ハドソン川の奇跡

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JUGEMテーマ:洋画

 

ハドソン川の奇跡

 

「ハドソン川の奇跡」

原題:Sully

監督:クリント・イーストウッド

2016年 アメリカ映画 96分

キャスト:トム・ハンクス

     ローラ・リニー

     アーロン・エッカート

     クリス・バウア

 

2009年1月15日、USエアウェイズ1549便の

機長サリーは、バードストライクによる両エンジン停止

から、ハドソン川への不時着を決行する。一躍英雄に

なった機長だったが、原因調査委員から、他空港への

帰還も可能だったと指摘されるのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆☆☆ 文句なく満点。巧みな構成で

短い時間に濃い内容を描いています。

 

 

ネタバレしています。

 

 

 

英雄が一夜にして犯罪者と疑われるパイロット関連の映画は

「フライト」(2012)を思い出します。しかし今映画は

ずっと上を行く内容になっています。

 

ハドソン川の奇跡

 

〇見どころ

原因調査を行うNTSBの聞き取り調査風景から始まり、無事

ハドソン川に不時着したものの、サリーの判断が正しかったのか、

という思いがけない疑念を抱かせる映像、記録、コンピューター

でのシュミレーション結果。フラッシュバックするのは、彼が

操縦する旅客機がビルをなぎ倒しクラッシュするシーンで、

サリーがいかに疲弊していたか、ストレスを感じていたかが、

見る側に伝わってきます。

 

ハドソン川の奇跡

 

そして幾度となく映し出されるバードストライク前後の映像は、

少しずつ内容を深く掘り下げていき、乗務員の的確な指示、

その指示に概ね従った乗客、即座に駆け付けた連絡船、NYPD、

全員の避難を確認するまで機内をチェックした機長の姿が

ドキュメンタリーのように映し出されます。

 

ハドソン川の奇跡

 

マニュアル通りに機長をサポートする副操縦士ジェフ役の

アーロン・エッカートの演技も素晴らしい。さらに管制官と

コックピット内のやり取りも次第に内容を膨らませ、緊迫した

状況を再現します。これがまさに無駄のない映像で描かれるのです。

 

●惜しいところ

ありません。

 

ハドソン川の奇跡

 

サリーの妻ロリー役のローラ・リニーも、押しかけるマスコミに

ストレスを感じつつ、ヒステリックになり過ぎない演技で、

目立ちすぎることはありません。

コンピューターでのシュミレーションは、バードストライク後、

最寄りの空港に戻ることを想定し、17回練習したものであり、

突然の事故にどう判断するか、それは考慮されていないのです。

もちろん乗客乗員が無事だったから万歳、というわけにはいかない

大事故だったわけで、その原因調査に感情移入してはいけないと

思います。ただ机上で計算されたものが必ずしも「正解」であると

信じることは、とても恐ろしいことでもあると実感するのです。

 

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スタンド・バイ・ミー

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JUGEMテーマ:洋画

 

スタンド・バイ・ミー

 

「スタンド・バイ・ミー」

原題:Stand by Me

監督:ロブ・ライナー

原作:スティーヴン・キング

1986年 アメリカ映画 89分

キャスト:ウィル・ウィトン

     リヴァー・フェニックス

     コリー・フェルドマン

     ジェリー・オコンネル

     キーファー・サザーランド

 

1959年、オレゴン州の小さな町の悪ガキ4人は、

ブルーベリー摘みに行って汽車にはねられた少年

の遺体を捜し英雄になろうと考える。彼らは内緒

の旅を開始するが...。

 

<お勧め星>☆☆☆☆☆ 何度見てもそのたびに

違う感想を持つ映画です。音楽も素晴らしいです。

 

急に見たくなってAmazonプライムビデオにて鑑賞。

「12歳の時の友人」は映画で語られる通り2度と会う

ことはないのです。それぞれが全く違う道を歩み、

中にはクリスの様に若くして命を落とすものもいます。

実際クリス役のリヴァー・フェニックスの最期を知ると、

この映画が既に予期していたかのように感じるのです。

好奇心に満ち、狭い町から飛び出す方法も知らず、親や

不良の不条理な圧力に抵抗する術も持たなかった年。

その頃の気持ちなんてとっくに忘れてしまいました。

映画内でも4人の少年が、それぞれ異なる家庭環境にあり、

その後の人生で関わることもなかったのに、その瞬間だけ

一緒に行動し、本心を打ち明け、泣いて笑って喧嘩した、

まさに「真実の旅」だったと思う。

 

スタンド・バイ・ミー

 

