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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:洋画
「ディーン、君がいた瞬間(とき)」
原題:Life
監督:アントン・コービン
2015年 カナダ=ドイツ=オーストラリア映画
112分 PG12
キャスト:デイン・デハーン
ロバート・パディントン
ジョエル・エドガートン
ベン・キングズレー
アレッサンドラ・マスロナルディ
写真家デニスは新人俳優ジェームズ・ディーンの
フォト・エッセイを作成し、雑誌社に売り込もうと
考えるが、ディーンは気まぐれで、撮影は一向に
はかどらない。
<お勧め星>☆☆☆ かなり淡々としたストーリーですが、
映像を十分堪能できます。
監督自身「この映画はメッセージが込められたというもの
ではなく、ニュアンスを楽しむ作品」と語っており、大スター
になる前のジェームズ・ディーンと写真家として認められる
前のデニス・ストックとの私生活を通しての交流が、単調に
描かれています。
〇見どころ
ジェームズ・ディーンを演じるために、デイン・デハーンが
耳たぶをつけ、11キロの増量の役作りや、数か月前からライカ
での撮影に取り組んでいたロバート・パディントンの努力の成果を
さらりと感じさせるだけなのがいいです。ライカを持つデニスの
姿は、もう自分の持ち物そのものとして扱っている感じ。
また1955年のLAやNY、さらにインディアナ州の風景が当時を
そのまま再現しているのも素晴らしいです。
映画製作会社ワーナー社の社長役はベン・キングズレーでさすがの貫禄。
彼の命令通りに仕事をこなせば有名な俳優になれる、と直々に
言われてもそれに反逆するディーンが、当時としては稀有な存在に
見えてしまう。半世紀以上たつと全然変わってしまうのね。
この反逆のヒーローの姿こそ、時代を先取りする姿だったのでしょう。
●惜しいところ
とにかく眠いんです。それとデイン・デハーンは「クロニクル」
(2012)の時からすごく好きな俳優なんだけど、ディーンに
似させようとしたものの、あまり似ていないことが残念です。
だいぶ雰囲気が違うんだよな。壊れそうな繊細さを持って
いるのは同じだと思うけれど、どうしても比べてしまう。