キック・アス/ジャスティス・フォーエバー
JUGEMテーマ:アクション映画全般

「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」
原題:KICK-ASS 2
監督:ジェフ・ワドロウ
2013年 アメリカ映画 103分 R15+
キャスト:アーロン・テイラー=ジョンソン
クロエ・グレース・モレッツ
クリストファー・ミンツ=プラッセ
ジム・キャリー
前回の事件で父であるビッグ・ダディを亡くしたミンディ
は、デビッド同様に平凡な暮らしに戻っている。しかし
彼女は学校になじめず、こっそりトレーニングを積んで
いるのだ。一方デビッドは世の中の悪を駆逐するため
「ジャスティス・フォーエバー」という軍団を結成する
のだった。
<お勧め星>☆☆半 前作以上に下品なセリフとシーン
それと暴力的な映像が増え、個人的には好きになれません。
主役のキック・アスことデビッド役の
アーロン・テイラー=ジョンソンが、前作とは異なり、
かなりマッチョな体型に変わっています。何度も書きますが
奥さんは23歳年上の映画監督で4児のパパです。

さてストーリーは、父ビッグ・ダディを亡くしたミンディが
父の相棒だったマーカスのもとで普通の学生生活を送っている
シーンから始まります。しかし学校になじめない彼女は、
登校してはタクシーで秘密のトレーニング場所へ向かい、
そこでひたすら体を鍛えているのです。成長したクロエちゃん
が、その年頃の少女と同じような生活をしたいと思いつつ、
それがかなわないいら立ちを感じている姿を好演しています。
そして前作では、ヘタれのキック・アスだったデビッドを
鍛え始めるのです。

その一方で、同じく前作で父レッド・ミストをビッグ・ダディに
殺されたクリストファーは、「マザー・ファッカー」と名乗り、
キック・アスに復讐する悪の軍団を結成するのです。その名前は
「毒々デカマン軍団」。彼の叔父は刑務所に収監されているの
ですが、彼と面会した時に、彼にその行為を辞めろと言いつつ、
残酷な指示を出す。この展開はよくわからない。
またキック・アス側が結成した「ジャスティス・フォーエバー」
なる正義の集団もちょっと解せない部分もあります。

この2つの軍団が直接対決するのは、終盤で、そこに至るまでに
幾人もの人が死んでいくわけで、コミックの世界とはいえ、どうも
好きになれない内容です。
けっこうグロい描写もあるのですが、それ以上に見るに耐えない
のは「ゲロ下痢棒」を使ったシーンです。あれは1回見せれば十分。
もう汚いったらありゃしない。
正義のために、下品な言葉を使い、ひたすら暴力で戦うというのが
許されるのは、コミックの世界だけで十分ですね。
というわけで、前作以上に下品になった今作は好きではありません。
エンドロールの後の1シーンも全然笑えなかった。



- 2014.08.09 Saturday
- アクション★★
- 14:57
- comments(8)
- trackbacks(3)
- -
- by マープル