永遠の0

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JUGEMテーマ:邦画

永遠の0

「永遠の0」
監督:山崎 貴
原作:百田尚樹
2013年 日本映画 144分
キャスト:岡田准一
     三浦春馬
     井上真央
     濱田 岳
     染谷将太

祖母の葬儀の時、初めて実の祖父の存在を知った健太郎は
姉の手伝いとして、祖父の過去について調べ始める。彼の
祖父は特攻隊員として戦死していたが、彼について様々な
意見を語る人々に出会ううちに、健太郎は祖父の本当の姿
を知りたくなるのだった。

永遠の0

<お勧め星>☆☆☆ 映画としてはとても上手に作られています。
ただ原作も比べると、ストーリーが浅すぎると思います。


監督は「三丁目の夕日」シリーズの山崎貴。原作は既読で、とにかく
おもしろく途中からは涙を流しながら読みました。
しかし映画では、すすり泣きが聞こえる劇場の中、なぜか中盤以降
冷めてしまうのです。特に主人公宮部の無念と言うのが、「生きて
妻子の元へ戻りたい」というものに重きを置きすぎ、他の面が浅く
描かれ過ぎたからだと思えるのです。


永遠の0

主役の宮部役の岡田准一はかっこいいし、もちろん終盤に疲弊して
いく姿もとても上手に演じています。わたしのイメージしていた
宮部とはだいぶ違うけれど。
また他の俳優陣も豪華であり、映像的にも空中での戦闘シーンや
艦船への爆撃シーンなどCGを駆使して、迫力のあるものになって
います。

欲をいうならば、「零戦はとても優秀な飛行機であった」事実も
映してほしかった。目的が戦争であったために、「悪」のイメージ
が付きまといますが、飛行距離及び対空距離が極めて優れており、
日本が誇るべき技術であったはずなのです。
一部ではこの映画は「戦争を美化している」という指摘もあります
が、わたしはそんな風には全然思えませんでした。戦局が悪化し、
「特攻」という任務に加わるにわか兵士たちの姿は涙がこぼれそう
になりました。映画では描かれていませんが、彼らには大した訓練
も受けさせることなく、いや、それ以前に「特攻志願」を拒否する
選択肢など与えられる状況になかったのです。そして熟練の戦闘員
を大量に失い、片道切符の燃料と爆弾と共に、目標に到達すること
なく散っていた人々がどれだけいたことか。

健太郎が祖父宮部について聞きまわる時、最初の人物は
「彼は海軍一の臆病者だった」
と軽蔑した言葉を投げつけます。
なぜ「臆病者」と言われたのか。それは生きて妻子の元に戻りたい
という自分の願いのためだけはなく、彼の強い信念があったことが
かなり重要なのですが、そこはほぼ割愛。そこを深く描くと時間
も長くなるし、また様々な物議を醸しだすからかもしれません。
平和への強いメッセージのこめられた映画だと思います。
エンドロールに流れるサザンの歌もよかった。


     



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コメント
戦争映画は我が家では見る確率が、かなり低いですね。気持ちが沈んでしまうから借りてくるな!と言われてますから(^_^;)多分祖父の時代を思い出してしまうからだと思います。特攻隊の人達は、命をかけてそれこそ体当たりでの攻撃ですから、無事に帰る事が出来ると思っていた人は少なかったと思います。年齢もまだこれからだという若い人が、お国のために戦っているのですから「臆病者」はヒドイですね。桑田さんも映画を見て曲を作ったらしく、やはり男泣きしたとか。昔の26歳と今の26歳。責任感や覚悟は現代人には、持ち合わせていない気がします。百田さんの本で唯一読んだのは「幸福な生活」ですねぇ。なぜなら本嫌いの私でも読める短編小説でちょっとオチがゾクッとする本だからです。マープルさんは読みましたか?J・デップ、単なる噂かと思いましたが、とうとうアンバーちゃんと婚約しましたね。
  • あちゃ丸
  • 2014/01/22 4:24 PM
あちゃ丸さん。この映画はサザンの歌がとてもいいんですよ。しかし母親と一緒に見に行ったので、途中で帰り支度を始めて最後まで聞くことができませんでした。残念...。
栄華としてはとてもよくできていたし、俳優陣も故夏八木勲さんなどが重厚な演技を見せてくれます。ストーリーは絶対に本を読んだら方がいいですね。ただ、あれだけの内容をこの時間に収めた監督の手腕はすごいと思います。
今の26歳は平和ボケして、家族を守るという意味を深く理解でないんじゃないかなあ。
見終わって心が明るくなるものではないですが、DVDになったら是非ご覧くださいね。
アンバーちゃんとジョニーの婚約はyahooニュースで見ました。やっぱり本当だったんですね。
  • ミス・マープル
  • 2014/01/23 7:15 AM
ミス・マープルさん、こんにちは!

この作品を見て、戦争を美化しているという意見もあるのですね。
僕もちょっと違うかなと思います。
この作品は戦争という時代の中で若者がどのように考えて、感じて、行動したかを描いているのだと思うので、戦争自体をいいものだとは言っていないかなと。
自分がそのような場に入れられた時、宮部のように凛々しく自分の考えで動けるのかどうかというのを考えてしまいます。
はらやんさん、コメント&TBありがとうございます。
戦争という方向に向いた社会の中で異を唱えたり、万が一戦争が起きた時に、自分の意思を言える世界になるのでしょうか。
この戦争の記憶を途切れさせないことが、平和の継続につながると思います。
原作者は嫌いになりましたが、自分なりの解釈でこの映画はいい映画だと考えています。
  • ミス・マープル
  • 2015/01/31 2:52 PM
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太平洋戦争が終結し、すでにもう65年以上の月日が経っています。 あの戦争を経験し
  • はらやんの映画徒然草
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