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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:洋画
「ラ・ラ・ランド」
原題:LA LA LAND
監督:デイミアン・チャゼル
2016年 アメリカ映画 128分
キャスト:ライアン・ゴズリング
エマ・ストーン
J・K・シモンズ
オーディションにことごとく落ちている女優志望の
ミアは、ジャズバーでセバスチャンが弾くピアノの
音色に心惹かれる。いつしか親しくなり互いの夢を
語り合う2人だったが...。
<お勧め星>☆☆☆☆ さすがアカデミー賞大本命!
素敵な映画です。
IMAX初体験。上映初日に鑑賞しましたが、それほど
混んでいませんでした。ポップコーンを持った若い
カップルも、初老の男女も、ボッチ見の青年も、
エンドロールをすべて見終わるまで誰一人立たない。
すごいぞ、この映画!
〇見どころ
まずライアン・ゴズリング演じるセバスチャンの色気に
ノックアウト。冒頭に流れるLAのハイウェイでのシーンは
ミュージカル映画かと思いますが、そうでもないのです。
女優の卵ミアを演じるエマ・ストーンは、好みの分かれる
ルックスかもしれません。しかしこの2人が踊るタップが
素晴らしいです。
この前にミアがルームメイトと一緒にカラフルなドレスで街を
練り歩き、キレキレダンスを見せるシーンも楽しい。
「セッション」(2014)で鬼教師を演じたJ・K・シモンズは
冒頭にセバスチャンに解雇を告げる、ジャズバーのオーナーで、
今回は星一徹行為はいたしません。
実は個人的には前半はあまりノレなかったのですが、ミアが
夢をあきらめかけた時、セバスチャンの知らせで受けた
オーディションのシーン。そこから始まるラスト15分の
世界観は、壁ドンや、映画の前の近日上映作品で紹介された、
カーテン巻き巻きキッスでときめくお子ちゃまにはわかる
はずもないのです。酸いも甘いも味わった大人だけが理解
できるのだー。
あのタイミングの1つ1つが少しズレていたら、2人の人生は
全く異なっていたかもしれないと思うと、胸が熱くなります。
これは個人的に思うに、『中森明菜』の歌の世界に似ている。
つまりあまり抑揚のないところから、一挙にサビに入ると、
今まで蓄えられていた感情が爆発する感じなのです。
●惜しいところ
序盤が単調なので少し眠くなりました。
ミアがオーディションの日にコーヒーをかぶってしまう悲劇に
遭うのも既視感があります。
それらも含めて色、音、リズム、そしてストーリー、脚本、
配役がすべて秀逸であり、見てよかったと思う映画です。