藁の楯

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藁の楯

「藁の楯」
監督:三池崇史
2013年  日本映画  124分
キャスト:大沢たかお
     松嶋菜々子
     岸谷五朗
     伊武雅刀
     永山絢斗
     藤原竜也

少女惨殺事件が起き、その犯人として清丸が指名手配される。
彼は同様の事件で懲役刑を終えたばかりであり、被害者の
祖父は「彼を殺せば、10億円支払う」という新聞広告を出す。
命の危険を感じ、警察に出頭した清丸を警視庁SPの銘苅と白岩
が移送することになるのだが...。

藁の楯

とても期待して新作レンタル。しかし序盤から所々無駄なシーンが見受けられ
何となく嫌な予感が漂い始めます。
冒頭「清丸国英を殺してください。10億円支払います」という新聞広告が
映ります。それと同時に「清丸サイト」なる携帯電話のサイトがあることが
わかるのです。そして、側溝からのぞく少女らしき遺体。この被害者の祖父が
広告主であり、その犯人は猟奇的な殺人犯、清丸国英であることがわかるのです。
この辺りはものすごくテンポがよく、その後、かくまっていた仲間に襲われ、
清丸が福岡の警察署に出頭するシーンまではぐいぐい引き込まれます。
そして清丸を48時間以内に警視庁まで移送することになり、警視庁刑事の
奥村(岸谷)、神箸(永山)←こいつのキャラがかなり鬱陶しい。SPの銘苅
(大沢)、白岩(松嶋)、福岡県警の関谷(伊武)が同行することになるの
です。


藁の楯

最初の方法、護送車での移送中、高速道路を逆走してくるグリセリン満載の
トレーラーは、パトカーをめちゃくちゃにしていき、最後には大爆発。
もう派手なんです。ここでも神箸がパトカーの上から、トレーラーの運転手
に発砲するという、にわかには信じがたい光景も見られます。なぜにこんなに
銃撃がうまい?
次は新幹線での移送に変わり、クソ熱い神箸の言動にイラつくこと間違いなし。
この新幹線は、日本では当然使用許可が下りず、台湾新幹線を使ったそうです。
どおりで色が変だと思った。ついでに大事な犯人を差し置いて、5人が無駄な
言い争いをし続けます。そんな場合じゃないでしょ。その間にもあれこれ刺客
が出現し、それに対抗するのが5人だけ。さらに5人、特に銘苅と白岩のどうでも
いい私生活が暴露されていくのです。


藁の楯

女性としての色気を全て排除した松嶋菜々子の演技はなかなかです。でも
ここは屈強な男性SPを配置するよね。仕事中にメールなんか打ってんじゃ
ないよって!
それとセリフやシチュエーションが、ありきたりなんだよな。死に際に
「母ちゃんが一人になっちゃう。」
と言ったり、全く今までの生育環境がわからない清丸が、母の自殺のニュース
を聞いて、大泣きをする。すこし伏線がないと話に入っていけません。
でも清丸役の藤原竜也が、白岩演じる松嶋菜々子に向って
「うるせえ、クソババア」
と言う時の言い方は真実味がありました。
「おばさん臭いんだよ」
その通りでしょう。清丸の異常性をうまく表現しています。


藁の楯

最高にダメなのは、ラスト20分間です。なぜに2時間ドラマ的な展開に
したんでしょう。原作は知りませんが、これだけの俳優さんを使って、あれ
ですか?ダレまくりました。「13人の刺客」はあんなにおもしろかったのにね。
藤原君の熱演に星1つ追加です。

<マープルの採点>
お勧め星  ☆☆☆
グロ星
ハラハラ星 ☆
エロエロ星
ダルダル星 ☆

体調が悪いなあ。せっかく涼しくなったのに。




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コメント
大沢さんの演技派迫真があって、カッコイイですよね。松嶋さんはやはりお嬢様が抜けきれず、医療系の方が合っているかな?山崎さんは和製デ・ニーロの呼び名が合っているし、貫禄がありますね。
人は簡単にお金で変わってしまうのは、怖いし悲しいですね。警察までもが金の亡者になってしまうのだから、清丸だって誰を信じれば良いのか・・・。でもそれだけの事をした訳だからねえ。擁護する大川さんも気の毒だな。お仕事とは言ってもね。
  • あちゃ丸
  • 2013/09/19 3:08 PM
松嶋さんは、SPというにはきれいすぎるし、背が高いだけで、強そうに見えませんね。大沢さんの熱演も終盤は空回りに思えてたまりませんでした。
設定はおもしろいんですよ。お金で人が変わるのも怖いです。清丸についてもっと丁寧に説明があった方がもっと無気味に思えたのになあ。
一番殺したかった人が彼を守るというわけですが、その辺りはとっても鬱陶しい内容でした。それを最初に言ったら、自分が殺したいという欲望を抑えきれなくなったのかしら。ラストも嫌いです。ありきたりでした。
  • ミス・マープル
  • 2013/09/19 5:08 PM
こんばんは!
コメント有難うございました。