ゴーディはアメフトの花形選手だった兄を亡くし、父から

疎まれていると思っているが、実は文章を書く才能を持って

いる。クリスは家庭環境の悪さから、給食費を盗んだものの、

それを担任に返したのに、担任はそのまま使ってしまった。

そして彼は停学になってしまったという悔しさを語ります。

彼の「正義」への強い思いは、ここに起因しているのかも

しれません。テディは、ノルマンディー上陸作戦で戦った

父から虐待を受けようとも、父を尊敬し、軍隊入りを切望

するが、結局視力の悪さから入隊できない。バーンは、ごく

普通に結婚し、家庭を築いている。こんな将来の姿をこの時

誰も想像しなかっただろうね。

 

スタンド・バイ・ミー

 

近道をしようと渡った川では大きなヒルがみんなの体に

張り付きまくります。「ヒルがいるから川は危険」ではなく、

「早く現場に行くために川を渡ろう」と考えるのは少年だから

こその考えなのです。

 

スタンド・バイ・ミー

 

町の不良のリーダー役のキーファー・サザーランドが何と

若いことか。きっと当時はこのようにワルだったんだろうな、

なんて思ってしまいました。

 

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ブルックリン

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JUGEMテーマ:洋画

 

ブルックリン

 

「ブルックリン」

原題:Brooklyn

監督:ジョン・クローリー

2015年 アイルランド=イギリス=カナダ映画 112分

キャスト:シアーシャ・ローナン

     ジュリー・ウォルターズ

     エモリー・コーエン

     ドーナル・グリーソン

     ジム・ブロードベント

 

1950年代、アイルランドの田舎町に住む内気なエイリシュは

姉の勧めもあり、単身ニューヨークに渡る。慣れない生活に

涙を流す日々を送る彼女は、イタリア系のトニーという恋人が

でき、さらに簿記の資格を取得すると次第に自信に満ちていくの

だった。

 

<お勧め星>☆☆☆☆☆ 今年見た映画ではナンバー1ですね。

50年代のファッションや音楽も素敵だし、脚本も秀逸です。

 

ブルックリンはヨーロッパ系移民が極めて多い街で、そこで

一生懸命勉強して、対岸のマンハッタンなどに飛び出して行く、

そんな街らしいです。

この映画は、地方出身者が見ると極めて共感する部分が多いのです。

そしてそのヒロインの心の動きも含め、登場人物の感情を繊細に

描いています。

ヒロイン、エイリシュ役は「グランド・ブダペスト・ホテル」

(2014)や「ビザンチウム」(2013)でとても美しい少女を

演じたシアーシャ・ローナン。

ニューヨーク生まれながら、3歳からアイルランドで育ったという

ことで、アイルランド訛りの英語は得意。ニューヨークに渡った後、

エイリシュがアメリカ人に指摘されたとき、そういえば発音が

おかしいな、と思う単語がいくつかあったと気づいた程度。とほほ。

脚本は「わたしに会うまでの1600キロ」(2014)の

ニック・ホービィが手掛け、字幕で見ていても、必要最小限の言葉で

人物の胸の内を描いていく秀逸さを感じます。

 

ブルックリン

 

1950年代のアイルランド。閉鎖的な田舎町で、意地悪マダムの

雑貨店の店員をしているエイリシュは、内気で、マダムの意地悪

にもただひたすら耐え、こき使われているのです。彼女には母親と

姉ローズがいて、ローズは、仕事も有能だし、町の人気者。でも

母親を一人にすることはできず、妹エイリシュにアメリカへ行く

ことを勧めるわけです。この田舎町にいたら、一生ここで地味に

暮らし、内に秘めた可能性に気づくことすらない、ということを

身をもって知っていたからでしょう。でも内気なエイリシュは、

船の一人旅では、思い切り船酔いするし、シェアするはずのトイレ

を隣室の女性に奪われてしまう。そこは、旅慣れたお姉さんの助け

もあって、乗り切るけれど、今度はものすごいホームシックに

かかるのです。インターネットどころか、自宅に電話が1台あるか

どうかもおぼつかない時代です。唯一の通信手段は「手紙」。

「最初はなかなか届かないわよ。でもだんだん早くなるの」

同じ寮の先輩が語るのは、郵便のスピードが早くなるのではなく、

自分の生活が充実してくると手紙の存在がそれほど大きくなくなる、

ということですね。

 

ブルックリン

 

