シング・ストリート 未来へのうた

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JUGEMテーマ:洋画

 

シング・ストリート

 

「シング・ストリート 未来へのうた」

原題:Sing Street

監督:ジョン・カーニー

2015年 アイルランド=イギリス=アメリカ映画 

106分 PG12

キャスト:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ

     ルーシー・ボーイントン

     マリア・ドイル・ケネディ

     エイダン・ギレン

     ジャック・レイナー

 

1985年不況下のダブリンで、家計の悪化から公立高校に

転校させられたコナーは、学校ではいじめに遭い、喧嘩の

絶えない両親のもと、兄と有名バンドのPVを見て憂さを

晴らしている。彼は美しいラフィーナという少女に接近する

ため、彼女をPVに使うバンドの結成を思いつくのだった。

 

<お勧め星>☆☆☆☆ 洋楽に疎い私でもサントラが買い

たくなる曲ばかりです。

 

ストーリーもよかった。映画を見終わって思ったのは、

15,6歳の頃は夢があったし、怖いものなどほとんどなくて、

思った通り突き進む気力があったなあということです。知らない

ことややったことがないことが山ほどあったのに、それを考える

ことなく行動していました。あのほとばしるようなエネルギーを

急に思い出しました。

監督は「ONCE ダブリンの街角で」(2008)「はじまりのうた」

(2013)のジョン・カーニー。どちらの映画も大好きです。

そして今作は1985年大不況にあえぐアイルランド、ダブリンが

舞台で、主人公のコナーは経済的な問題で、スィング・ストリート高

へ転校させられるのです。厳格な校長には、茶色の靴をとがめられ、

暴力少年バナーには不条理にも殴られる。両親は喧嘩ばかりしている。

 

シング・ストリート

 

唯一の楽しみは、兄ブレンダン(経済的な理由で大学中退)と見る

ロンドンの有名バンドのPVです。それを見て父親が

「なぜ生で歌わないんだ」と全く理解を示しません。

 

〇見どころ

バンドを組む動機は、一目ぼれしたソフィーナに接近したいという

不純なものですが、大体音楽を始めるきっかけってモテたい、

という気持ちの人が結構いるのは確か。

 

シング・ストリート

 

それで仲間を募り、学校では浮いた存在の少年たちが生き生き

していく姿を見ていると、本当に希望が湧いてきます。

 

シング・ストリート

 

彼らは家庭的にも恵まれていないけれど、その暗さは一切

感じられません。コナーの両親が喧嘩中、大音量の音楽を流し、

それに合わせて、兄と姉と一緒に踊るシーンは胸にグンと

来ました。もちろん彼が歌う歌は素晴らしく、終盤の学期末

ディスコで歌った「茶色い靴」は魂込めて歌っていて、権力に

抵抗する若者のプチ版という感じがしました。

 

●惜しいところ

バンドのメンバーについて詳しくわからなかったのと、

メンバーがすぐに揃うところが少々気になりますが、それを

差し引いても素晴らしい映画です。

 

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コメント
悶々とした日々の中、唯一の希望が「音楽」だったんですね。希望もなければきっと彼は淡々とした日々を過ごしていたと思います。そして同じ様な環境下であった仲間たちの存在にも助けられましたね。音楽を通してメッセージを伝える方法は、彼ららしくて素敵です。まさに青春ラブストーリーという感じでしょうか。
  • あちゃ丸
  • 2017/01/22 12:21 PM
あちゃ丸さん。
アイルランドが大不況で仕事を求めてイギリスにわたる人々が多かった時代です。
本当に不良ばかりの高校なんですよ。そこで音楽に楽しみを見出すけれど、きっかけは彼女の気をひきたい。単純ですがとても気持ちの良い内容で、ラストもよかったです。「小さな恋のメロディー」のちょっと成長した版という感じかしら。
  • ミス・マープル
  • 2017/01/22 3:59 PM
とっても爽やかで素晴らしい作品でした。
中盤の体育館でのエモーショナルなシーケンス(こうだったらいいのに、という夢が現実になる)が特に素晴らしかったです!
楽曲も凄くよくて、彼ら(とくに主人公)が
自信がついてどんどん音楽を吸収し変わっていく様子がみてとれましたね。
それにしてもあの年代であんな良い曲をつくれるとは!
代弁詩としても、歌詞がまた良かったですね
私もアルバムごと欲しくなりました
  • maki
  • 2017/06/09 7:17 PM
makiさん、ありがとう。
この映画は「once、ダブリンの街角で」「はじまりのうた」に続く未来編ということでしたが、どれも大好きな映画です。上にも書いたように洋楽に疎いのですがどれも耳障りのいい歌ばかりで、内容も素晴らしかったですね。
同じくアルバムが欲しくなりました。
  • ミス・マープル
  • 2017/06/11 4:44 PM
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