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    わたしに会うまでの1600キロ

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    JUGEMテーマ:洋画

    わたしに会うまでの1600キロ

    「わたしに会うまでの1600キロ」
    原題:Wild
    監督:ジャン=マルク・バレ
    2014年 アメリカ映画 116分 R15+
    キャスト:リース・ウィザースプーン
         ローラ・ダーン
         トーマス・サドスキー
         ミキール・ハースマン
         ギャビー・ホフマン

    愛する母の死から立ち直れず、ヘロインと男に
    溺れていたシェリルは、夫とも離婚し、再出発の
    ために、メキシコからカナダまで歩くPCTを決行
    する。しかし行く先々で過酷な自然が待ち受けて
    いるのだった。

    <お勧め星>☆☆☆☆ 見終わると力が沸く映画
    です。「コンドルは飛んで行く」も耳障りがいい。


    同じように1人で旅をする映画は、2013年
    オーストラリア映画「奇跡の2000マイル」が
    ありましたが、あちらは犬+ラクダが共に行動し、
    悲しい出来事はあったものの全体的に明るさの漂う
    映画でした。ミア・ワシコウスカの熱演が光りました。
    一方、こちらの映画は、はっきり言って限りなくどん底
    に落ちた人間が、その穴から這い上がるための旅の決行
    なのです。

    冒頭から大きな荷物が、重すぎて持ち上げることすら
    できず、横になって背負ったものの、さあ起き上がると
    なると、これまた一苦労。ヒロイン、シェリルの無謀な
    旅の出発を物語ります。
    シェリル役は「グッド・ライ〜いちばん優しい嘘〜」
    (2014)のリース・ウィザースプーン。監督は
    「ダラス・バイヤーズ・クラブ」(2013)の
    ジャン=マルク・バレです。

    映画は旅を開始したシェリルの姿と母ボビーとの交流、
    元夫ポールとの関係、そして母が病死した後、ヘロインと
    男に溺れ、自堕落な生活を送っていた彼女の姿をバラバラ
    に組み合わせ、彼女がなぜこのたびを思い立ったのか、
    何を目的にゴールを目指すのかを描いていきます。


    わたしに会うまでの1600キロ

    シェリルと母のつながりは酒飲みで暴力的だった父親から
    弟を連れて逃げる姿や、同じ大学に母も入学する姿、いつも
    笑っている母に
    「あんな最低な男と結婚した過去を持つのになぜ楽しそうなの」
    と尋ねるシェリルの姿などが映ります。


    わたしに会うまでの1600キロ

    母親役のローラ・ダーンの笑顔が本当に仏さまのようなんです。
    いやアメリカだからマリアさまか。いつも笑っていて、苦しく
    てもつらくても泣き顔を子供たちに見せなかった。そんな母が
    突然悪性の腫瘍に冒されていることを知った時、それでも笑顔
    で子供たちと話します。どれだけ強い心があったらこうなれる
    のでしょう。それは逆に母を亡くした時の大きな喪失感と
    なって跳ね返ってくるのです。
    この旅が終わったら、全財産20セントからの出発ーと語る
    シェリルは、実は元夫ポールと再び生活したかったのかな。

    出発前や中継地点などでちょいちょい連絡を取っています。
    序盤にあのものすごく重い荷物を見て、旅の達人らしきオヤジ
    に、減らすものを指摘され、山ほど持っていたコンドームも
    捨てたはずなのに、こっそり1つだけ残しておいたのを、彼女
    がいつ使ったか。ポールの元に戻ることも可能だったかもしれ
    ません。しかしそれでは何も変わらないし、何も乗り越えて
    いないのです。過去をすべて受け入れて、その上で新生活を
    開始することが彼女の最終目的のはず。


    わたしに会うまでの1600キロ

    中盤、2人組の男にからかわれたときは、本当にひやひやしま
    した。これが実話だけに、彼女の冒険心の強さを感じます。
    最後に橋を渡るとき、シェリルがものすごく明るい表情で笑って
    いたのは、見る側に力を与えました。いい映画です。



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      コメント
      大切なモノって、失って初めて気づくことが多いですね。そんな時、誰かの慰めの言葉などじゃ、当然立ち直れませんが、さすがに1600キロも歩いて旅に出るとは考えもつきません。彼女はそこまで追い詰められていたんですね。過酷な旅の中、痛みを知り、過ちに気づき、新たな希望を見つけ、素の自分に戻れた時、リセットできたのでしょうね。リースちゃん、ほぼスッピンなのかな?
      • あちゃ丸
      • 2016/02/08 3:09 PM
      あちゃ丸さん。
      リース・ウィザースプーンは多分ほぼすっぴんですね。おまけに大胆なヌードを幾度も見せてくれます。可愛い子からの脱皮はうまくいったようですね。
      この旅の意味が「奇跡の3000マイル」よりも納得できるもので、私はこの映画の方を高評価にしています。
      • ミス・マープル
      • 2016/02/08 4:29 PM
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