故郷への募る思いを紛らわすため、神父の紹介で、大学に通い始め、

さらにトニーというイタリア系移民のBFができると、もう絶好調。

水着姿のシアーシャ・ローナンは、プクプクしていて、この時代の

女性の雰囲気にぴったりです。彼とデートを重ね、簿記の試験にも

合格する頃には、すっかりあか抜けて、あのイモ姉はいずこへ?と

いう雰囲気になります。

ところがそんな時届いた姉ローズの訃報。帰国の前にトニーと極秘

で結婚したものの、久しぶりに戻った故郷アイルランドはなんと

居心地がいいのでしょう。あか抜けた彼女を町の人々は振り返るし、

簿記の試験にも合格しているから、仕事もできる。おまけに以前なら

振り向かれもしなかったお金持ちの御曹司、ジムを紹介されます。

 

ブルックリン

 

同じ海でもニューヨークのビーチは大混雑だったのに、ここでは

貸し切り状態です。私自身地方出身で、学生時代で東京で過ごした

けれど、ある時急に田舎の生活が恋しくなったことがありました。

エイリシュにとって、亡くなった姉を大事に扱ってくれる町、そして

みんなが何かでつながっている町。自分の能力を高く評価してくれる

町は、居心地がいいに違いないのです。

エイリシュはどう選択するのか、わたしは本当にドキドキしました。

意地悪マダムの言葉に

「そのことを忘れていたわ」と答えると、マダムは

「ほう、忘れてしまっていたのかい」と言い、エイリシュは

「こういう町だということを忘れていたのよ」とはっきり答えます。

そうなんですよ。

映画内で、シーンのどこかにいつも緑色のものが映っており、

その色はアイルランドを象徴するものであると強く印象付けられます。

すごくいい映画でした。

 

 

 

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マダム・イン・ニューヨーク

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マダム・イン・ニューヨーク

「マダム・イン・ニューヨーク」
原題:English Vinglish
監督:ガウリ・シンデー
2012年 インド映画 134分
キャスト:シュリデビ
     アディル・フセイン
     アミターブ・バッチャン
     メディ・ネブー
     ブリヤ・アーナンド

インドに住む主婦シャシは、家族の中で唯一英語が
話せず悲しい思いをしている。そんな彼女が姪の
結婚式の準備のためニューヨークへ向かうことになる。
しかしニューヨークで英語が話せないために辛い体験
をしてしまい、一念発起して英会話教室へ通うことに
するのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ 主演の女優さんが美しく、
インド映画特有の歌や踊りもストーリーに調和し、気分
よく見終われる内容でした。


主役のシュリデビさんは、映画撮影時48歳ということですが、
インド美人の典型のような顔立ちです。彼女のさりげない表情
や仕草の1つ1つがとても丁寧に演じられているので、見る側
に共感を呼ぶものになっています。


マダム・イン・ニューヨーク

序盤、インド、ゴードボーレで夫サティシュ、娘サプナ、息子
サガルそして義母と暮らすシャシは、手作りラドゥを配達して
大人気なのです。しかしシャシは、家庭では主婦業をこなし、
外で働く夫や子供の世話、家事を一気にになっている多忙な
女性でもあります。彼女は家族の中でただ一人英語が話せず、
娘サプナにすら馬鹿にされてばかりです。
「英語が話せないから恥ずかしい」
娘に言われても彼女はただ悲しく思うだけ。前半はこんなシーン
をコミカルに描いているので、それが特に辛そうには思えません。

ところがシャシの姉マヌの娘ミーラが結婚することになり、
彼女たちの住むニューヨークへ向かうことになります。それも
準備のため一足先にシャシ一人で行くことになってしまう。自分
の留守中の家庭も心配だけれど、もっと心配なのは、初めて乗る
飛行機や出入国手続き、飛行機内でのことです。ここはテンポ
よく描かれ、隣席の親切な乗客の手助けもあって、何とか楽しく
乗り切ることができます。
「何事も初めては1度」
その乗客に元気づけられ、自信を持ったシャシは無事にマヌの
家に到着し、さあ姪たちとニューヨーク生活を堪能し始める...
はずが、カフェで悲惨な体験をしてしまいます。いるのよね、
ああいう店員や客が。日本であれば、誰か手助けするし、まず
店員教育の根本から違うと思う。仕事に対する考え方の違いなの
かしらねえ。ムカつくわ!思わず泣きじゃくって店を飛び出した
シャシに優しい声をかける男性もいるのです。
でもシャシは決して弱い女性ではなく、通りかかったバスの看板
を見て「英会話を学ぶ」ことを決意します。


マダム・イン・ニューヨーク

その教室のメンバーは人種も職業も様々な人ばかりだけれど、
「英会話をマスターして、自信を持ちたい」
という同じ気持ちを持っています。この教室の講師デヴィッドが
また個性的。


マダム・イン・ニューヨーク

彼はゲイであることを隠そうともせず、自己紹介で皮膚の色を
話す生徒を優しく注意したり、話さない生徒には無理強いをする
こともありません。とにかくそれぞれの個性を認め、彼らに自信
を持たせるスキルを持っている気がしてなりません。いい奴だよ。


