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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
出典:IMDb
「さらば愛しきアウトロー」
原題:The Old Man & The Gun
監督:デヴィッド・ロウリー
2018年 アメリカ映画 94分
キャスト:ロバート・レッドフォード
ケイシー・アフレック
シシー・スペイセク
ダニー・グローヴン
1980年代のアメリカで銀行強盗と16回の
脱獄を繰り返しているタッカーを刑事ハントが
ひたすら追い続ける。そしてタッカーは遂に銀行の
金ではなく金塊を狙う計画を立てるのだった。
<お勧め星>☆☆☆ ひたすらのどかな強盗の話で
年齢を重ねたレッドフォードの人生と重なります。
銃を地面に置く
山口百恵が引退発表をし最後のステージで最終曲を
歌い終わった時、マイクを持ったまま舞台を後に
しました。その後松田聖子が婚約を発表した時の
ステージは、マイクを持ったまま舞台のそでに下がる
という対照的な行動をとったことは今でも覚えています。
ああ、でも聖子ちゃんは何回結婚したんだっけ。
そもそもその前にも数多くの噂が流れていたなあ。
女性が結婚すれば、仕事をやめ家庭に入るのが普通
だった時代に、今から考えると聖子ちゃんは時代の先を
行く女性だったのかもしれません。
そんな話と全然関係ないけれど、この映画は
レッドフォードが俳優として最後の作品だと公言して
いるものです。
出典:IMDb
70歳にして銀行強盗を重ねるタッカーとその仲間は、
あくまでも人を傷つけずに紳士的な態度で金を奪うことが
モットーなのです。
「キミは美人だね」
「キミは仕事熱心だ」
などと銃を見せて金を奪った相手を褒めるセリフを残して
現場を去るので、被害者本人は、タッカーのそれほど悪い
印象を持たないどころか、逆に「紳士的」とまで褒めて
しまいます。かなりキザだけど、かつてイケメン俳優で
一世を風靡したレッドフォードだから許せちゃう。
彼が出演した映画で一番好きなのは「追憶」(1973)で
人気者でハンサムのレッドフォードと口から唾を飛ばす
勢いで理想に燃える活動家のバーブラ・ストライザンドの
組み合わせが両極端だと思ったことを覚えています。
バーブラが歌う「The Way We Were」は今聞いても涙が
自然と流れてきます。
出典:IMDb
さて一方のタッカーたちを追う刑事ハント役は、
ケイシー・アフレック。最初ケイシーと気づきませんでした。
典型的な童顔だったのに、それがいつの間にか渋さを
感じさせる中年になっているんです。
出典:IMDb
またタッカーといい雰囲気になるジュエル役の
シシー・スペイセクが最高にキュートな女性です。
「キャリー」(1976)での線の細さがそのまま残り、
皴の一つ一つに優しい年輪が刻まれているような雰囲気
なのです。
ストーリーは実話がベースなので特に目新しいものはなく、
ひたすらのんびりとした銀行強盗シーン、カーチェイスが
続き、時々クスリと笑えるようなセリフや映像が映ります。
タッカーにとって記憶の中からすっかり消え去っていた事実が、
まさか...。おーっとここは言っちゃいけない。
「スクリーン」「ロードショー」という映画雑誌の表紙を飾り、
付録のポスターにもなっていたレッドフォードは、最後まで
紳士としてふるまって銀幕を去るのでしょうか。かっこいいな。