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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:アクション映画全般
「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」
原題:Jumanji:Welcome to the Jungle
監督:ジェイク・カスダン
2017年 アメリカ映画 119分
キャスト:ドウェイン・ジョンソン
ケビン・ハート
ジャック・ブラック
カレン・ギラン
リス・ダービー
校長先生から居残りを命じられた4人の高校生は、
その部屋にあった古いゲームでプレイを始める。
すると彼らはそのゲームの世界に入り込んでしまい...。
<お勧め星>☆☆☆☆ 予想と全く違って、ワクワク、
ドキドキしつつちゃんとしたストーリーにちょぴり感動
しました。
本当の命は1つ。生き方が重要。
1995年映画「ジュマンジ」は未見ですが、そんな
ことを気にしなくても十分見られる映画です。TVCMを
繰り返し流したり、観終わった人たちが
「すっごく良かった(どう良いのか?)」
「涙が出ました(なぜ?)」
「ものすごい迫力です(そりゃそうだ)」などと語って
いるシーンを使う映画はどうも敬遠してしまうへそ曲がり
なんです...が、ドウェイン・ジョンソンが好きなので、
好奇心もあって鑑賞。
2m近い身長と何といってもWWFの全チャンピオンに
ふさわしい見事な肉体にく・ぎ・づ・け。1日に5165cal
も摂取するそうです。それが当然脂肪ではなく、あの、
プルプルふるえそうな筋肉に変わるわけです。プロレスラー
出身の俳優が多くいるアメリカで、演技がしっかりできる
数少ない人物だと思います。ただの筋肉自慢の暴れん坊
じゃないんです。
まず、1996年、1人の青年が古いゲームの箱を開ける
シーンから始まります。
そして現在。ゲーム好きのオタク、スペンサー、彼に宿題を
やらせるフリッジ、スマホ大好き、男子大好きの可愛いおバカ、
ベサニー、陰気で理屈っぽいマーサの4人がそれぞれの理由で
居残り部屋に集められます。
この4人のキャラがとにかく濃いので、すぐに顔と名前が
くっつくけれど、それもつかの間、あっという間にゲームの
世界に突入。ドウェイン・ジョンソン演じるブレイブストンは
スペンサー、フィンバーはフリッジ、ベサニーは何と腹の出た
オベロンというおっさん、マーサは、ルビーというウエストの
くびれくっきりのイケてる女性に変貌。つまりゲームのアバター
になってしまうのです。
見てくれが全く変わったのに性格は全然変わっていないのは、
その格差が大きいだけに笑いも大きい。オベロン(ベサニー)
はおしっこの仕方が分からないし、それを教えてもらい実践すると
「すっごい簡単じゃん!」
と大喜びします。そうですよね。どこに行っても女子トイレが
長蛇の列なのは、とにかくあれこれ面倒なんです。やることが
いっぱいあるんです。
そして彼らにあてられたミッションはジャガーの目を盗んだ
ヴァン・ペルトからその宝石を奪い返し、元の岩にはめることで
平和な世界を取り戻すこと。それができないと現実世界の
戻れないのです。あら、困った。ついでによくあるライフは
3つですよ。「オール・ユー・ニード・イズ・キル」(2014)
のように失敗したらとっとと死んでまたやり直し、というわけには
いきません。
ゲーム内に登場するのは猛獣たちばかりで、特に蛇が大映しに
なるので、蛇が苦手な人はラスト付近は卒倒するかもしれません。
サイとかカバとかヒョウは特に怖く感じなかったかな。
ライフが3つあると思っていても1つ減っただけなら
「まだ2つある」と思うけれど、残り1つになると
「もう1つしかない」と誰でも考えるものです。急に臆病に
なったり、他人任せにしたりというシーンも見られますが、
この映画の爽快なところは、いやな奴がいない、ということも
一因かもしれません。誰も死んでほしくないと心から思えてくる
のです。そこに至るまでには、現実の世界での偏見が消え、自分
に自信が持てたり、他のことに関心が向くようになっていく
メンバーや現実世界でできなかったことができる自分を見て、
自分の存在価値を実感できるメンバーなど、ある種の成長物語の
凝縮版にも見えます。そして一人ではできなかったことが4人
(実は5人)が団結することで、互いの弱点を逆に生かし、秀でた
能力は率先して活用するという姿はちょっと感動。特にラスト
付近の展開はスリルがありつつ、ちゃんとつじつまも合っていて
好感度アップです。
それにしても絶対に見逃せないのはブレイブストンとルビーの
キスシーンですね。あれは獣臭が漂ってきて大笑いしました。