マダム・イン・ニューヨーク

シャシは姉や家族には英会話教室に行っていることは内緒なの
ですが、姪のラーダだけはそれを察し、彼女をこっそり応援して
くれます。次第に自信をつけ、地下鉄だって、街中だって堂々と
歩けるようになるシャシの姿は、見ていてとてもすがすがしい。
ところが同じ教室のフランス人、ローランに告白されちゃう。
フランス人ってすぐに告白するのかしら。相手は人妻よ。
その上、もうすぐ卒業試験という時に、インドから予定より早く
家族が到着するし、サガルがけがをしたりするのです。
「やっぱり家族を優先しないといけない」

シャシの心は折れるけれど、それをまた奮い立たせるのが、ラーダ
の活躍です。するとまたアクシデントが起きます。まさに転んでは
立ち上がり、また転んでは立ち上がるというシャシの姿に次第に
胸が熱くなってくるのです。
ラストは何度目かの歌と踊りで楽しく締めくくられ、とてもいい
気分で見終えることができるのです。
「ジャッジメンタル」見た目で判断したり、偏見を持って接すること

は絶対にしないようにしようと心に強く思った映画でした。


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ジャージー・ボーイズ

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JUGEMテーマ:洋画

ジャージーボーイズ

「ジャージー・ボーイズ」
原題:Jersey Boys
監督:クリント・イーストウッド
2014年 アメリカ映画 134分
キャスト:ジョン・ロイド・ヤング
     エリック・バーゲン
     マイケル・ロメンダ
     ビンセント・ピアッツァ
     クリストファー・ウォーケン

ニュージャージー州に住むフランキーは素晴らしい
歌声の持ち主で、チンピラのトミー、ニック兄弟と
グループで歌い始める。彼らは田舎町を出るために
作曲のできるボブを加えてレコーディングを目指す
のだったが...。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ ストーリーが進むうちに
次第に映像に吸い込まれていきます。


実際のザ・フォー・シーズンズは全く知りません。しかし
映画の中で流れる歌は、どこかで聞いたものばかりで
終盤の「君の瞳に恋している」はもちろん知っています。
主役のフランキー役は、ブロードウェイ公演でも同じ
役を演じたジョン・ロイド・ヤング。トニー賞で
ミュージカル主演男優賞を獲得しただけある美声の持ち主
です。


ジャージーボーイズ

さて、ストーリーは、ニュージャージー州、ベルウィルという
田舎町に住むチンピラ、トニーとその兄ニック、そして地元の
ボス、ジップが可愛がるフランキーという床屋見習いの姿から
始まります。この田舎町から抜け出すためには、軍隊に入るか
ギャングに入るか有名になるの3択しかなく、最初の2つは必ず
死ぬ。じゃあ有名になろう、という具合に彼らは歌の練習をして
いるのです。しかしトニーとニックはしばしば刑務所入りするので
なかなか成果が出せません。

この映画では時折登場人物が、現況や自分の心の内を説明し始め
ます。それが全く違和感を感じさせないのです。
そして作曲のできるボブを加えて4人でザ・フォー・シーズンズと
してグループを結成。(その前にいろいろ名前が変わったけど)
なかなかレコーディングができないまま、コーラスとして活動する
4人の歌声もきれいです。ところが「シェリー」という曲をきっかけ
にあっという間にスターの仲間入りします。


ジャージーボーイズ

これが中盤で、それ以降は、彼らの中での仲間同士の軋轢や、
トミーの素行不良、借金、フランキーの家庭崩壊などが次々に
映し出されていくのです。それでも美しい歌声はずっと流れ、
終盤の「君の瞳に恋している」へとつながります。この「君」
は恋の相手ではないのよね、きっと。
グランド・フィナーレは舞台同様に、出演者全員が登場し、
歌って踊ります。クリストファー・ウォーケンは元ダンサー
だけあって、年齢を感じさせないダンスを見せています。
本当はクリント・イーストウッドも誘われたそうですが、
やはり断ったとのこと。その練習風景を見るとなぜか心が
温かくなります。いい映画でした。



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やさしい本泥棒

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やさしい本泥棒

「やさしい本泥棒」
原題:The Book Thief
監督:ブライアン・パーシバル
2013年 アメリカ=ドイツ映画 130分
キャスト:ジェフリー・ラッシュ
     エミリー・ワトソン
     ソフィー・ネリッセ

