イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密

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イミテーション・ゲーム

「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」
原題:The Imitation Game
監督:モルテン・ティルドゥム
2014年 イギリス=アメリカ映画 115分
キャスト:ベネディクト・カンバーバッチ
     キーラ・ナイトレイ
     マシュー・グッド
     ロリー・キニア
     マーク・ストロング

1939年、天才数学者アランは、ナチスドイツに暗号機
エニグマを解読するチームに迎えられる。しかし天才を
語る彼は仲間から孤立し、自慢の機械もエニグマの解読が
できないままなのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 予告編で想像した内容とはかなり
異なり、密度の濃いものとなっていて面白いです。


イケメン見っけ!
映画内アランと共にナチスドイツの暗号機エニグマを
解読するチームのリーダー、ヒュー役のマシュー・グッド。
彼は「シングルマン」(2009)でコリン・ファース演じる
ジョージの長年の恋人ジム役でした。あの時もきれいなお方
と見とれたものです。


イミテーション・ゲーム

年代は3つに渡って描かれます。
1つ目は1951年、マンチェスターで「自宅を荒らされた
ケンブリッジ大教授」アラン・チューリングが、何も取られて
おらず、逆に男娼を買っていたことが判明する警察でのシーン。
彼について疑問を持ち詳しく調べて行くノック刑事役は
「カムバック!」(2014)のロリー・キニア。
そして2つ目は1939年、ロンドン。ドイツと戦闘状態に
陥ったイギリス軍が、どうしても解読できないナチスドイツの
暗号機エニグマを攻略するため、秘密のチームを結成する
シーンです。天才数学者を自負するアランは、当然対人関係など
築けず、チーム内で早々に孤立してしまいます。
「僕にリーダーをさせてくれれば必ず解読できる」
と言って多額の費用を負担させ、めちゃめちゃ大きな機械を
作るわけです。クリストファーと名付けたこの機械でひたすら
彼らは暗号解読に携わります。


イミテーション・ゲーム

最初の仲間の2人はクビにして、キーラ・ナイトレイ演じる
ジョーン・クラークという女性を起用。彼は彼女のことを好き
だし、ジョーンも彼を好きなんだけれど、そこは一筋縄では
いかないところです。別に恋敵とか家族の反対とかではないん
ですけどね。最も根幹に関わることだし、さらにはM1:6の
ミンギス少将も大きく絡んでくるのです。
そして3つ目は1928年、アランが少年時代を過ごした
シャーボーン・スクールでの日々です。彼の唯一の友人だった
のがクリストファーで、それが解読機の名前に使われたのだと
わかると、アランがどうしてあの機械に固執したのかも理解でき
ます。
ただ暗号解読のためにスリルが渦巻くのではなく、それを取り巻く
周囲の人々や国の内部での思惑も上手く描かれ、本当に見ごたえ
のある映画に仕上がっています。
しかしアランのその後が字幕で出ると、あまりに悲しく感じられ
てしまいました。


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コメント
出ました!カンパーバッチ!初めは名前がなかなか覚えられなくて(^_^;)清楚感のある顔立ちですね。
せっかくエニグマ解読成功したのに、先々のことを考えた上彼が選んだ決断は、相当悩んだし苦しかったと思います。私生活でも悩みを抱えていて、活かしきれなかった悔いのある人生だったと思います。天才って、いい事ばかりじゃないんですね。
  • あちゃ丸
  • 2015/10/04 9:33 PM
あちゃ丸さん。
一度覚えると多分忘れない名前なんですが、最初は言いづらいったらありゃしない!
エニグマの解読が任務だったのに、それが戦争の作戦に取り込まれたのは悲劇でしたね。
結局天才は早逝するということでしょうか。
  • ミス・マープル
  • 2015/10/05 7:04 PM
人物描写、スリル、葛藤、人間ドラマなど、どれもこれも見事に描かれた一本でしたねぇ。淡く悲劇的な初恋がずっと影を落としているアランを、これまた見事に演じ切ったカンバーバッチも素晴らしかった!
たおさん、コメント&TBありがとうございます。
どれも緻密に組み立てられていましたね。そして飽きることなく一気に見られます。アランが悲劇的な初恋をしていたことが、終盤にわかると、クリストファーと名付けた機械をこよなく愛したことも理解できました。
カンバーバッチは好演でしたね!
  • ミス・マープル
  • 2015/10/13 3:21 PM
そう、スリリングとかそういう類の
作品ではないのですがすっごく面白かった。
やはりマープルさんが言われるように
人間関係ですよね。

その描写が
僕らの心を鷲掴みにしたんだろうなあ。
タケヤさん、コメント&TBありがとうございます。
予告編がサスペンスフルだったので、暗号解読が主体の映画かと思っていたら違ったんですよね。
いい意味で裏切られました。
カンバーバッチが繊細な心の持ち主をうまく演じていました。
  • ミス・マープル
  • 2016/04/22 2:23 PM
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天才の悲劇 公式サイト http://imitationgame.gaga.ne.jp 実話に基づいた映画 原作: エニグマ アラン・チューリング伝 (アンドルー・ホッジス著/勁草書房) 1952年、
  • 風に吹かれて
  • 2015/10/08 8:49 AM
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  • Subterranean サブタレイニアン
  • 2015/10/13 9:01 AM
コンピューターの元祖(?)ですかー。
  • 或る日の出来事
  • 2016/01/08 9:50 PM
いくら優秀でも一人の力には限界がある。一匹狼の変人チューリングが同僚と信頼関係を築いていく過程や、何度リストラされかけても平然としている図太さ、あきらめない勇気などは、会社員の方々にも参考になると思う。暗号解読への挑戦も面白いが、一方で、ピュアなラブ
  • 名機ALPS(アルプス)MDプリンタ
  • 2016/01/28 11:05 AM
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  • タケヤと愉快な仲間達
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