サウスポー

4

JUGEMテーマ:洋画

 

サウスポー

 

「サウスポー」

原題:Southpaw

監督:アントワン・フークア

2015年 アメリカ映画 124分

キャスト:ジェイク・ギレンホール

     レイチェル・マクアダムス

     フォレスト・ウィテカー

     オオーナ・ローレンス

     カーティス・”50セント”・ジャクソン

 

同じ施設出身の愛する妻モーリーンを失ったボクサー、

ビリーは、チャンピオンベルトを失ない、ライセンス、

財産その上、娘との生活も奪われる。彼は老トレーナー、

ティックの下で再びトレーニングを始めるが...。

 

<お勧め星>☆☆☆半 ボクシング=ロッキーという

イメージをすっかり塗り替える内容でした。

 

主役のビリー・ホープ役は、スケジュールの都合で降板した

エミネムの代わりに抜擢されたジェイク・ギレンホール。

映画の内容も変わっていますが、抜擢の理由が

「しっかりトレーニングしそうだから」。

確かに見事な体と、スタントなしのボクシング・シーンには

目を見張るものがあります。

 

サウスポー

 

○見どころ 

序盤はディフェンスをせず、流血しながらも破壊力のある

パンチで勝利を収めるビリーの姿と妻モーリーンとのラブラブ

ぶりが映ります。

 

サウスポー

 

このレイチェル・マクアダムスがきれいなんだよね。

ストーリーはあとで考えると、極めてありきたりで、

 施設育ちの貧乏人カップル

→ボクシングで大成功し、車や大豪邸を入手。娘もいる。

→ウハウハ喜びつつ、妻の心配を受けて、最後の3試合を決意

→事件で妻を亡くす

→タイトルマッチどころかライセンスもはく奪、資産はなくなり、

娘は施設へ=どん底

→そこからどう這い上がるか

というものなのです。娘レイラ役の子役がとても演技が上手く、

必ずや泣かされること間違いなし。

 

サウスポー

 

また、終盤のビリーとチャンピオン、ミゲルの練習風景は、

陰(地味)と陽(派手)な色合いで映され、とてもわかりやすい

のです。

題名「サウスポー」の意味があそこだけで生かされるなんて!と

感謝感激雨あられ。

老トレーナー、ティック役はフォレスト・ウィテカーなのでもう

安心して見られます。

 

サウスポー

 

●惜しいところ

何のひねりもなく普通に感動して終わってしまいました。

ティックのジムにいた少年ホッピーの存在もいまいちわからない。

 

とはいえボクシングシーンはカメラアングルも凝っているので、

実際のゲームを見ているように感じます。面白かった。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ


マンチェスター・バイ・ザ・シー

5

JUGEMテーマ:洋画

 

マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

原題:Manchester by the Sea

監督:ケネス・ロナーガン

2016年 アメリカ映画 137分

キャスト:ケイシー・アフレック

     ミシェル・ウィリアムズ

     カイル・チャンドラー

     ルーカス・ヘッジズ

     カーラ・ヘイワード

 

ボストンで便利屋をしているリーのもとに故郷の

兄が心臓発作で亡くなったという知らせが届く。

実家に戻ったリーは、兄ジョーの息子で16歳の

パトリックの後見人になっていることを知り...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 静かだけれど、ある瞬間グッと

くるものが押し寄せます。

 

ケイシー・アフレックが無表情でお愛想の1つも言えない

便利屋リー役を好演。アカデミー賞主演男優賞獲得も

頷けます。「キラー・インサイド・ミー」(2010)

の時よりぽっちゃりして、すっかり中年になっています。

敢えてそういう役作りをしたのだろうか。

 

〇見どころ

ボストンで便利屋として働き、淡々と仕事をするリーの姿が

映り、不条理な文句にも無反応な姿に冒頭から違和感を

感じます。

 

マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

そして故郷の兄ジョーの死を知り、故郷に戻ったリーの脳裏に

浮かぶ過去の自分たちの姿が、彼の現在の状況を少しずつ説明

していくのです。

 

マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

ジョーが心臓を患っていたこと、彼の息子パトリックをこよなく

愛していたこと、何より、リーにはミシェル・ウィリムズ演じる

妻ランディや可愛い子供が3人いたこと、さらに地元の仲間と

大騒ぎをするほど仲が良かったことなど、次々に入り込む映像が、

リーのミステリアスな姿を次第に解き明かしていきます。

 

マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

この手法がとても秀逸で、途切れ途切れの映像が、リーの心中を

そのまま描いているようにも感じるのです。

 

マンチェスター・バイ・ザ・シー

 

アメリカ北部の海沿いの町の寒々しい景色、実際寒いんだろうね。

それがひとたびボートに乗って海に出ると生き生きしてくるという

男たちの表情の対比も興味深い。時々暴力となってあふれ出る

リーの心の声は、終盤に言葉として発せられ、それを聞くと、

見ている側は分かっていたのに、辛くてたまらくなるのです。

 

●惜しいところ

映画はよかったのに、途中でトイレに立つ人4人、携帯電話に

出るために席を立つ人1人、大いびきの人1人、エンドロールを見ずに

帰る人大勢。エンドロールに聞こえるさざ波で、この後の彼らの姿を

想像するという考えがない人が多い。使われているBGMもよいもの

ばかりでした。こら、しっかり聞いてくれ!

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ


マネーモンスター

5

JUGEMテーマ:洋画

 

マネーモンスター

 

「マネーモンスター」

原題:Money Monster

監督:ジョディ・フォスター

2016年 アメリカ映画 99分

キャスト:ジョージ・クルーニー

     ジュリア・ロバーツ

     ジャック・オコンネル

     ドミニク・ウエスト

 

財テク番組「マネーモンスター」のMCリーは

生放送中に、1人の男に拘束される。その男は

リーに爆弾付きベストを着せ、彼の情報で大損

したことに復讐しようとするのだが...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 株についてはほぼ無知

なのですが、ハイテンポなストーリーでスリル

満点です。

 

この映画は評価の低い人もいるようで、ありきたり

とかジョージ・クルーニーがしゃべりすぎとか書いて

あります。個人的には、ジョージ・クルーニーが好き

なのと、犯人カイル役のジャック・オコンネルを

「名もなき塀の王」(2013)からファンになって

いるので、つい見入ってしまいました。

 

マネーモンスター

 

〇見どころ

監督はジョディ・フォスター。すごいねえ。こんな映画を

作っちゃうんだ。

株で全財産を失ったというカイルはその額が6万ドルだと言う。

その時リーは、少しあきれるような表情を浮かべてしまうのです。

ここはジョージ・クルーニーがとても上手い。リーも富裕層の

中に含まれていることが丸わかりです。

 

マネーモンスター

 

アメリカ国内での富の集中を鋭く指摘しながらも、それは

あくまでもストーリーの枠の1つであり、メインは人質と

なったリーとカイルとのやり取り、そしてニューヨーク市警の

動き、番組ディレクターのパティの判断力など次々にシーンが

繰り出され、それを見続ける視聴者が、まるでショーを見て

いるかのように、楽しんでいるのが皮肉たっぷりに描かれます。

 

マネーモンスター

 

問題の、株の損失を出した会社アイビスのCCOダイアンが

かなりきれいなんです。

 

マネーモンスター

 

調べてみたら元有名なモデルさん。どおりでスタイルがいいと

思った。

 

●惜しいところ

そこを言ったらおしまいですが、今時テレビ局にあんな簡単に

身元を確かめずに人は侵入できません。

 

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ


ラ・ラ・ランド

4

JUGEMテーマ:洋画

 

ラ・ラ・ランド

 

「ラ・ラ・ランド」

原題:LA LA LAND

監督:デイミアン・チャゼル

2016年 アメリカ映画 128分

キャスト:ライアン・ゴズリング

     エマ・ストーン

     J・K・シモンズ

 

オーディションにことごとく落ちている女優志望の

ミアは、ジャズバーでセバスチャンが弾くピアノの

音色に心惹かれる。いつしか親しくなり互いの夢を

語り合う2人だったが...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ さすがアカデミー賞大本命!

