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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「バーン・カントリー」
原題:Burn Country
監督:イオン・オールズ
2016年 アメリカ映画 104分
キャスト:ドミニク・レインズ
メリッサ・レオ
ジェームズ・フランコ
レイチェル・ブロズナハン
アフガニスタンから亡命してアメリカにやって来た
オスマンは、友人の実家に居候することになる。
田舎町に溶け込もうとした彼は、1つの殺人事件に
遭遇したことで、危険な謎解きを始めるが...。
<お勧め星>☆半 不協和音のようなBGMの流れる中、
理解不能なシーンの連続です。
ココハ アメリカ アナタハ ナニヲシタイ?
サスペンス映画...らしい。
冒頭、女性が何語かわからない(後にポーランド語と判明)
言葉を発しながら独演会をしています。ものすごく変な
ダンスをものすごく奇妙な写真を背景に見せてくれるのです。
まあこれがこの映画全編に漂う不協和音の始まりに過ぎない
のです。主人公のオスマンは、アフガニスタンで戦場記者の
仲介役をしていた経歴を持ち、亡命先のアメリカ、カリフォルニアで
夢と希望に満ちた生活を送れると考えている...らしい。
そしてオスマンがアフガニスタンで仲介した戦場記者ゲイリーの
母で保安官のグロリア(これがメリッサ・レオ←ほぼ素顔で老け
具合がすごい)の家に滞在することになるのですが、ゲイリーと
グロリアはほとんど連絡を取っていない...らしい。理由は知らん。
オスマンは、自分の経歴にやけに自信があるから、地元新聞社から
何とかもらえた退屈な作業では物足りないのです。
ここがわからないのよね。亡命して何かのキャリアがあるなら、
もっと都会に行けばいいのに、なぜにこんな超田舎町に来て、
即仕事があると思うんだろう。ゲイリーがほら吹いたとしか思えない。
そしてオスマンは、保安官の仕事をこなすグロリアに無理やりに
ついていくわけです。どう見ても邪魔。待っていてと言われると
待たない、するなと言われるとする、行くなと言われると必ず
行くという「困ったちゃん」。
そこに登場するのが町の鼻つまみ者リンジーで、この役は
なんとジェームズ・フランコです。よーく見ないと気づかない
ぐらいほどのやさぐれ感を漂わせています。
一つの遺体の発見と怪しげなソクーロフ兄弟、そして何かを
ひた隠しにする町に住民などサスペンス要素があるかのように
見せかけて、何のことはない結論。
ゲイリーが戦場からかける電話に耳を澄ませるオスマンは、
無音の中に何を聞き取ったのだろう。故郷のしばしの静けさか。
ふん、ちっともおもしろくないぞ。