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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:洋画
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」
原題:Demolition
監督:ジャン=マルク・ヴァレ
2015年 アメリカ映画 101分 PG12
キャスト:ジェイク・ギレンホール
ナオミ・ワッツ
クリス・クーパー
ジューダ・ルイス
妻を事故で亡くしたデイビスは、自分が全く悲しんで
いないことに気づく。彼は義父の言葉を聞き、破壊から
再生していこうと考えるのだったが...。
<お勧め星>☆☆☆ 期待したほどではなかったけれど、
ラストには少しパワーが沸く映画です。
監督は「ダラス・バイヤーズ・クラブ」(2013)
「わたしに会うまでの1600キロ」(2014)の
ジャン=マルク・ヴァレ。どちらの映画の主人公もまとも
ではなかったから、今回も多分そうなんだろうと想像しつつ
試写会にて鑑賞。邦題が長いのはなぜだろう。ちなみに原題の
「Demolition」は破壊、崩壊、爆破などの意味。それは納得。
〇見どころ
「複製された男」(2013)「ナイトクローラー」(2014)
で怪演を見せたジェイク・ギレンホールが、主人公デイビスを演じ、
どう考えても周りに迷惑をかけている精神状態の悪い男がぴったり。
彼の妻ジュリアが亡くなったことで心が壊れたのか、それとも
元々妻を愛していなかったのか、妻の父で会社の共同経営者
フィルに嫌われていたことが遠因なのか、そこは見る側が考える
しかありません。
フィルに言われた「人の心を修理するのは、すべてを破壊し、
元の場所に戻すことが必要」を鵜呑みにして、そのまま行動に
移してしまうのです。
ナオミ・ワッツ演じる自販機会社のカスタマーセンターの女性、
カレンもまた変な女で、デイビスのクレームの手紙に対し、深夜に
電話をかけてくるというありさま。変な人同士の組み合わせ。
ナオミ・ワッツのアバズレ感は「ヴィンセントが教えてくれたこと」
(2014)でも十分発揮されていました。
さらにその子供クリスもまた学校で問題行動ばかり起こし、
f言葉ばかり話すんです。でも結構可愛い。これらの映像の中に
時折亡き妻ジュリアが張り込むのは、それがそのまま彼の頭の
中を描いているのでしょう。
●惜しいところ
予告編で映画のハイライトシーンを見てしまっているので、
そのシーンが現れてもほとんど驚かないんですよね。