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    猿の惑星:新世紀(ライジング)

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    JUGEMテーマ:SF映画 一般

    猿の惑星

    「猿の惑星:新世紀(ライジング)」
    原題:Dawn of the Planet of the Apes
    監督:マット・リーブス
    2014年 アメリカ映画 131分
    キャスト:アンディ・サーキス
         ジェイソン・クラーク
         ゲイリー・オールドマン
         ケリー・ラッセル
         トビー・ケベル

    猿のシーザーが仲間を率いて人間に反乱を起こして
    10年。手話や言語を操るまでに発達した彼らと裏腹
    に、わずかに生存した人間たちは、街の一角にひし
    めきあって暮らしていた。

    <お勧め星>☆☆☆☆半 前作以上に丁寧に作られて
    おり、胸に突き刺さるセリフが数多く聞かれます。


    ものすごく面白かった。ブルーレイかつ3Dの棚が空っぽ
    だったので仕方なくDVDにて鑑賞。ちっ!映画館で見れ
    ばよかったなあと後悔しきりです。監督は「クローバー
    フィールド/HAKAISHA」(2008)のマット・リーブス。
    前作で知性を獲得した猿たちが、今作ではさらに進化を
    遂げ、森の中にコロニーを作り、手話や言語までも使う
    ようになっています。その長に君臨するのはシーザー。
    彼は家族を持ち、かつて実験猿仲間だった、コバを兄弟の
    ように慕っています。

    「エイプ(猿)仲間を殺さない」
    シーザーが決めた掟を守り、彼らは平和に暮らしていたのすが、
    一方の人間はというと、猿インフルエンザの蔓延で、ほとんど
    の人々が亡くなり、行政機関は機能が不能。文明を無くして
    街の片隅で身を寄せ合うように暮らしているのです。
    そんな中マルコム達は、森の中にある小型水力発電所を活用
    する計画を決め、猿のテリトリーに入って来ます。


    猿の惑星

    猿と出会った時の「恐怖」は「武器」の使用につながり、それが
    「憎しみ」を呼び起こすのです。猿たちは人間達によって苦しめ
    られてきた。人間は猿のせいで伝染病にかかり、多くが死んで
    しまった。
    しかしシーザーは、まことに賢く、
    「人間からは憎しみだけを学んだ。これが平和になるいい
    チャンスだ」
    と人間との共存を考えるのです。これこそ「知性」というもの
    ですよね。しかしどちら側にも支配欲のある者は存在するわけで
    互いを理解しようという努力をしない者たちは、過去の憎しみ
    だけを晴らそうと考えるのです。これは客観的に見て本当に
    愚かな姿なのですが、きっとそういう状態にある人々は気づく
    ことがないのでしょう。


    猿の惑星

    そこに「武器」が加わったら?弱い者も強くなった気になる
    でしょう。


    猿の惑星

    真の強さは決して「武器」や「暴力」からは生まれないこと
    など、子供の頃から知っているのに、なぜ忘れてしまうのか。
    コバ率いる猿たちの姿が、限りなくさもしく映ります。
    ラストにシーザーが
    「エイプ(猿)は人間に勝っていると思っていた」
    と語ります。そうなんですよね。「勝っている」という考えは
    「支配」へとつながる可能性を生むのですよ。「共存」の
    タイミングを失った時、それは終わることのない「戦争」に
    つながってしまうのでしょうか。
    「エイプ(猿)が攻撃を仕掛けた」
    とシーザーは言い、軍の攻撃をただ待つ姿が印象的でした。






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      コメント
      人間も猿もリーダー的存在は「共存」を目指していたはずなのに、仲間の一部には、やはり反対派がいるわけで・・・。シーザーも、人間にやられた様に見せかけたコバの行動には許せなかったと思いますが、実験台にされていたのだから、憎しみの感情しかないのも分かっていたと思います。争うのは簡単でも理解し合うのは難しいですね。オールドマンが家族の写真を見て泣くシーン。あの写真は実際の彼の家族写真なので、感情移入しやすかったそうです。
      • あちゃ丸
      • 2015/02/16 2:33 PM
      色んな意味でコバの動向から目が離せない本作でした(笑)
      シーザーより目立ってたかも。
      シーザー(理性)コバ(破壊)と考えたら、人間の二面性をもあらわしていたのが猿たちともいえますね
      • maki
      • 2015/02/16 2:54 PM
      あちゃ丸さん。
      オールドマンが写真を見て泣くシーンは本物の家族の写真でしたか。
      彼の気持ちもよくわかりました。
      人間は猿から進化したと信じていたわけですから、彼らより劣っているなどとは信じたくないでしょうね。
      ただ争うことや憎むことだけでは未来は見えないですよね。
      そこに気づくものはどれだけいるかがこれからの地球の存在にかかわるのでは?なーんて偉そうに考えていました(^-^;
      • ミス・マープル
      • 2015/02/16 6:12 PM
      makiさん、コメント&TBありがとうございます。
      確かにコバからは目が離せませんでした。コバにはシンパシーを感じる部分が多くて、おっしゃる通りシーザーよりも目立っていた気がします。
      理性と破壊ですね。共存は難しいけれど、どこで折り合いをつけるかが重要でしょうか。
      • ミス・マープル
      • 2015/02/16 6:14 PM
      こんばんは!
      コメント&TBありがとうございました。

      前作は映像面に大きく驚かされるものがありましたが、今作はプラス内容面にも驚かされました。
      他人事で済まされないようなテーマ性を含めているので、色々と考えさせられるものがありました。
      これから、本当の猿の惑星へと変貌してくのでしょうかね。
      気になる終わり方もまた良し、でした。
      • ヒロ之
      • 2015/02/17 9:55 PM
      この作品の痛いところは、
      本当に悪い奴なんてひとりもいないということですよね。
      コバにしてもオールドマンにしても。
      彼らの境遇や立場を考えれば当然の行動だと思います。
      ただひとりシーザーだけが達観した立場にいますけど、
      えらい人(猿?)がひとりいたところで世界は変わらない。
      よくわかるんですけど、ちょっとリアルすぎたかな?
      はたして次はどうなるんでしょうかね?
      ヒロ之さん、コメント&TBありがとうございます。
      おっしゃる通り今作はストーリーにメッセージ性が強くなっていましたね。
      映像は相変わらず素晴らしく、劇場で見なかったことを後悔しています。人間に近づいてしまったエイプの姿は、また同じ運命をたどるのかなあと危惧しつつのラストでした。次作もあるのかな。
      • ミス・マープル
      • 2015/02/18 1:40 PM
      スパイクロッドさん、コメント&TBありがとうございます。
      そうですね。誰もみな実は普通なんです。環境が変わったために、それぞれの個性が強調されただけなのですね。
      その中でシーザー一人が確実な「知性」を持っていたということでしょうか。でも一人じゃあ何も変わらないんですよね。それと始めてしまったことは終わらせなくてはいけない。
      次回作はどうなるのでしょう。
      • ミス・マープル
      • 2015/02/18 1:43 PM
      ミス・マープルさん、こんにちは!

      1作目よりおもしろかったかも。
      人間より賢くなっていくと思われたエイプたちも、やはり人間と同じように愚かさももっていくようになる・・・。
      知性ってそういうものなのか、と考えさせらる作品でした。
      エンタメとしても楽しめました。
      はらやんさん、コメント&TBありがとうございます。
      珍しいことに1作目以上に面白い映画になっていましたね!
      発達していくとエイプも結局人間のたどるような愚かな道を選ぶものが出てくる。という堂々巡りのような気がしました。
      シーザーがいくら賢くても、それだけでは何も変わらないんだなあというのが実感です。
      エンタメとしても楽しかったですね!
      • ミス・マープル
      • 2015/02/21 8:49 AM
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      【概略】 猿のシーザーが仲間を率い、人類への反乱を起こして10年。猿たちと人類が森で遭遇し、一触即発の危機が発生する。 SF 前作「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」の続編。 なんか、既に薬害で人類が死滅しそうな勢いと言う設定の本作…うーん、そこに行
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      • 偏愛映画自由帳
      • 2015/02/18 9:42 AM

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