1938年2月、共産党員の両親を持つリーゼルは、ハンス、
ローザ夫妻の養子に出される。読み書きのできない彼女に
ハンスは文字を教え、隣の少年ルディとも親しくなるが、
ナチス統治下のドイツでは読書まで禁止されてしまう...。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ おそらく今年見た大好きな映画
の1つになるはず。やさしさの中に強い反戦のメッセージ
を感じます。


雪の降りしきる中、走り続ける汽車が映し出され、いつも
人間のそばにいる「あの人」は語り部として話し始めます。
ヒロインのリーゼは、両親が共産党員であったことから、
赤狩りに遭い、弟と共に養子に出されるのです。しかし弟は
道中に病死し、リーゼは、彼を葬った墓掘り人が落とした本を
そっと持ち帰るのです。彼女がこの後幾度となく口にする
「借りた」だけなのです。
田舎町のハンス、ローザ夫妻の養子になるのですが、ローザ
はいつも不機嫌で、「給付金欲しさに里親になった」と公言
します。エミリー・ワトソンが珍しく意地悪な役を演じて
いますが、実は優しい心の持ち主であると次第にわかってくる
姿を実に上手く描いていきます。


やさしい本泥棒

また最初からリーゼルに優しいハンス役はジェフリー・ラッシュ。
ぐうたらのアコーディオン弾きかと思っていると、実はナチス
入党を断り続け、強い意志を持ってこの貧しい暮らしに耐えている
のだと知ります。実に気骨のある人物であり、「人の価値は約束
を守れるかで決まる」とリーゼルに教えるのです。このように
人間には良い面、悪い面があり、その両方を見せつつストーリー
は進んでいきます。
隣家のルディは、最初からリーゼルに思いを寄せ、いつかは彼女
にキスしたいと思っています。彼は足が速く、ジェシー・オーエンス
というベルリンオリンピックで金メダルを獲得したアメリカ人の
黒人陸上選手にあこがれ、体を黒く塗ってフィールドを走り、親に
叱られるのです。ルディは叱られた意味が全く理解できません。


やさしい本泥棒

さらにハンスの家に、マックスというユダヤ人青年が転がりこんで
きます。ハンスが彼をかくまう理由は、彼がいつも奏でるアコーディオン
にも絡んでくるのです。1つ1つの小道具に色々な意味を持たせ、どれを
とっても無駄がありません。
食いぶちが増えたのに収入は減っていると愚痴るローザも含めて
4人で地下室ではしゃいだ雪合戦は、ものすごく寒いはずなのに、
とても温かな映像に見えてくるから不思議です。


やさしい本泥棒

読書さえ禁じられたナチス統治下で、町長夫人の計らいで本が読める
場所ができたリーゼル。しかしそれも町長に見つかり禁じられます。
すると、彼女は町長の家に「本を借りる」ために侵入するのです。
悲劇的な現実を映しつつ、その中に一筋の希望の光を残していく。
そんな映画はラストに悲しさと共に静かな怒りを覚えさせるのです。
「言葉は命」とマックスはリーゼルに教えた。
「言葉があふれたから行動になった」とハンスはリーゼルに教えた。
しかしその行動は決して他人や他民族を貶めるものではない、と
実感するのです。


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ジェレミー

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ジェレミー

「ジェレミー」
原題:Jeremy
監督:アーサー・R・バロン
1973年 アメリカ映画 90分
キャスト:ロビー・ベンソン
     グリニス・オコナー
     レン・バリ

音楽学校に通うジェレミーは、バスケットが好きな
内気な学生。彼はある日、同じ学校に通うスーザンに
一目惚れをし、次第に親しくなるが、別れが突然やって
くるのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ もう、私の中では大好きな
映画です。切なくてやっぱり泣けました。


この映画は当時、クラスメイトの男女数人で劇場に見に
行きました。男子と女子はかなり離れて座るという、今
思うと大笑いの状況でしたが、女子は皆泣いていました。
携帯電話、DVD、インターネット、TVゲームなど一切
なかった1970年代。ニューヨークで音楽学校に通う
ガリ勉メガネのジェレミーは、チェロを習っているのです
が、その講師に「何かが足りない」と言われます。曲の
内容が理解できていないので、どんなに練習しても完成度
は上がらないのです。つまり「恋」していないから?
彼はなぜか競馬好きで、どの馬が勝つかピタリと当てる
けれど、賭けはしない。普通の学生のようにバスケットが
大好きなのです。主役のロビー・ベンソンはこの後、

「ワン・オン・ワン」(1978)という映画で、バスケ
の選手役を演じています。この映画もいいよ。
そしてある日、ダンスの練習をしている女子学生に一目ぼれ
するのです。今ならメアドでも聞けばいいし、最悪、facebook
の友人にしてもらえばいい。でも手紙または固定電話、そして
直接聞くしか方法のなかった時代、ジェレミーはストーカー
のように彼女の後をつけるのです。懐かしいレコード店で
売り場の陰から彼女をのぞく。

