「ウェス・クレイヴン'sカースド」
原題:cursed
監督:ウェス・クレイヴン
2005年 アメリカ映画 97分
キャスト:クリスティナ・リッチ
ジェシー・アイゼンバーグ
ジョシュア・ジャクソン
ジュディ・グリア
ポーニャ・デ・ロッシ
ロスに住むエリーとジミー姉弟は、山道で事故を起こし、対向車が
崖下に転落してしまう。エリーが車に近づくと、車内の女性は突然
大きなオオカミのような獣に連れ去られ、無残な遺体で発見される。
その時、傷を負った2人はそれから体調に変化を覚え、それとともに
殺人事件が続発するのだった。
この映画、一言で言うと、思いのほか面白いです。ティーン向けのような
オープニングでありながら、実は結構グロくかつコメディも踏襲している
しっかりとしたストーリーでできているのです。もちろんラスト間際のフェイント
もありますよ。
主役のエリー役は「スリーピーホロウ」(1999)のクリスティーナ・リッチ。
相変わらず童顔で可愛いです。そして弟で、ひ弱なオタク、ジミー役は
ジェシー・アイゼンバーグ。
やっぱり早口でまくしたて、体力はないのに、知恵は働くというオタクが
ぴったりはまっています。
TV局に勤務するエリーと車で帰宅していたジミーは、例のマルホランドドライブ
で何かに衝突し、そのはずみで対向車が崖下に転落してしまうのです。とりあえず
ジミーは911に電話をかけるため、路上に残り、エリーは車へ近づくと、そこには
助けを求める女性の姿があります。ジミーも加わり、何とか助け出せたはずの
女性は、あっという間にめっちゃ大きなオオカミのようなものに連れ去られます。
このオオカミらしきものが、かなり安っぽいと言われていますが、それほど気に
ならなかったなあ。
その後見つかった女性は、なんと下半身がないのです...。この映画では、かなり
グロいシーンがあるのですが、なぜか笑えてしまうんですよ。そしてその時2人は
実はその獣に噛まれていたのです。
オタクのジミーは早速「狼男」について調べ始めます。一方、エリーはなぜか色気が
増し、その反面体の変調を感じ始めます。ジミーだってへっぽこだったはずなのに、
レスリングでは相手を豪快に投げ飛ばしてしまうのです。明らかにおかしい。
「狼男は銀は触れない」
ということで姉弟で触って平気だっティファニーの写真立ては、裏返して見ると
ステンレス製だったり、ジミーのことをゲイだと馬鹿にしたレスリング部のブルックが
本当はゲイだったりと、あちこち笑わせてくれます。
ラストのどんでん返しもわかっていたけれど、痛快、爽快、コロコロ。すっきりした
ものでした。全然怖くないので、血が大丈夫な人なら誰でも見られると思います。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆
グロ星 ☆☆☆
ゾクゾク星 ☆
エロエロ星
ダルダル星
蝉が鳴かなくなった。もう秋になってくるのかなあ。
P・S 久々に「ほん怖」見ましたが、剛力彩芽ちゃんのと、スギちゃんの話は怖かったです。