あの新幹線は日本のものじゃなかったんですね。
通りで観た事のない種類だなぁと思ったわけですよ。
まぁでも地元の駅が出てきた時は嬉しかったです。
終盤はイマイチでしたねぇ。
綺麗にまとめすぎやと思います。
こういうの三池監督らしくないですよ。
  • ヒロ之
  • 2013/09/19 11:33 PM
ヒロ之さん、コメント&TBありがとうございます。
相生、姫路、新神戸と出てきましたね。姫路に止まると思ったら新神戸にあっという間に着いていました。
いかにも新神戸です、的な「神戸プリン」のお店がちょっとおかしかったです。
終盤はもうダラダラでしたね。
普通にまとめすぎてしまった気がします。三池監督の良さがほとんど感じられませんでした。
  • ミス・マープル
  • 2013/09/20 8:04 AM
こんにちは
いまひとつノレない作品でした
前半は良かったのですが、後半がダメかな〜
真っ当な正義を体現している大沢さん演じる主人公も、どこかブレているし、なにせツッコミどころがありすぎました
藤原竜也さんはさすがの演技でしたね
実際にいそうな説得力のある最後の台詞がありました
幼児への犯罪者って、更正しにくいと聞きますし…
  • maki
  • 2013/09/24 9:41 AM
makiさん、コメント&TBありがとうございます。
オープニングは衝撃的だし、新幹線まではワクワクしました。
でも大沢さんの熱演が空回りし始めるし、なぜに2度も
清丸から目を離す白岩!
藤原竜也さんがきれいな顔立ちで、ひどい言葉を発する
のは、ものすごく無気味だったです。
小児性愛者は、もう病院へ収容して、世間から隔離しないと
ダメですよね。
  • ミス・マープル
  • 2013/09/24 11:03 AM
あららら〜〜
マープさんはダメだったんですね。

突っ込みどころも多かったですが
勢いがあったので結構楽しかったです。

今回の最高賞は藤原君で決定です(笑)
  • タケヤ
  • 2013/10/31 9:57 PM
タケヤさん、コメント&TBありがとうございます。
う〜ん、期待していただけにちょっと物足りなかったのかもしれません。
藤原君のセリフはどれも異常性格者にぴったりで、彼のルックスも相まってすばらしかったです。
ラストの20分がねえ...。
あそこはテンポよくいってほしかったです。
突っ込みどころは結構ありましたね。
  • ミス・マープル
  • 2013/10/31 10:05 PM
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2013年 日本 125分 アクション/サスペンス 劇場公開(2013/04/26) 監督:三池崇史『悪の教典』 原作:木内一裕『藁の楯』 主題歌:氷室京介『NORTH OF EDEN』 出演: 大沢たかお:銘苅一基 松嶋菜々子:白岩篤子 岸谷五朗:奥村武 伊武雅刀:関谷賢示 永山
  • 銀幕大帝α
  • 2013/09/19 11:29 PM
日本滞在最終日(帰国前日)、夫は東京で2件の仕事が入ったため私のみ成田に直行。ホテルにチェックインしたあと、夕方までの時間をイオンモールで潰し、ついでに映画を観てきまし ...
  • シネマ・クレシェンド
  • 2013/09/21 9:04 AM
しかし、三池崇史監督の作品というのは、いつもいつも大きな熱量を持っているな、と思
  • はらやんの映画徒然草
  • 2013/09/23 3:25 PM
懸賞金10億のクズ(-凶悪犯-)を、命懸けで移送せよ! たしかに10億もの賞金をかけられてたら、真剣に探しちゃうかも、殺意向けちゃうかも、という荒唐無稽さはありますが納得出来る部分もあり。 孫娘を殺された財界の大物が、その犯人と思われ指名手配をされている
  • いやいやえん
  • 2013/09/24 9:37 AM
監督: 三池崇史 出演:大沢たかお、松嶋菜々子、岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、藤原竜也、山崎努 【解説】 『ビー・バップ・ハイスクール』シリーズで知られる漫画家の木内一裕の小説家としてのデビュー作品を、三池崇史監督が映画化したサスペンス・アクション。凶
  • タケヤと愉快な仲間達
  • 2013/10/31 9:52 PM

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