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- 2023.01.12 Thursday
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「ホーンズ 容疑者と告白の角」
原題:Horns
監督:アレクサンドル・アジャ
2013年 アメリカ=カナダ映画 120分 R15+
キャスト:ダニエル・ラドクリフ
ジュノー・テンプル
マックス・ミュゲラジョー・アンダーソン
イグは恋人メリン殺害の容疑者になってしまう。身に
覚えのない罪と、恋人を失った悲しみに暮れる彼の
頭に突然角が生え始め、その姿を見た人は誰もが本音を
語るのだった。
<お勧め星>☆☆☆半 予想外のストーリーながら、
実は胸キュン映画でもあるのです。でもグロいよ。
ネタバレしています。
ワンカット削除されているというので、どこかと思って
いたら、ラスト付近にメリンの父がライフルで頭を吹き
飛ばされるシーンでした。どう見てもそこをカットした
のがわかるので、周りの反応でどうなったのか想像できて
しまう。これくらいいいんじゃないの?的な人体破壊
シーンです。
〇 見どころ
主人公イグの恋人メリン役のジュノー・テンプルが、
「トランストリップ」(2013)で内気なアリシアを
演じたのと同様に線の細い役を演じ、それでいて結構
大胆なラブシーンも見せてくれます。さらに真犯人捜しに
なぜか「角」が登場し、その角を見ると誰もが本音を語る
から超簡単。幼馴染の保安官がゲイで相棒と行為に及ぶのは
笑えるけれど、両親や兄から語られることは辛い話ばかり
です。サスペンスからオカルトっぽくなり、ファンタジー
でもありつつ恋愛映画でもあるという様々な要素が楽しめます。
終盤火をつけられて車ごと海に落ちても、しぶとく生還する
イグの姿は復讐の鬼というかものすごい姿ですよ。
● 惜しいところ
最初から誰が怪しいかすぐにわかってしまう。ただなぜ彼が
真実を言わないのか、その謎が十字架のネックレスというのは
宗教的な要素が濃い気がします。
冒頭とラストに流れる「死ぬまで愛し続けるよ」と言うイグと
少し間をおいて「私が死ぬまでで十分よ」と答えるメリンの
会話が、意味合いが異なってくるのがわかると究極の恋愛物と
思ってしまいました。
角が生えたイグ。
往生際が悪いリー。
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ある種究極のラブストーリーですよね
「ああ、角だね」くらいの薄い反応と、
みなのギャップのある言動がとてもシュールで
恐ろしくも悲しくもなっていました
メリンだけがイグの全てで、だからこそ、
全てを捨てたのだと、思っています。