素敵な映画です。

 

IMAX初体験。上映初日に鑑賞しましたが、それほど

混んでいませんでした。ポップコーンを持った若い

カップルも、初老の男女も、ボッチ見の青年も、

エンドロールをすべて見終わるまで誰一人立たない。

すごいぞ、この映画!

 

〇見どころ

まずライアン・ゴズリング演じるセバスチャンの色気に

ノックアウト。冒頭に流れるLAのハイウェイでのシーンは

ミュージカル映画かと思いますが、そうでもないのです。

 

ラ・ラ・ランド

 

女優の卵ミアを演じるエマ・ストーンは、好みの分かれる

ルックスかもしれません。しかしこの2人が踊るタップが

素晴らしいです。

 

ラ・ラ・ランド

 

この前にミアがルームメイトと一緒にカラフルなドレスで街を

練り歩き、キレキレダンスを見せるシーンも楽しい。

「セッション」(2014)で鬼教師を演じたJ・K・シモンズは

冒頭にセバスチャンに解雇を告げる、ジャズバーのオーナーで、

今回は星一徹行為はいたしません。

 

ラ・ラ・ランド

 

実は個人的には前半はあまりノレなかったのですが、ミアが

夢をあきらめかけた時、セバスチャンの知らせで受けた

オーディションのシーン。そこから始まるラスト15分の

世界観は、壁ドンや、映画の前の近日上映作品で紹介された、

カーテン巻き巻きキッスでときめくお子ちゃまにはわかる

はずもないのです。酸いも甘いも味わった大人だけが理解

できるのだー。

 

ラ・ラ・ランド

 

あのタイミングの1つ1つが少しズレていたら、2人の人生は

全く異なっていたかもしれないと思うと、胸が熱くなります。

これは個人的に思うに、『中森明菜』の歌の世界に似ている。

つまりあまり抑揚のないところから、一挙にサビに入ると、

今まで蓄えられていた感情が爆発する感じなのです。

 

●惜しいところ

序盤が単調なので少し眠くなりました。

 

ラ・ラ・ランド

 

ミアがオーディションの日にコーヒーをかぶってしまう悲劇に

遭うのも既視感があります。

 

それらも含めて色、音、リズム、そしてストーリー、脚本、

配役がすべて秀逸であり、見てよかったと思う映画です。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ

 

 


ぼくとアールと彼女のさよなら

5

JUGEMテーマ:洋画

 

ぼくとアールと彼女のさよなら

 

「ぼくとアールと彼女のさよなら」

原題:Me and Earl and the Dying Girl

監督:アルフォンソ・ゴメス=レホン

2015年 アメリカ映画 105分

キャスト:トーマス・マン

     オリビア・クック

     R・J・サイラー

     ニック・オファーマン

 

冴えない高校生グレッグは、友人アールと自主製作で

映画を撮影するのが楽しみ。しかし母の友人の娘で

同級生のレイチェルが白血病であるとわかり、母から

彼女を元気づけることを強制される...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ すごくいい映画。これは劇場で

公開してもよかったのに。

 

映画作りを行う高校生といえば、「桐島、部活やめるってよ」

(2012)を思い出します。スクールカーストの底辺にいて、

とりあえず目立たないことが、高校生活を平穏に送る秘訣、

なんていう類似点もあります。この映画では国際情勢に

なぞらえてグレッグが語るからすごくおかしい。そしてこの

何もしないで日々を送る彼に、白血病を宣告されたレイチェルが

入り込むと全く話が変わってくるのです。

 

〇見どころ

グレッグとアールが自主製作する映画は、有名な映画の完ぺきな

パロディで駄作ではあるけれど、題名や登場人物を見ると絶対に

笑えます。

 

ぼくとアールと彼女のさよなら

 

そして意に反してレイチェルと友人になることにしたグレッグの

絶望的な友情の日々が、回を追うごとに少しずつ変化していくことに

気づくと、表面上の友情や同情が、いかに当人にとって残酷で、

無意味であるかを思い知らされるのです。

 

