スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2023.01.12 Thursday
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
JUGEMテーマ:洋画
「マギー」
原題:Maggie
監督:ヘンリー・オーブソン
2014年 アメリカ映画 95分
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー
アビゲイル・ブレスリン
ジョエリー・リチャードソン
腐歩病感染者に噛まれた娘マギーを、ウェイドは
病院から連れ帰る。隔離を拒否し、自宅で娘と
過ごすことを選択した彼だったが、マギーの病状は
悪化していく一方で...。
<お勧め星>☆☆半 特に派手なシーンはなく、
静かな感染物映画です。静かすぎる。
アクションのないシュワちゃん、f言葉を連発しない
シュワちゃん、人間ドラマを演じるシュワちゃん。
貴重な映画です。彼が演じるウェイドの最愛の娘マギー役は
アビゲイル・ブレスリン。
マギーのみ先妻の娘で、弟妹は後妻キャロラインの娘らしい。
それでも家族は仲が良く、なぜマギーが家出していたのか不明。
〇見どころ
腐歩病発症患者の姿や傷口はリアルで、冒頭の病院での映像は
ゾクリとします。そして少しずつ感染が進んでいく姿も丁寧に
描かれ、噛まれた傷がただれる→血管が浮き出る→瞳が白濁する
→凶暴になる...までしっかり見られます。
また娘を溺愛する父親の気持ち、患者の恐怖など、普通の
感染物ではあまり描かれることのない内容にも触れられていて、
それをシュワちゃんの熱演と共に見られるから結構すごい。
●惜しいところ
序盤からずっと同じスローテンポであり、BGMも物悲しい
ものだけ。もう少し起伏のあるストーリーにしてもよかった
気がします。それとやはりシュワちゃんにはアクションを期待
してしまう。この映画では銃を向けられる方になっています。
また設定をこんな感染物にしなくても、ドラッグ中毒で悪い
仲間から抜け出せない娘のために立ち上がる父、という話の方が
彼に似合っている気がするなあ。あまりに単純すぎるか。
感染者は強制的に隔離され、それに従わないものが次々に警察に
捕らえられていく。そして治療と称し、初期も末期も大部屋に
放り込んでしまう。そこで始まるのは互いを食べ合うこと。他者に
少しでも脅威を与える可能性のある人間をことごとく排除していく
姿勢は、どこか恐怖を感じました。