メランコリア

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メランコリア

「メランコリア」
原題:melancholia
監督:ラース・フォン・トリアー
2011年   デンマーク=フランス=イタリア=スウェーデン=ドイツ映画
        135分
キャスト:キルステン・ダンストン
     キーファー・サザーランド
     シャルロット・ゲンズブール
     シャーロット・ランプリング
     ジョン・ハート

ジャスティンは、姉の邸宅で、華やかな結婚披露パーティーを開催
するが、彼女自身の心の病から起こる行動から、夫も職も失って
しまう。その後彼女は姉の家に身を寄せるが、その頃地球には惑星が
接近していた。

メランコリア

自然に囲まれた大豪邸や美しい庭など素晴らしい映像美と共に、ワーグナー
の荘厳な曲が流れます。この雰囲気はハリウッド映画では決してお目に
かかれないものですね。
2011年、カンヌ映画祭において、本監督が反ユダヤ発言により、追放され、
主演のキルステン・ダンストが主演女優賞を獲得しています。この監督は
「アンチクライスト」(2009)という衝撃的な映画でも物議を醸しだしていました。
彼自身も心の病にかかっているということですから、芸術家ゆえ苦しみながら
撮った映画だと推測されます。
一部は「幸せの行方...」(2010)のキルステン・ダンスト演じるジャスティンと
マイケルが結婚披露パーティーへ向かうシーンから始まります。めっちゃでかい
白いリムジンで細い小道を曲がりきれず、結局パーティーに大幅に遅れて到着
する二人。眉をひそめる姉クレアをよそに、いやにハイテンションにはしゃぐまくる
ジャスティンに異様な印象を受けます。

メランコリア

パーティーが始まった途端、多くの人々の祝福の中、暗く沈んでしまうジャスティン。
その上、彼女の父や母がとてもアクが強いのです、特に母ギャビー役の
シャーロット・ランプリングは終始不機嫌そうな顔つきで、なんで場の空気を壊す
のかしら?と思うほどの発言もします。と言って父もどう見ても普通ではない。
さらにケーキカットの前に、再びジャスティンが姿を消し、みんなを待たせたまま
何とお風呂に入っているのです。なんじゃこりゃ。イラつくクレアの夫ジョンをよそに
クレアは忙しさの中でも妹の様子を気遣うのですが、そんなことも吹き飛ぶような
幾つものジャスティンの行動から、遂には会社の上司も帰り、夫マイケルまで去って
しまうのです。だったらこんなパーティをしなくてもよかったのにねえ。
そして二部では惑星が地球に接近する中、姉の家にやって来たジャスティンの姿
が描かれます。彼女の病はさらに悪化していて、お風呂にさえ一人で入れない。
この辺りはうまく描かれています。ただただベッドに入り、何もすることができない、
監督自身の体験からでしょう。
「接近惑星」に対して、クレアの夫ジョンは極めて楽観的で、息子レオと
「接近する時をこの目で見よう。」
と天体望遠鏡を買い込み、レオのが作った針金の装置まで用意します。

メランコリア

随分頼もしい男だこと。
一方、ジャスティンは
「地球は邪悪よ。」
とこれまた絶望的な言葉を発します。
地球と惑星の死のダンスと言われた現象が、まさしく真実であるとわかった時、
彼らはどう行動するのでしょうか。

メランコリア

「時々あなたがたまらなく憎い。」
と発言する姉クレア役のシャルロット・ゲンズブールの演技が光りました。
キルステン・ダンストが、邸宅の庭でおもむろに全裸で横たわるというシーンも
ありますが、これが何を意味するのか全く分からず、見終わって陰気さだけが
残る映画でした。

<マープルの採点>
お勧め星   ☆☆
グロ星
ハラハラ星
エロエロ星  ☆
ダルダル星  ☆☆



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この映画は陰気になる。

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コメント
ビジュアルアート系の映画だなと思っていましたが内容を見たらこれは苦手だ〜(´Д` )と感じたのでパスしました。映像はかなりキレイですが、気が滅入ってしまうのなら躊躇しますね。監督さんの実体験を元にした映画ですかね?「アンチ〜」は見ようかなと思ってましたが、理解不能っぽいのでパスかな?TVで「ワン・ミス・コール」やっていたので見ました。これって「着信アリ」のリメイク版ですよね?まあ、普通でしたがチョイ役でデーブ・スペクターが出ていたので、そっちの方でビックリしました(^_^;)エドワード・バーンズは、R・ギアを若くした感じですね(^-^)
  • あちゃ丸
  • 2012/09/10 8:06 PM
この映画のせいで今朝は朝から陰気です。
絶対にお勧めしません。
「アンチ〜」も否定的なレビューが多いので見ていません。見た後気分がよくなる映画の方がずっといいですよね。
「ワン・ミス・コール」にデーブさん出ていましたか。「着信アリ」は怖かったことを覚えています。あの手の映画はダメなんですよ〜。
怖くてたまりません。
  • ミス・マープル
  • 2012/09/10 9:13 PM
こんばんは。
この作品、観るべきかどうかすっごく悩んでたんですが、なんかイマイチっぽいですね。
陰気くさい映画は余り好きじゃないんでとりあえず借りるのは保留しておきます。
『バトルシップ』観たんですが、お金のかかった馬鹿映画でした(笑)
  • ヒロ之
  • 2012/09/10 10:27 PM
こんにちは!
これは見るとなぜか心が鬱状態になります。わたしとしてはお勧めしません。映像美だけを見るのならいいのかもしれませんが。
「バトルシップ」はわたしも昨日見始めましたが、始めの10分で挫折しました。登場人物がバカすぎます。やっぱりお金のかかったバカ映画でしたか。
続きを見るのはよっぽど暇な時にとっておきます。
  • ミス・マープル
  • 2012/09/11 9:19 AM
こんばんは!
コメント有難うございました^^
以前こちらにもわたしコメントさせて貰ったような??と思っていたらやっぱりコメントしていましたね(笑)
旧作100円だったので借りてきて観ましたが、いやぁ評価するのに一苦労しそうな作品でした^^;
とにかく前半部分(披露宴シーン)が言動全てが常識外ればかりで苛々させられちゃって、観ているのが半端なく苦痛でした。
ただお姉さん視点となる後半は結構集中して見れたんですよね。
メランコリアが接近してくる描写とか、最後にはどういった結末が待っているのか、その辺の楽しみみたいなのは感じられました。
後半だけ見ていたら特に悪い印象は抱かないんでしょうけど、もう前半が全く肌に合わな過ぎて何度早送りしようと思ったことか(苦笑)
135分ですか・・・疲れました。
  • ヒロ之
  • 2012/11/01 6:16 PM
ヒロ之さん。
既に100円でしたか(^_^;)
コメントありがとうございます。
前半の大はしゃぎと後半の陰気は、彼女の心の病をうまく表現しているのでしょうが、それが世界消滅とどうつながっていくのか、全くわかりませんでした。
わたしも頑張って見ましたよ!
お姉ちゃんの息子の作った針金の輪っかが、なんとも悲しいものでしたね。
で、何が言いたいのかという話ですね。
明るくなる映画が欲しくなりますねえ。
  • ミス・マープル
  • 2012/11/01 10:27 PM
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