ぼくとアールと彼女のさよなら

 

ぼくとアールと彼女のさよなら

 

映画のほぼ終盤までシリアスなシーンはないので、とても楽しい。

さらにタフな地域に住む黒人のアールとグレッグ、レイチェルの

関係も、友情以上のものに発展しないことも見ていて気持ちがいい

のです。

 

ぼくとアールと彼女のさよなら

 

治療のせいで髪が抜けたレイチェルに慰めの言葉をかける

こともなく、他の同級生のように花やメッセージを送ることも

ありません。さりげなく側にいることが大事かもね。

グレッグは自分の価値をかなり低く考えていて、(あ、これは

「逃げ恥」のヒラマサさんだ)それに満足していたのを、思い切り

背中を押すのがレイチェルで、大学に受験申請するのも

「ステージ4のガン」を使ってほぼ脅迫で行わせます。病気だから

「前向きに生きようね」などという話では全然ないのです。

逆にレイチェルの存在が、グレッグの将来への夢を広げていったと

感じます。

ウザイことを言ったら「受動的抵抗」か「死んだふり」をすると

最初にレイチェルに教えるグレッグは本当に善人なんですよね。

 

●惜しいところ

特にありません。ただナレーターのグレッグがウソをついていたから、

心構えができていなかったよ。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ


完全なるチェックメイト

3

JUGEMテーマ:洋画

 

完全なるチェックメイト

 

「完全なるチェックメイト」

原題:Pawn Sacrifice

監督:エドワード・ズウィック

2015年 アメリカ映画 115分

キャスト:トビー・マクガイア

     リーブ・シュレイバー

     ピーター・サースガード

     マイケル・スタールバーグ

     リリー・レーブ

     ソフィー・ネリッセ

 

アメリカ人の天才チェスプレイヤー、ボビーは

現世界チャンピオンで、ソ連人のスパスキーとの

対局を願っていたが、時は冷戦時代。米ソの対立は

チェスの世界にもおよび、ボビーの精神は異常を

きたしていく...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ チェスについては全然わから

ないけれど、狂気に満ちたボビーの勝利への執念は

感じました。

 

ボビー・フィッシャー役は「とらわれて夏」(2013)

「華麗なるギャツビー」(2013)のトビー・マクガイア。

子役出身のせいか年齢の割に童顔で、リラックスした姿は

可愛いという感じです。でもこの映画では、そんな姿は全然

見られません。

 

完全なるチェックメイト

 

一方ソ連人プレーヤー、ボリス・スパンスキー役は

「スポットライト 世紀のスクープ」(2015)で

編集長を演じたリーヴ・シュレイバー。

 

完全なるチェックメイト

 

両親ともに様々な国の血をひいているけれど、出身はアメリカ、

サンフランシスコだそうで、彼のロシア語が上手いのか全く

分かりませんが、映画内ではロシア語を話しています。彼は

ナオミ・ワッツと事実婚状態で2人の息子もいるそうです。

 

様々な移民の国がアメリカなのだよ。

 

〇見どころ

少年時代のボビーが共産党員の母親を持ったために、赤狩りに怯え、

常に監視の目を恐れていた。これがその後のボビーの精神状態に

多少なりとも影響を与えていたのかもしれません。ただチェスの

腕前は群を抜いており、彼は「ドロー」は許さないのです。

「静寂」が欲しいと、母親と恋人を追い出す時には、もうチェスの

世界にとりこまれ、狂気に満ちた表情を浮かべ始めます。

成年してからのボビーを演じるトビー・マクガイアが、この姿を熱演。

スパスキーとの対局を迎える前での、彼の被害妄想、強迫神経症ぶりは、

実の姉だけが心底心配するのです。チェスがそこまで神経をすり減らす

のかと、チェスの駒の名前すら知らない私は驚きます。

 

完全なるチェックメイト

 

●惜しいところ

結構好きな映画なんですが、序盤の30分位はすごく眠い。そこを

乗り越えると映画の中に入り込めます。

 

「理論と記憶」が勝負の決め手と語ったボビーのその後の人生が

実際の映像で流れ、天才と狂気は紙一重だと実感させられるのです。

 

