マニアック

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JUGEMテーマ:Horror

マニアック

「マニアック」
原題:Maniac
監督:フランク・カルフン
2012年 フランス映画 89分 R15+
製作:トマ・ラングマン
   アレクサンドル・アジャ
   ウィリアム・ラスティグ
キャスト:イライジャ・ウッド
     ノア・アルネゼデール
     ジュヌビエーヴ・アレクサンドラ

マネキン修復師ののフランクは幼い頃のトラウマから、マネキン
しか愛せなくなっている。そんな時、夜の町では、女性が毛髪
ごと頭皮をはがされる事件が起きていた。時を同じくして、カメラ
マンのアンナはフランクの収集しているマネキンに興味を持つの
だが...。

<お勧め星>☆☆☆ まさにマニアックな映画です。ただ単調な
ストーリーなので中盤ややダレます。そして肝心なシーンはボカシ
が入っていますね〜。


ネタバレしています。
「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイライジャ・ウッドが
この変態男フランクを演じています。小柄で童顔なので、何気に
よく似合うんですよ。いかにもその辺にいそうな感じ。でも本当に
いたら怖い。
映画はほとんどフランク視線で映されていき、冒頭から叫ぼうと
した女性の下あごに、ナイフがグサリ。このタイミングはまさに
バッチリです。そしてメキメキという音と共に、女性の頭髪が
皮ごとはがされていくんです。
フランクの心の闇は、彼の母親の乱れた私生活に起因しているようで
彼女の愛を独占したかったのに、それが一切できなかったことで
マネキンだけを愛するようになったらしい。
フランクの顔は鏡の中の鏡に映ったりと、なかなか客観的な映像が
出てきません。


マニアック

それゆえラスト映像が生きて来るかというと、そこもはっきり見え
ないのです。う〜ん。ちょっと凝りすぎかなあ。
それでも、次はどんな風にやっちゃうのかしら?という期待は
決して裏切らず、出会い系で出会ったルーシーを絞殺、その次は
夜道を帰る女性の足のアキレス腱切り!そしていつも通りメキメキ
と頭皮をはいで行くのです。彼はその頭髪を自分のマネキンにかぶ
せて、自分だけを見つめてほしいと願うのですね。ブンブンと蠅が
飛ぶ音が聞えます。


マニアック

この深い心の闇を救ってくれるかのような存在が、カメラマンの
アンナだったのです。


マニアック

彼の修復している年代物のマネキンに見とれるアンナもちょー変人。
でもきれい。フランクは初めて自分を理解してくれる女性が現れた
と思ってしまうのですよ。でもこう並んでみたって、全く不釣り合い
だわ。
終盤のアンナの自宅でのシーンは、ある言葉から、彼女が一気に
表情を変え、恐怖におののく姿がやはりフランク視線で映ります。
キモいんだって!怖いんだって!とっとと帰ってほしいんだって!
それにしてもアンナの家にはたくさんの包丁があり過ぎですね。
バカでかい肉切り包丁は、隣人マーティンの口にパコンとはまり
ます。バスルームのシーンは、「サイコ」を思い出しました。
ラストはゾンビ映画さながらでしたが、もう少しフランクをはっきり
映してほしかったなあ。やっぱり凝り過ぎだわ。



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コメント
こんにちはー。
あのブンブン飛び回る蠅はリアルでしたね。臭いも相当酷いんだろうなぁ、と。

ずっとフランク視点で進んでいくうち、ホラーな残虐シーンよりも母親にかまってもらえずにいる孤独感と、見たくない物を見せられた事で歪んでいく心の方が胸に響きました。
ウッド君。随分とM字型の薄毛っちになりましたね。
「ロード・オブ・ザ・リング」の印象が強いから「指輪なんか・・・」というキャッチコピーがついたのかな?皮を剥ぐ時の音は、考えただけでゾッとします。歪んだ愛情は、愛とは全く違う形でしか表せないのですね。「羊たちの沈黙」も確か、人の皮で何か作ってましたが、こういう人達は幼少時に何かがあったので、その結果が・・・。怖いですね。
  • あちゃ丸
  • 2014/02/17 8:20 PM
momorexさん、コメント&TBありがとうございます。
画面から臭さが伝わってくる感じがしましたね。
そうですね。フランクの残虐な行為は、全て母親からの愛情に飢えていたからなのですね。歪んだ心があのような人間を作るとは、本当に恐ろしいことです。
  • ミス・マープル
  • 2014/02/18 8:09 AM
あちゃ丸さん。童顔の男性が老けるとこうなるか、と結構がっかりします。
「指輪なんか...」はなかなかうまいキャッチコピーで、一応この映画の中でもラスト付近に指輪が出てくるんです。
それにしても皮をはぐ音はリアルで、逆にその映像がボヤけているので、よけいに想像してしまいました。
オリジナル映画があって、そちらの方が評判がいいようです。でもあまり見たい気がしないなあ。
  • ミス・マープル
  • 2014/02/18 8:13 AM
同化するような映像演出が面白い作品でした
ただハアハアいってるのは気持ち悪かったですが。
皮はぎのシーンのぼやけは、18禁にすればよい事だった気がしないでもないですねえ
お母さんの情事のシーンとかもありますし、18禁ならぼやけも必要なかったのでは。

指輪なんか、もう捨てた
このあおり文章も巧み。LOTRとも本作の指輪ともとれて、面白いと思います
  • maki
  • 2014/03/09 1:12 PM
makiさん、コメント&TBありがとうございます。
指輪なんか、もう捨てた。映画でも捨てていますね。ここはうまいですよね。
本当にキモい、という雰囲気が漂っていました。それほどでもないシーンでのぼかしでしたので、おっしゃる通りrate指定にすればよかったのに、と思います。
雰囲気はとても特徴があってよかったです。
  • ミス・マープル
  • 2014/03/09 3:06 PM
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ようやく観ることが。イライジャ・ウッドが悪人に扮するのは『シン・シティ』で驚き済みだったが、こちらもなかなかの出来映え。この映画は殺人鬼目線のシーンが多くて(POV風)彼の息づかいや独り言がまるで自分のもののように錯覚する作り。でも決してショッキング
  • momoな毎日
  • 2014/02/17 5:41 PM
『マニアック』  MANIAC 【製作年度】2012年 【製作国】フランス 【監督】フランク・カルフン 【主演】イライジャ・ウッド    【イントロダクション】 by Amazon.co.jp マネキンの修復師をしているフランクには、誰にも言えない秘密があった。淫乱で
  • こわいものみたさ
  • 2014/02/17 10:30 PM
MANIAC 2012年 フランス/アメリカ 89分 ホラー/サスペンス R15+ 劇場公開(2013/06/01) 監督: フランク・カルフン 『P2』 製作: アレクサンドル・アジャ 脚本: アレクサンドル・アジャ 出演: イライジャ・ウッド:フランク ノラ・アルネゼデール:ア
  • 銀幕大帝α
  • 2014/02/20 9:46 PM
出たよ変なぼやけ…この配慮はいまさら誰得なの? 若い女の頭の皮を剥いで持ち去るという、残忍な連続殺人を繰り返す、マネキンしか愛せない男。 イライジャ・ウッド主演&製作、アレクサンドル・アジャ脚本という作品ですが、ゾンビやオカルトなどのP.O.Vとはま
  • いやいやえん
  • 2014/03/09 1:09 PM

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