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    あの日、欲望の大地で

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    JUGEMテーマ:洋画

    あの日、欲望の大地で

    「あの日、欲望の大地で」
    原題:The Burning Plain
    監督:ギジェルモ・アリアカ
    2008年 アメリカ映画 106分 PG12
    キャスト:シャリーズ・セロン
         キム・ベイシンガー
         ジェニファー・ローレンス
         ホセ・マリア・ヤスピク
         ヨアキム・デ・アルメイダ

    シルヴィアはレストランのマネージャーをしつつ、
    行きずりの男たちと関係を重ねている。ある日カルロス
    という男が彼女の前に現れ「マリアーナ、君の娘に会って
    くれ」と言うのだった。

    <お勧め星>☆☆☆ ヒロインの心の内が完全に理解しきれ
    ないのが難点ですが、余韻の残る映画です。


    冒頭から、シャリーズ・セロン演じるシルヴィアが行きずり
    の男と関係を結ぶシーンが映ります。この映画では彼女は
    その美しい体を惜しげもなく見せているのです。


    あの日、欲望の大地で

    そして荒野に残る焼け焦げたトレーラーハウスが現れます。
    これとシルヴィアが何の関係があるのか。
    それは映画のストーリーが進む前に、これは違う時代のことを
    映し、シルヴィアがマリアーナであるということは早々に
    わかるという展開です。あとであっと驚くこともないです。
    そのトレーラーハウスで密会を重ねていたのは
    マリアーナ(ジェニファー・ローレンス)の母ジーナ
    (キム・ベイシンガー)とサンディエゴの父ニックであり、
    マリアーナとサンディエゴは実は互いに憎むべき相手だった
    ということに気づくのです。そしてシルヴィアの現在の状況と
    トレーラーハウスでジーナとニックが焼死した事件とが約10年
    ほどの時の隔たりがあり、それを交互に映すことで、人間模様を
    描き出していたのです。


    あの日、欲望の大地で

    ジーナ役のキム・ベイシンガーは相変わらず色っぽく、危険を
    冒しながらも不倫を続ける昼メロ女優のような雰囲気を漂わせ
    ています。彼女もほぼ全裸の体当たり演技をしているのです。
    そして農薬散布の小型飛行機に乗るサンティアゴにはマリアと
    いう娘がおり、相棒のカルロスと仕事をしている時、単独事故
    を起こして重傷を負います。カルロスにサンティアゴが頼んだ
    ことは「娘を母親に会わせてほしい」でした。この母親が
    もちろんマリアーナであり、それはシルヴィアであるとすぐに
    気づいてしまう。じゃあなぜシルヴィアことマリアーナは娘を
    産んで2日目に彼らの元を去ったのでしょうか。


    あの日、欲望の大地で

    ここがよく理解できないんですよ。母が密会していたトレーラー
    ハウスに火が付くように細工し、マリアーナは、母がここへ2度と
    来ないようにしたかった。しかしそれが思いがけない爆発事故に
    なり、母とニックは目の前で焼死してしまった。
    「出てきて」
    とマリアーナが必死で見ているその目の前で2人は焼け焦げて
    行ったのです。そして葬儀で見かけたサンティアゴの中に実母が
    愛した男を感じ、またサンティアゴもマリアーナの中に実父が愛した
    女を感じ、互いに惹かれていくのは自然の流れでしょうか。多分
    彼らはあまりにも内面で亡くした親に似すぎていたのでしょうね。
    それでマリアーナが娘を出産した時、彼女が自分に似たところを
    持つことを怖がったのだと理解します。

    「あなたはお父さんに似ているわね」
    シルヴィアがマリアに語り掛けるとき、シルヴィアはマリアーナに
    戻り、そして再生の道を歩み始めたのだと思います。


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      • 2023.01.12 Thursday
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      コメント
      群像劇っぽいですが、ラストは3組の話が繋がるというわけですね。ちょっと「クラッシュ」を思い出しました。情事をやめさせたい為に行ったことがまさかの結果になるとは。その娘も同じ事をするとは、やはり血筋なのですかね。そんなジェニファー・ローレンスの「ハンガーゲーム」見ましたが、回が増すにつれて眠くなる内容に感じてしまって(^_^;)
      • あちゃ丸
      • 2016/03/28 8:07 PM
      ラストの微笑みで救われたような気がするのが良かったですよね。
      美貌のシルヴィアの自分を傷つけるような行為の裏にある事情部分がとくによかったです

      この頃のジェニファー・ローレンスはよいですよね〜。繊細で強い眼差しが印象的。
      この路線だけでいけばよかたのにとは思いますが…
      ハンガー・ゲームはいけません、彼女を貶めているような映画。
      • maki
      • 2016/03/29 2:32 PM
      ほとんど記憶がないですが、余韻は確かにあった…な? と思います(苦笑)。
      あちゃ丸さん。
      時を隔てた男女の姿が描かれているのですが、豪華な配役に目を見張ります。「ハンガーゲーム」はやはり1作目が一番でしょう。確か2作目まで見たと思いますが、finalは見ていないです。どうも評価が低いようですね。
      • ミス・マープル
      • 2016/03/30 12:48 PM
      makiさん、コメント&TBありがとうございます。
      見終わって深く考えると、シルヴィアの心の闇を何とか理解できました。ジェニファー・ローレンスの意志の強そうなまなざしがいいですよね。それとハスキーな声が好きです。「ハンガー・ゲーム」は回を追うごとに内容が落ちていく典型のようですね。出演作を選ばないといけませんねえ。
      • ミス・マープル
      • 2016/03/30 12:51 PM
      ボーさん、コメント&ありがとうございます。
      余韻というか、何か心に引っかかるものを残していました。あはは実は理解力がついていかなかったせいかもしれません。
      • ミス・マープル
      • 2016/03/30 12:52 PM
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      この女優が出ているなら、きっと映画館に観に行く。 そんななかの1人が、シャーリーズ・セロン嬢である。
      • 或る日の出来事
      • 2016/03/28 11:39 PM
      愛ゆえに 女ゆえに 公式サイト http://yokubou-daichi.jp9月26日公開監督・脚本: ギジェルモ・アリアガ「アモーレス・ペロス」「21グラム」「メルキアデス・エストラーダの3度の
      • 風に吹かれて
      • 2016/03/29 7:54 AM
      公式サイト。原題:The Burning Plain。 ギジェルモ・アリアガ監督、シャーリーズ・セロン、キム・ベイシンガー、ジェニファー・ローレンス、ジョン・コーベット、ヨアキム・デ・アルメイ ...
      • 佐藤秀の徒然幻視録
      • 2016/03/29 1:48 PM
      時系列のない同時進行のような形で進んで行く物語は、最初違和感を覚えますが、後半になってわかってくると、なるほどと頷かずにはいられないミステリーの様相を呈している。 シャーリーズ・セロンさん主演です。重く沈んでいくような話で、ラストでようやく浮上す
      • いやいやえん
      • 2016/03/29 2:30 PM
       「あの日、欲望の大地で」をル・シネマで見ました。  前田有一氏が80点もの高得点を付けていることもあり、見てきました。  最初のうちは、次々に画面が変わるのでイライラしてしまいますが、いくつかのエピソードを分断して編集していることが飲み込めてくると気
      • 映画的・絵画的・音楽的
      • 2016/03/29 8:06 PM

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