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- 2023.01.12 Thursday
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JUGEMテーマ:Horror
「アンフレンデッド」
原題:Unfriended
監督:レベン・ガブリアーゼ
2014年 カナダ映画 83分
キャスト:ジュリー・ヘニッヒ
モーゼス・ストーム
レニー・オルステッド
ウィル・ベイツ
ジェイコブ・ワイソッキ
ブレアがミッチとスカイプで会話中、見知らぬ誰かが
PCの画面上にいることに気づく。他の友人とグループ
通話していても、その人物はおり、ビリー227という
その人物は、1年前に自殺したローラだと分かる...。
<お勧め星>☆☆☆ 新感覚のホラーという感じだけれど、
実際に起こりそうで怖い。
様々なSNSを駆使し、友人と会話したり、調べたり、同時に
メールのやり取りをしたりと、現代若者の日常をそのまま
映しているように感じます。スカイプでグループ通話しながら、
恋人と内緒話。PCの画面上にはいくつもの画像が重なって
いくのです。
〇見どころ
最初はブレアとミッチのちょっとHなスカイプ通話だったのに、
突然友人が入り込み、さらにはだれかわからない人物がいて、
メッセージを送ってくるのです。このスピードは、繰り出される
恐怖映像や音と重なって、見ている側にものすごくスリルを与えます。
それぞれが別の場所にいるのに、集まって会話を楽しんでいる
ような姿。けれど謎の人物ビリー227が、1年前にイタズラ動画
投稿をきっかけに自殺したローラであるらしいとわかってくると、
「なぜ」から、「どうやって」となり、カウントダウンとともに、
次々に友人の悲惨な映像がこれまた、PCの画面上で見られるという
摩訶不思議な映画なのです。
削除しても削除しても現れるビリー227に追い詰められていく
彼らは、自らの首を自らで締めるかのように、秘密を暴露されたり、
動画を流されたりする。これは死者からの呪いなのかよりも、
どうしてローラがこういう状況になったのか、最後の最後にわかると
「単なる悪ふざけ」で済まされないことを実感します。
●惜しいところ
画像がかなり乱れるシーンが多く、またフリーズすることもしばしばで、
それがリアル感を出しているのでしょうが、日本ではこんなに止まら
ないなあと思ってしまう。
ネット上での会話で友情が成り立つと思っていたら大間違い、なんて
当たり前のことに、今さら気づかされる映画です。それと一旦投稿した
ものは、拡散し、削除しきれないということをしっかり考えていないと
いけないと思う。「ふざける」と「いじめ」の区別のつかない若者が
多いのもネットが普及したことが一因であるかもしれません。とにかく
グロさは少ないし、登場人物の悲鳴や怒りの声などが煩わしいけれど、
今まさに起こりそうな出来事で怖いです。