ソウル・キッチン

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ソウル・キッチン

「ソウル・キッチン」
原題:soul kitchen
監督:ファティ・アキン
2009年   ドイツ=イタリア=フランス映画   99分
キャスト:アダム・ボウスドウコス
     モーリッツ・ブライブトロイ
     ビロイ・ユーネル
     アンナ・ベデルケ
     フェリーネ・ロッガン

ハンブルグで大衆食堂「ソウル・キッチン」を経営するジノスは、
恋人が上海へ赴任することや税金の滞納、そして同級生による
店の買収工作に悩まされている。ところが、腰を痛めた彼が、代わりの
料理人としてシェーンを雇い、仮出所中の兄イリアスも加わると
店は一挙に盛況になるのだった。

ソウル・キッチン

登場人物の個性が時にコメディタッチ、時にシリアスにとアクセントを
つけて描かれ、それとともに料理の腕を上げていくジノスの姿がとても
爽快な気分で見られます。
ドイツ、ハンブルグで「ソウル・キッチン」という大衆食堂を経営する
ジノス・カザンツキスは、冷凍の魚のフライやポテトを適当に盛り付けて
客に提供しているのです。それでも常連客は、自分の好きなものを注文
し、満足して帰っていきます。冒頭から食洗機の中で食器が大崩壊し、
代わりにタッパーを置いていくシーンで笑わせてくれます。
彼の今の悩みは、恋人ナディーンが特派員として上海へ赴任してしまう
こと。空港でなかなか別れられないシーンは見ている方は笑ってしまい
ますが、本人たちは至って真剣。こういうカップルっていますよね。

ソウル・キッチン

そして彼の兄イリアスが仮出所するということで、少しでも長く出ていられる
ために、店で働くことにしてくれと頼んでくるのです。税金を滞納し、オーディオ
機器を没収され、腰を痛めても保険に入っていないから医者にかかれない身の上
のジノスは、それでも兄を助けるわけです。おそらくは彼らは移民なのですね。
普通の生活を手に入れるためには、どれほどの労力が必要なんだろうと思います。
イリアスが窃盗を働いたのも、そんな身の上からかもしれません。いや、そんなに
真面目に悩むような内容じゃないかな。
腰を痛めて料理が出来なくなったジノスは、高級料理店をクビになったシェーン
という、これまた癖のあるコックを雇うのです。

ソウル・キッチン

このシェーンは、とてもいいコックなのに、自分の作りたいものを作るんです。
あ〜、頭が痛いね。でもここで映る料理は、冷凍食品をアレンジしたとてもおいしそうな
ものばかり。
一方ではスカイプでナディーンと会話するジノスが映ります。ジノスの要求に答える
ナディーン。きゃ!向かいの女性と目が合っちゃった。急いでブラインドを下げると
カメラもぶっ飛ぶ始末です。
さらに店のウエイトレス、ルチアに恋するイリアスの可愛い姿も映ります。そうそう
イリアス役は「es エス」(2001)のモーリッツ・ブライブトロイ。

ソウル・キッチン

とりあえず顔が濃いのですぐにわかります。彼と仲間の手際の良い泥棒シーンも
バカバカすぎず許容範囲を超えていません。
シェーンの料理の味が広まり、イリアスがかけるレコードでなぜか大盛況になった
店を見て、ジノスは、やはり上海に向かうことを決意するのです。あれ?空港の
ムービングウォークですれ違ったのは、「ナディーン!」
ここからの2人の関係と店を任せられたイリアスに忍び寄るノイマンの影。さらには
終盤には自宅が火事になるんです。もう、踏んだり蹴ったり。
それでもトルコ人によって劇的に回復した腰の治療のおかげで、ジノスは大切な
ものを手に入れました。イリアスも同じくです。
ドタバタ喜劇の最後にほんのり暖かさを感じられる映画です。

<マープルの採点>
お勧め星   ☆☆☆☆



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昨日は外で猫が大げんか。家の猫たちは皆しっぽが太くなってた(^_^.)

コメント
タイトルからして韓国映画かと思いました(^_^;)
食堂を通して様々な人間模様が見えてきますね。
お店の成功と共に、人間関係も上手くいくと良いのですが、現実でもなかなか難しいですからね。荒波を超えて、答えが見えてくるのでしょうか。昔「王様のレストラン」という三谷幸喜さんのドラマがありましたが、食堂の中で働く人間模様の、アットホームなお話だった様な記憶があります。
北欧映画「ヘッドハンター」観ました。主人公が冴えない男なんですが、リメイク決定しただけあって面白かったです。ちょっとワンコの可哀想な場面がありますが(^_^;)
  • あちゃ丸
  • 2013/02/07 7:48 PM
ソウルが「魂」の方の意味で使われています。
コメディの割にはふざけすぎていなくて、ドイツ人気質が出てる気がしました。これがイギリスやアメリカのおバカ映画だったら、「気休めの報酬」とか「ハングオーバー」的なストーリーだったでしょうね。
「王様のレストラン」は良かったですよね!
「ヘッドハンター」は北欧映画なんですね。ワンコのかわいそうなシーンは最近の映画でよく見かけますね。
  • ミス・マープル
  • 2013/02/07 9:54 PM
腰痛の演技に笑わせてもらいました(笑)
ファティ・アキン監督作品の中でもとくに痛快で楽しい作品でした。
かなりハチャメチャだけど最後にはまとまりを感じるんだから凄いですね。
  • PU-KO
  • 2013/02/08 6:36 AM
腰痛が一向に良くならないのと、人生も下り坂なのが比例していて面白かったですね。
最後はどのようにまとめるかと思ったら、思いのほかほんわかと温まるラストでした。監督の力量ですね!
  • ミス・マープル
  • 2013/02/08 12:06 PM
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