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「友よ、さらばと言おう」
原題:Mea Culpa
監督:フレッド・カバイエ
2014年 フランス映画 90分 PG12
キャスト:ヴァンサン・ランドン
ジル・ルルーシュ
ナディーン・ラバキー
シモンは交通死亡事故を起こし、刑事という職と
家庭の両方を失う。ある時離れて暮らす息子が
殺人現場を目撃したことから、マフィアに狙われる
身となり、元相棒のフランク刑事と共に、マフィアと
対決することを決意するのだった。
<お勧め星>☆☆☆ ノンストップアクションの中に
ほろりとくる人間模様をうまく織り交ぜています。
「すべては彼女のために」(2008)、「この愛の
ために撃て」(2010)のフレッド・カバイエ監督
作品で、各々の主役が、元相棒として共演しています。
この映画は「フランス三部作」の最終作だそうで、次は
アメリカに拠点を置くとのこと。派手な銃撃戦や目を見張る
カーチェイス、渋い格闘シーンなどは、きっと面白い映画を
生み出してくれることでしょう。
シモンは過去の交通事故シーンから想像するに、どうやら
飲酒でパトカーを運転したあげく、事故を起こし、相手の
親子を死なせてしまい、警察を懲戒免職、2年間服役したよう
です。この事故のシーンが幾度となく映るので、ん?なにか
あるな?とすぐに想像できます。
一方その事故で同乗していたフランクは父子家庭であり、かつて
はシモン一家と家族ぐるみで遊んだ時期もあったのです。ビーチ
で楽しげにはしゃぐシモンや元妻アリスなどと共にフランクも
笑っています。しかーし、シモンがやめた後、いやおそらく
以前から強引な手法で捜査をしていたのでしょうね。悪党から
逆に訴えられるほどの暴行を加える姿が映ります。彼の上司
パストールは、こういう映画に欠かせない、出世はするが、無能
という典型例で、人の手柄も自分の物といういやーな奴。
シモンは服役後なぜか妻子を捨て、今は警備会社で働いている
のです。警備会社で後輩をいじめる男に後半、頭突きという
仕返しをする辺りは、見ていてとても気分がいいです。
それはさておき、シモンは一人息子テオと、毎週末会うのが
楽しみなのに、離れて暮らしているから、どうも成長した息子
と話が合わない。ついでに元妻アリスには彼氏がいるなんて
聞いちゃう。
ちょっとやきもちが焼けて、つい物陰から彼氏の名前を呼んだり
して、なかなか可愛いところもあるんです。
ところがある時、テオが闘牛場のトイレでマフィアの殺人現場を
目撃してしまいます。ここからマフィアに追われるテオの姿が
スリル満点に描かれるのです。闘牛場から小道へ、廃屋へ倉庫へ
場所は次々に変わり、警察に保護された後、再び追跡を受けるテオ
をシモンが必死で追いかける。目まぐるしいシーンの数々です。
後半のTGV内での銃撃戦とそのTGVを爆走する車で追いかける
フランクは目的のためなら、乗客が撃たれようと、町の車や道を
壊そうと、人の車を盗もうとオールオッケー!
フランスは銃が自由に使える国なのですね。調べてみたら、護身用に
一般人が銃を所持するのは厳しいようですが、警察は常に携帯して
いるみたい。
ラスト付近にわかる事故の真実は、シモンは実は知っていたか
のように思えるのです。それでも黙っていたのだと。その訳は...。
テオ役の少年がとても可愛いし、走るのが速いんです。でも
ラストにはきりっとした1人前の男に見えたね。
- 2023.01.12 Thursday
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- 15:34
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MEA CULPA
2014年
フランス
90分
アクション/サスペンス/犯罪
PG12
劇場公開(2014/08/01)
監督:
フレッド・カヴァイエ
『この愛のために撃て』
脚本:
フレッド・カヴァイエ
出演:
ヴァンサン・ランドン:シモン
ジル・ルルーシュ:フランク
ナディー
- 銀幕大帝α
- 2015/01/18 11:27 PM
こちらにも失礼します。
期待を裏切らない濃厚なサスペンス映画でした。
この監督と、韓国映画のサスペンスは上手く作れていると思います。
アクションシーンもスタイリッシュで、観ていてワクワクとした気持ちを抱かされました。
子役の男の子が可愛かったですね^^