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    • 2023.01.12 Thursday
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    エンド・オブ・トンネル

    4

    JUGEMテーマ:サスペンス映画全般

     

    エンド・オブ・トンネル

     

    「エンド・オブ・トンネル」

    原題:Al final del tunel

    監督:ロドリゴ・グランデ

    2016年 アルゼンチン=スペイン映画 120分

    キャスト:レオナルド・スバラーリャ

         クララ・ラゴ

         パブロ・エチャリ

         フェデリコ・ルッピ

     

    事故で妻娘を失い、車いす生活を送るホアキンの家の

    2階を、ベルタとその娘が借りることになる。地下室で

    仕事をするホアキンは、ある時壁越しに「銀行強盗計画」

    の話を耳にし、彼らがトンネルを掘っていることを知って

    しまう。


    <お勧め星>☆☆☆半 いろいろ惜しいところもあるけれど、

    ハラハラドキドキさせられました。


    女か運で全てが決まる


    酷評してあるレビューもあるのですが、個人的には小さな

    伏線をしっかり回収していて丁寧に作られた映画だなと

    思っています。まあ、主人公のホアキンが車いす生活で

    ある必然性とか、間借りするベルタがストリッパーの設定

    なのに最初のほうでちょっとだけ踊るのみというのは、

    納得がいかないことでもありますが。
    冒頭、絶望的な表情で衰弱している愛犬カシミーロを見つめる

    ホアキンは、クッキーに薬を注射するのです。(なぜにこの家

    には注射器がたくさんあるのだろう。彼の痛み止めでも打つ

    ためか)もちろん愛犬を安楽死させるためなのです。ホアキンの

    今の状況は映画ではほとんど説明されず、廃れた庭の草の中

    に子供用の滑り台があったり、一家3人の写真が飾ってある

    ことなどから、事故で妻子を失い、彼は下半身が不自由に

    なったのだと勝手に(そう作品紹介に書いてある)納得します。

    ここは何かで説明が欲しいところ。

    さて、そんな陰気な彼の家に、図々しいベルタという女性が、

    娘ベティを連れて間借りを申し込み、勝手に荷物まで運び入れ

    ちゃうし、あちこち家の中を探索し片づけたりするわけです。

    この女おかしい..。でもこのやけにラテンのノリの女性は

    もしかしたら奇跡的にも本当に存在するかもしれないと思う

    のは偏見だろうか。
    そして毎日地下室で仕事をするホアキンは「耳」を使う仕事

    なので、壁越しの変な音に気付くんですね〜。

    ここ上手いです。どうやら壁越しに、銀行強盗を計画する

    悪い奴らがトンネルを掘っているらしいと気づくと、

    「!」

    金を奪ってやろう、そして競売にかけられそうなこの家を

    守ろうと考えるのかな。ちょっとこの辺りのホアキンの心が

    読めませんでした。ここでこの映画でラスト付近と並ぶ

    インパクトのある映像が出るんですねえ。仲間を裏切って

    女と連絡を取っていた強盗の1人が、ボスのガレリトに

    殺害されるんです。すごいんです。まず体を横たわらせて

    手足を縛り、足を刺した後、頭に毛布をかぶせてつるはしで...。

    少しずつ毛布が赤く染まり、ピッピッと血の点々が飛ぶ

    のです。ここは誠にリアル(本物を見たことないけど)。
    ところがそのガレリトとベルタの関係をホアキンが知り、

    なぜ彼女が無理やりこの家に住み着いたかすっかりわかって

    しまうと、ベルタに薬を打ちさらに縛り上げるんです。でも

    何かをするわけではありません。何かをさせないためなんです。

    ホアキンはベティがなぜ口を利かなくなったのかその理由を

    知ると、失った自分の家族と勝手に重ねあわせてしまう。

    えっと、そこはベルタの了解はなかったような。
    トンネル内をほふく前進、後退で移動するホアキンは、何度も

    強盗団に見つかりそうになるし、なぜかかくれんぼう好きな

    ベティが、強盗団のアジトに行ってしまったりして、もう

    ドキドキなんですぅ。
    でもやはり下半身は動かなくとも(これ本当に関係ない)

    頭のさえたホアキンと、暴力で人を支配するガレリトでは、

    見ている側は、金をパクろうとしていたにしろ、ホアキンを

    応援するというもの。

    ホアキン、がんばれ!
    題名の「トンネルの出口」は、かつて家族で暮らした家を出て、

    新しい人生を始めることも意味するのだなと知り、少し感動します。
    毒入りクッキー、腕時計、強盗団のメンバーの名前...頭脳プレイ

    にたけた男の勝利ですね。しつこいようですが、

    下半身不自由の設定にする必要はあったのだろうか。大体、

    ジャケットみたく銃を構えたカッコい姿なんてなかったしね。

     

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