でもある日彼女がダニーという男子と帰宅する姿を目撃し、
ジェレミーあえなく撃沈。でも学校の演奏会でジェレミーの
チェロの素晴らしい演奏に感激したこの女子スーザンは、
彼のデートの誘いにO.K.するのです。この時も固定電話での
話がいかに難しかったか思い出させるシーンの連続です。
練習してかけた電話で、練習通りに話すと、相手はスーザンの
姉だったりして、本当に不便だったなあと実感します。


ジェレミー 

デート先に決めた映画館が満員だったけど、それをあきらめて
入ったピザ店では、2人の話がはずみ、お互いを深く知るように
なります。自分に自信が持てないジェレミーのことを、スーザンは
とてもよくわかってくれるのです。ジェレミー、人生で最高の
時間!冒頭と映画内に時折流れる、ロビー・ベンソンの歌う
「The Hourglass Song」とラスト付近に流れるグリニス・オコナー
が歌う「Jeremy」はものすごくいい歌です。


ジェレミー

そういえばLPレコードを持っていたなあ。
この後、きっと2人は互いに別の道を歩むんだろうけど、
本当に愛し合った一瞬は一生忘れないんだろうな、と今に
なると実感しています。


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マイネーム・イズ・ハーン

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マイネームイズハーン

「マイネーム・イズ・ハーン」
原題:My Name is Khan
監督:カラン・ジョーハル
2010年 インド映画 162分
キャスト:シャー・ルク・カーン
     カージョル
     ジェヌファー・エコルス
     ジミー・シェルキッレ

インドに住むリズワンは、アスペルガー症候群を
患うイスラム教徒である。彼は母の死後、弟の住む
アメリカへ渡り、同じインド人でヒンドゥー教徒の
マンディラと結婚する。連れ子のサミールとも打ち解け
幸せな暮らしを手に入れた矢先、9.11テロが起こる
のだった。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ インド映画に外れはありません。
この内容はアメリカでは作れなかったことでしょう。


主人公リズワンの母親の教えがとにかく素晴らしいです。
「世の中の人は2種類しかいない。いい人と悪い人」
彼女の献身的な教育で、アスペルガー症候群を患うリズワン
は「正しい」人間に成長したと言っても過言はないのです。
その病の存在すらわからなかったインドでも彼女は息子の
ために奔走します。それは弟ザキールの嫉妬を呼ぶほどだった
のですが、それでも母はリズワンに寄り添うのです。
病を前面に打ち出し、お涙ちょうだい映画に仕上げるのはよく
見かけるし、そこに偽善的な行動が存在しがちなのですが、この
映画は全く異なるのです。様々な要素をうまく詰め込み、
162分という時間、飽きることなく見続けられます。

ストーリーは、2007年11月、サンフランシスコの空港で
職員の厳しいチェックを受けるリズワンの姿から始まります。
その一方でリズワンの生い立ちも映していきます。
空港の手荷物検査で呼び止められたとき、
「My name is Khan. I'm not a terrorist.」
という言葉を大統領に伝えに行く、とリズワンがなぜ言ったのか。
それがわかるのが映画の中盤です。そこまでは、アメリカ大統領
の行き先々を調べ、後を追う彼の姿と、母の死後、弟の住むアメリカ
に移住したリズワンが弟の下で営業マンとして働き始める姿が
交互に映ります。リズワンは、その病のせいで、甲高い音や黄色、
初めて会う人など苦手なものがたくさんあります。ケーブルカーを
止めてしまいパニックになったリズワンを救った美容師マンディラ
に「Marry me.」と唐突に言うリズワン。その姿は異様にも感じられ
ますが、彼はどの人が善人かすぐに見極められるのです。

同じインド人でありながら、イスラム教徒のリズワンとヒンドゥー教徒
のマンディラの結婚は弟との絶縁を意味しました。しかし彼は連れ子
のサミールと3人で幸せに暮らし始めるのです。


マイネームイズハーン

かつてインド国内でも2つの宗派で争いが起きており、普通なら
お互いに敬遠する相手かもしれません。しかし純粋に信仰心の厚い
リズワンにとって、宗教と愛は同じくらい重要なものだったのですね。
そこには何の壁もないのです。
しかし9.11テロが起こるのです。その事件はアメリカ政府の対応
もあって、イスラム教徒=テロリストという極めて短絡的な考えを
国民に植え付けてしまうのです。初めて本土を襲われた恐怖はそれを
憎悪に姿を変え、イスラム教徒への差別、迫害へとつながっていきます。
それでもサミールには親友でいてくれるリースという白人の少年がいた
のですが、彼の父でリズワン一家と親交の厚いマークがアフガニスタン
での取材中に亡くなってしまいます。愛する父を失ったリースの悲しみは
サミールへの怒りで紛らわすことしかなくなるわけです。何の罪もない
サミールはその怒りが理解できません。ここは本当に胸が痛い。こんな
形で、何の関係もない人々が差別され、暴力を受けたのだろうと察しが
つきます。

そしてサミールはサッカーの練習の後死亡するのです。激しい悲しみに
襲われたマンディラは、ある言葉をリズワンに投げつけます。それが
「息子はイスラム教徒だから殺された。ハーンという名前のせいで
死んだ。あなたがテロリストじゃないと大統領に言ってよ!」
ここから大統領に直接面会するためのリズワンの長い旅が始まるのです。


マイネームイズハーン

長距離バスの客の前でもイスラム式のお祈りを欠かさないリズワン。
その姿を蔑むような目つきをして客たちが通り過ぎます。この時期
イスラム教徒はその信仰さえ隠して行動するものが多かったでしょうし、
今もそうかもしれません。さらにテロリストの疑いをかけられたリズワン
へのアメリカ人の過剰な反応と拷問は、まさにこの国への痛烈な皮肉と
なって描かれていきます。ひょんなことから彼のことがマスコミに取り
上げられると手のひらを返したように彼を支援する人々、彼と知りあい
であったことを自慢する人々。しかしリズワンにとってはそんなことは
全く関係ないことで、彼はマンディラとの約束を果たすことが優先なのです。
さらに旅の途中で親切にしてもらったジョージア州のママジェニーへの
恩返しも忘れません。
アメリカは自由の国であり、様々な人種や宗教の
混在しています。そのことを忘れ、偏った考えに陥ることは、「自由」
自体を限りなく制限していくことにつながることを忘れてはいけないの
です。ラストはある意味ハッピーなものですが、そこに至るまでの
リズワンの苦労が全て集約されており、本当に、見る価値のある映画でした。




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メイジーの瞳

5
JUGEMテーマ:洋画

メイジーの瞳

「メイジーの瞳」
原題:What Masie Knew
監督:スコット・マクギー
   デビッド・シーゲル
2012年 アメリカ映画 99分
キャスト:ジュリアン・ムーア
     アレクサンダー・スカルスガルド
     オナタ・アブリール
     ジョアンナ・バンダーハム
     スティーブ・クーガン

美術商ビールとロックシンガー、スザンナは、一人娘
メイジーを溺愛しながらも不仲により離婚する。彼女
は、10日ごとに両親の家を行き来するのだが、忙しい
両親に代わって彼女の世話をするのは、それぞれの再婚
相手だった。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ ずっと見たかった映画です。
映像も美しくストーリーも秀逸でした。


主役のメイジー役のオナタ・アブリールは日本人の血を
ひくクオーターとのこと。彼女がどんなに落胆しても
寂しくても涙を見せない姿は、とても健気です。そして
嬉しそうにはしゃぐシーンは見ている側にも幸せな思いが
伝わります。


メイジーの瞳

映画の冒頭から、激しい口論を続けるメイジーの両親の
声が響きます。互いにメイジーを愛しているといいつつ、
美術商、ロックシンガーという多忙な仕事ゆえ、彼女に
対する時間を十分取れないのです。それはあたかも娘を
所有物のように扱っているように見えて仕方ありません。
彼女の世話はもっぱらベビーシッター任せなのです。そして
親権を争う泥沼離婚の末に、メイジーは10日ごとに両親
の家を行き来することになります。ヒステリックでかなり
情緒不安定な母親役をジュリアン・ムーアが熱演。そして
彼女の再婚相手リンカーン役は「ザ・イースト」(2013)
のアレクサンダー・スカルスガルド。バーテンダーなんですが
めっちゃイケメン。やっぱり素敵です。


メイジーの瞳

一方父の再婚相手は、メイジーのシッターだったマーゴです。
映画の中盤以降にわかりますが、両親とも親権のために、再婚
しただけなのです。自分が留守の間、メイジーの世話をして
くれる人がいれば誰でもよかったということ。あまりに身勝手
な論理ですが、この元夫婦はそれでもメイジーを愛している
のですよ。それを彼女も十分すぎるほどわかっています。
しかし迎えの約束にいつも遅れるどころか姿さえ現さず、
それぞれの再婚相手がやって来るという状況に、メイジーは
何を思うのでしょう。夫を奪われたマーゴに対してだけでなく
メイジーがなついてしまったリンカーンにまで嫉妬する母親は
限りなく幼いのでは?と思ってしまいます。また父の存在も
薄いです。

「I want to go home.」
終盤にメイジーが初めて涙を流すのです。「home」と言った
ところで、それはどこを指すのでしょう。
映画の中で一番大人だったのは、メイジー自身かもしれません。
メイジーやマーゴの衣装がきれいな色で、それが美しい自然と
重なり合って心地よい気分にさせてくれます。音楽もいいです。


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小さいおうち

4
JUGEMテーマ:邦画

小さいおうち

「小さいおうち」
監督:山田洋次
原作:中島京子
2013年 日本映画 136分
キャスト:松たか子
     黒木 華
     片岡孝太郎
     吉岡秀隆
     妻夫木聡
     倍賞千恵子

昭和十年、東京へ女中奉公に出たタキは、平井家で
働き始める。その家は赤い瓦の洒落た家で、玩具メーカー
常務の夫を持つ美しい妻時子と一人息子が暮らしていた。
そして戦争が近づく中、年頭のあいさつに訪れた会社の
若い社員板倉に時子は心を惹かれていくのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ 映像も美しく、ストーリーに
強いメッセージを感じる素晴らしい映画でした。


この映画の山田洋次監督が、「永遠の0」と似ているという
指摘に対し、「全く違う」と憮然と語ったことが印象的です。
「風立ちぬ」の宮崎駿監督も同じでした。わたしも「永遠の0」
とは全く異なるスタンスで描かれていると思います。
物語は大叔母布宮タキの死後、部屋の片づけをする姪夫婦と
その息子健志の姿から始まります。健志役は妻夫木聡。いつ
泣くかなあ、と思ったらやはり最後に号泣しています。年老いた
タキ役は倍賞千恵子。健志は、生前タキと深い交流があり、
彼女に自叙伝を書くことを勧めるのです。この自叙伝の内容と
タキと健志との生前の姿が交互に映ります。


小さいおうち

昭和十年、山形から東京へ女中奉公にやってきたタキ役は
この映画でベルリン国際映画祭最優秀女優賞を獲得した黒木華。


小さいおうち

色白でプクリとした顔立ち、割烹着から見えるふくよかな腕や
指が古き日本人女性を象徴しています。彼女の表情が奥ゆかしく
とてもいいんですよ。奉公先は、赤い瓦のモダンな家で、そこには
玩具会社常務の旦那様と奥様、時子、坊ちゃん、恭一が暮らして
いるのです。奥様役の松たか子もその育ちの良さから、当時としては
ハイソな生活を送る女性の姿がよく似合います。仕事が忙しく
コンサートに行けなくなった夫に怒り、それを隠して平然を装う
時子の姿と旦那様のやり取りがとてもおもしろいです。間のとり方
がとてもうまいですよね。

タキはこの家の前に小中という小説家の家で女中奉公を始めており、
その時ご主人に「女中としての心得」を教わっていたのです。彼女
はあくまでもそれに忠実に生きるのですが、ある年の年頭にこの家
にやって来た旦那様の会社の若い社員、板倉正治の存在から、さざ波が
たち始めます。


小さいおうち

時子と板倉との小さな秘密。オリンピック開催に向け、いけいけ
どんどんだった日本が、戦争に向い始める大きなうねりにのまれる
ように、この家の中でも動揺が広がっていくのです。もちろん戦争
や恋愛模様は直接的にはほとんど描かれません。登場人物の発言や
身なり、ポスター、ラジオ、新聞などで日本の情勢が手に取るように
わかるのです。

中盤でタキの元に舞い込む見合い話の相手が、50過ぎで子供が3人
孫までいる上に、「産めよ、増やせよ」とまだ子供を欲しがる男性
なのにはびっくりしました。そうだ、当時は若者は戦争に行くかも
しれないし、働き手を増やすために子供をどんどん産ませようという
風潮だったんだ。この考え、つまり女性は子供を産む機械と思って
いる殿方は今でも存在しますね。それもたくさん。

話はそれましたが、この見合い話の後、タキは女中部屋でオイオイ
泣くのですよ。それを時子が見て断ってくれるのです。
そんな時子を心から慕うタキは、徴兵検査で丙種でありながら、
召集された板倉が故郷に帰る前日、あるウソをついてしまいます。

これをタキは一生引きずり、後悔しつづけるのです。
映画のラスト付近で、恭一が「不本意な選択」を強いられる嫌な時代
だった。と語ります。こんな選択をさせるような国にはなってほしく
ないですね。
全編に散りばめられた反戦のメッセージが心に響くとてもいい映画でした。



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