アウトロー

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アウトロー

「アウトロー」
原題:Jack Reacher
監督:クリストファー・マッカリー
原作:リー・チャイルド  「One Shot」
2012年   アメリカ映画   130分
キャスト:トム・クルーズ
     ロザムンド・パイク
     リチャード・ジェンキンス
     ベルナー・ヘルツォーク

5人の民間人が突然射殺され、指紋などの証拠から、ジェームズ・バー
という男が逮捕される。彼は「ジャック・リーチャーを呼べ」というメモを
残した後、囚人に襲われ、昏睡状態に陥ってしまう。そして時をおかずして
ジャック本人が現れるのだった。

アウトロー

「ミッション:インポシブル ゴーストプロトコル」(2011)で、ちょっとだけ
トム・クルーズを見直したわたしは、この映画を劇場で見ようか迷った
あげく、DVD待ちにしました。でもそれで正解でした。
まず邦題の「アウトロー」が映画自体を表していません。原題の「ジャック・リーチャー」
は、原作の主人公の名前ですが、彼のアウトローぶりのバックグラウンドが一切
わからないのです。
オープニング、スナイパーによって狙撃される人々が映ります。空の薬きょうと車に
踏みつぶされたコーンが目に入り、スナイパーが始めに車を停める時に駐車料金
を入れる指が大写しになっていることから、ここに何か仕掛けがあると気づきます。
そしてすぐに犯人がジェームズ・バーと断定され逮捕。彼は取り調べに「ジャック・
リーチャーを呼べ」と紙に書いて黙秘するのです。原作はシリーズの9作目の話
なので、そこまでにジャックがなぜ軍隊を辞めて流れ者になったのか、そして
ジェームズとの関わりも細かく書かれていたと思うのですが、そこは一切描かれず
「奴を葬り去るために来た」
と突然現れるジャック。かなり違和感があります。トム・クルーズ好きなら、キャー
と思うけれど、そうでないと、何で来たの?この人何者?疑問は尽きません。
またジェームズが護送車の中で囚人に襲われ、昏睡状態に陥っており、死刑判決
が確実視されているのです。その男に対し、地方検事の娘ヘレンは弁護を引き受け
ます。ヘレン役は「タイタンの逆襲」(2011)でアンドロメダを演じたロザムンド・パイク。
かなりの巨乳です。


アウトロー

この人の正義感もどうもとってつけたようで、なんでそこまで正義に燃えるのか
理解しづらいです。検事をしている父との確執があるようですが、そこも深くは
わかりません。それとハードボイルド作品なのでラブアフェアは全く存在しない
わけですよ。せめてものサービスが彼女の胸が大きく開いたファッションかしら。
事件の真相は二転三転し、どんどん死人が増えていくのに、ジャックはちょっと
悲しそうな顔をするだけで
「俺はアウトローさ。自分の身は自分で守る」
的にすぐに忘れちゃう。それがジャックの甘い瞳と全く似合わないんです。もちろん
ジャックの素手での格闘、カーアクションはしばしば登場します。
敵のアウディと派手なカーチェイスを繰り広げるのは、真っ赤なシボレー・シェベルSS。


アウトロー

どんなにぶつかっても発砲されても全然パンクしません。エンジン音はいい音
を出しています。
ヘレンの愛車メルセデスC250CDIはとても素敵な車なのに、ジャックのせいで
ぼっこぼこ。もうぼっこぼこなのです。
そして肝心の事件の真相がわかり、敵地に乗り込んで、さあケリをつけるぞ!と
思ったら、なぜにタイマン?今までちゃちゃと射殺してきたのに、相手の頭に銃を
突きつけた途端、自分の銃を捨てるのです。はあ?だからきれいなお顔に傷が
できちゃったでしょう?
トムのカリスマ性に魅了されている人たちには楽しい映画だったと思います。

<マープルの採点>
お勧め星   ☆☆
グロ星
ハラハラ星  ☆
エロエロ星
ダルダル星




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コメント
これは劇場で観ました。暇つぶし程度で( ^ω^)・・・。やはりM・Iシリーズと比べると、物足りなさを感じますね。ラストのガチバトルは、私もさっさと銃でヤッちまえばイイのにな・・・と思いましたョ。あの相手はスパルタカスのウァロ役のジェイ・コートニーですねぇ。出世して良かったですね。R・デュバルはチョイ役でしたが、渋くておいしい役だったと思います。シボレー・シェベルでのカーアクションは、トム自身が運転したそうで、スタントなしという選択は流行っているのでしょうか?
  • あちゃ丸
  • 2013/06/24 2:47 PM
この映画はまさにトム様のために映画でしたね。シボレーはスタントなしでしたか!それで彼の顔がめっちゃ緊張していたわけですね。口元がへの字になっていました。
ラストのタイマンはダレましたね。まさか銃を捨てるんじゃ?と思ったら本当に捨てちゃった。あの相手はワァロ役でしたか。もっとしっかり見ておけばよかったー。
それでもアメリカでの評価は半々だったそうで、トム様のカリスマ性がうかがい知れます。
  • ミス・マープル
  • 2013/06/24 4:41 PM
かなり手厳しいですねw
いつになくマニュアルなトムちんが珍しくて私は思ったよりも楽しめた作品でした♪
確かにジャックの背景は詳しくは説明されてないのでアウトローというのもピンときませんが、あわよくばシリーズ化、なんてことを期待して次にとっておくのかなと思ったり(勝手判断w)
  • pu-ko
  • 2013/06/25 6:42 AM
pu-koさん、コメント&TBありがとうございます。
トムに関しては結構辛口になってしまいます(^_^.)
そうか、シリーズ化ということで、遡っての映画ができるかもしれませんね。ふむふむ。
トムのアクションは見事ですね。
  • ミス・マープル
  • 2013/06/25 3:31 PM
こんにちは