完全なるチェックメイト

 

幼少期のボビーの姉ジョーン役で「やさしい本泥棒」(2013)の

ヒロイン、リーゼを演じたソフィー・ネリッセが出演しているのも

見もの。これからどんどん映画に出てほしい美人さんです。

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ

 

 


パディントン

5

JUGEMテーマ:洋画

 

パディントン

 

「パディントン」

原題:Paddington

監督:ポール・キング

2014年 イギリス=フランス映画 95分

キャスト:ヒュー・ボネビル

     サリー・ホーキンズ

     ジュリー・ウォルターズ

     ジム・ブロードベント

     ピーター・キャパルディ

     ニコール・キッドマン

 

ペルーのジャングルから知り合いのイギリス人に

会いに来た小さなクマは、親切なブラウン家の

世話になる。彼はパディントンと名付けられ、

知り合いの探検家を捜し始めるが...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 誰もが楽しめる映画です。

エンディングの言葉も良かったです。

 

気づかなかったのですが、パディントンの声は「007」

シリーズでQ役を演じたベン・ウィショーなんですね。

顔が出ないと全然わからないわ。

映画ではシーンごとにパディントンの気持ちにぴったりの

音楽が流れ、終盤「ミッションインポシブル」でトムちんが

ドバイの高層ビルを登ったシーンもどきの煙突の中を上る

パディントンのBGMはもちろん、チャラララ~♪です。

 

〇見どころ

パディントンが駅でたたずんでいるところを、親切にも

声をかけてくれたブラウン一家がとても個性豊かです。

 

パディントン

 

パディントン

 

リスクマネージメント担当の父ヘンリー、挿絵画家の母メリー、

語学が堪能な娘ジュディ、発明好きな息子ジョナサン、知恵が

働く親戚のバード夫人。それぞれの日常生活が面白おかしく

描かれています。ご近所のカーリーさんも含め、一度見たら

忘れられないメンツばかり。それぞれが終盤にその個性を存分に

生かします。

 

パディントン

 

そして唯一の悪役となる博物館のはく製課員役は、なんと

ニコール・キッドマン。サディスティックな雰囲気がぴったりで、

なぜか生き生きと演じているように見えてしまいます。

 

パディントン

 

数回映るブラウン家の内部もドールハウス調に見せてくれて

とても可愛いんです。

 

●惜しいところ

ありません。誰が見ても楽しいし、見終わると幸せな気持ちに

なれます。パディントンの帽子の中のマーマレードサンドは

かびないのかしら?なんて野暮な疑問は捨てましょう。

 

ロンドンは変わり者だらけ。だから誰でも溶け込める。フルCGの

パディントンが、老クマホームにいる叔母さんに宛てた手紙に

そう書いていますが、その言葉は重いですね。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ

 

 


シンデレラ(2015)

5

JUGEMテーマ:洋画

 

シンデレラ

 

「シンデレラ(2015)」

原題:Cinderella

監督:ケネス・ブラナー

2015年 アメリカ映画 105分

キャスト:リリー・ジェームズ

     ケイト・ブランシェット

     ヘレナ・ボナム=カーター

     リチャード・マッデン

     ソフィー・マクシェラ

 

母を亡くしたエラは、父の再婚相手トレメイン夫人や

その娘2人の仕打ちに耐え、父の帰宅を待っていたが、

その父は旅先で病死。すると夫人はエラを屋根裏部屋に

追いやり、使用人として働かせ始めるのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 誰もが知っている話をとても

美しい映像と丁寧なストーリーで描いています。

 

〇見どころ

とにかく意地悪で欲が深く冷酷なトレメイン夫人役を

ケイト・ブランシェットがものすごく上手に演じています。

 

シンデレラ

 

実の娘2人が、まあ可愛い子たちですが、何の才能もなく、

とりえもないことをしっかり理解していて、夫人は、

金持ちと結婚させることだけを考えているわけです。

 

シンデレラ

 

この映画ではなぜ夫人が、エラに冷たかったのかとか、

上昇志向が強かった訳が丁寧に説明されているので、一方的に

悪者扱いできない部分も理解できます。

 

