバーで飲んでいると、
ちょうどパートナーに出て行かれたマーガレットが現れる
のです。こんなグッドタイミングってあり?
ラストはマーガレットのパートナーになったアンジェリーナが
彼女と同様に新人の撮影監督をしているシーンなんだけど、
なんか納得できないんです。
ポルノも立派な仕事だと言いたいのか、自立して自分の道
を切り開くことが大事だと言いたいのか。
どうせあの母親はまた金をせびりに来るだろうし、フランシス
みたいなクズ男に心を奪われるかもしれない。さらには
マーガレットが、アンジェリーナを気に入ったのと同様に
若い女性に心を移すかもしれない。そう考えると到底明るい
気持ちになれない映画でした。


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