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    マンチェスター・バイ・ザ・シー

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    JUGEMテーマ:洋画

     

    マンチェスター・バイ・ザ・シー

     

    「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

    原題:Manchester by the Sea

    監督:ケネス・ロナーガン

    2016年 アメリカ映画 137分

    キャスト:ケイシー・アフレック

         ミシェル・ウィリアムズ

         カイル・チャンドラー

         ルーカス・ヘッジズ

         カーラ・ヘイワード

     

    ボストンで便利屋をしているリーのもとに故郷の

    兄が心臓発作で亡くなったという知らせが届く。

    実家に戻ったリーは、兄ジョーの息子で16歳の

    パトリックの後見人になっていることを知り...。

     

    <お勧め星>☆☆☆☆ 静かだけれど、ある瞬間グッと

    くるものが押し寄せます。

     

    ケイシー・アフレックが無表情でお愛想の1つも言えない

    便利屋リー役を好演。アカデミー賞主演男優賞獲得も

    頷けます。「キラー・インサイド・ミー」(2010)

    の時よりぽっちゃりして、すっかり中年になっています。

    敢えてそういう役作りをしたのだろうか。

     

    〇見どころ

    ボストンで便利屋として働き、淡々と仕事をするリーの姿が

    映り、不条理な文句にも無反応な姿に冒頭から違和感を

    感じます。

     

    マンチェスター・バイ・ザ・シー

     

    そして故郷の兄ジョーの死を知り、故郷に戻ったリーの脳裏に

    浮かぶ過去の自分たちの姿が、彼の現在の状況を少しずつ説明

    していくのです。

     

    マンチェスター・バイ・ザ・シー

     

    ジョーが心臓を患っていたこと、彼の息子パトリックをこよなく

    愛していたこと、何より、リーにはミシェル・ウィリムズ演じる

    妻ランディや可愛い子供が3人いたこと、さらに地元の仲間と

    大騒ぎをするほど仲が良かったことなど、次々に入り込む映像が、

    リーのミステリアスな姿を次第に解き明かしていきます。

     

    マンチェスター・バイ・ザ・シー

     

    この手法がとても秀逸で、途切れ途切れの映像が、リーの心中を

    そのまま描いているようにも感じるのです。

     

    マンチェスター・バイ・ザ・シー

     

    アメリカ北部の海沿いの町の寒々しい景色、実際寒いんだろうね。

    それがひとたびボートに乗って海に出ると生き生きしてくるという

    男たちの表情の対比も興味深い。時々暴力となってあふれ出る

    リーの心の声は、終盤に言葉として発せられ、それを聞くと、

    見ている側は分かっていたのに、辛くてたまらくなるのです。

     

    ●惜しいところ

    映画はよかったのに、途中でトイレに立つ人4人、携帯電話に

    出るために席を立つ人1人、大いびきの人1人、エンドロールを見ずに

    帰る人大勢。エンドロールに聞こえるさざ波で、この後の彼らの姿を

    想像するという考えがない人が多い。使われているBGMもよいもの

    ばかりでした。こら、しっかり聞いてくれ!

     

     

     

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      コメント
      リーにとって、故郷は忘れたい場所だったのでしょうね。兄との別れがきっかけて、忘れたい事が再び始まろうとする予感は辛いでしょうね。甥っ子も元妻もみんな悩みを抱えながら、それでも生きて行かなければならない現実は、みな同じだと思います。前向きに気持ちを変えていく事が大事なんですね。
      • あちゃ丸
      • 2017/05/17 8:32 PM
      あちゃ丸さん。
      リーが故郷を忘れたい理由が本当に悲しくてつらい物なのです。それと故郷に残りたい甥の世話との葛藤がとても上手に描かれています。
      ラストは彼にとって何を目標に生きるのかが決まったことで、少し希望が見えた気がしました。
      • ミス・マープル
      • 2017/05/21 2:50 PM
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      「ジェシー・ジェームズの暗殺」「ゴーン・ベイビー・ゴーン」のケイシー・アフレックが心に深い傷を抱えた主人公を好演し、アカデミー主演男優賞をはじめ主要映画賞を総なめするなど各方面から絶賛された感動のヒューマン・ドラマ。ある悲劇をきっかけに故郷のマンチェ
      • パピとママ映画のblog
      • 2017/05/18 5:24 PM

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