メイジーの瞳

5
JUGEMテーマ:洋画

メイジーの瞳

「メイジーの瞳」
原題:What Masie Knew
監督:スコット・マクギー
   デビッド・シーゲル
2012年 アメリカ映画 99分
キャスト:ジュリアン・ムーア
     アレクサンダー・スカルスガルド
     オナタ・アブリール
     ジョアンナ・バンダーハム
     スティーブ・クーガン

美術商ビールとロックシンガー、スザンナは、一人娘
メイジーを溺愛しながらも不仲により離婚する。彼女
は、10日ごとに両親の家を行き来するのだが、忙しい
両親に代わって彼女の世話をするのは、それぞれの再婚
相手だった。

<お勧め星>☆☆☆☆☆ ずっと見たかった映画です。
映像も美しくストーリーも秀逸でした。


主役のメイジー役のオナタ・アブリールは日本人の血を
ひくクオーターとのこと。彼女がどんなに落胆しても
寂しくても涙を見せない姿は、とても健気です。そして
嬉しそうにはしゃぐシーンは見ている側にも幸せな思いが
伝わります。


メイジーの瞳

映画の冒頭から、激しい口論を続けるメイジーの両親の
声が響きます。互いにメイジーを愛しているといいつつ、
美術商、ロックシンガーという多忙な仕事ゆえ、彼女に
対する時間を十分取れないのです。それはあたかも娘を
所有物のように扱っているように見えて仕方ありません。
彼女の世話はもっぱらベビーシッター任せなのです。そして
親権を争う泥沼離婚の末に、メイジーは10日ごとに両親
の家を行き来することになります。ヒステリックでかなり
情緒不安定な母親役をジュリアン・ムーアが熱演。そして
彼女の再婚相手リンカーン役は「ザ・イースト」(2013)
のアレクサンダー・スカルスガルド。バーテンダーなんですが
めっちゃイケメン。やっぱり素敵です。


メイジーの瞳

一方父の再婚相手は、メイジーのシッターだったマーゴです。
映画の中盤以降にわかりますが、両親とも親権のために、再婚
しただけなのです。自分が留守の間、メイジーの世話をして
くれる人がいれば誰でもよかったということ。あまりに身勝手
な論理ですが、この元夫婦はそれでもメイジーを愛している
のですよ。それを彼女も十分すぎるほどわかっています。
しかし迎えの約束にいつも遅れるどころか姿さえ現さず、
それぞれの再婚相手がやって来るという状況に、メイジーは
何を思うのでしょう。夫を奪われたマーゴに対してだけでなく
メイジーがなついてしまったリンカーンにまで嫉妬する母親は
限りなく幼いのでは?と思ってしまいます。また父の存在も
薄いです。

「I want to go home.」
終盤にメイジーが初めて涙を流すのです。「home」と言った
ところで、それはどこを指すのでしょう。
映画の中で一番大人だったのは、メイジー自身かもしれません。
メイジーやマーゴの衣装がきれいな色で、それが美しい自然と
重なり合って心地よい気分にさせてくれます。音楽もいいです。


  ブログランキング・にほんブログ村へ にほんブログ村 映画ブログへ 人気ブログランキングへ


コメント
日本にも「生みの親より育ての親」ということわざがありますが、子供にとっては迷惑な話であり、当然愛情も薄くなりますよね。そもそも実の親は子供に愛情を持っていたのか?疑問です。自分自身を愛しているのは確実でしょうね。子供だって見ていないようで、しっかり事態を把握していますよ。子供ながらに考えた結果は、彼女の人生に必要な答えでしょうね。
  • あちゃ丸
  • 2014/09/03 12:35 PM
あちゃ丸さん。これが日本なら「生みの親」を優先するのでしょうね。そこがアメリカとの違いです。子供は所有物ではないし、自分の都合のいい時だけかわいがるというのは、あまりに身勝手です。それでもメイジーは両親が大好きなんですよ。ただそれと一緒に暮らすことは別物ということですね。
  • ミス・マープル
  • 2014/09/04 8:17 AM
メイジーの「家族」でまだありたいという気持ちが伝わって、実の母親の「母親は誰かわかっているの」という嘆きすら超えた、ラストの爽やかさが秀逸でした
まあ何も解決してないんですけどね。
  • maki
  • 2014/11/09 9:39 AM
makiさん、コメント&TBありがとうございます。
メイジーが一番大人だというのも皮肉でしたね。
結局何も解決していないし、疑似家族のような3人がこれからうまくいくのかもわからないんですよね。
ただ幸せになってほしいという気持ちを込めた爽やかなラストだったと信じたいですね。
  • ミス・マープル
  • 2014/11/09 10:21 AM
コメントする








   
この記事のトラックバックURL
トラックバック
【概略】 両親が離婚してふたつの家を10日ごとに行き来することになった6歳の女の子・メイジー。それぞれの新しいパートナーともすぐに打ち解けた彼女だったが…。 ドラマ 両親が離婚し、共同親権を持つふたりの家を10日おきに行き来することになった、6歳の
  • いやいやえん
  • 2014/11/09 9:39 AM

カレンダー

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

ブログランキング

今日のわんこ

powered by 撮影スタジオ.jp

アマゾン

遊びにきてくれてありがとう!

カウンター

死語レッスン

最新記事

categories

過去の記事

コメントありがとうございます!

トラックバックありがとうございます!

recommend

お友達

ミス・マープルについて

書いた記事数:3191 最後に更新した日:2020/08/08

あの映画を探そう!

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM