フューリー

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JUGEMテーマ:洋画

フューリー

「フューリー」
原題:Fury
監督:デビッド・エアー
2014年 アメリカ映画 135分
キャスト:ブラッド・ピット
     シャイア・ラブーフ
     ローガン・ラーマン
     マイケル・ペーニャ
     ジョン・バーンサル

第二次世界大戦末期、ナチスドイツは総力戦で連合国軍
と死闘を繰り広げていた。米軍のコリアー軍曹の乗る
戦車フューリー号はいまだ負け知らずで戦い続けていたが
1人の仲間を失い、未経験のノーマンという新兵が加わる。

<お勧め星>☆☆☆☆ これが戦争なのだと実感させる
映像が次々に繰り出されます。悲惨です。


第二次世界大戦中、米国戦車はドイツ軍のそれよりも劣って
いた。というクレジットから始まり、映画の序盤から「戦争」
とはこういうものだ、これが「兵士」の務めなのだ、という
アピールを強く感じます。映画内で幾度となく映る戦闘シーン
は迫力があり、戦車の破壊力や砲撃のすさまじさは、その後
に倒れる兵士の山で思わずビクっとなるほどの脅威を覚えます。
1945年4月、ナチスドイツと連合国軍の戦闘は遂に総力戦
となり、ナチスドイツは民間人、老人、女性、子供までも
戦争に巻き込んでいました。そんな中第三小隊のフューリー号
は、ドン・コリアー軍曹の元、一名を亡くし、新兵ノーマン
がその戦車に乗り込むことになるのです。


フューリー

シャイア・ラブーフ演じる通称バイブル、マイケル・ペーニャ
演じる通称ゴルド、ジョン・バーサル演じる通称クーンアスの
中にあって、元タイピストというノーマン・エリソン役は
「ウォールフラワー」(2012)のローガン・ラーマンです。
およそ戦争映画には似つかわしくない雰囲気。彼は直後の戦いで
ドイツ兵に発砲できず、味方を1名失わせてしまうのです。
「相手は子供だった」


フューリー

「ドイツ兵を見たら殺せ。それが兵士の務めだ」
コリアーは言います。
「無理」
と涙を流すノーマンが、幾つもの戦闘を経て終盤には
「クソナチ!」
と言って弾丸の雨を降らします。短い期間での彼の心の変化
の様子がとてもうまく描かれています。
制圧した村で、味方の兵士はドイツ人女性を弄びます。そこで
ノーマンは1人の女性エマとつかの間の愛を育むのですが、
その直後ドイツ軍の空襲で町は破壊され、彼女は無残な死を
遂げるのです。味方が味方を殺す、という戦争末期の惨状には
思わず目をそむけたくなります。それでも軍の命令によって

戦車は次の地区へ進むのです。地面に横たわるドイツ兵の遺体
には何の関心も持たず、戦車はいとも簡単に踏みつぶしていく
のです。これが「戦争」「戦場」の現実なのですね。


フューリー

したがって敢えて言葉で表現しなくても、こららの映像だけ
見せていれば、映画のテーマをうまく見る側に伝えられたかも
しれません。そして強烈な反戦映画として心にその記憶を
刻めたかもしれません。そこがやや惜しかったと思います。


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コメント
デヴィッド・エアーが脚本した「トレーニング・デイ」じは面白かったですが、こちらジャンルが違うので、どの様なシーンに仕上がっているのか気になります。アカデミー賞ノミネートされるほどですから、かなりの出来具合だと思います。てっきりブラピが主役かと思ってましたが、違うんですね。新人さんからみた戦場での1日を描いた体験記みたいな感じでしょうか?目の当たりにして、彼の心には何が残ったのでしょうか?
  • あちゃ丸
  • 2015/03/13 1:41 PM
あちゃ丸さん。
「トレーニング・デイ」も見ごたえがありましたね。
この映画はジャンルは異なりますが、なかなか骨太な映画です。ブラピはやはり主役だし、おいしい役どころです。
ローガン君が初々しい青年役がぴったりです。こんな若造が戦争で戦えるのかと思ったら、やはり戦地は人を変えるのですね。
ナチスドイツは「悪」ですが、それを倒す連合軍が全て正義だとは描かれていないところがよかったと思います。
  • ミス・マープル
  • 2015/03/13 6:45 PM
こんばんは!
中々に見応えのある作品でした。
あの「サボタージュ」と同じ監督とは思えない(笑)
ドイツの戦車って頑丈だったんですね。
日本の戦車はどうなんでしょうか。
ま、自分的には渋いブラピが見れたのでそれだけでも満足しています。
  • ヒロ之
  • 2015/03/23 2:49 AM
ヒロ之さん、コメント&TBありがとうございます。
おっしゃる通り見ごたえのある骨太な映画でした。
そうそう、「サボタージュ」を作った監督作品なんですね。あれとは大違い(^-^;
ドイツの戦車は本当に頑丈でしたね。日本は戦闘機に関してはダントツ優れていたようですが、戦車はどうだったのでしょう。
ブラピのしゃがれた声がよかったです。
  • ミス・マープル
  • 2015/03/23 8:38 AM
おっしゃるとおりですね。
わざわざセリフで反戦を訴えなくても、
あの地獄の戦場描写だけで事は足りたと思えます。
むしろ、そのほうがインパクトは強かったでしょうね。
なんか言葉にしてしまうと安っぽく聞こえるんですよね。
残酷描写の言い訳してるみたいだし♪
「ホントはお前こういうのが好きなんだろ!」
って感じです(笑)
スパイクロッドさん、コメント&TBありがとうございます。
そうなんですよ。あれだけの映像を見せられれば、戦争というものの悲惨さや無情さを十分訴えられると思うのです。
なので序盤から敢えてセリフで言い続けるのはちょっと安っぽくなってしまいました。
うん、「本当はこういうのが好き」と言っているように見えてしまいます。
いい映画でしたし、迫力もありましたが少し残念です。
  • ミス・マープル
  • 2015/03/30 8:35 AM
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まともな神経じゃいられない 公式サイト http://www.fury-movie.jp11月28日公開 製作総指揮・主演: ブラッド・ピット監督: デヴィッド・エアー  「エンド・オブ・ウォッチ」 
  • 風に吹かれて
  • 2015/03/20 9:54 AM
FURY 2014年 イギリス 135分 戦争/アクション 劇場公開(2014/11/28) 監督: デヴィッド・エアー 『サボタージュ』 製作: デヴィッド・エアー 製作総指揮: ブラッド・ピット 脚本: デヴィッド・エアー 出演: ブラッド・ピット:ドン・コリアー(ウォー
  • 銀幕大帝α
  • 2015/03/23 2:57 AM
2014年/アメリカ・イギリス/135分 監督:デヴィッド・エアー 出演:ブラッド・ピット    ローガン・ラーマン    シャイア・ラブーフ    マイケル・ペーニャ    ジョン・バーンサル ■概要 原題は『Fury』。アメリカ・イギリス合作による2014年
  • 偏愛映画自由帳
  • 2015/03/29 10:14 PM

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