あーマープルさんも思いましたか
私も後半の銃を突きつけてからの殴り合いは、ええっなんで!?と思いましたよ…
男同士の戦いは拳だ!ってことなのかもしれませんが、悪役はしょぼいし、ストーリーは凡作だしであまりいいところのない作品にみえました。
無関係に殺された人々が実はつながっていた…ならミステリーにもなったかもしれませんが、めくらましで殺されたって、なんか海外ドラマでありそうな話(てか、あった)
  • maki
  • 2013/07/02 10:15 AM
makiさん、コメント&TBありがとうございます。
そうですよね。せっかく銃を持ったのになぜに格闘?
悪役は弱すぎだし、トムの能天気な明るい瞳だけが目立っていました。
元々トムが好きではないので、評価は低くなってしまいます。
もう少しストーリーにひねりが欲しかったですね。でもこういう単純なストーリーが好まれる国柄でもあるようです。
  • ミス・マープル
  • 2013/07/03 4:03 PM
ミス・マープルさん、こんばんは!

ジャック・リーチャーは、西部劇の流れ者のイメージですね。
素性もわからず、事件に関わってまた去っていくという。
だからまあ「アウトロー」という邦題も西部劇からきてるのかなとは思いました。
はらやんさん、コメントありがとうございます。
そうか、ジャック・リーチャーの素性のわからない流れ者という描き方が「アウトロー」につながっていくんですね。
そして次の町へ去っていく。
そういうイメージで見るとなかなかおもしろいかもしれません。
  • ミス・マープル
  • 2013/07/09 9:54 PM
こちらにも。
私は意外と面白く観れたのですが、強烈に印象に残っているのがバスルームでの格闘なんですよね。
何故そこだけコメディ?と思えるドタバタをやってましたが、下手糞なコントを見ているようで変に声に出して笑ってしまいました。
70年代のマッスルカーってカッコイイですよねぇ。
私もあんなエンジン音吹かして街中走ってみたいです。
  • ヒロ之
  • 2013/07/26 4:45 PM
ヒロ之さん、コメント&TBありがとうございます。
バスルームの挌闘はやはり笑えてしまいました。そこで笑わせておいてシリアスな本題を描くというわけでしょうか。
シボレーはレトロなほど心惹かれます。絶対にあんな車に乗って、あんな音を出してみたい、と考えているんです。ガソリンをだらだら流して走る車にあこがれます(*^。^*)
  • ミス・マープル
  • 2013/07/26 8:44 PM
“トムちん=リーチャー”になり切ってないせいか、観ている間は面白いのにスルスル記憶から消え去る、なんとも薄味の作品でしたねぇ。
一応続編も予定されてるようなので、もうちょっとリーチャーのコスプレを着こなしてるトムちんに期待。
たおさん、コメント&TBありがとうございます。
トムちん=リーチャーがどうも結びつかず、彼の白い歯が「アウトロー」とかけ離れ過ぎで違和感がありまくり。
でも西部劇の流れ者という気持ちで見れば続編も見られるかな。
それにしても薄味でしたね(^-^;
  • ミス・マープル
  • 2015/06/21 2:07 PM
なんだか元々原作があるみたいですね、続編も公開されるみたいです
もちろんトムさん主演ですが、80年代テイストの主人公無敵アクション
という感じですね、ロザムンドさんはタイタンの戦いでのあの美女
アンドロメダを逆襲で台無しにした方ですからね、たびたび
こういったアクション作品のヒロインをされてますが
お顔立ちがそもそもヒロインじゃないんです
なので違和感が半端ない
せつらさん、コメント&TBありがとうございます。
そうそう原作があるらしいんです。続編もあるんですね?なんか気が進みませんね。
トムちんにはアウトロー的な雰囲気がないんですよ。白い歯キラリという感じ。
ロザムンドさんは確かにこの手の紅一点には似合いませんね。「ゴーンガール」のような癖のある役の方が似合います。
  • ミス・マープル
  • 2016/08/12 4:57 PM
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アウトロー(2012)アメリカ原題:Jack Reacher監督:クリストファー・マッカリー 出演:トム・クルーズ、ロザムンド・パイク、リチャード・ジェンキンス、ベルナー・ヘルツォーク、デ ...
  • 映画にする?
  • 2013/06/25 6:43 AM
トム・クルーズ主演。 シリーズものの原作の何作目かの映画化なので、主人公が何者なのか、どういう経緯でアウトローとなったのか、その辺が描かれず突然登場するので、ある意味で「謎の男」というグレーな男を演出するのにはむいています。悪く言えば説明不足では
  • いやいやえん
  • 2013/07/02 10:12 AM
予告を観たときは、アクションものかと思っていたのですが、いい意味で裏切られました
  • はらやんの映画徒然草
  • 2013/07/06 5:12 PM
JACK REACHER 2012年 アメリカ 130分 サスペンス/アクション/ミステリー 劇場公開(2013/02/01) 監督:クリストファー・マッカリー 製作:トム・クルーズ 原作:リー・チャイルド『アウトロー』 脚本:クリストファー・マッカリー 出演: トム・クルーズ『
  • 銀幕大帝α
  • 2013/07/26 4:42 PM
トム・クルーズ製作・主演。 これだけでイヤな予感が走る。 というのは最近、彼の「ドヤ顔」に少々うんざり気味だった私。 もし130分にも渡り、それを見せつけられたら...と思うだけでゾッとした(笑) だが映画が始まってみれば、それは杞憂に終わった。 と
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