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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:洋画
「愛しき人生のつくりかた」
原題:Les souvenirs
監督:ジャン=ポール・ルーブ
2014年 フランス映画 96分
キャスト:ミシェル・ブラン
アニー・コルディ
シャルタン・ロビー
マチュー・スピノジ
ジャン=ポール・ルーブ
夫を亡くしたマドレーヌを気遣い、息子ミシェルは
弟たちと相談して、彼女を老人ホームに入れる。しかし
自宅が勝手の売却されたことを知った彼女は姿を消し、
孫息子ロランが行方を捜すが...。
<お勧め星>☆☆☆☆ 粋なコメディ映画です。葬儀が
3回出てきますが、全てが明るい道のりの始まりになって
います。
〇見どころ
基本的にコメディ映画っぽく、実際は沈痛であるべき人の
死を、「喪失」ではなく「再生」のきっかけに使っている
ところがとても上手です。周りの人々の行動や発言がクスリと
笑えるもので、不謹慎ながらそれほど悲しく感じません。
ゆうちょ銀行を定年退職したミシェルと妻ナタリーの心の行き違い。
坊主3兄弟のような揃いもそろって頭髪が薄く、優柔不断な性格を
持つマドレーヌの息子たちが決めた、彼女の老人ホーム入所。
周りを見れば、とても会話できる相手などいないし、食事は老人食。
ああいやだ。
そして孫息子ロマンのルームメイト、カリムも憎めないアホです。
なぜに冷めたラビオリと熱いコーラを飲むんだろう。ロマンと
同じく恋人募集中のカリムの姿は最後まで笑わせてくれます。
●惜しいところ
短い映画なので特にないです。
「現在がダメなら過去を思い出せ」
そうか、未来ばかり考えている年頃を過ぎた人々には、そんな
言葉がふさわしいのかもしれませんね。オープニングとラストで
墓地を間違えて走っている若者の姿が、誰かわかるととても幸せな
気分になります。