しあわせの隠れ場所

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しあわせの隠れ場所

「しあわせの隠れ場所」
原題:The Blind Side
監督:ジョン・リー・ハンコック
2009年 アメリカ映画 126分
キャスト:サンドラ・ブロック
     ティム・マッグロウ
     クイントン・アーロン
     キャシー・ベイツ
     リリー・コリンズ

リー・アンは、ある雨の晩、薄着で歩くマイケルに遭遇する。
彼女は彼を自宅に連れ帰るが、彼の境遇を聞き、しばらく家で
預かることにする。そのマイケルは巨漢を生かして、アメフト
の才能を開花させていくのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ 単なる偽善話ではなく、それぞれの
人物について丁寧に描かれ、感動を呼ぶ映画になっています。

2009年、NFLドラフト1巡目でボルチモア・レイブンスに
指名され入団したマイケル・オアー選手の生い立ちを基に
書かれたノンフィクション「ブラインド サイド アメフトが
もたらした奇跡」の映画化です。主演のサンドラ・ブロックは
この映画で第82回アカデミー賞主演女優賞を獲得しています。
アメフトには全く疎いので、初めて知ることばかりなのですが、
原題の「the blind side」は右利きのクオーターバックがパス
を投げる時、死角になる左側のサイドのことで、そこを守る選手
は力が強く、足が速いことを要求されるみたい。冒頭に流れる
レフトタックルのローレンス・テイラーという選手の話で何となく
理解できます。

そして何やら事情を聴かれているマイケルが映るのです。
さらにシーンは変わり、2年前、テネシー州メンフィスで生徒が
ほぼ白人の高校へ転校してくるマイケルの姿になります。彼は
球技は得意だけれど、学業は全くダメなのですが、何とか入学。
この地域は、裕福な白人が住む地域と貧しい人々、その多くは
黒人またはヒスパニック系、とが分かれているのです。貧しい
人々は教育をろくに受けることもなく、ドラッグや売春に手を
染め、ギャングの抗争などで亡くなることが頻繁に起きています。
そんな地域で生まれたマイケルは、ドラッグ中毒の母親から
州政府により幼い頃引き離され、里親の元を転々としていたのです。
当然今通い始めた高校の授業についていける学力もない。そもそも
住む家がなくなっています。


しあわせの隠れ場所

雨が降る寒い晩、薄着でとぼとぼ歩くマイケルを見つけたリー・アン
は、彼を放っておけず家に連れて帰ります。
彼女の性格は、男前であり、それは正しいことをはっきり主張
できるというとてもうらやましいものです。こういう風に言って
みたいなあ。


しあわせの隠れ場所

マイケルが泊まった翌朝
「何も盗まれてないわよね。」
と恐る恐る階下に下りて行くリー・アン。そこにはきれいにたたんだ
シーツが置いてありました。マイケルは育った環境は恵まれなかった
けれど、なぜかマナーを心得ているのです。逆にそれに刺激される
テューイ一家。食事はテーブルの前にすわりましょうね。
夫はファストフードのチェーン店のオーナーで、とてもセレブなの
に、友人達の差別的な発言に怒るリー・アンは、とても素敵に見え
ます。
娘コリンズ役は眉毛ちゃんことリリー・コリンズ。とても小柄で
可愛いです。


しあわせの隠れ場所


そしてキーパーソンになる下の息子のSJの存在もいいですね。

しあわせの隠れ場所

BMWを2台も乗り回し、何不自由ない生活を送っているような
リー・アンは無償の愛でマイケルを包んでいきます。
後半のアメフトのゲームで、差別的な発言を繰り返す、相手チーム
の応援のじいさんに向って、いつ言うかなと思っていたら、やっぱり
リー・アンは「この腐れジジイ」と言い放ちます。逆にマイケル
がかつて住んでいた地域の不良に、下品な言葉を投げかけられると
さっと踵を返し、それこそ10倍くらい言い返すんです。極めて
気分爽快です。サンドラ・ブロックがうまいんです。
終盤に冒頭の事情聴取のシーンになります。それが何を意味するか、
そしてそれを乗り越えられるか、半信半疑で見ていました。
こんなサクセスストーリーは、そうそう転がっていないけれど、
幸せになったのは、マイケルだけではなく、リー・アンをはじめと
するテューイ一家だったとも思います。
教育を受ける機会さえあれば、もっと才能を伸ばせる人たちが
たくさんいることも実感しました。






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コメント
マイケルはついてますね。彼と同じ境遇の人は沢山いるのに、リー・アンという素晴らしい人と出会うことができた訳ですからね。トントン拍子でサクセスストーリーが進んでいくのは、フィクションみたいですが、実話というのがスゴイなと、思いました。こういう映画はイーストウッドが得意な感じがしますが、監督は違いましたね。日本人がつけるタイトルが「しあわせの〜」とか「人生の〜」という似たようなものは、やめた方がいいのでは?といつも思ってしまいます。J・クルーニーとS・ブロック、2人しか出てこない映画、エンドロールも2人の名前だけ・・・って、ある意味すごいチャレンジですね。
  • あちゃ丸
  • 2013/11/21 2:10 PM
あちゃ丸さん。マイケルはリー・アンという裕福な人に見いだされ、才能も開かせることができた。でも彼の育った地域の仲間は、ほとんどがギャングの手下になり、貧困から抜け出せないまま、命を落としているんですよね。
そう考えるとなんか納得がいきませんが、マイケル自身もかなりの努力をしたと思うのです。
邦題はさえませんねえ。ありきたりすぎます。
ジョージ・クルーニーとサンドラ・ブロックだけ出演している映画はなんですか?どちらも個性がある俳優さんですね。
  • ミス・マープル
  • 2013/11/21 5:03 PM
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