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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:サスペンス映画全般
「ザ・ギフト」
原題:The Gift
監督:ジョエル・エドガートン
2015年 アメリカ映画 108分
キャスト:ジェイソン・ベントマン
レベッカ・ホール
ジョエル・エドガートン
サイモンとロビン夫妻は、シカゴから西海岸へ
転居し、新生活をスタートさせる。そこで夫の
同級生ゴードと知り合い、夫妻で親交を深めるが、
彼が届ける贈り物に違和感を覚えると同時に、
2人の周りに異変が起き始める...。
<お勧め星>☆☆☆半 題名の意味を知るとゾーッ
とします。
サイモン役は「ディス/コネクト」(2012)などの
ジェイソン・ベントマン。コミカルな役からシリアスな
役まで幅広くこなすお方。お顔はいい人っぽい。そして
妻ロビン役は「トランセンデンス」(2014)の
レベッカ・ホール。どうもこのお顔は好きになれません。
でもスタイルはいいんです。
〇見どころ
最初から突然姿を見せるサイモンの同級生ゴードが不気味
なんですよ。「ブラック・スキャンダル」(2015)とは
うって変わって、人の好さそうな雰囲気を醸し出す
ジョエル・エドガートンは、この映画で長編初監督もしています。
よく見れば、かなり胡散臭いのに、ロビンは、そのまますんなり
受け入れます。このすんなりぶりにちょいちょいイラっとするん
ですが、多分これが彼女の善人ぶりを表しているのでしょう。
最初はワイン、そして鯉の餌と鯉...。このプレゼントの意味が
よくわからないのも不気味さを演出しています。
夫サイモンは、仕事も順風満帆、後は今度こそ子供がほしいと
いう願いを持つ家庭も大事にする立派な人間として印象付け
られます。それが少しずつおかしな方向に向かい始めた時の彼の
表情や言葉が、序盤と全く異なっていて、すごく対照的に映る
のです。これは上手い!
シカゴで流産?したことでロビンが薬物依存になっていたことも
細かなシーンで説明され、なぜ新天地を求めたのかとか、彼女が
精神的にややもろく見えるのかも理解できるのです。
●惜しいところ
特にありません。
結局人間の性格というのはそんなに簡単に変わらないし、変わったと
思っていても、根本的なところでそれが残り続けているということ
でしょうか。ジャケットにある通りまさに驚愕のラストですね。