シンデレラ

 

またフェアリー・ゴッドマザー役のヘレナ・ボナム=カーターは、

この姿になる前のおばあちゃまメイクでもすぐにわかるあの声。

 

シンデレラ

 

そしてエラ役のリリー・ジェームズがブルーのドレスで着飾った

時の美しさや、ネズミやトカゲ、ガチョウが、白馬、従者、御者

になり、かぼちゃが金の馬車に変身するシーンは、コミカルさも

入れて見事な映像になっています。かぼちゃが成長しすぎて、

ビニールハウスのビニールにエラとゴッドマザーが押し付け

られたとき、一瞬エラの鼻がひしゃけていたよ(≧▽≦)

 

●惜しいところ

キット王子役のリチャード・マッデンがあまり素敵じゃないのよね。

誠実そうな好青年という雰囲気はありましたが。

 

王国の大佐役に黒人が起用され、限りなく善人に描かれ、逆に

大公役のステラン・スカルスガルドが悪人に描かれているところは

ディズニー映画での人種への配慮が感じられます。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ

 

 


ドリーム・ホーム 99%を操る男たち

4

JUGEMテーマ:洋画

 

ドリーム・ホーム

 

「ドリーム・ホーム 99%を操る男たち」

原題:99 Homes

監督:ラミン・バーラニ

2014年 アメリカ映画 112分

キャスト:アンドリュー・ガーフィールド

     マイケル・シャノン

     ローラ・ダーン

     ノア・ロマックス

     アルバート・ベイツ

 

経済不況で収入が激減し、住宅ローンを滞納した

デニスは、自宅の差し押さえを受ける。何とか家を

取り戻すため彼は、悪徳不動産業者カーバーの

もとで働き始めるが...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 重いテーマです。勝者の国、

欺まんの国という言葉が心に残ります。

 

サブプライム・ローン破たんをきっかけに起きた

リーマン・ショック、そしてあっという間にアメリカ

国内は経済不況に陥ったのです。映画を見ていると

その間にも富を増やしていく一握りの人々が描かれ、

格差社会の一端を見せつけられた気がします。

 

〇見どころ

冒頭から十数分で、自宅を守るためにローン滞納者が、

様々な抵抗を試みる人々が映し出され、主人公の

アンドリュー・ガーフィールド演じるデニスが、母と

子供のために自宅を取り戻そうと奔走するも、全くなす

術もなく、結局自宅を差し押さえた不動産業者リックの

もとで働き始める姿が一気に映し出されます。

 

ドリーム・ホーム

 

裁判所すらもローン滞納者を見捨てるシーンさえ見てしまうと、

バブル期に借金を勧めた銀行が、バブル崩壊後、一気に回収を

始め、差し押さえを行っていった日本と重なります。

 

ドリーム・ホーム

 

マイケル・シャノン演じる悪徳不動産業者リック・カーバーの

姿も、「勝者の勝者による勝者のための国」という言葉を彼の

口から聞くと、弱肉強食の世界が人間の世界にも存在すること

を実感するのです。銀行差し押さえ物件で空き家を探し、そこの

空調施設などを盗んで、不良物件に仕立て上げ、銀行から金を

引き出す...ちょっと理解しづらいけれど、悪知恵なんだろうね。

 

●惜しいところ

自らがされたことと同じことを他人にしていくことを納得して

いたけれど、それで得た富は母や息子には受け入れてもらえない。

 

ドリーム・ホーム

 

さらに人の恨みをひたすら買うという心が暗くなる内容です。

見終わってもどよよーんとしてしまいます。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ

 

 


2016年 マイベスト映画 10作

4

JUGEMテーマ:洋画

 

今年のマイベスト映画を10作を選んでみました。

毎年通り劇場鑑賞とDVD&Blu-ray鑑賞全てから、

あれこれ悩んだ結果です。

 

第1位 「ブルックリン」(劇場鑑賞)

 

ブルックリン

 

