エール!

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エール

「エール!」
原題:La famile Belier
監督:エリック・ラルティゴ
2014年 フランス映画 105分
キャスト:ルアンヌ・エメラ
カリン・ヴィアール
フランソワ・ダミアン
エリック・エルモスニーノ
ロクサーヌ・デュラン

フランスの田舎町の農場の娘ポーラは、聴覚
障がいを持つ両親と弟の4人暮らし。そんな
彼女が高校のコーラス部の先生から才能を
認められ、パリの音楽学校への入試を勧められる
が、家族になかなか打ち明けられないのだった。

<お勧め星>☆☆☆☆ 久しぶりの感動。でも
邦題の意味がわからないわ。


ヒロイン、ポーラを演じるルアンヌ・エメラは、歌手
としてデビューし、今や女優業もこなしている19歳。
ちょっとぽっちゃりしているけれど、とても美しい
歌声の持ち主です。


エール

ポーラの家で唯一耳が聞こえるのは彼女のみ。両親、弟は
聴覚障がいを持っているものの、それを気にすることなく
明るく農場経営をしているのです。とはいえ、電話の応対や
市場での販売の時には、ポーラが全て会話を担当します。
つまり彼女あってのベリエ家なわけです。前半はその家族の
ドタバタぶりを下ネタ満載で描いていき、母役の
カリン・ヴィアールが「パリ警視庁:未成年保護部隊」(2011)
に出演していたことなど全然気づきません。


エール

話は大きく分けると2つあり、メインは、コーラス担当の
トマソン先生に黄金の声と言われたポーラが、パリの音楽学校
への入学試験を受けるかどうか葛藤する姿であり、そこに
「耳が聞こえないのは個性だ」と村長に立候補すると決めた
父ロドルフの姿が同時に描かれていきます。


エール

映画の中でも秀逸なシーンは、学校の発表会でポーラが
ガブリエルとデュエットする姿で、始めだけ歌声を聞かせ、
途中から、ベリエ家の人々同様に一切音が聞こえなくなる
シーンです。周りの人々が感動し、涙を流すのを見て、娘が
うまく歌っていると感じ、立ち上がって拍手する姿で、急に
立ち上がる家族には何も聞こえないのです。しかし帰宅した
娘に、庭でもう一度歌を歌わせ、彼女の喉に手を当てる父は
その振動で、彼女の美しい歌声を確信します。ここは泣ける。

そして遂に音楽学校への入試に向かうのですが、ポーラは
手話を交えて家族に向かって歌うのです。自分の歌を一番
聞いてほしい相手は誰か、それをはっきり示すことは、ほとばしる
ような感情を全て聞き手に表現してくれます。もちろん涙。
エンドロールに入り込む写真は、ちょっとやり過ぎ感がある
けれど、とても素晴らしい映画でした。



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コメント
家族から頼られて、とても親孝行の娘だと思いますが、やりたい夢を叶えて欲しいと思うのも親心だと思います。でも彼女が不在だと困るのも現実ですものね。歌の素晴らしさが分からなくても、喉の振動で理解しようとする姿に、胸が熱くなりますね。健常者が当たり前に過ごす生活に、感謝しなければいけませんね。
  • あちゃ丸
  • 2016/04/07 12:58 PM
あちゃ丸さん。
ヒロイン役の子がとてもきれいな歌声を披露してくれます。話はコメディタッチなのに、終盤にくると感動がどっと押し寄せる感じです。
ぜひご覧になってください。
  • ミス・マープル
  • 2016/04/08 8:26 AM
映画のために手話を習ったとすれば、それだけでも、すごいなーと思いました。
笑って、最後は感動できる、あたたかな作品でした。
ボーさん、コメント&TBありがとうございます。
家族の中で一人だけ耳が聞こえるというのは、家族にとって喜ぶべきことだったけれど、ポーラには大きな負担になったと思います。その辺りが笑いを交えて描かれているので感動の押し付けにならず良かったです。
  • ミス・マープル
  • 2016/11/17 8:43 AM
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