「白夜行ー白い闇の空を歩くー」(韓国映画)
原題:white night
監督:パク・シヌ
2009年 韓国映画 135分 R18+
キャスト:ソン・イエジン
ハン・ソッキュ
コ・ス
廃船で1人の男が死体で見つかる。現場は密室であったが、彼に
借金があった女性が容疑者と考えられ、彼女の自殺により、事件は
解決する。それから14年後、財閥会長との結婚を控える美しいユ・ミホ
には、常に謎の男の影が見え隠れするのだった。
東野圭吾原作小説「白夜行」を韓国で映画化したものです。2011年には
堀北真希と高良健吾で日本で映画化されています。これ、まだ見てないなあ。
ヒロイン、ユ・ミホ役は「私の頭の中の消しゴム」(2004)のソン・イエジン。
そして彼女を追い詰めていく刑事ハン・ドンス役は「目には目、歯には歯」
(2008)のハン・ソッキュです。ユ・ミホを見つめ続けるキム・ヨハン役の
コ・スという俳優さんは、映画では初めて見ましたが、溝端淳平似の可愛い
男子です。
ストーリーの大筋は、設定は違えど原作に忠実で、美少女イ・ジアの母親が
廃船で質屋の男を殺した犯人とされ、その母親が自殺。さらに質屋の男の
息子キム・ヨハンが謎めいたまま成長して、バーテンになっている姿が映ります。
コインロッカーから誕生日プレゼントを取り出し、手紙を見てニコリ。
ところが今ヨハンが見守っているのは、財閥会長との結婚を控えたユ・ミホ
なのです。この辺りは概ね理解できますね。
美しい「白鳥の湖」の音楽としんしんと降り続く白い雪、そしていつも白い服を
身にまとっているユ・ミホはとても印象的なのです。逆に、いつも黒い服の
ヨハンはまさに影と言った感じ。
一方、泥臭い刑事役をやらせたらピカイチのハン・ソッキュが、14年前の事件の
検証中に、自分の息子を死なせてしまい、それが原因で妻と離婚、出世からも
遠ざかった因縁の刑事を演じています。
原作を読んでいないとややわかりづらい展開かもしれませんが、ベッド・シーン
もユ・ミホ側は美しく、真っ白なシーツが映り、キム・ヨハン側は、薄暗く極めて
薄汚く描かれていくのも、2人の存在を際立たせています。太陽と影。
ラストのポラロイド写真撮影シーンは切ないです。
<マープルの採点>
お勧め星 ☆☆☆☆
グロ星
ハラハラ星 ☆
エロエロ星 ☆
ダルダル星
明日からちょっとカーブス通いしてみる。多分続かない...。
「白夜行」はTV版を見てました。山田孝之、綾瀬はるか、武田鉄矢etc・・・などなかなかのキャスト陣でしたし、ラストも切なかったです。韓国版も多少違いはあると思いますが、ラストは同じだと思いますョ。月日が経過する話なので、内容が複雑ですね。韓流ならではの、ドロドロ感が描かれているのでしょうか?
マープルさんは「シェラデコブレの幽霊」という映画、知ってますか?入手困難の映画らしく、オクラ入りになったのは観客が嘔吐するが続出する程、怖いらしい・・・ですが、当時はそうだったかもしれませんが、今の時代に観てもさほど怖くないんじゃないのかな〜、と思ったりして(^_^;)でも、興味はあります(^O^)