エリジウム

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エリジウム

「エリジウム」
原題:ERYSIUM
監督:ニール・ブロムカンプ
2013年 アメリカ映画 109分 PG-12
キャスト:マット・デイモン
     ジョディ・フォスター
     シャールト・コプリン
     

21世紀末、汚染された地球には貧しい人々が暮らし、超富裕層
はエリジウムという宇宙ステーションで生活し始める。そこで
暮らすことを夢見るマックスは、勤務先の工場の事故で大量の
照射線を浴び、余命5日となってしまう。彼はエリジウムでの
医療ポットに入ることを希望し、スパイダーの元へ向かうのだが。

<お勧め星>☆☆☆ アクションとしては普通だし、SF映像も
特に目新しいものはありません。


監督は「第9地区」(2009)のニール・ブロムカップ。あの映画では
難民となったエイリアンを隔離し、それらに対する人間の差別、
反発が描かれていました。この映画では同じ人間同士の貧富の差
による対立を描いています。どうも重いテーマが多いなあ。
21世紀末、汚染された地球を脱出した超富裕層は、「エリジウム」
という宇宙ステーションで優雅に暮らしているのです。この場所
を守るために厳格な行動を遂行するのがジョディ・フォスター
演じるデイコート防衛長官。さすがの存在感ですが、特に必要性
のあるものではなく、あっけない最期を遂げるのでとてももったい
ないです。この宇宙ステーションも医療ポットという病気、けが
などなんでも治せる機械がある以外は、特に近未来と思えない姿
です。


エリジウム

また汚染された地球に住む人々が、どう見ても南米や東南アジアの
貧困地区を連想させるものであり、2154年の設定には見えません。
まあ、保護観察官や警官など公共ロボットが存在することが
目新しいかな。主人公マックス役はマット・デイモン。


エリジウム


彼は毎朝バスで工場へ行き、彼を取り締まるような公共ロボットを
作っているという不条理な生活を送っているのです。ロボット相手
なので、言い訳、冗談が一切通じないし、融通が利かない。
そしてある日工場内の事故で、彼は照射線を大量に浴び、余命5日
となってしまうのです。どうして生き残りたいのかは冒頭の約束の
ためかな。とにかくエリジウムへ行って医療ポットに入りたい
と切望するマックスは、スパイダーという男の元を訪れ、違法に
エリジウムへ行く手配を依頼すると、彼は見返りにある任務を
強要されるのです。それがかなり痛そうな手術です。まあ。これを
つけたところで医療ポットに入れば、元の体に戻れるわけですから
特に気にすることはないのです。ただ、その任務がとても危険な
ものだったわけです。

デラコートがよこした傭兵はクルーガー。ものすごく悪い奴らしい
けれど、背景がよくわからない。それとマックスがかつて施設で
一緒に過ごしたフレイと再会するも彼女には娘がいる。
「複雑なのよ」
と自分の過去を語らないフレイのこの過去は結局わからずじまい。
エクソスーツを身につけたマックスが強いかというと、それほど
でもなく、結局手りゅう弾かい!と思ってしまいます。それと
エリジウムのセキュリティがめちゃめちゃ緩く、監視衛星頼みと
いうのもにわかに信じがたいです。

ラスト付近のクルーガーとマックスのタイマンはクライマックスの
はずなのにいまいち迫力に欠けるんですよね。もっとSF的な要素
のある戦い方をしたらいいのに。
そうそう、照射線を浴びたせいか、マックスは大事な時に必ず
頭痛が起きるんです。ここがイライラするところ。
promiseの連発も同じく。
アクションらしいアクションも少なく、SFの世界も中途半端で
劇場に見に行かなくてよかったと思った次第です。


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コメント
どうもね〜、SFは気が進みませんね(^_^;)
富裕層と貧困層がテーマって「ハンガー・ゲーム」もちょっと似ているような。こちらはその大人版みたいな感じがしましたが。140年後の未来は400km上空にコロニーなんか作れるのかな?まあ、リニアモーターカーは走っているとしても、ここまでの暮らしはどうかと思いますがね。
「死霊館」見ました。予告でほとんどがもうネタバレしていましたね。なので、あまり怖くなく、あっさりと見てしまいました。ちょっと期待はずれの感じもしましたが、眠くはなかったです。監督が「ホラー映画で重要なのは、まだ続きがあるのか?と思わせる事」と言ってましたが、それがあの終わり方なんですね。
  • あちゃ丸
  • 2014/02/12 10:40 PM
こんばんは!
「第9地区」の面白さがまだ頭に残っていた為か、こちらにも過度な期待を持って観てしまったのですが、そんなに記憶に残るような作品ではなかったです。
ただ観ている間はそれなりに楽しくは観れた感じです。
というのも悪党のクルーガーというキャラが素晴らしく良かったですよねぇ。
しつこいのにもほどがあるわっ!てかなりニヤニヤしながらマックスとの戦いっぷりを堪能させてもらいました。
  • ヒロ之
  • 2014/02/13 12:39 AM
あちゃ丸さん。「死霊館」ご覧になりましたか!
「悪魔」というものがあまり日本では怖く感じないので、普通の古典的なホラーに見えましたよね。ただ血しぶきやグロ映像がなくても十分怖くできるのだと実感しました。
「エリジウム」は宇宙ステーションというのが、大気圏のすぐ外にあるんですよ。ドーナッツのように浮かんでいます。あれは意味があるらしいのですが、どうして太陽の光や水や空気があるのか疑問に感じました。そこが2154年だから?いまいちでしたね〜。
  • ミス・マープル
  • 2014/02/13 8:47 AM
ヒロ之さん、コメント&TBありがとうございます。
「第9地区」は結構面白かったので期待して見たのですが、どうも中途半端でした。
クルーガーが放つ手裏剣のような「娘たち」も意外と弱かったですよね。
ジョディ・フォスターはあんな簡単に消えていいのかしら?と思ってしまいました。
ラストはもう少しひねってもよかったのに。ちょっと残念でした。
  • ミス・マープル
  • 2014/02/13 8:49 AM
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ELYSIUM 2013年 アメリカ 109分 SF/ドラマ/アクション PG12 劇場公開(2013/09/20) 監督: ニール・ブロムカンプ 『第9地区』 製作: ニール・ブロムカンプ 脚本: ニール・ブロムカンプ 出演: マット・デイモン:マックス・ダ・コスタ ジョディ・フォ
  • 銀幕大帝α
  • 2014/02/13 12:34 AM
「第9地区」で長編映画デビューを飾り、高い評価を受けたニール・ブロムカンプ監督の
  • はらやんの映画徒然草
  • 2014/02/15 9:50 PM
「第9地区」は独創性に溢れた面白い作品だったけれど、これはごくふつーのSFだった。 なんで大リーグ養成ギブスがでてくんの。箱庭感満載で、地球規模のSFに感じられない。富裕層のコロニーと、地球のスラム、それしかでてこない。スペースコロニーの設定はガン
  • いやいやえん
  • 2014/02/19 8:45 AM
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  • 肩ログ
  • 2014/05/05 1:53 PM

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