文句なしのダントツ1位です。ファッションや

音楽も素晴らしいこともさることながら、ヒロイン

の心の動きが、手に取るようにわかる映画。

地方から都会に出てきた人なら絶対に共感します。

 

第2位 「ルーム ROOM」(試写会)

 

ルーム

 

予告編では監禁物かと思っていましたが、実は

その後の母と息子が再生していく姿がメイン。

「ショート・ターム」(2013)の

ブリー・ラーソンの熱演も素晴らしかったです。

 

第3位 「ボーダーライン」

 

ボーダーライン

 

戦争という場での兵士の戦いではなく、他の

意味で戦場化しているアメリカの姿をシリアスに

描いていました。「悪」には「悪」を与えるという

負の連鎖は、新大統領の登場で断ち切ることは限りなく

不可能になった気がします。

 

第4位 「オデッセイ」

 

オデッセイ

 

限りなくポジティブシンキングの主人公が、ラスト付近に

見せるハラハラ映像は、やや長めの映画を飽きさせることが

なかったです。ディスコミュージックも懐かしい。

 

第5位 「デッドプール」

 

デッドプール

 

おばか加減の限界ぎりぎりで、大笑いの連続。

派手な映像と洒落た音楽はアメコミ映画が好きで

なくても楽しめます。

 

第6位 「スポットライト 世紀のスクープ」

 

スポットライト

 

教会だけでなく、マスメディアへも問題を

投げかけた重厚な映画で、派手な映像はない

けれど心に残ります。

「小さな悪のために多くの善は捨てられない」

納得できるんだけど、「正義」とは何か、深く

考えさせられるものでした。

 

第7位「死霊館 エンフィールド事件」

 

死霊館

 

大好物映画をここに入れました。さすが

ジェームズ・ワン監督です。血しぶきやグロ映像

なしでも十分怖い映画となっています。小道具を

使って繰り出される音は、一人で家に帰る恐怖を

抱かせますね。

 

第8位 「さざなみ」

 

さざなみ

 

トム・コートネイとシャーロット・ランプリングが

本当に長年連れ添った夫婦のような雰囲気で、とても

自然な演技を見せてくれます。そしてラストの妻の

表情が今後のすべてを物語っているかのようでした。

 

第9位 「わたしに会うまでの1600キロ」

 

わたしに会うため1600キロ

 

「奇跡の2000マイル」と同じような映画かと

思ったら、全然異なる内容で、どん底から這い上がる

ヒロインが、もがき苦しむ姿を大自然と共に描かれて

います。「コンドルは飛んでいく」が流れ、ラストには

力が沸いてくる映画でした。

 

第10位 「草原の実験」

 

草原の実験

 

静かな映画です。そして男とその娘らしき少女が

2人で暮らす草原の一軒家が細部にいたるまで

凝っていて、まるでおとぎ話に出てきそうなものです。

それがラスト付近の突然の変化に、絶対に驚くこと

間違いなし。セリフが一切ない映画ですが、映像だけで

推測していく楽しみもありました。

 

そして番外編は「イット・フォローズ」

 

イット・フォローズ

 

ホラー映画で登場する定番のものではなく、

全く違う恐怖を作り出しています。赤や青の色、

そして効果音が見る側をグイグイ引き寄せます。

正体がわからないことへの恐怖って、何かわかって

いるよりもずっと怖いというのを実感。

 

今年は邦画が豊作だったようですが、洋画も良作が

多かったですね。邦画の新作はほとんど見ておらず、

年明けに少しずつ鑑賞しようと思います。

劇場まで鑑賞に行ったのにイマイチというのも結構

ありました。来年もまたたくさん映画を楽しみたいです。

またお勧め作品などあればご紹介ください。

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村  人気ブログランキングへ

 

 



カレンダー

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< July 2017 >>

ブログ村

今日のわんこ

powered by 撮影スタジオ.jp

Amazon

遊びにきてくれてありがとう!

カウンター

お天気

最新記事

categories

過去の記事

コメントありがとうございます!

トラックバックありがとうございます!

recommend

お友達

ミス・マープルについて

書いた記事数:2626 最後に更新した日:2017/07/20

あの映画を探そう!

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM