オクジャ/okja

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JUGEMテーマ:SF映画 一般

 

オクジャ

出典:IMDb

 

「オクジャ/okja」

原題:Okja

監督:ポン・ジュノ

2017年 韓国=アメリカ映画 120分 R15+

キャスト:ティルダ・スウィントン

     ポール・ダノ

     アン・ソヒョン

     ピョン・ヒボン

     スティーブン・ユアン

 

韓国の山奥に暮らすミジャはオクジャと呼ぶ巨大な豚の

世話をしながら日々も生活を送っている。しかしかつて

スーパーピッグを誕生させたミランド社によって、

オクジャは連れ去られてしまい、ミジャは単身その後を

追うのだった。


<お勧め星>☆☆☆☆ これは大画面で見たい映画です。

ストーリーは文句なし。


金の豚は役に立つ


監督はポン・ジュノ。今年のカンヌ国際映画祭パルムドール

受賞作「パラサイト」を手掛けたそれはそれは有名な方です。

同じ韓国人監督でもキム・ギドク監督は「鬼才」と呼ばれ、

もやもや〜とした内容が多く、ヨーロッパでの評価が高いの

ですが、個人的には「毎回、暗い」と思っています。

「魚と寝る女」(2000)「受取人不明」(2001)

「春夏秋冬そして春」(2003)どれも暗い上に眠い。

「嘆きのピエタ」2012)「殺されたミンジュ」(2014)

「The NET 網に囚われた男」(2016)もやっぱり暗い。

暗すぎる。
それに引き換えポン・ジュノ監督は「殺人の追憶」(2003)

「グエムルー漢江の怪物ー」(2006)「母なる証明」

(2009)「スノーピアサー」(2013)ととりあえず理解

しやすいし、動きのある映像を提供してくれます。時折笑いも

含めつつ、ストーリーの骨太さとメッセージ性の強さも感じる

のです。
今作はグエムル同様にCGで表現されたオクジャが登場します。

スーパーピッグという10年前にミランドグループが遺伝子操作

で誕生させたいわば「でかい豚」26匹のうちの1匹です。

世界の食糧難を解消し、その部位を全て食べることができるうえ、

排せつ物が最小限であるという画期的な豚の排せつ物は、序盤に

ミジャと森で戯れている時は、大そう可愛い物体のように

思えますが、中盤に追手に向かってポンポン放たれると、やっぱり

「ウンチ」だなと実感します。当たり前か。

さらにこのオクジャが全く可愛いくないのです。豚というより

巨大なカバであり、ムチムチしたからだと象の雄たけびのような声、

本物の豚のような瞳...きっとアニメにしたら愛嬌があった

でしょうに、実写になると「トトロ」のようにはいかないのです。

 

オクジャ
出典:IMDb

 

それでも森の中で、ミジャと狩りをしたり、ふざけたり、彼女を

腹の上にのせて昼寝をする姿などを目にすると、

「やばい〜」←可愛いの意味で。
ストーリーは予想通り、オクジャを引き取りに来たミランド社と

ミジャの攻防が始まるものの、そこにALF(動物解放戦線)という

非暴力のテロ集団の手助けが加わり、アクション映画さながら
シーンも展開されます。

 

オクジャ

出典:IMDb

 

ミランド社のトラックに積み込まれたオクジャを救うべく

ミジャがそのトラックの屋根にしがみつくと、何ということか、

いくつもの橋げたが登場し、体を伏せてギリでかわすという

ハラハラシーンのあとでトンネル内でのオクジャとミジャの

再会は涙なしには見られません。オヨヨ。「オクジャー」と叫ぶと

オクジャがミジャに向かって猛突進するのです。そこに車が
何台あろうとも、トラックがあろうとも全部ぶっ飛ばして向かい

ます。そしてオクジャの耳をめくって何かをささやくと、

オクジャはとても静かになるんです。なんて言ってるんだろう。

 

オクジャ
出典:IMDb

 

ところがミジャを救ってくれたはずのALFの本当の目的と

ミランドグループ社長ルーシーの指示で、事態はどんどん変化して

いくのです。ルーシーはとにかく「目立つ」「儲ける」の2本柱に

執着しており、この役を演じるのがティルダ・スウィントン。

 

オクジャ

出典:IMDb

 

そうえいば「スノーピアサー」でもかなりイカれた役を演じて

いました。
山奥で、都会のことは何一つ知らず、人間の欲望も知らず、物の

流通のしくみも知らなかったミジャが、欲にまみれた大人に翻弄

されるというありきたりな流れの中で、日頃私たちが口にしている
「肉」がどういう過程を経てで出回ってくるのかが終盤にしっかり

映っています。

「いのちの食べ方」(2005)はそれをドキュメンタリーとして

何の感情も込めずに描いていました。しかし今作は多くの感情が

入り込んでいます。そしてなにがしかの生き物を口にしている身で、

ヒステリックに動物愛護を訴えることのエゴも感じてしまうのです。

さらにミランド社の最終目的は「金儲け」であるけれど、その仕事の

おかげで安くておいしい肉を世界中の多くの人々が口にできていると

いうことは「完全悪」と断定できない理由の一つだと思うのです。

隠蔽された事実は許されませんが。
だからといって毎回「ありがたくいただきます」ということを

忘れないようにしよう、などとありきたりなことは言いたくない。

オクジャとミジャが強い愛情で結ばれた姿に純粋に感動しようと

思います。
ミランド社のジョニー博士役のジェイク・ギレンホールの動きや

しゃべりが本当におかしいので、ティルダ・スウィントンと比較

しながら見るのも楽しいです。

 

 

 

※余談ながらブログを開設して10年と30日。この記事が3000件目

になりました。自分の記録にと思って書いていますが、読んでくださって

ありがとうございます。

 

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バード・ボックス

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バードボックス

出典:IMDb

 

「バード・ボックス」

原題:Bird Box

監督:スサンネ・ビア

2018年 アメリカ映画 124分

キャスト:サンドラ・ブロック

     トレバンテ・ローズ

     ジャッキー・ウィーバー

     ローサ・サラザール

 

臨月を迎えているマロリーは、生まれてくる

子供を養子に出すことを考えている。そんな時

欧州の集団自殺が世界に広がり、街は大混乱に陥る。

必死で駆け込んだ1軒の家で彼女はほかの男女と

ともにサヴァイヴァル生活を開始するが...。


<お勧め星>☆☆☆☆ 布越しに感じる光と、耳に

入ってくる音や移動する木の葉で恐怖を体感できます。


愛情は人を弱くするし強くもする


近年見た映画で同じような作品があったなあとメモを

見返すと、

「ドント・ブリーズ」(2016)息をしたら終わり

ー20年に一度の恐怖の作品と言われ、劇場鑑賞したら、

あっと驚く展開にまさにあっと驚き、さらには闇と音が

効果的に使われており、心臓が止まりそうでした。

(それほどでもない)
そして「クワイエット・プレイス」(2018)

音を立てたら終わりー超えても超えても襲い掛かる恐怖

との戦いで母の強さを実感しました。これは割といい

お話にもなっていたんですよね。
さらには「ライト/オフ」(2016)電気を消すと

それが来るーこの映画は電気、つまり光を利用し、それが

消えた時に訪れる闇との対比をものすごく上手に活かして、

それはそれは恐怖に満ちた映像を繰り出してきます。

個人的にはこの映画が最も怖かったですね。今も夜一人で

見る気持ちは起きません。
さてNetflixオリジナル映画「バード・ボックス」は

『目を開けたら終わり』なんです。バード・ボックス=鳥の箱。
目を開けたらどうやら危険が迫るらしいと思っていると、

映像は現在のサンドラ・ブロック演じるマロリーと男女の

幼い子供になり、マロリーがものすごく怖い顔で

「目隠しは外さない、見たら死ぬのよ!」
とこれから始まる川下りについて説明をしているのです。

そして5年前、マロリーが大きなお腹で絵を描いている姿に

変わります。マロリーは周囲とは一切接触を持たず、

ジェシカという妹とだけ交流があるらしい。全く似ていないが

妹なんだな。定期健診で訪れた病院での女性の異変から始まり、

街中が次第に混乱に満ち、遂にはジェシカも「それ」を

見てしまうのです。

 

バードボックス

出典:IMDb

 

「それ」は何かわかりませんが、「それ」を見ると瞳が変わり、

自死願望が起きるらしい。マロリーを救おうとして家に招き

入れた女性も「それ」を見て、悲惨な最期を遂げます。

この辺りに無駄な映像はなく、また逃げ込んだ家の中での
パニック状態の人々の姿もリアルに伝わります。この家の隣人で

マロリーを救おうとした女性の父親ダグラス役は

ジョン・マルコヴィッチ。彼も含めて逃げ込んだ人々が大変

個性的で、名前は覚えられませんが誰がいるかはすぐに頭に

入ります。彼らは人種も年齢も職業もバラバラであり、この

家の中が小さな世界を象徴しているかのようです。

「アニマル・キングダム」(2010)のジャッキー・ウィーバーも
いましたね。
そこからこの家にいる人々のサヴァイヴァル生活が開始される

のです。とにかく外を見てはいけない。外に出るときは目隠しを

するか目をつぶるかしないと「それ」を見ると、瞳が変貌し、

様々な方法で死を選んでしまうらしい。「らしい」が多いのは

「それ」が何かわからないからです。わからないからこそ、

じゃあいったい「何を」見たんだ?という疑問を持ち続ける

ことができます。

 

バードボックス
出典:IMDb

 

子供2人を連れて川下りを開始するマロリーの姿は、5年前の

その家の人々の姿と交互に描かれ、最終的に冒頭のシーンで

つながるのです。「ゼロ・グラヴィティ」(2013)の時の

ようにサンドラ・ブロックがとても強い女性を演じます。

しかしその強さは冒頭は極めて自己中心的なものとして描かれて

いました。それがどのように変貌していくか。とにもかくにも

子役がずるいほどに可愛いのです。そして2人の子供を名前では

なく「ボーイ」「ガール」とマロリーは呼びます。
生き残るために希望を捨てるか、実現の有無にかかわらず将来の

夢や希望を持たせるか。それはどちらも間違っていないし、

同じことなのかもしれません。登場人物のセリフに「はっ」と

思うようなものが多く、脚本の秀逸さを実感します。そして脚本の

エリック・ハイセラーは「ライト/オフ」「メッセージ」(2016)

も携わっていたと知り納得。
川下りのシーンで急流での見張りが必要になったとき、2人の

子供のうち1人を選べなくなっていたのを見て、映像的に初めて

彼女の心の大きな変化を感じました。
ちなみに「小鳥」は「それ」が近づくと大騒ぎをするもので、

サヴァイヴァル生活中に物資調達のため仲間と訪れたスーパーに

たまたまいたものです。それも含めてすべてに意味がある気がします。

 

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メッセージ

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メッセージ

 

「メッセージ」

原題:Arrival

監督:ドゥニ・ビルヌーブ

2016年 アメリカ映画 116分

キャスト:エイミー・アダムス

     ジェレミー・レナー

     フォレスト・ウィテカー

     マイケル・スタールバーグ

     マーク・オブライエン

 

ある日、全世界に12隻の謎の宇宙船が出現する。

言語学者のバンクスは物理学者のドネリーと共に

軍の要請で、船内にいる宇宙人との対話を試みるが、

彼らが発する言語らしきものは極めて難解なもので

あり...。


<お勧め星>☆☆☆☆ 見終わってからゆっくり

考えると心の底から感動する映画です。


言語と時間


監督は「プリズナーズ」(2013)「ボーダーライン」

(2015)そして「ブレードランナー2049」

(2017)のドゥニ・ビルヌーブ。「プリズナーズ」

では、ヒュー・ジャックマン演じる父親が、誘拐された

娘を助けるため、あらゆる手段を用いて行動する姿に

ハラハラしながら、ラストに響き渡るホイッスルの音が

効果的に使われていました。「ボーダーライン」は一言で

言うと巨悪を倒すためには悪を用いるのも仕方なしと

いうところでしょうか。その「悪」の大きさの区別は

誰がどういう立場で行うか極めてあやふやなものである

ことが、ただただ空しく感じられました。

ベニチオ・デル・トロの存在感がすごかったなあ。

そして巷で好評の「ブレードランナー2049」のみ

未見です。
さて、この映画は、見終わるとまず覚えるのは「時間」と

いうものへの「違和感」です。原作はテッド・チャンと

いう方が書いた「あなたの人生の物語」。この題名から

わかるように、内容が単なる宇宙船が出現したという

SFではないのです。

 

メッセージ

 

しかしあの宇宙船の形は何なんだろう。監督自身が

「「ばかうけ」に影響を受けたものだ」

と公開直前に語ったのは素晴らしいジョークですね。

また映画内に登場する宇宙人の姿は、顔のないタコのようで、

急に触手が伸び、墨のようなものを出して「文字」らしき

ものを描く。この発想は斬新です。

「われわれはうちゅうじんだ」などと喉にを叩きながら

言葉を発するのが宇宙人と思っているあなた、間違って

いますよ。

 

メッセージ
 

そしてこの「文字」らしきものを読み解くのが、言語学者

バンクスと物理学者ドネリーなわけですが、この宇宙船が

全世界に12隻同時に出現したことから、それぞれの国で

対応が異なるのは当然のこと。映画内では一応中盤までは

情報を共有して協力し合うのです。ところが「地球征服」

が目的ではないかという脅威が根底にある人々が多いことは

確かなことで、その協力体制が崩れてしまうと俄然スリルに

満ちてきます。とはいえ時折、いや冒頭から映っていた

バンクスの娘の誕生から死までのシーンは何の意味を持つの

でしょうか。
SF映像に気を取られて、宇宙船の内部やその目的を知ろうと

悩んでいると、そのことをうっかり忘れてしまうのです。

それが一挙に回収されるのがラスト10分くらいでしょうか。

 

メッセージ
 

バンクスが宇宙人の言語を理解する際、彼らの文字は

「表意文字」で、思考は話す言語で形成されると言った時を

思い出しましょう。そして彼らがバンクスに残した

メッセージ(世界のあちこちで宇宙人をコンタクトを

試みた人々にも残ったのだろうか)を知ると、この映画の構成が

ものすごく良くできていると実感するんです。そんなのありか!

アガサ・クリスティーの「スタイルズ荘の怪事件」「カーテン」

のように2度と使えない手法だと、ちょっと憤慨しつつ、

その数倍も感動してしまうのです。
「パッセンジャーズ」(2016)などを見ないでこちらを

先に鑑賞すべきでした。

 

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ゴースト・イン・ザ・シェル

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ゴースト・イン・シェル

 

「ゴースト・イン・ザ・シェル」

原題:Ghost in the Shell

監督:ルパート・サンダース

2017年 アメリカ映画 107分

キャスト:スカーレット・ヨハンソン

     ビルウ・アスベック

     ビートたけし

     ジュリエット・ビノシュ

     マイケル・カルメン・ピット

 

かつてテロで脳以外を失い、全身が義体の

キリアン少佐は、公安9課とサイバーテロリスト

を追っている。しかし時折入り込む記憶の断片と

テロリストの残した言葉から自分自身が別の記憶

を植え付けられたのではないかと疑い始め...。


<お勧め星>☆☆☆☆ あら、面白いじゃないですか。


自分は何者で何をすべきか


コミックは一切読まないし、押井守監督のSFアニメ

「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」も未見どころか

その存在すらも知らなかったので、このハリウッド

実写映画版は、SF映画単品として鑑賞できました。

見終わってレビューを読むと、やはり原作コミックの

ファンの方々の不評を買っています。その点前知識が

ないのでストレスフリーで目に入るものだけを楽しむ

ことができました。

 

ゴースト・イン・シェル
 

近未来の日本だか香港だかどこの国かわからない世界観は

「ブレードランナー」(1982)のそれを基調としている

のが丸わかりです。やはりあの映画はすごいんだよね。

ただ乗り物、つまり車やバイク、また銃などにそれほど

アイデアをかけていないのか、ややショボい。終盤に

登場する多脚戦車も出し惜しんでようやく出てきたと

思ったら大して活躍しません。斬新な姿でもなかったな。

 

ゴースト・イン・シェル
 

それでもスカーレット・ヨハンソン演じるキリアン少佐の

ムチムチのボディがなんとも魅力的。まるで何も着ていない

かのように見えるボディスーツは体型がはっきりわかり、

変なかつら(日本人を意識したのか黒髪のもの)をやめて

思い切ってスキンヘッドにすればいいのにと思ってしまう。

予備知識がないので、序盤の展開が少しわかりづらかった

ですが、総理(一切登場せず)、公安9課、

ハンカ・ロボティクス社の関係が分かってくると極めて単純な

構図が出来上がります。そうか冒頭のあの芸者ロボットは

そういう目的に使われていたのね、なんて後付けでわかる

からちょっと残念でした。面白い顔のロボットでしたねえ。

 

ゴースト・イン・シェル
 

9課の課長荒巻役はビートたけしで、セリフが棒読みなのが

気になっていたら、それは終盤の、襲撃への抵抗シーンで

解消です。そうよ、やはりたけしさんは「アウトレイジ」の

世界なのよ。
ハリウッドから見た日本(だと思う)のイメージは、こんな

ものだろうし特に気にしません。日本人がちゃんと日本語を

話していただけで十分です。そういえば空がいつも曇って

いるか晩なのは何か気候変動を描いていたのかしらん。
一番好きなシーンは、キリアンが他のロボットの脳にダイブ

する光景で、あれは3Dで見たら美しかったし、そしてスリルが

あっただろうなあと思います。スカーレット・ヨハンソンの

アクションもしっかり見られたし、思わぬところで桃井かおり

さん登場。近未来も「笛吹ケトル」健在なのね。よかった、

家にもあるから取っておこうっと。
単純な終わり方なので気楽に見られる映画です。

 

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ボディ・スナッチャー/恐怖の街

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ボディ・スナッチャー

 

「ボディ・スナッチャー/恐怖の街」

原題:Invasion of the Body Snatchers

1956年 アメリカ映画 80分

監督:ドン・シーゲル

キャスト:ケヴィン・マッカーシー

     ダナ・ウィンター

     キャロリン・ジョーンズ

 

サンタ・ミラの医師マイルズは、元恋人ベッキーの

従妹が「伯父は別人だ」と訴えるのを聞き、「心の

問題だ」と諭す。しかしその後も身内の変化を訴える

町民が相次ぎ、彼はその町民の変化に気づいていく。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 発想が素晴らしく、それを当時

の技術で見事に描いており、じわじわ恐怖を感じます。

 

 

ネタバレしています。

 

「SF/ボディ・スナッチャー」「ボディ・スナッチャーズ」

「インベージョン」とリメイクを繰り返されたSF映画の

オリジナル作品です。リメイク版で見たのは「インベージョン」

のみで、ニコール・キッドマンの美しさにほれぼれしつつ、

大方のストーリーはわかっているのですが、年代や主人公の

設定が異なると、こうも雰囲気が違うのだと実感します。

モノクロ特有の影を使った恐怖の演出は、CGよりも優れていて

製作側の努力を感じ、あの年代によく作れたなと思ってしまう。

「インベージョン」鑑賞後、オリジナルを見たくなり、探し

ましたが、レンタルは2、3、4作目のみで、セルDVDでようやく

購入できました。1、2か月のうちに価格が下がっていましたよ。

ストーリーは、サンタ・ミラという小さな街の人々が少しずつ

別人に変わっていったことを、一人逃げ出したマイルズが回想する

という形で映し出されていきます。

 

ボディ・スナッチャー

 

マイルズは離婚したばかりだし、運のいいことに元恋人で

イギリス人のベッキーも離婚した身。ベッキーさんきれいです。彼が

ある時学会から戻ってくると、なんか街の様子がおかしい。怯えた

少年は「母は別人だ」と言うし、ベッキーの従妹も「伯父が別人」と

言うのです。とはいえ、見た感じも記憶も傷跡もすべて同じだから、

それは「心の問題」と片づけていたのですが、友人ジャックの家で

奇妙なものを見せられます。

 

ボディ・スナッチャー

 

ここははっきり映らなかったけれど、人間もどきの物体で、なんだか

ジャックに似ているから怖い。これが瞬きする瞬間はぞぞーっと

しますよ。

 

ボディ・スナッチャー

 

「宇宙種子」といわれるこの鞘の中で、泡ぶくになって何かが

変化していくんです。それは眠っている町民の脳波をそのまま写し

取るということで、つまり自分がもう一人でき、それは全く同じ姿

かたちをしているけれど、唯一ないのが「感情」なのです。

1950年代前半、アメリカ国内で起きていた「赤狩り」への批判とも

受け取れるし、共産主義者になることは「没個性」になる、つまり

意思をなくすということを非難しているとも受け取れます。終盤、

町民がこぞってマイルズを追いかけるシーンも怖いです。

「眠っちゃダメ」眠ると、違う自分が出来上がるけれど、体は2つに

なるから、もう1体はどうするんだろうね。効果音もワンパターン

でしたが、とても上手く使われています。

 

 

 

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遊星からの物体X

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遊星からの物体X

「遊星からの物体X」
原題:The Thing
監督:ジョン・カーペンター
1982年 アメリカ映画 109分
キャスト:カート・ラッセル
     A・ウィルフォード・ブリムリー
     リチャード・ダイサート
     ドナルド・モファルト

1982年の南極。ノルウェー隊のヘリが1頭の
犬をヘリで執拗に追いかけ銃撃し続ける。ヘリは
アメリカ基地に侵入し、ノルウェー隊員は射殺され、
ヘリは爆発する。犬を保護したアメリカ隊員は真相
究明のため、ノルウェーの基地に向かうが...。

<お勧め星>☆☆☆☆ 面白かった。「ヘイトフル・エイト」
を見る前に見ておくべき5つの映画の1つというのもよく
わかりました。


音楽担当が「ヘイトフル・エイト」で第88回アカデミー賞
作曲賞を受賞したエンニオ・モリコーネ。ドン、ドンという
音は、雪の映像と共にこの映画を思い出させます。
冒頭から登場する南極アメリカ第4基地のヘリ操縦マクレディ
役はカート・ラッセルです。


遊星からの物体X

甘いマスクと当時流行ったくるくるカールした髪の毛がとても
魅力的。でも33年たつとこうなるんですよね。


遊星からの物体X

1982年、1頭のハスキー犬を執拗に追う一機のヘリが
映ります。ヘリの中から幾度となくこの犬をめがけて銃撃
しますが、全然命中しません。そして遂にアメリカの第4
基地に侵入しても彼はさらに犬を撃ち続けるのです。当然
アメリカの隊員は犬を助け、ノルウェー人らしき男が何かを
叫ぶも射殺してしまいます。ヘリも爆発。白い雪の中で
派手な爆発シーンは幾度となく見られ、年代もあって、セット
丸わかりのものも多いけれど、迫力は感じられます。そして
ジョン・カーペンター監督特有の青い闇の世界が広がるのです。
とはいえ、話が進むとこれはもうすごいの一言に尽きます。


遊星からの物体X

ノルウェー隊の基地で何かが燃やされていたのを発見し、彼らは
持ち帰り、解剖するんですよ。おお、きも!
「それ」は人間の顔が2つくっついているようだし、手や足が
あちこちから出ています。それでいて内臓は1つ1つしっかり
できている。はて、これは何だろう。
すると保護していた犬が他の犬の前であっという間に大変身を
遂げ、それは犬のような顔をしつつ、触手のようなものをピロピロ
伸ばして、襲い掛かるわけです。どうやら「それ」はほかの生物に
入り込むとそれそっくりに変身し潜伏するらしい。何万年か前に
宇宙から落下し、南極の凍土の中で凍結保存されていたものを、
ノルウェー隊が掘削し、溶かしてしまったため、覚醒させたという
結論に至る頃には、アメリカの隊員もどんどん「それ」に乗っ取られ
ていくのです。目的はわかりません。それがこれからどんな世界を

作っていくのかもはっきりわかりません。ただわかることは、「それ」
に乗っ取られても人間の姿そっくりになっているので、他の人には
気づかれない恐れがあるということです。ここで隊員は疑心暗鬼に
なるわけです。そういえば、あいつは犬の飼育係だった。あいつの
服がボロボロで落ちていた。あいつは姿を消した時間があった...。


遊星からの物体X

突然変身をする隊員の姿もものすごくグロテスクであり、この人は
大丈夫と思っていると、おおー!となります。そして「それ」は
熱に弱いということで、生き残っている隊員の血液を採り、それに
熱を近づけていくと、突然血液が動くと同時にその人も変身!
もうスリル満点で思わず叫んでしまう。

ここからは「ヘイトフル・エイト」を見ていない人はネタバレ注意



ラストは「ヘイトフル・エイト」さながら、白人マクレディと黒人
チャイルズが雪の中で話をします。発電機も食料もない南極は、
あの豪雪の中の小屋で瀕死の重傷を負った2人と全く同じ状況で
あることは間違いありません。そしてどちらかが「それ」になって
いるのかも知る由はないのです。余韻の残るラストでした。



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オデッセイ

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オデッセイ

「オッデセイ」
原題:Martian
監督:リドリー・スコット
2015年 アメリカ映画 142分
キャスト:マット・デイモン
     ジェスカ・チャスティン
     クリステン・ウィグ
     ジェフ・ダニエルズ
     マイケル・ペーニャ

火星を探査中のヘルメス号は、猛烈な嵐に遭い、メンバー
の1人、マークが行方不明となる。他のメンバーもNASA
も彼の死を確信し、地球への帰還を開始するが、実は彼は
奇跡的にも生きていたのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 少し長めの映画ですが、ラスト付近
のスリリングな映像、そして懐かし音楽も含め面白かった。


<ネタバレしないように書いているつもり>
「キャスト・アウェイ」+「アポロ13号」のストーリーと
語る人もいる通り、そんな感じの映画です。火星の取り残さ
れたマット・デイモン演じるマークが、植物学者としての知恵
を絞っていかに生き延び、地球との交信をいかにして可能に
していくかが、シリアスなだけではなく、コミカルな映像も
含めて描かれています。そういえばマット・デイモンは
「インターステラー」(2014)でも違う惑星に取り残され
て、インチキをして迎えの宇宙船を呼び寄せていたようなこと
を思い出しました。


オデッセイ

今回、個人的に最も楽しめたのは、ジェシカ・チャスティン
演じるヘルメス号の船長メリッサが、火星に置いて行った
音楽がディスコミュージックだったこと。おお、懐かしい。
そのメロディになぜか体が反応するのに、世代の異なる
マークにとっては「クソ」なんだって!
火星にたった一人取り残されたマークが、いかに水、空気、
電気そして食物を確保していくか、つまりハブに残された
ものでは、次回の探査船がやってくる4年後までは到底
尽きてしまうわけで、その研究の様子がテンポよく描かれて
いきます。とはいえ細かな説明は全然理解できなかったけれど。
成功すれば失敗、そして再び成功する。その繰り返しも決して
飽きることなく見続けられます。


オデッセイ

NASAと交信できるようになるのか、またその方法は?そこも
興味深いです。
火星でのシーンはどこで撮影したかと思ったら、ヨルダンの
ワディ・ラムという砂岩と花崗岩でできた広大な谷で撮影された
とのこと。でも火星の雰囲気が(本物を見ていないけど)出ていた
なあ。ちなみに火星の重力は、地球の40%の大きさだそうですが、
監督は敢えて、それを表現しなかったそうです。だからマークは
宇宙服を着て普通に船外活動しています。


オデッセイ

火星と地上との映像がほとんどで、宇宙空間での映像はそれほど
ありませんが、それゆえにラスト付近の宇宙での映像は、まさに
スリルに満ちていてハラハラドキドキものでした。
これは絶対に3D映像を見ることをお勧めします。






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インターステラー

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インターステラー

「インターステラー」
原題:Intersteller
監督:クリストファー・ノーラン
2014年 アメリカ映画 169分
キャスト:マシュー・マコノヒー
     アン・ハサウェイ
     ジェシカ・チャスティン
     エレン・バーステイン
     マイケル・ケイン

砂嵐や干ばつが起こり、食糧難に陥った地球では
人々は希望のない暮らしを強いられている。元宇宙船
のエンジニア、クーパーはひょんなことから「ラザロ
計画」を知り、新しい惑星探査のために宇宙へと旅立つ
のだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 難しい現象や用語は理解できま
せんが、スリルと壮大なスケールに人間愛がうまく噛み
合っています。


「インターステラー」 惑星と惑星の間
まず、この映画を劇場で見ればよかったと後悔しきり。
「ゼロ・グラヴィティ」(2013)と同じく際限なく広がる
宇宙のシーンは、大画面で見たかったものです。監督は
「インセプション」(2010)「トランセンデンス」(2014)
などを手掛けたクリストファー・ノーラン。したがって
近未来の科学技術シーンやコンピューターの画面などは
どうしても既視感を覚えてしまいます。
さて、ストーリーは砂嵐が吹き荒れ、雨が降らず、作物
には疫病が伝染して、極端に食糧が不足している近未来
のある田舎の農場から始まります。冒頭にその話をする
人々が映るのは、ラストにその理由がわかるのです。
今や「アポロ計画はソ連を破たんさせるためにねつ造した」
と教科書に書かれているほど、宇宙計画などとは縁遠い世の中
になっており、人々は細々と作物を植えて生きながらえている
のです。


インターステラー

ちょっと突っ込むなら、世界の他の国々の姿も知りたいところ
ですが、まあそこは中途半端に触れるよりも、描かないことで
すっきりした話にしたのかもしれませんね。
かつて宇宙船のエンジニアだったクーパーは、娘マーフとその
夢を追い続けています。クーパー役はマシュー・マコノヒー。
娘マーフは、最近自室で起こる奇妙な出来事に、何か意味が
あるのではないかと考えている様子。マーフはとても頭が良く、
兄トムよりも優秀だったのでしょう。トムは現状を受けいれ、
この農場を継ぐことに納得しています。この2人が大人になった
時、マーフはジェシカ・チャスティン、トムはケイシー・アフレック
が演じているのは、ものすごく上手い配役だと思います。


インターステラー

そして父娘はある時、政府の極秘施設を見つけ、そこに侵入、
「ラザロ計画」というものを知るのです。この計画にはA、Bと
2つのプランがあり、Aプランの遂行のために、クーパーは
他の数人の仲間と宇宙探査に向かうことになるのです。仲間の
1人、ブランド教授の娘、アメリア役はアン・ハサウェイ。およそ
宇宙飛行士には程遠い雰囲気ですが、体を張って演じています。


いんた

元治安部隊ロボットも含めて出発した4人は、人類が住める惑星
を探すために先に出発した12人のうち、可能性のある3つの惑星

に向かうのです。土星付近のワームホールをくぐり、違う銀河に
向かうとそこは高次元の時空で、時間の流れが違う...。この辺り
から話している内容がすっかりさっぱりなのです。でも映像は
迫力があり、その中で人間ドラマが繰り広げられるので、全然
飽きることはありません。
中盤、23年経過した後、母船に戻ったクーパーが、家族からの
ビデオメッセージを聞いて涙にむせぶシーンは、宇宙は遠すぎる
ということを実感します。
後半、マン博士が冬眠カプセルから目覚めますが、なんとこの役は
マット・デイモン。あらら、こんな役をするのね、という役柄です。
前半の、それも序盤の伏線が、終盤付近に一気に回収されるという
興味深い展開で、長い映画でしたが、十分楽しめました。


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猿の惑星:新世紀(ライジング)

4
JUGEMテーマ:SF映画 一般

猿の惑星

「猿の惑星:新世紀(ライジング)」
原題:Dawn of the Planet of the Apes
監督:マット・リーブス
2014年 アメリカ映画 131分
キャスト:アンディ・サーキス
     ジェイソン・クラーク
     ゲイリー・オールドマン
     ケリー・ラッセル
     トビー・ケベル

猿のシーザーが仲間を率いて人間に反乱を起こして
10年。手話や言語を操るまでに発達した彼らと裏腹
に、わずかに生存した人間たちは、街の一角にひし
めきあって暮らしていた。

<お勧め星>☆☆☆☆半 前作以上に丁寧に作られて
おり、胸に突き刺さるセリフが数多く聞かれます。


ものすごく面白かった。ブルーレイかつ3Dの棚が空っぽ
だったので仕方なくDVDにて鑑賞。ちっ!映画館で見れ
ばよかったなあと後悔しきりです。監督は「クローバー
フィールド/HAKAISHA」(2008)のマット・リーブス。
前作で知性を獲得した猿たちが、今作ではさらに進化を
遂げ、森の中にコロニーを作り、手話や言語までも使う
ようになっています。その長に君臨するのはシーザー。
彼は家族を持ち、かつて実験猿仲間だった、コバを兄弟の
ように慕っています。

「エイプ(猿)仲間を殺さない」
シーザーが決めた掟を守り、彼らは平和に暮らしていたのすが、
一方の人間はというと、猿インフルエンザの蔓延で、ほとんど
の人々が亡くなり、行政機関は機能が不能。文明を無くして
街の片隅で身を寄せ合うように暮らしているのです。
そんな中マルコム達は、森の中にある小型水力発電所を活用
する計画を決め、猿のテリトリーに入って来ます。


猿の惑星

猿と出会った時の「恐怖」は「武器」の使用につながり、それが
「憎しみ」を呼び起こすのです。猿たちは人間達によって苦しめ
られてきた。人間は猿のせいで伝染病にかかり、多くが死んで
しまった。
しかしシーザーは、まことに賢く、
「人間からは憎しみだけを学んだ。これが平和になるいい
チャンスだ」
と人間との共存を考えるのです。これこそ「知性」というもの
ですよね。しかしどちら側にも支配欲のある者は存在するわけで
互いを理解しようという努力をしない者たちは、過去の憎しみ
だけを晴らそうと考えるのです。これは客観的に見て本当に
愚かな姿なのですが、きっとそういう状態にある人々は気づく
ことがないのでしょう。


猿の惑星

そこに「武器」が加わったら?弱い者も強くなった気になる
でしょう。


猿の惑星

真の強さは決して「武器」や「暴力」からは生まれないこと
など、子供の頃から知っているのに、なぜ忘れてしまうのか。
コバ率いる猿たちの姿が、限りなくさもしく映ります。
ラストにシーザーが
「エイプ(猿)は人間に勝っていると思っていた」
と語ります。そうなんですよね。「勝っている」という考えは
「支配」へとつながる可能性を生むのですよ。「共存」の
タイミングを失った時、それは終わることのない「戦争」に
つながってしまうのでしょうか。
「エイプ(猿)が攻撃を仕掛けた」
とシーザーは言い、軍の攻撃をただ待つ姿が印象的でした。






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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

1
JUGEMテーマ:SF映画 一般

ガーディアンズオブギャラクシー

「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」
原題:Guardians of the Galaxy
監督:ジェームズ・ガン
2014年 アメリカ映画 121分
キャスト:クリス・プラット
     ゾーイ・ザルタナ
     デビッド・バウティスタ
     ビン・ディーゼル(声)
     ブラッドリー・クーパー(声)

1988年、母の死のショックで、病院から
駆けだしたピーターは、異星人に連れ去られる。
26年後、トレジャー・ハンターとなった彼は
「オーブ」を盗むことに成功するが、それには
巨大な力が潜んでいるのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 登場人物の設定も音楽も
派手な映像もとても楽しかったです。


本国では、詰め込み過ぎという評価もあったように
序盤は、登場人物のつながりや、そもそもの設定が
ややわかりづらいです。しかしディズニー映画にあり
がちな「正義の味方」が本当の善人ではなく、活躍
する集団のメンツはどれもかなり個性的かつ悪い奴。
欲が深かったり、したたかだったりするので、そこに
斬新さを感じます。
1988年、地球。母の死にショックを受けたピーター
は、病院から駆け出すのです。すると空から宇宙船が
近づき彼は連れ去られてしまう。母が最期に
「手を握って」
と言った時に、ピーターは怖くて握れなかったことを
ずっと気にしているはず。そうよ、それを忘れちゃう
んだなあ、映像が派手なもんだから。

そしてヨンドゥという青い異星人に育てられた彼は
トレジャー・ハンティング(実はあちこちの星で金に
なりそうな物を盗み出す)をしています。まあ、逮捕
されること数回、異星人の女性とも遊んでいるいい加減な
男です。ところがある時モラグという廃墟となった惑星で
「オーブ」を盗み出したことから、彼はあちこちから
追われる身となります。「オーブ」って何?それは次第
にわかって来ます。

「オーブ」を捜す宇宙のボス、サノスの手下ロナンは
彼に懸賞金を賭け、それを目的にアライグマ姿のロケット
と木の妖精のようなグルートが来るし、ロナンが放った
刺客ガモーラも現れます。ガモーラ役のゾーイ・ザルタナ
は今作では緑色の女性です。スタイル抜群!その上、
サンダー星のノバ軍からは窃盗の罪で追われて、4人揃って
逮捕されてしまうのです。それぞれの生い立ちは、続編で
わかって来るのでしょうね。


ガーディアンズオブギャラクシー

キルン刑務所に送られた4人に、ロランに妻子を殺された
ドラックスというタトゥー&マッチョ男が加わり、さあ
「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」の誕生です。
ちょいちょい笑いをとる会話もあり、
「I am Groot」
しか言わないグルートが、その言葉に様々な思いを込めている
のに気づくのは終盤かな。ビン・ディーゼルの声が上手く
生かされています。


ガーディアンズオブギャラクシー

中盤以降に画面いっぱいに繰り広げられる空中戦は、見事な
もので、劇場で3D映像を見ればよかったと後悔。そんな中
でもこのグルートが作り出す蛍のような映像は美しいです。


ガーディアンズオブギャラクシー

ラストは「友情」かい!と少しがっかりしていたら、実は
ピーターの出生に秘密があったとは、上手いこと続編に
つなげてくれます。

久しぶりに、The Runawaysの「Cherry Bomb」を聞いた
気がします。ピーターが大事にしているカセットテープの
曲はいいものばかりでした。


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